御池岳
tomcat
その他4人 - GPS
- --:--
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,216m
- 下り
- 1,219m
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08:30大君ヶ畑国道P
09:15国道306号冬季ゲート(小休止)
10:30P610ダイレクト尾根取りつき
11:30鞍掛尾根
12:00鈴北岳
12:30昼食
13:50御池岳
14:30鈴北岳
15:30P610
16:30大君ヶ畑国道P
なお、日帰り班2名と縦走班3名で構成。
縦走班については大君ヶ畑から御池岳経由でテント泊。
翌20日に藤原岳〜西藤原駅へ下山。
| 天候 | 2月19日 晴れときどき曇り(10時頃まで晴れ、11時頃〜15時頃まで曇り、16時頃〜再び晴れ) |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
大君ヶ畑までは除雪済み。その先は四駆なら冬季ゲート手前500M付近までは可能。 今回は二駆のため手前の橋に止め、国道を45分歩きました。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
トレースはしっかりと付いていた。 御池谷に差し掛かる橋に登山届ポストあり。 御池谷からダイレクト尾根のラッセルもなし。 尾根の直登はアイゼン歩行をしているパーティもあったが無くても十分に歩行できる。 鞍掛の尾根に乗ってからはスノーシューで。 |
写真
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この頃はまだ霊仙山がはっきり見えていた
感想
冬の御池は私にとって遠い山の一つだった。冬季ゲートで閉じられているため、アプローチが長くなる。
4年ほど前に藤原町(現いなべ市)坂本の貯水池から白瀬峠経由で御池を目指したことがあるが、強風と時間制限のために頭蛇ヶ平で引き返し。
今回は滋賀県側の大君ヶ畑からの入山。
日帰り班と藤原岳を抜けて西藤原駅まで縦走する班との編成となった。
朝は集合場所にて三峰山へ向かうKチームからエールを受けた。
天候は晴れ。期待が高まる。
大君ヶ畑以降、冬季ゲートぎりぎりまでの車での進入も考えたが、Tさんの車が2駆である為スタックした場合の対応が面倒なので安全策をとる。ゲートまで歩き45分程度。
橋脚の工事の脇を通り抜けて御池谷へ。
本日はゲートを通過するまでに山スキーらしきトレース、ほかに車3台程度が止まっていた。
堰堤のそばを乗り越えて鞍掛峠へつづくダイレクト尾根がある二股へ。先行者のトレースがあるのでありがたい。新雪ラッセルを覚悟したが、それほどでもないようだ。
尾根の取りつきで先行者6〜7名と合流。アイゼン装備をされていたが、必要もないだろうと判断し、直登を続ける。途中、左手に霊仙山がみえ、約1時間400m程度標高を稼ぎ稜線へあがる。
残念ながらさっきまでの天候はどこへいったのやら。御池方面はガスだ。
ここで鞍掛峠方面から集団と合流。遭難用の竹竿を手に、ある人はビーコンを手にやって来られた。遭難対策でもされるのだろう。
今回はどうしても荷物の量が縦走班と日帰り班では差が出てくるので行動時間にも開きが出てくる。
Mさんから「構わずに先に行って」と気遣いをいただく。
ここからはスノーシューを履いての山行。新雪にクランポンを喰い込ませて心地よく鈴北岳方面へ取りつく。
御池岳というのは藤原岳などの方面からみると、一種の軍艦のごとく横長に広がっているカルスト台地の山だ。台地だけにテーブルランドという名前で呼ぶ人もいる。
スノーシューで新雪のバージンスノーに足跡を付けていく作業が童心に帰るようでとても心地よい。
こういう場所でガスに遭うとコンパスで位置調整をしても本当に方角が合っているのが不安にすらなる。小さなコルやピークが2万5千分1地図では隠れてしまうし、白面の大地では錯覚でときおり登っているのか下っているのがが分からなくなるからだ。Tさんの操作されるコンパスに加えて、私はGPSを頼りに目指すことにした。
Mさんチームとは昼食後、いったん再開をしたがそれ以降は時間の関係で別行動となった。(同縦走チームは20日予定通りのルートで無事下山)
我々が御池岳のピークを踏んだのが14時前。当初引き返しのリミットとした時間の10分前だ。道標の隠れ具合からいけば積雪は1m60〜70�僂�らいか。
鈴北岳へ帰る途中、さっきとは異なる集団群に出会った。元気よく声を掛けてくれるので、掛け返すとネット仲間の2人だった。「ある重要な方を探しておりまして」ということだったが、遭難対策訓練程度だろうとたかをくくっていた。
しかし、この下山報告を書いている折にリサーチをすすめるに連れ、実際に11〜12日にかけて入山された単独者の遭難救助の部隊と判った。いまから考えれば、10人程度のパーティが3部隊にさらに分かれてあちらこちらに歩を進めている様子は何か妙な動きであるなと感じていた。しかし、遭難救助の割にはニコニコとしている連中が多かったし、もう少し緊迫感のある真剣な表情をしていても良さそうだろうとも思う。「こっちは遭難者の救助活動をしているんだ。なにか手がかりはないか?」くらいの問いかけがあってもよさそうではないか。
帰りのダイレクト尾根を降りたころに晴れ間がのぞいたのは残念だった。
それにしても男性(ヤマレコの利用者です)の発見が明らかにならない限り御池の空は晴れないような気がしてならない。鈴鹿山系程度であれば登山届け未提出のまま登降することは我々にだって十分に考えられる。他山の石としてはならない。一日も早い無事の確保を望みます。
ここが晴れの大地であれば明神平以上の広大な樹氷群がみれたことだろう。
また、冬の青のドリーネは未踏なので次回への宿題としよう。
(以下、遭難時の報道)
三重県と滋賀県の県境付近の山に登山に出かけた男性が、12日夜から連絡がとれなくな
り、警察などは遭難した可能性もあるとみて捜索を行いましたが、13日は手がかりはな
く、14日朝に捜索を再開することにしています。
連絡がとれなくなっているのは、名古屋市緑区の44歳の会社員の男性です。
警察によりますと、男性は三重県いなべ市の藤原岳と隣の滋賀県東近江市の御池岳に1人
で登山する計画で11日、藤原岳に入りました。
しかし、12日の朝、携帯電話で家族に「今から御池岳を下山する」と連絡があって以降
、夕方になっても戻らず、携帯電話も通じないため、家族が警察に届け出たということで
す。
男性は登山歴が3年くらいで、テントなどの装備は持っていますが、現場は雪が腰の辺り
まで積もっているということです。
警察などは、男性が遭難した可能性もあるとみて、三重県側と滋賀県側の双方で探しまし
たが、今のところ手がかりはなく、捜索をいったん打ち切りました。
14日早朝に捜索を再開することにしています。
02月13日 19時40分
http://www.nhk.or.jp/lnews/tsu/3006461831.html
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