甲武信ヶ岳〜決意のリベンジ〜

2012年03月27日(火) [日帰り]

• GPS: 00:26
• 距離: 14.6km
• 登り: 1,624m
• 下り: 1,624m

コースタイム

05:10道の駅みとみ-05:30渓谷入り口-05:40徳ちゃん新道登山口-07:30近丸新道分岐-09:20木賊山-09:40甲武信小屋(休み10分)-10:10甲武信ヶ岳山頂
11:00山頂-11:15甲武信小屋-11:35木賊山-12:35近丸新道分岐-14:10徳ちゃん新道登山口-14:40道の駅みとみ

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

道の駅みとみに駐車。
04:40に到着しましたが、他1台も車はありませんでした。
前回駐車した西沢渓谷入口の駐車場はトイレがなく、「車上あらし注意」の看板があったので道の駅みとみの方に変えました。

コース状況／危険箇所等

■道の駅みとみ〜徳ちゃん新道登山口
平坦な道、雪はまったくなし。難所もなし。

■徳ちゃん新道登山口〜近丸新道分岐
急登。下の方は雪はないものの、1600m付近から残雪が凍結した箇所があり危険。
近丸新道分岐まではアイゼンなくても行けるかもしれないが、早めにアイゼンをつけた方が無難。

■近丸新道分岐〜木賊山
急登。最初のうち、枝の低い木の下をかがむようにして進む箇所が多く歩きにくい。
雪も徐々に増えてくるが、トレースは明瞭で踏み固められているため、足がもぐる心配はなし。凍結箇所があるためアイゼンは必須。ワカン・スノーシューなどは必要なし。

■木賊山〜甲武信ヶ岳山頂
トレース明瞭、雪の量がさらに増えるもやはり踏み固められている。
難所は特になし。

朝早かったせいか、凍結箇所があり、早めにアイゼンつけました。
12本爪のアイゼンを使用しましたが、グリップ力絶大で今回はアイゼンの威力を実感しました。
下りはアイゼンを外すタイミングが早かったため、凍結箇所で2回ほど転びました。

写真

3/27 6:02

04:40道の駅みとみの到着

3/27 6:02

他に1台も止まってません。

3/27 6:04

前回の防寒着ややめました。

3/27 6:05

今回はワカンも不要。。。たぶん。

3/27 6:28

西沢渓谷。前回(3/12)とは異なり、雪ありません。

3/27 5:41

徳ちゃん新道登山口。
行ってきます。

3/27 5:51

地面には霜柱がはってます。

3/27 6:23

朝日が山の上から。

3/27 6:28

鶏冠山。前回も見た景色。

3/27 6:24

残雪がカチコチに凍ってます。

3/27 6:57

今日も頼むぞ。
クロームモリブデン鋼。

3/27 7:17

ビューポイントにて。

3/27 7:28

近丸新道分岐に到着。
徳ちゃん新道登山口から2時間弱。

3/27 7:28

前回は3時間かかったのに。
かなりいいペース。

3/27 7:35

木の枝が低く、かがんで通過する。
前回は枝に積もった雪が上から降ってきて苦労しました。

3/27 7:42

雪の時期は葉っぱが丸まってる?

3/27 7:42

雪なくなって日があたると開く?
植物も頑張ってますなぁ。

3/27 8:02

山頂かと思ったら、木賊山でした。
登ってみてわかった。
ターゲットはあの山の向こう。

3/27 8:06

木が豪快に倒れてます。

3/27 8:54

笑顔がないと言われたので。。。
ひきつってる?

3/27 9:09

良く見ると、トクサ山と手書きしてある。

3/27 9:16

他の方のレポで見ていた木賊山の埋もれた標識。
自分の目で見ることができてよかった。

3/27 9:26

本日のターゲット。

3/27 9:34

甲武信小屋までは今日初めての下りです。

3/27 10:04

山頂付近に石が積んでありました。
なんて言うんだっけ?

3/27 10:06

念願の山頂に到着!!

3/27 10:06

天気もいいぞ。両神山か?

3/27 10:07

八ヶ岳らしい。
家に帰って調べた。

3/27 10:13

落ち着いて、とりあえず記念撮影。

3/27 10:14

遠くの山は何だ?

3/27 10:15

富士山はやはり特別。
なぜかテンション上がる。

3/27 10:17

もう一度八ヶ岳。
右の奥の方は北アルプスらしい。

3/27 10:20

三宝山?
埼玉県最高峰はまたいずれ。

3/27 10:30

今日もカップ麺。
カレー南蛮です。

3/27 10:31

富士山とともに。
自分撮りって難しい。
名残惜しいけどそろそろ帰るか。

3/27 11:36

帰りはあっという間に木賊山。

3/27 11:36

こんなとこ通って。

3/27 12:45

近丸新道分岐まで。

3/27 12:45

きた道を下って。

3/27 14:12

あっという間に登山口へ。
下りは早い。

3/27 14:13

こけた時に曲がってしまったステッキ。
その時温度計も落としてしまった。

3/27 15:46

今回も大滝温泉で汗を流します。(\600)

撮影機器：

FinePix A800 富士フイルム

感想

oyjclimber

前回3/12の敗退し、その反省を踏まえ、絶対に登頂するという決意をもって出発しました。
タイムリミットの不安を解消するため、夜明けとともに登山を開始できるよう、02:00に自宅を出発。04:40には道の駅みとみに到着してました。
前回よりも2時間以上早いスタート。服装なども前回の失敗を考慮し、防寒服はやめ、普通のズボンとレインウェアに変更しました。
天気は良好、睡眠時間が2時間弱と、多少の不安はありましたが、今まで深酒の後の睡眠不足でも何とかなったので、その辺は心配していません。
ヤマレコの記録よりラッセルもなく、トレースもばっちりとの情報を入手していたので、これで登頂できなければちょっとショックが大きいなぁと思ってました。

特に急いだつもりもないのですが、結局夏期より少し早いくらいのペースで登ることができました。
雪(特に新雪)のある登山がいかに時間と体力を消費するものなのかが良く分かりました。

今回は一度溶けた雪が凍って固まった箇所が多々ありましたが、アイゼンのおかげで滑ることなくザクザクと登って行けました。
帰りは外すタイミングが早すぎて2度ほどコケましたが、アイゼンの有用性を実感しました。
標高が上がるのと比例して雪の量も増えていきましたが、トレースもあり、
踏み固められているので、特に苦労する箇所はありませんでした。

全体的に天気も良く風もわずか、気温も早朝こそ-6℃でしたが徐々に上がり、山頂では0℃、下山時もだんだん上昇して、手袋をしていると暑いくらいでした。
山頂からは富士山はもちろん、はるか遠くの山々まで見渡すことができました。

良く考えると標高差1360mは1日あたりでは自己ベストかも知れない。少なくとも常念岳以来のボリュームだけど、登ってみてそれほどおなか一杯な感じはなかった。
だんだん標高差にも慣れてきたかなぁ。マヒしているだけか?

何はともあれリベンジ達成したことで、積雪期の登山に気持ち良く終止符を打つことができ、すっきりとした気分です。
心置きなく無雪期の登山に移行しますが、来シーズンは積雪期のピークに来て、ラッセルしながらの登山にもリベンジしたいと思いました。

コメント

やまハチ

おめでとうございます！
oyjclimber様、こんにちわっ！

山行記録を楽しく拝見させていただきました。

リベンジ達成、おめでとうございます！
天気が良く景観も良かったようで羨ましい限りです。
私も天気が良い時にもう一度行ってみたいと思っています。


ステッキが曲がってしまったとのことでしたが、お怪我はありませんでしたか？

これからは無雪期の登山となりそうですが、引き続き楽しんで行きましょう！

akatubon

リベンジ成功おめでとう
最高の天気だったようで羨ましい限りです(^^)
それに1300の高低差もものともしないあたり、マラソンと禁煙と深酒を辞めた成果が出ているようだね(^_−)−☆

oyjclimber

コメントありがとうございます。
yamabee様、コメントありがとうございます。

先を越されてしまいましたが、
yamabee様のリベンジ達成に刺激された山行でした。
けがの心配までして頂き、恐縮です。なんともありません。
買ったばかりの温度計を落としたのはショックですが。

yamabee様ほど頻繁には行けませんが、山に登っていればいずれどこかでお会いできるかもしれませんね。

次のターゲットは雲取山です。
もう攻略済みのようですね。

kudariou

登頂おめでとう！
早出は大変だったね。

おかげで目標達成出来て良かったじゃん。

写真の笑顔、素敵です

今度は俺も連れて行っておくれ。

oyajiscout

やったね！！
やはり一度火のついた山男心は抑え切れないよね〜。

しかし２時出ってのは気合い入れたね。。

僕も行きたかったけど運悪くお仕事でした。

それにしても、平日晴天の山頂は気持ちいいよね。

ysubtle

すごい！
用意といい，気合いといい，すごいね。

にしても，平日にフラっと行くのはいいなぁ。

komaki

oyjclimberさん、はじめまして。
山頂に石が積んであるのは
『ケルン』ですね〜
分岐部分に、目印代わりに
つんである場合もあります。

「あとを歩かれる方が、安心して
歩けるように」という意味合いで
始まったそうです。

oyjclimber

コメントありがとうございます。
はじめましてkomakiさん。

「ケルン」について、ご教示ありがとうございます。
由来についても教えて頂き、大変参考になりました。

今度誰かに聞かれたときに、そのまま受け売りで教えたいと思います。

それにしてもkomakiさんのレポート、軒並みすごい拍手されてますね。
写真がとてもきれいに撮れています。
何かこつがあるのでしょうか？