茶臼山、縞枯山、白駒池、ニュウ、ずぼずぼ&びしょびしょの春の北八ツ
- GPS
- 07:44
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 754m
- 下り
- 769m
コースタイム
7:00麦草峠-7:33中小場-8:00茶臼山-8:40縞枯山-9:30五辻あずま屋-10:40麦草峠-11:10白駒池駐車場-11:25白駒池-12:40ニュウ-14:30白駒池駐車場-14:40麦草ヒュッテ
(15:05麦草ヒュッテ-16:00自宅)
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
本日、最高の陽気で、ずぼずぼ&びしょびしょ地獄でした。詳細は写真と感想にて。 |
写真
感想
麦草峠はこの冬、冬季閉鎖ゲートから2度行った、思い出深いところです。ということで、GWまずは、麦草峠に行きます。残雪の春山も、ほぼ初めて。そこも含めて興味しんしんです。
今日はテニスの試合のある息子を5時半に学校に送り、6時に自宅出発。7時には登山開始。午前は、茶臼山、縞枯山です。
茶臼山までは歩きやすいです。トレースがしっかりしており、50cm幅を踏み外さなければ大丈夫。なお、4本爪がはずれました。5分ほど戻ると、後続の方に拾っていただいてました。ありがとうございます。なお、本日3回はずれました。金具をとめるのを、足の内側でやっているのですが、それがひっかかりはずれます。いつもは、これでも問題ないのですが。金具を外で止めるようにしました。ただ、外だと力がはいりずらいので、ゴムを揺るめました。
中小場で、まず展望休憩。ここは、地図や本により、”中木場”と”中小場”と2つの表記があるのですが、ここの標識は”中小場”となっています。ここは、冬、すばらしい展望が得られた思い出の地です。
続いて、茶臼山へ。ここが本日最大の急登。展望台へゆくと絶景が待ってました。八ヶ岳の峰峰がきれいにみえます。ただ、それ以上は霞んでおり、南アルプスはかろうじて、北アルプスは見えませんでした。
ここから、ずぼずぼ地獄が開始、ニュウで最高潮を迎えました。茶臼山のくだりは、ふみ跡なくシリセードの跡のみ。ずぼずぼ踏み跡をつけながら降ります。縞枯山は展望台分岐の登りまではよかったのですが、そこから頂上へ行くまで、踏み抜きあります。ピストンでもどるのもなんなので、初ルートのオトギリ平経由でもどります。でも、ここは今日はまだ、だれも歩いてなく、ずぼずぼ地獄の始まりでした。五辻へ行くところは、完全にずぼずぼになり、もってきたプラワカンを装着。オトギリ平ではついに、踏み抜いて川にじゃぽん。左足が滲みてきます。
ただ、ここを歩きながら、トレースの見つけ方を学びました。まず、人が圧雪した跡は溶けにくく盛りあがっている。もしくは、U字型の地形では底を歩いている。枝が邪魔になるところは、枝をよけて歩きやすいところを通っている。日陰は、これで踏み抜かないが、日向はすべて緩んでおり、トレースをたどっても踏み抜く。
茶臼山、縞枯山、このエリアは、そこそこ人がいました。五辻は朝は、いませんでした。ただ、午後、国道を歩いている人をそこそこ見ましたので、五辻から国道へ出た方々でしょう。
午後は白駒池とニュウへ。できれば、中山、高見岩周回で。白駒池は、まだ真っ白で美しかったです。でも、周辺が青く溶け出しており、上に乗るのはもう無理です。観光客もぽつぽつ来ており、白駒荘までの踏み跡は今日最強です。しかし、白駒荘からニュウ分岐までは、そこそこずぼずぼ。逆にニュウ分岐から、急坂の開始地点までは、そこそこ安定してました。時々踏み抜きますが。
ニュウへの最後の30分が、本日の最強のずぼずぼ地獄でした。先行者2名いましたが、彼らもずぼずぼしてました。特に踏み抜きが深い。ニュウへつく頃には、神経すり減らし精神的にへとへと。肉体的には元気いっぱいなのですが。中山峠へ行く道みると、つぼ足トレースしかありません。ずぼずぼ地獄がレベルUPして待っているのはみえみえです。周回コースは断念。
ニュウは2度目ですが、前回は雨とガスで視界0。はじめてみるニュウの眺望はすばらしかったです。まず、東天狗、西天狗がかっこよくそびえています。爆裂火口も見えます。富士山は見えませんでしたが、金峰山、浅間山、そして北八ツの山々。この景色が見れ、ずぼずぼの苦労が報われました。
帰りもずぼずぼです。慎重にそろそろ降ります。普通、冬山のくだりは、スキーで降りるがごとく、ウエーデルン、パラレルイメージで、1000m/H以上のスピードで一気に降りるのですが、ここではそんなことはできません。登り以上に慎重に下ります。急坂を下り終え、あとは大丈夫と思って歩いてゆくと、私の気の緩みを見透かしたかのように、最後に最大の罠が待ってました。調子よく歩いてゆくと、白駒湿原で、ずぼっとはまりました。右足は完全に水中です。ここは、日当たりもよく、さらに緩んでいたようです。やってしまいました。
オトギリ平、白駒湿原、共、踏み跡を見る限り、私がこの春のびしょびしょ第一号と思われます。うーん、うれしくないぞ!!
車に戻り、靴下の代えはないですが、靴は履き替えました。最後、麦草ヒュッテでコーヒーを飲んでゆきます。この冬2度、午後ゲートから麦草峠に来て、中小場や白駒池に行きました。2回とも帰りは日暮れぎりぎりです。3時以降は誰とも会いません。こんなぎりぎりまで山にいれたのは、麦草ヒュッテがあるからです。麦草ヒュッテの煙突からはいつも煙がでており、安心して夕方まで居れました。ということで、感謝を込め奮発、750円のパウンドケーキセットにします。
本日は、冬にゲートから歩いて来た思い出の場所を巡り、初の残雪の春山ということで、ずぼずぼ+びしょびしょ地獄を初体験でき、茶臼山とニュウからのすばらしい眺望、青く溶けてきた白駒池、も堪能できた、楽しく安全な登山でした。
でも、ずぼずぼ+びしょびしょ地獄は1回で十分です。体力は余っているのに精神的に磨り減ります。唐沢鉱泉からの西天狗岳、桜平からの硫黄岳、とか考えていましたが、このように冬のトレースが薄いところは、多分、ずぼずぼ地獄でしょうね。当面、見合わせとします。
totoさん、おはようございます。
ナビと共に山行記録楽しく見させて頂きました。またグリーンシーズンでの活躍楽しみにしていますね。
お久しぶりです。レコ、読んでいただきありがとうございます。いよいよグリーンシーズンですね。ヤマを楽しみましょう!!
totoro_san こんいちは。
麦草峠発、GWは珍しいくらいの好天
気温も高く、さてどちらに進もうかと・・・・
私は天狗方面へ
どちらも踏み抜きが多く難儀したようですね。
それにしても、多くの方が入山しており、
安心して山行できる気もします。
土曜も日曜もいい天気でしたね。すでにレコ興味深く読ませていただきました。私があきらめた周回コースをまわられたのですね。しかも、天狗の奥庭にも寄って。
あの踏み抜きの中、”あまりのコンディションのよさ”とおっしゃって、さらりと回られたのは感心しました。うーん、aonuma1000さんは、踏み抜きを卓越しているのでしょうか。私は、一回踏み抜くたびに、罰ゲームに当たったような気分で心にダメージだらけです。
人はそこそこいるのは安心できました。さすがGWですね。この冬、一人ぼっちが多かったです(夕方行動したり、人が行かないところに行くせいですが)のでなおさら。
びしょびしょ第1号、お疲れさまです。
にゅうから中山は、ただでさえつまらない(失礼)周回なので、ぼくも早々に撤退しました。
池も湿原も、日に日に溶けだしてるようですね。
もう少ししたら、あの近辺も歩きやすくなるんでしょうね。
春山は状況が日に日に変わってますね。たった3日で白駒池周辺の氷も溶けたようですし。このずぼずぼも変わってゆくのでしょう。また春山、歩きたいと思います。
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