【山北6松田6】丹沢湖から新松田駅まで 山北町をおさんぽスルの巻 ( 穴があったら入りたい )
- GPS
- 20:54
- 距離
- 44.0km
- 登り
- 2,145m
- 下り
- 2,408m
コースタイム
7:07JR谷峨駅7:13→7:14谷峨駅バス停7:48(7:41のバス)→
8:09丹沢湖バス停→8:10景勝碑8:15→8:20永歳橋→8:25落合隧道→8:37荒井沢洞門→8:43本村隧道→8:48世附百万遍念保発祥の地8:51→8:57滝壺橋8:59→8:59ミツバ岳入口9:00→9:56▲ミツバ岳10:18→(ステッキ破損で8分間ロスタイム)→10:58(倒木にて休憩)11:08→11:14▲権現山11:19→11:39絶景の崩壊地11:41→11:50▲茅ノ丸11:52→11:59(デジカメ落として茅ノ丸まで戻る)→12:12(ハイキンググループの方に発見してもらう)→12:21二本杉峠12:23→13:05(根っ子の階段で休憩)13:24→13:46▲屏風岩山13:51→14:21大滝峠→14:27城ヶ尾/信玄原分岐→14:33大滝峠上14:45→15:29畦ヶ丸避難小屋15:31→15:34▲畦ヶ丸15:43→16:09▲1148m峰16:11→16:27善六のタワ16:28→16:30善六山入口→16:40▲善六山16:48→17:00(ショチクボノ頭に向かうもルートに自信がもてず断念)→17:12善六山に戻る→17:23登り口に戻る→17:34西沢出合2.2km標→17:46西沢出合2.0km標→17:56西沢出合1.8km標→18:06下棚沢出合(西沢出合1.5km標)→18:18西沢出合1.3km標→18:22(ヘッドライト点灯)→18:47西沢出合0.6km標→19:03西丹沢公園橋→19:04西丹沢自然教室休憩所19:19→
(自販機で15分間休憩)→(自販機で8分間休憩)→24:34谷峨駅入口交差点→
25:48山北駅入口交差点→26:26サンクス山北246号店16:44→27:34東山北駅→(路肩で8分間休憩)→29:03新松田駅→
帰宅31:22
総行動時間:27時間52分
総徒歩:18時間55分
ハイキング徒歩:13時間45分
迷走:24分
捜し物:20分
コース:13時間01分
※西丹沢自然教室バス停までならコースは8時間9分
天候 | 晴れ 終日強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【帰り】小田原急行電鉄新松田駅 ※本来のルートは西丹沢自然教室バス停にて富士急バスに乗り谷峨駅バス停で下車(最終18時58分) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【 コース状況 】 丹沢湖バス停からちょっとだけ戻った公園に、かながわの景勝50選の景勝碑があるので絶景の丹沢湖やステキなモニュメントやヤドリギとケヤキのコラボなどをたのしんだら回れ右してバス通りを道なりに進む。 永歳橋を渡って県道76号線に別れを告げ左折して県道729にのり落合隧道をくぐり、世附大橋を左手にやり過ごし滝壺橋まで道なりに進む。 はたして滝壺橋のフェンスが切れたところに「ミツバ岳入口」の道標が立っていて、ここから階段が上っている。 ミツバ岳までは完全に道標通りの道なりで、九十九折の巻き道と合わせてショートカットも可能である。 はたして中腹あたりから三椏が徐々に出現し始め、山頂が近づくにつれ群生となる。 ピークには何故か5つも山頂標がある。 山頂手前から三椏と丹沢湖のコラボも美しいし、山頂のすぐ西からは富士山とのコラボも美しい。 はたしてここから権現山までも、よく踏まれていてわかりやすい尾根道を北東に進むだけ。時々コースは尾根の右を巻くが、尾根を進んでも快適な道である。 樹々の合間から申し訳程度の展望に限られる権現山からはいくつかの尾根道が派生しているが、休憩所付近から北にのびた尾根にのれば、若干東寄りのほぼ北へ一直線で、いくどか三椏の群生地を経て、左右が完全に崩壊しているヤセ尾根を通過し、カバーがかかった規則正しい植林帯のトンネルを縫うように茅ノ丸の広場に登り詰め、二本杉峠まで階段を下る。 ここから正面の急な岩場を一気に登り詰めるのだが、バランスよくロープが固定されているため楽に登れる。 屏風岩山までもオシャレな看板が多く、紛らわしいところには樹に大きな赤○印がついているため、迷い道の心配もほとんど無いと思われる。 ほぼ道なりに尾根道を進んで、見た目がT字路みたいなところの左は行き止まりの広場なので右(東)に曲がり、すぐにコルをひとつ跨いで、しばらく東に進んだのち、ふたたび尾根にのり北へぐいぐい登り詰めてゆくと屏風岩山の小さな山頂にたどり着くが展望はあまり芳しくない。 ここより東の尾根にのれば大滝方面に出るようだが、本日はさらに北上する尾根をつなげて大滝峠を通過して、城ヶ尾/信玄原分岐から上りに入って休憩所もある大滝峠上と進み、大滝橋への東海自然遊歩道を右手に分けてさらに北へと上りつづけ、1240m圏峰で右に折れていったん下り、避難小屋のピークまで上って、なだらかに少し下って再び階段を上り詰めると、ステキな山頂標識と休憩所のある畦ヶ丸山頂へとたどり着くが、やはり展望はあまりない。 ここから善六のタワまでも、ほぼ道なり。 鎖でまもられた階段から鞍部へといったん下りてすぐに階段を上り、休憩所を経てしばらく進むと真っ逆さまに落ちてゆくように善六のタワにいざなわれる。 が、スリルが苦手なら巻き道を利用する手もある。 ここより善六山への寄り道は、右に巻いてゆく道と分かれ尾根にとりつき、トラロープの張ってあるところの脇をくぐり、ゆるやかな尾根をしばらく進んでから一気に急坂を樹にしがみついたりしながら登り詰め、左右に植生回復保護柵を見ながら広い尾根をゆるやかに上ると、三椏も出迎えてくれる展望も美しい広い山頂にたどり着くが、標識のたぐいは見つからなかった。 はたして保護柵が切れた先から若干東寄りのほぼ南に向かって下りてゆく尾根にとりつき、途中で進路を南東に変えていったん下りきったところから少しだけ上った小ピークの広場に出たところで進むべき道に自信がもてなくなったため、今回は尻尾を巻いて引き返した。 ここまで赤と銀のツートンリボンを3つほど確認しながら進んできたのだが、まぁ時間も時間なだけに致し方あるまい。 はたして分岐に戻ってコースに復帰し、どんどんと沢に向けて下降し、完全に沢コースに入り、桟橋をいくつも渡り、飛び石もいくつも渡り、4つの椻堤を越えれば西丹沢公園橋を経て西丹沢自然教室へとたどり着く。 本来のハイキングはここまでの予定であったが、最終バスに間に合わなかったため、超スローペースで新松田駅へと下山した。 【 危険箇所 】 本来のコースなら皆無だが、ルート246の谷峨〜山北は歩道が超狭くてガードレールも無いのに、あまつさえひっきりなしにトラックが爆走しているので地獄道であった。もう二度と通りたくない。 山道で危険箇所は無いが、強いて注意箇所を挙げるなら以下の通り。 茅ノ丸手前の崩壊地はかなりヤバ尾根ながら、ものの数メートルなので注意すれば問題ないと思われる。 二本杉峠から屏風岩山へのとっかかりは、岩場の急登坂の連続ながらロープがフィックスされているため無問題と思われる。 畦ヶ丸からの下りで所々ザレ気味の道があるものの、滑りやすいという感覚はなかった。 善六のタワへの下降路だけは、ちょっと恐いかも。でも巻き道もある。 善六山へは手を使わないと登れないところもあることはあるので、自己責任にて。 沢沿いは、なんとか濡れずにすんだものの、気象条件しだいで注意が必要かも。 善六のタワから下棚沢までの山道で二度ほどどちらに進んでいいのか微妙な箇所があったが、いずれも1分以内のロスタイムでコースを見つけられた。 それ以外は道標類も多く、紛らわしい分岐も無いので道迷いの可能性はほとんど感じられないコース。 全体的に整備が行き届いていて、かつメリハリもある、素晴らしいハイキングコースだと実感した。 無論、たどり着けなかったショチクボノ頭への道については不明。 【 トイレ 】 丹沢湖と、西丹沢自然公園から国道246号線に入るまではたくさんあるが、それ以外はほとんど皆無。 【 休憩所 】 丹沢湖・権現山・大滝峠上・畦ヶ丸・善六のタワ手前・西丹沢自然教室・などなど。 【 飲食・買い物 】 自販機でシナモンカプチーノ缶をいただく(130円)。 自販機でお汁粉缶をいただく(100円)。 サンクス山北246号店で中華饅4つとカフェオレをいただく(604円)。 【 持参したガイド・地図 】 ヤマケイアルペンガイド5 丹沢(山と渓谷社) 新・分県登山ガイド13 神奈川県の山(山と渓谷社) 山と高原地図2012 28丹沢(昭文社) 1/25000 山北(国土地理院) 1/25000 中川(国土地理院) 【 拝見したサイト 】 yamajinn(ヤマレコ) http://www.yamareco.com/modules/yamareco/userinfo-1625-prof.html 【 失せ物 】 デジカメ(10名くらいのハイキンググループの方々に発見していただく)。 【 ゲットしたオタカラ 】 なし。 【 my初登頂かながわ 】 145 ミツバ岳 834m 146 権現山(世附権現山) 1018.4m 147 茅ヶ丸 849m 148 屏風岩山 1051.3m 149 畦ヶ丸 1292.3m 150 善六山 1119m 【 my初登頂関東百山 】 6 畦ヶ丸 1292.3m 【 my初探訪かながわの名勝50選 】 21 丹沢湖 【 周辺の寄り道情報 】 そこいらじゅう山だらけ ※残り35枚の写真は容量に余裕があるときに追加すること |
写真
感想
【 反省 】
茅ヶ丸でデジカメを落とした。
幸い、二本杉峠への階段の途中で気づいたため、山頂付近に特定でき、走って山頂まで引き返した。
必至に探しまくっていたところに本日6度ほど遭遇したグループの方とまたも遭遇し、私の様子から何か探してると感じてくれたらしき男性ハイカーの方が声をかけてくださり、あまつさえ皆に伝えてくださり、結果として、山頂よりかなり下の方から大声で見つかった旨報せてくださり、多大な御迷惑をおかけしましたが、感謝感謝でございまする。
デジカメも痛いけど、それより想い出のショットの数々がもっと痛いので、きょうはハイキングはお終いでいいから見つかるまで探そうと決意していたのだが、本当に救われた想い。
ウエストホーチのチャックを閉め忘れたための喜劇だけど、悲劇と紙一重で、最悪の事態を考えると、穴に入りたい気分である。
さらに、せっかく救けていただいたのに、今度は無謀な寄り道を敢行し、より安全な道へと引き返した時点で覚悟していたとはいえ下山前に沢で暗闇となり、目印であるはずの道標も桟橋も椻堤への階段もなかなか発見できず、西丹沢公園橋が出現したときは、思わず感謝の言葉を漏らしていた。
最終バスに乗り遅れたことは自業自得だけど、こんなことを繰り返してたらいずれ天罰が下るであろう。
マイルールを守れないならハイキングは辞めるべきかもしれないな。
少なくとも、ルールをつくりなおすか、確実な妥協案を見出すかできるまでは、ハイキングを自重する所存である。
こんな恥ずかしい記録を死後、知人や親族に発見されたら、ショックのあまり墓穴から転がり出てきそうで無性に恐ろしい。
とても安心して成仏出来そうにない。
反省とかいうレベルではなく、在り方自体を真摯に考え直さねば。
【 教訓 】
マイルールを徹底せよ。
【 感想 】
素晴らしい一日をすべてぶち壊した暴挙に、穴があったら入りたい。
何て最低の性格なのだろう。
デジカメだけならおっちょこちょいで終わらせられるけど…。
一晩歩きながら今後の身の振り方について考えたが、結論は出なかった。
ハイキングを続けてゆけば、きっと同じ過ちを犯すであろうこともわかっている。
このままだと、遅かれ早かれいずれ大ケガをする。
死ぬ覚悟はとっくに済ませたが、遺したものに向き合える覚悟は、まだ無い。
ともあれ、今回ばかりは真摯に悩み、結論を出すまでは謹慎することにしよう。
閑話休題。
ルートが長いので寄り道しようか迷った丹沢湖の景観が悶え死にたくなるくらい素晴らしかった。ハイキングをやめて寝っ転がりたかったほどに。
三保の家の風情が素晴らしかったが、まだ開館前だった。
永歳橋のアーチが超カッコよかった。
滝壺橋までずっと丹沢湖と御一緒で嬉しかった。
ミツバ岳の三椏畑が満開で、富士山とのコラボもステキだった。
山頂に限ればこのミツバ岳と善六山が図抜けていたが、ほかにも道中展望地に多く恵まれ大満足。
コース自体のメリハリも抜群だった。スリルはまあまあながら、登りもけっこう多くて充分、山を体感できた。
特に屏風岩山へのとっかかりと善六山への登りが萌えた。
最後の沢コースも素晴らしいアクセントだったのに時間が遅すぎてマックスたのしむには不安が勝ってしまったのが、ちと残念。
これでもかというくらい至れり尽くせりの道標とお手製の道しるべやリボンや○印に救けられて、ほとんどロスタイム無しで回れたため、想定していたより多めに休憩もとれ、最後までマイペースで楽なハイキングに終始できたのが好かった。
だからこそ、自分が恨めしくなった。
「恨むなら自分か神様にしてくれ」と誰かが言ってたけど、神さまを恨むのは性分じゃないし、そもそも選択肢に無いから、自分を恨むことにしよう。
丹沢行きにもかかわらず幸か不幸か積もりに積もった寝不足のおかげで3時間半も寝られたのに、2時を回った頃には歩きながら寝ていた。かなり危ない。「寝るな、寝たら凍死するぞ」と、自らを奮い立たせても、あっと言う間に膝が折れてしまって、最後の3時間は何かの修行かと想われたほど。
西丹沢自然教室から一時間半くらい歩いてやっと初めての自販機と御対面したときは嬉しさの余り悲鳴をあげた。
深夜2時を過ぎて、ついに初のコンビニと巡り会えたときは、渡る場所が無くて、トボトボと前の交差点まで引き返したけど、嬉しさの余り心の中で泣いた。「ありがとうサンクス」
歩くのが大好きで下山しても歩き足りなくてバス通りを1、2時間歩くことがあるけど、こんなに歩くのはもう懲り懲り。二度と御免被りたい。
足の裏は痛くなるし、ラスト近くは膝や足首も疲れてきたし。
まったくもって最低の終焉だったけど、帰宅してシャワーも浴びずに6時間爆睡して寝不足も疲れも解消されたら、もう次のハイキングが待ち遠しくなってきた(ダメじゃん…)。
MVPは丹沢湖とミツバ岳が有力候補だったけど、「探さないでくださいな」に「探してないよ」と口ではおっしゃいながらキョロキョロしてくれた挙げ句、仲間内に伝えてくれたご親切なハイカーの御方に。心より敬意と感謝をこめて。
きょうも無事生還できて、山の神さまありがとね。
世界中のみんな、ありがとね。
世界は真心で満ち溢れているというのに、この美しくも素晴らしい世界で私ひとりがロクデナシ。
そいえば、きょうは4回も鹿カップルに遭遇したけど、畦ヶ丸を除けばあとはすべてバス通りからであった。
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