6月の黒部源流チャレンジ。鏡平山荘で敗退（行こう！歯科健診登山部）

2019年06月03日(月) 〜 2019年06月04日(火)

• GPS: 24:44
• 距離: 20.5km
• 登り: 1,352m
• 下り: 1,340m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:06
• 休憩: 0:31
• 合計: 6:37

9:01 新穂高温泉バス停
9:11 9:14 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
9:29 9:29 お助け風穴
9:43 9:43 中崎橋
9:56 9:56 笠新道登山口
10:10 10:18 わさび平小屋
10:42 10:42 小池新道入口
12:15 12:23 秩父沢出合
12:43 12:44 チボ岩
13:13 13:18 イタドリが原
13:54 13:55 シシウドヶ原
15:31 15:36 鏡池
15:38 鏡平山荘

2日目

• 山行: 3:57
• 休憩: 0:10
• 合計: 4:07

5:38 鏡平山荘
5:40 5:41 鏡池
6:59 7:00 イタドリが原
7:13 7:18 チボ岩
7:33 7:33 秩父沢出合
8:23 8:23 小池新道入口
8:49 8:49 わさび平小屋
8:59 8:59 笠新道登山口
9:09 9:09 中崎橋
9:22 9:22 お助け風穴
9:36 9:39 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
9:45 9:45 新穂高温泉駅
9:45 ゴール地点

写真

6/1 23:47

一旦カリマーSL35でパッキング。
2泊3日テント泊、水1.5L、食料、燃料込みで10.5キロ

6/2 8:37

重さ自体はそれほどでもないものの、担いでみると腰に違和感が…
背中に密着していないから？
いつものカリマーリッジ40に詰め替え。

6/2 8:50

詰め替え完了。

6/2 8:52

カリマーリッジ40で11.4キロ。

6/2 16:35

予防歯科セミナーに参加後、その足でバスタ新宿へ。

6/2 16:52

高速バスで高山へ。

6/2 22:26

高山バスターミナル到着。

6/2 22:27

飛騨高山のご当地アニメ、氷菓グッズ。

6/2 22:43

ゲストハウスtauに前泊。

6/2 22:50

消灯時間（23時）前に急いで夕食。

6/2 22:50

オーナーがカープファン？

6/2 22:57

ドミトリー。
ネット予約で、1泊2200円でした。
受付のお姉さんも感じが良く、清潔で快適な宿でした。

6/3 5:57

翌朝、出発。

6/3 5:57

他のゲストハウスのチラシ類。

6/3 5:57

高山のガイドブック類。

6/3 5:58

宿帳。

6/3 5:58

海外からのお客さんがメインの模様。

6/3 6:12

外観。
民家を改装した感じでした。

6/3 6:15

朝の高山市街。

6/3 6:18

JR高山駅。

6/3 6:20

高山バスターミナル。
東京、京都、名古屋、岐阜、富士山等、近隣のハブになっているようです。

6/3 6:22

新宿行きのバスが結構出ています。

6/3 7:33

まずは平湯まで。
緑が濃い！

6/3 8:03

平湯通過。

6/3 8:35

槍見館あたり？槍ヶ岳が見えます。
「孤高の人」でも、槍見温泉から槍ヶ岳が見える描写がありました。

6/3 8:35

結構雪が残っているようです。

6/3 8:40

新穂高到着。
平日の朝だからなのか、6月という中途半端な時期だからなのか。誰もいません。

6/3 8:40

登山指導センターで鷲羽岳までの様子を尋ねましたが「入っている人はいるようだが、詳しいことはわからない。山小屋もまだ閉まっている」とのこと。

6/3 8:54

左足の甲にパットを入れます。
4月の剱岳で足の甲を痛め、もう殆ど痛くないのですが、念の為。

6/3 8:55

令和元年、山小屋開設状況。

6/3 8:56

行方不明者のポスター。
私も気をつけないと…

6/3 9:01

出発します。

6/3 9:02

気温は24℃。

6/3 9:02

蒲田川の左俣谷方面に向かうのは初めてです。

6/3 9:05

警察の方の殉職碑。山岳警備隊の方かな？

6/3 9:10

ホテルニューホタカ。
ドアは開いていましたが…営業はしているのかな？未確認。

6/3 9:11

ゲート。

6/3 9:11

蒲田川周辺の概念図。

6/3 9:11

こちらも概念図。

6/3 9:12

閉鎖された山荘？別荘？

6/3 9:37

小屋開け準備の荷揚げヘリかな？

6/3 9:38

ようこそ。

6/3 9:42

橋が傾いているので、通行は自己責任で…とのこと。

6/3 9:45

川沿いに残る雪。

6/3 9:50

いつものように、背中と右脇腹の痛み対策にゴムベルト。

6/3 9:52

わさび平小屋手前にいきなり車が一杯。

6/3 9:54

ヘリによる荷揚げ作業中でした。

6/3 9:56

笠新道。

6/3 9:56

笠ヶ岳山荘は7月10日から。

6/3 9:58

タンポポ…とは違うようですが、コレの綿毛？があちこちで飛んでいました。

6/3 9:59

泥で汚れたデブリ。

6/3 10:00

デブリの上の方。
沢筋の多くには雪が残っていました。

6/3 10:02

ゼンマイ。
途中に山菜採りのご夫婦がいましたが、見る人がみればもっとお金になる山菜があるのでしょうか？

6/3 10:03

変な岩峰。

6/3 10:08

わさび平小屋。

6/3 10:09

小屋明けは7月ですが、トイレは使えました。
ありがとうございます。

6/3 10:10

日焼け止めを塗ります。

6/3 10:10

長時間歩くと擦れて痛いアナル周りには、ワセリンを。

6/3 10:31

林道にデブリ。

6/3 10:31

ツボ足で突破。

6/3 10:35

またデブリ。

6/3 10:36

キックステップ。

6/3 10:37

かなりの量です。

6/3 10:37

林道から堰堤まで埋めています。

6/3 10:41

小池新道登山口の橋。

6/3 10:42

右に行くと奥丸山。

6/3 10:42

標識のそばにソリが。

6/3 10:42

ソリの中にはアイスアックス。何故に？

6/3 10:43

小池新道へ。

6/3 10:43

川の中に佇む枯れ木。
まず木が生えて、それから川の流れが変わったのでしょうか？

6/3 10:45

橋脚？だけ残ってました。
よく見ると、右奥に板があります。
無雪期には橋がかかるのでしょう。

6/3 10:46

マーキングは多数。

6/3 10:48

雪が出てきました。

6/3 10:49

最初はマーキングを頼りに、夏道になるべく沿って歩きます。

6/3 10:50

踏み抜き。

6/3 10:58

踏み抜き対策でゲイター装備。

6/3 11:04

ゲイターが暑い…
夏道を歩くときはゲイターをまくります。

6/3 11:09

チェーンスパイク装備。

6/3 11:12

トレッキングポールも出します。

6/3 11:12

何度もルートミス…

6/3 11:19

マーキングは豊富なのですが、雪に埋もれているものも多く…
今考えると、夏道に拘らず雪を繋いで登っていけば良かったような…

6/3 11:43

奥丸山の稜線越しに槍が見えます。

6/3 11:59

6/3 12:07

6/3 12:17

6/3 12:19

秩父沢出合手前で、別の雪渓を登ってしまい時間のロス…

6/3 12:19

GPSでルートミスに気が付き、秩父沢出合まで降ります。

6/3 12:28

秩父沢出合。
橋はまだかかっていなかったので、渡渉しました。

6/3 12:28

出番を待つ橋。

6/3 12:29

ペンキでも書かれています。

6/3 12:31

水を補給。

6/3 12:41

チボ岩。
山と高原地図では、、登山道のかなり上？の方にありますが…。

6/3 12:45

多くの木が、雪の重みで下流方向に倒れています。
下流方向に倒れたまま成長する木は、このようにして形成されるのか。

6/3 13:16

チボ岩を過ぎると、夏道はほとんど雪の下でした。

6/3 13:42

大ノマ岳東側の雪庇。

6/3 13:54

熊の踊り場付近から、大ノマ乗越（中央）を見上げます。
雪渓を直登すれば大ノマ乗越、右に行けば鏡平山荘。
積雪期は大ノマ乗越から稜線に乗り、双六小屋へ向かうレポが多いですが…
午後で雪が緩み、大ノマ乗越まで安全に行けるか？稜線に乗った後、明るいうちに双六小屋に着けるか？
迷いましたが、距離的に短い鏡平山荘に向かうことにしました。
小屋明けはまだ先ですが、テント適地で泊まれるのは安心です。

6/3 13:56

鏡平方面へ。
マーキングは見えたり見えなかったり。

6/3 14:02

傾斜地のトラバース。

6/3 14:02

ピッケルを出します。

6/3 14:07

雪に埋もれた枝を踏むと、ビヨヨーン！と跳ね上がってきました。

6/3 14:40

夏道のマーキングを見失い、半端に出た枝、ヤブに苦戦します…

6/3 15:05

ヤブが埋もれている沢筋近くまで降りて進みます。
沢筋の一番深い箇所まで降りれば歩きやすそうでしたが、スノーブリッジになっていて踏み抜くかも…と警戒。
雪の下から水音がしなかったので大丈夫かな、とも思いましたが、初めて歩くルートなので安全を優先しました。
夏にもう一度来て、地形を確認しなければ。

6/3 15:33

鏡平到着。
槍と、なだらかな線を描く西鎌尾根。

6/3 15:34

西鎌尾根と槍ヶ岳、大キレットの落ち込みがよくわかります。

6/3 15:36

槍ヶ岳から南に伸びる穂高連峰。

6/3 15:37

鏡平山荘到着。
ん？山荘の窓が開いてる？

6/3 15:39

小屋開け作業中でした。
小屋明けは7月10日ですが、山荘を掘り出したり、道を整備するのにそれだけ日数がかかるのでしょう。
テントを張る分には構わないとのこと。
そばに人がいるというだけで心強いものです。

6/3 15:38

ブルーシートの下はベンチとかかな？

6/3 15:38

鏡池、解凍中。

6/3 15:44

　この先のルート状況を小屋番の方に聞きました。
　弓折岳（中央右）の中腹を巻く夏道（薄っすら横線が見えます）は残雪期は通行禁止。
　稜線を登る春道はまだ整備しておらず、ハイマツの藪こぎになるので、行かないほうが良いんじゃない？この時期は殆ど人は来ないし、来ても大抵はここで引き返すよとの事。
　ここまで来るのにも残雪＋ヤブに惑わされかなりルートミスをしているし、グズグズの雪を時折踏み抜きます。
　この先も多分状況は同じでしょう。
　自分の技術、体力で安全に進み、降りれるか？
　下山する際にもルートミスをするかも…用心して、今回はここで敗退することに。明日もしルートミスをしても、もう1泊ビバークする余裕があります。

6/3 16:07

レジレンス槍ヶ岳ビュー（マンション広告的に）設営。

6/3 16:08

総合ショッピングモール＋ホテルも徒歩5秒。

6/3 17:02

夜の冷え込みに備え、ハクキンカイロを腰と背中に装備。

6/3 17:06

水作り。
鏡池から汲もうかな？と思いましたが、なんか汚れとか浮いているのと、踏み抜いてドボーンするのも嫌だったので。
3シーズン用のガスを持ってきましたが、コレは失敗。
厳冬期用のガスより水作りに時間がかかりました。

6/3 17:25

夕方になると、ガスが。

6/3 17:28

気温は9℃。

6/3 17:35

水は5L作りましたが、翌朝2L捨てました。
今度からは3Lで。

6/3 17:48

蒙古タンメン中本のカップ麺で夕食。
辛い！美味い！

6/3 17:58

夜の冷え込みに備え、湯たんぽ作成。
抱いて眠れば、しばらくはホカホカです。

6/3 18:57

腰、背中のハクキンカイロをつま先に移動。

6/3 19:01

日が落ちると肌寒くなってきました。
気温は6℃。

6/3 19:03

結局食べなかった小魚＋アーモンドのおつまみ。

6/3 23:11

23時。湯たんぽのお湯が冷めて、寒さで目が冷めました。
18時に作ったので、5時間持ったことになります。

6/3 23:11

ストックシェルターの中は結露でジメジメ…

6/3 23:19

深夜の湯たんぽ作成。

6/4 1:40

深夜1時40分、気温は3℃。

6/4 3:53

3時起床。
カップ麺を食べ、再度湯たんぽを作成。
4時頃、うっすらと明るくなり槍ヶ岳のシルエットが見えてきます。

6/4 4:02

明け方の気温は−1℃。

6/4 4:54

昼間は溶けていた鏡池が凍っています。

6/4 5:31

朝日と槍ヶ岳。

6/4 5:33

朝日と槍ヶ岳。パノラマ画像。

6/4 5:35

朝日に照らされる弓折岳。
また夏に。

6/4 5:58

雪が締まっている午前のうちに下山します。
仮に道迷いをしたとしても、1泊ビバークできるので、気持ち的に余裕を持って歩けます。

6/4 6:06

夏道にこだわった為にかえって時間のかかった登りの反省を踏まえ、GPSを見ながら鏡平から雪渓を降りると、斜度が急になっている箇所が。
降りて行き詰まると困ります。
結局夏道に戻ることに。

6/4 6:31

気温は7℃。

6/4 6:34

雪の斜面のトラバースを繰り返し、シシウドケ原に戻ります。

6/4 6:42

　シシウドケ原から大ノマ乗越を見上げます。
　ここで「これから登れば、今日中に双六小屋まで行きテン泊装備をデポ、軽装で鷲羽岳往復して、明日下山いけるか？」と考えましたが、明日の午後天気がやや崩れる予報です。
　雨の中この雪渓を下るのは雪崩、落石等のリスクがあります。
予定通り下山することに。

6/4 6:42

　なるべく夏道に沿うように、雪渓の下から水音がする箇所からはなるべく離れて歩きます。
　スノーブリッジを踏み抜いたら、夏になるまで発見されないでしょう。

6/4 7:06

夏道を歩いたり。

6/4 7:12

雪から出ているヤブを突破したり。

6/4 7:15

ありゃ。チボ岩を通り過ぎちゃった。

6/4 7:18

雪渓を登り返し、夏道に復帰。
適当に雪渓を降りても行けたかもしれませんが、行き詰まるのを警戒しました。

6/4 7:23

秩父沢出合…の筈ですが、ペンキは秩父小沢になっています。

6/4 7:23

こちらが秩父沢？

6/4 8:22

小池新道登山口の橋に戻りました。

6/4 8:25

川にも一部雪が。

6/4 8:26

林道にかかるデブリを越えます。

6/4 8:39

ゼンマイの群生地。

6/4 8:49

わさび平小屋。
ん、開いてる。
座布団も表に干してあったので、小屋開け作業中のようでした。

6/4 9:05

笠岩の堰。だそうです。

6/4 9:07

ん？川岸の排水口？から水が出てる？

6/4 9:07

発電所のようですが「北陸電力？」
岐阜県は北陸なの？

6/4 9:09

行きに通った「通行は自己責任」の橋。

6/4 9:09

欄干がベコベコになっています。
積雪の重さでこうなった？

6/4 9:42

新穂高ロープウェイ、近道。

6/4 9:45

戻ってきました。

6/4 9:48

中崎山荘で汗を流します。

6/4 10:32

ん？等身大ポップ？

6/4 10:32

新穂高ロープウェイの萌キャラ、SR（新穂高ロープウェイ）ほのり、だそうです。
オコジョのおこ丸だけじゃないのか…

6/4 10:45

飛騨牛カレー旨し。

6/4 13:25

帰りの平湯バスターミナルより笠ヶ岳。
こちらもいずれは登りたいです。

お、今回の山行でヤマレコマイレージがレッドステージに。
山を始めて4年余りで2500キロ歩いたのか。

撮影機器：

iPhone XS Max 64GB SIMフリー Apple

感想

wakodental

　6月の黒部源流歩き＋鷲羽岳登頂を目論んだのですが、半端に残った雪＋ヤブによるルートミスの繰り替えしで、予定していた双六小屋に届かず1日目は鏡平小屋まで。
　
　2日目以降、未踏ルートのルートファインディングに自信がなくなったのと、残雪期のグサグサの雪による難易度アップを自分の技術、体力で処理できるか不安になり、鏡平山荘で敗退しました。

　7月以降にまたトライします。目標は厳冬期の黒部源流歩きです。