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Yamareco

記録ID: 1756751
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
日高山脈

トヨニ岳〜ピリカヌプリ

2019年03月14日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
16:19
距離
20.4km
登り
1,852m
下り
1,866m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
16:03
休憩
0:16
合計
16:19
(14:20:19から16:52:59までGPSログが欠落してしまっています。)
野塚トンネル十勝(北)側出口駐車スペース0310―0322尾根取付点―0510主稜線0513―0538小ピーク(1162m)―0614小ピーク(1251m)―0719ナイフリッジ―0748トヨニ岳南峰(1493m)0801―0845トヨニ岳北峰(1529m)0846―0950小ピーク(1512m)―1034小ピーク(1384m)―1059小ピーク(1338m)―1211ピリカヌプリ(1630.6m)1233―1330小ピーク(1338m)―トヨニ岳北峰―1651トヨニ岳南峰―1727ナイフリッジ―1751小ピーク(1251m)―1826小ピーク(1162m)―1850主稜線外れる―1918尾根取付点―1933野塚トンネル十勝(北)側出口駐車スペース
天候 晴れ時々曇り一時霧
過去天気図(気象庁) 2019年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
野塚トンネル北側(十勝側)入口の駐車場を利用させていただきました。
コース状況/
危険箇所等
(1) 野塚トンネル十勝側入口の駐車場からまず沢を渡りますが、この時期なので、どこでも渡れました(スノーブリッジというよりも、沢が雪で埋まっている)。
(2) 主稜線までは支尾根を登りました。疎林で歩きやすい。いったん前記の沢沿いに少し緩やかに下って、尾根の末端から取付くと何ら苦労なく尾根に乗れます。スノーシューで快適に高度を稼げました。
(3) 尾根が痩せていて、どちらに滑落しても致命的な区間がいくつかあります。そこではアイゼンが必要かと思います。
ヘッドランプをつけて出発。星が出ていました。
2019年03月14日 05:04撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
3
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ヘッドランプをつけて出発。星が出ていました。
日高山脈主脈に乗りました。夜明け前のトヨニ岳。
2019年03月14日 05:20撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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日高山脈主脈に乗りました。夜明け前のトヨニ岳。
陽が差し込んできました。
2019年03月14日 05:53撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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3/14 5:53
陽が差し込んできました。
日の出。
2019年03月14日 05:53撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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3/14 5:53
日の出。
痩せ尾根をやり過ごし、トヨニ岳へのバージンロード。
2019年03月14日 06:55撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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3/14 6:55
痩せ尾根をやり過ごし、トヨニ岳へのバージンロード。
トヨニ岳(主峰=南峰)にて。背景にピリカヌプリ。
2019年03月14日 07:53撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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3/14 7:53
トヨニ岳(主峰=南峰)にて。背景にピリカヌプリ。
ピリカヌプリ。
2019年03月14日 08:02撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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3/14 8:02
ピリカヌプリ。
ピリカヌプリ。
2019年03月14日 09:51撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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ピリカヌプリ。
ピリカヌプリ。
2019年03月14日 10:08撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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3/14 10:08
ピリカヌプリ。
なかなか近づかないピリカヌプリをバックに。
2019年03月14日 10:10撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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3/14 10:10
なかなか近づかないピリカヌプリをバックに。
ピリカヌプリ。やっと最後の登りが良く見えるようになった。
2019年03月14日 10:19撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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3/14 10:19
ピリカヌプリ。やっと最後の登りが良く見えるようになった。
念願のピリカヌプリの山頂に着いたら、ちょっとガスが湧いてきてしまった😅 足元は小樽の山道具屋のおじさんが直してくれたスノーシュー。
2019年03月14日 12:15撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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3/14 12:15
念願のピリカヌプリの山頂に着いたら、ちょっとガスが湧いてきてしまった😅 足元は小樽の山道具屋のおじさんが直してくれたスノーシュー。
帰路、1512m峰に向けた登り返し。
2019年03月14日 13:55撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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3/14 13:55
帰路、1512m峰に向けた登り返し。
トヨニ岳頂稜部は風が強そうです。
2019年03月14日 15:27撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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3/14 15:27
トヨニ岳頂稜部は風が強そうです。
痩せ尾根が近づいてきたら、運良く霧が晴れてくれた。
2019年03月14日 17:14撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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3/14 17:14
痩せ尾根が近づいてきたら、運良く霧が晴れてくれた。
日没間近で、アーベントロート。奥には、野塚岳、オムシャヌプリ、十勝岳など。手前の雪稜の一つの足跡は私の往路。帰りはまだまだ長い…
2019年03月14日 17:27撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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3/14 17:27
日没間近で、アーベントロート。奥には、野塚岳、オムシャヌプリ、十勝岳など。手前の雪稜の一つの足跡は私の往路。帰りはまだまだ長い…
日の出も日没も主脈上で見ることに。
2019年03月14日 17:32撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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3/14 17:32
日の出も日没も主脈上で見ることに。
無事下山しました。楽しかったー!
2019年03月14日 19:31撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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3/14 19:31
無事下山しました。楽しかったー!
撮影機器:

感想

念願のピリカヌプリ。計画コースタイムを大幅にオーバーしてしまいましたが、日没後まで歩くことは想定内でしたので、最後まで落ち着いて、かつ緊張感を持って、冬の日高山脈主脈を楽しむことができました。冬の日高山脈の展望とノートレースの新雪を、誰にも会わずに独り占め。

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コメント

ピリカヌプリ登頂おめでとうございます
累積標高1700超、距離20キロ超、歩行16時間、神経の使う痩せ尾根の連続・・
本当にお疲れ様でした!
マイナー12名山の一つ、いつか登られると思っておりました。登頂おめでとうございます!
達成感も半端ないのではないですか

枚数は少ないですが、どれも素晴らしい写真ですね。日高への憧れがますます募ります。

私もG.W10連休に行きたいと思って、地図も買い揃えたのですが、ワクワク過ごしたのは1ヵ月弱、家族の都合であえなくダメとなりました
nomoshinさんのレコを拝見して、元気をいただきます
2019/3/16 20:09
Re: ピリカヌプリ登頂おめでとうございます
kamadamさん、ここぞの時の心励まされるコメント、いつも本当にありがとうございます。

今回は、他の方のヤマレコ記録を参考に、計画タイム(行動時間)を13h30mとしていたのですが、20%以上も超過してしまいました。体力が落ちたとは思いたくないので、前日・前々日に降った新雪のタメと思い込んでいます(大笑)。でも、実際に歩いていると、楽しくて楽しくて時間が過ぎるのも忘れてしまっていて、時々時計をみて、「えっ、もうこんなに時間が経っていたの?」とびっくりさせられていました。つまり、長くてもずっと集中できていたのだと思います。登頂時も下山時も、大きな達成感というよりも意外と平静で、あぁもう終わってしまうのかという心境でした。そして、実はそれがこの山の魅力を表しているのでしょう。

他の人が決めた「○○名山」を頼りにしてばかりいますが、「マイナー12名山」は期待を裏切ったことが今まで一度もありません。最初にお会いした羽後朝日岳を含め、今回でやっと過半数の7座でして、まだまだ楽しめそうで、ワクワクしています。その点、kamadamさんの山行は、地元を大事にされていて、しかもなんといっても常に独創性に富んでいて、本当に憧れです。GWの予定が思うようにならなくなってしまったとのことですが、ご家族第一が一家の大黒柱の証ですよね。

いつかまたご一緒させて頂きたいです。
2019/3/17 7:49
素晴らしい日高山脈,羨ましいです.
 日高は私が一番好きな山脈です.nomoshinさんの素晴らしい写真を見て懐かしくなりました.

 ピリカヌプリは約40年前の夏にやぶを漕いで神威岳からトヨニ岳まで歩いた時に登りました.ピリカヌプリに着いたら2人の人が測量ヤグラの上でテントを張っていてお互いにびっくりしました.国土地理院の方でヘリコプターで来たと言っていました.またトヨニ岳から楽古岳は4月に歩きました.まだ野塚トンネルがない頃で長い林道を歩いて尾根の取り付き点まで入りました.いずれも日高に夢中になっていた青春時代の懐かしい思い出です.最近,日高はご無沙汰ですが,今回,nomoshinさんの写真を拝見してまた行きたくなりました.

 日高山脈の鋭い稜線,ナイフリッジは他の山域にない登山者を惹きつける魅力があると思います.

 最後に雪のピリカヌプリ日帰り登頂おめでとうございます.
2019/3/16 21:43
Re: 素晴らしい日高山脈,羨ましいです.
yukitsubasaさん、コメントありがとうございました。

分水嶺フリークのyukitsubasaさん好みの山域だということが良く理解できますし、実際過去に縦走を何度もされているのも当然のことだと思います。

「青春」かどうかは肉体年齢とは無関係で、心の持ちようだそうです。私もまだまだ青春謳歌中です。yukitsubasaさんも、是非再訪してください。ヤマレコ記録アップをお待ちしております。
2019/3/17 7:54
登頂おめでとうございます。質問です。
ピリカヌプリ登頂おめでとうございます。
お天気も良くて素晴らしい景色の写真楽しみました。
日帰り山行、すごいですね。
今月末30−31日にピリカヌプリを挑戦しようと計画中です。
スノーシューを履いていましたが、やはり、スノーシューが必要でしょうか?
雪の条件によると思いますが、ツボでは埋まってしまいますか?
もしよければ、教えてください。
また、アドバイスや注意点ありましたらお願いします。
今年、行けなくても、いつか行きたい山です。
2019/3/17 4:30
Re: 登頂おめでとうございます。質問です。
nrfkp694さん、初めまして&おはようございます。記録をご覧いただき、また、コメントありがとうございました。

nrfkp694さんのページに情報がないので、どのような方かが分かりません。つまり、申し訳ありませんが、アドバイスができません。そこで、今回の私の経験を私の視点で補足することでご勘弁頂きたいと思います(私の実力(?)は他の山行記録を覗いてみてください):
・前日の降雪が10cmくらいありました。風で飛ばされているところもありますが、逆に吹き溜まっているところもあり、ツボ足ではとても日帰りはできなかったでしょう。深いと感じたところは、主稜線にでるまでの支尾根(樹林帯)、ピークの北側の斜面(1512m峰の登り返し、トヨニ北峰への登り返し)です。主稜線にでるまでの支尾根は山スキーでも問題なかったと思います。主稜線の方は山スキーよりもスノーシューの方が登り下りの凸凹を考えると良かったと思います。荷が重ければ、さらに踏み抜きが多くなるでしょう。
・私のスノーシューはMSRのライトニングアッセントでして、硬い雪やトラバースにも強いです。たとえばワカンの場合、ワカン+アイゼンの組み合わせも考えた方が良いかもしれませんね。今回の私の場合、クラスト気味の雪の上に柔らかい雪が積もっているところが、時間を喰ってしまったところです。
・トヨニ岳南峰のさらに南峰(ニセトヨニ岳とでも呼ぶのが良さそうなピーク)までのやせた尾根と、ピリカヌプリの最後の急坂の下り区間で、アイゼンに履き替えました。ピッケルは使わず、両ストックで通しました。但し、長さを変えられるタイプで、しばしば調整しなおしています。
・お天気が良くても風が強い時間帯がありましたし、霧(やブリザード)の中に入ってホワイトアウト気味になることもありました。GPS(予備電池、温め用の使い捨てカイロ)やコンパスにも助けられました。

3月30-31日とのことですが、直前の他の方の記録も精査してみることをお薦めします。私にはそのころの様子を予測する力量はありません。いずれにせよ、充実した楽しい山行となることをお祈りしております。ピリカヌプリまで到達できなくても、トヨニ岳に到達できなくても、主稜線に登るだけでも、きっと楽しいと思いますし、ピークハントはお山の機嫌の良い次回に回せばいいや、という乗りで、いってらっしゃい!
2019/3/17 8:17
Re[2]: 登頂おめでとうございます。質問です。
こんにちは。
私の参考記録がないのに、丁寧な回答いただきありがとうございます。
数年前、4月中旬にトヨニ岳、3月下旬に野塚岳〜オムシャヌプリを歩いたことがあります。
ピリカヌプリは遥か遠い山で、以前計画していましたが、最近の雪解けの速さや天候等で実施できていませんでした。
今回、nomoshinさんの記録を見つけて、飛びついたところでした。
スノーシューは必要ですね。
nomoshinさんのおっしゃる通り、ピリカまでは行けなくても、日高の主稜線に登って景色が見られるだけでも素晴らしいですよね。
まだ、仲間と調整中ですが、行くのが楽しみになりました。ありがとうございました。
2019/3/17 13:08
プロフィール画像
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