笛吹川久渡沢ナメラ沢

2012年04月29日(日) 〜 2012年04月30日(月)

• GPS: 31:08
• 距離: 20.6km
• 登り: 2,054m
• 下り: 2,041m

コースタイム

■4月29日(日)晴れ
10:09　道の駅みとみ下車
↓ - 0:08(準備などあれこれ)
10:17　雁坂峠入口(みとみのすぐ向かい側です)
↓ - 1:00
11:17　沓切沢橋
↓ - 0:10
11:27　沢に下る
↓ - 0:46(入渓準備など)
12:13　出発
↓ - 0:10(沢を下る)
12:23　ナメラ沢入渓
↓ - 0:40
12:57　中ノ沢出合
↓ - 2:13
15:10　二俣手前、P1600付近にて幕営

■4月30日(月・祝)晴れ
8:25　出発
↓ - 0:40
9:05　二俣
↓ - 3:55
13:00 稜線
↓ - 1:30
14:30　雁坂嶺
↓ - 0:25
14:55　雁坂峠
↓ - 0:20(沢装備一部解除)
15:15　雁坂峠出発
↓ - 0:22
15:37　井戸ノ沢(水補給)
↓ - 0:45
16:22　沓切沢橋
↓ - 1:08
17:30　雁坂峠入口

天候

全体的に晴れ、ときどき曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

コース状況／危険箇所等

遡行図の参考にしたのはこちら
http://homepage3.nifty.com/suji3/mr110.html
いつも(勝手に)お世話になっておりますw

●取り付き
道の駅みとみ、道を挟んだ側に雁坂峠入口の道標あり、
そこから入ってほぼ道なりに進む。
分岐が2ヶ所くらいあるが、考えるほどの分岐ではないので説明は割愛

沓切橋を越えたら右へ道なりに、上へ登っていく。
10分程でナメラ沢入渓ポイントの道標があるのでそこから藪の中を下りる。

WWなどにも記載があるが、道標から下って辿り着いた先は峠沢であり、
遡行対象のナメラ沢ではない。10分ほど沢を下ると二俣がある。
もう1本の沢がナメラ沢なのでこちらを遡行する。

●ナメラ沢
ブログにも書いたが、規模感が割と小さめ(主観ですけど)。
なので遡行図の細かな滝の記述やら何やら、どれがどれだかほとんど一致させられずに終わった。
大きな滝はなんとなく分かる。
全体的にそれほど迷う要素は無いが、ルートサインも殆ど無い。
但しツメにはルートサイン多数ありのため、ツメ間違うことはなさそう。

幕営できそうなのは今回我々が幕営した1600m付近
(他の記録の記述によると1575m地点と書かれたものもあった)、
もう少しだけ先のあたり、二俣付近といったところか。
二俣まで行かない方が幕営はしやすいと思う。奥は割と倒木が多く整地が面倒臭そう。

●その他
メジャールートなので特筆事項なし。
この時期稜線はまだ雪があった(アイゼンの跡もあり)。
尚、荒天時はキツイかも知れないが、この状況でのアイゼン+スパッツ持参の
重量等を考えると、沢足袋でツボ足も悪くはないと思う。
腐れ雪なのであまり滑ることもないし、雪どけの沢水にハマりさえしなければ、
気温も高いのでそれ程足も冷たくはならない
(寧ろ後半は靴の中の水は大分ぬるくなっていた)。
おすすめはしないけれど荷物を軽くしたいならアレコレ持たなくても大丈夫かも。
(自己責任でお願いします)

沢水ゴクゴクに抵抗ない方は井戸ノ沢の水はおすすめ。おいしいです。

写真

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西沢渓谷直行便がありましたよー

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うちらは各駅停車で。

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みとみ下車

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少しだけみとみを物色してから出発(山菜売ってた

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道路挟んで向かい側に雁坂峠に向かうルートの取り付きがあるのでここから入ります

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釣り場を眺めつつ進む

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凄い人出です

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あつい

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ここから少し登り

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まだまだ舗装路

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路面にカタカナでカリサカ

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料金所。ここのパーキングに停めれば舗装路歩きが大幅に短縮できます

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沓切沢橋まで来た

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渡って

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左にこの標識あり

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渡って右へ。

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登ります

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道標

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ナメラ沢への下降地点も丁寧に道標あり。

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下ります

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峠沢

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準備

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行きましょう

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峠沢を少し下ります

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二俣到着。もう1本の沢がナメラ沢。ここから遡行スタート

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左岸から巻く

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なんでしょう?

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ナメナメで滑りそう。久々なのでフェルトソールを信頼しきれず全体的にへっぴり腰気味。

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きのこ

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ちと予定よりポイント手前だけど幕営。1600m付近

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今日は針金持ってきた!けどS字フック忘れた。(丸環を広げてS字にして代用)

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もくもく

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火が燃え広がると怖いので沢に近い所で焚火したけど、風が強くて寒いというジレンマ

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位置的には増水怖いけど今日は大丈夫でしょう

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下のほうが結構焦げてしまったご飯

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あやしい炒めものを乗せた怪しい丼

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セロリとかツナとか炒めた怪しいモノ。

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薄手のシュラフだった代わりにダウン上下を着て寝たら超快眠でした。てか何だか私髪の毛薄くね?w

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出発

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倒木すごい

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倒木が続く

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なんかちょっと全体的に雪解け水で濁り気味なんですよ(曇り空なので余計に水がどんよりして見える)

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うわ〜ん!倒木が面倒臭い!

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大したところでもないのに倒木のせいで水を浴びながらの通過

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くま?

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いよいよ雪渓が、、、ってまだ稜線までだいぶあるんですが、、、?

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結局雪どけ水が濁りまくりで水確保できず。。。もう少しだけしかないけど大丈夫なのか

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最初はこんなもん

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尾根に乗ろうとするも藪が濃く断念。沢筋に戻ることに。

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フェルトソールの沢足袋でキックステップ(涙)

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マスタだけピンソールをつけてみる、、、が、コレ沢靴用なので脱げまくる。即却下。

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まさかの雪渓登場で大幅タイムロス、、、もうじき稜線

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出た!

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しかし稜線も雪!

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稜線からの眺め

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GWでトレースは着いてる。良かった

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軽量化のためレインスパッツは持参せず×雪ずっぽし=沢足袋のまま進むことに

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東破風山

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雪が溶けたりなんだりでトレイルぐっちゃぐっちゃなんだけど、沢足袋ならどうせ濡れてるしあんまり気にしなくて良いので返って気が楽という。

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どろどろ

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小休止(昨夜炊いたご飯でおにぎり)

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まだ微妙にバスに間に合うかもしれないという望みを捨てていない頃

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雁坂峠!

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少し行くと水場があるらしかったですが遠いのでやめ。

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この辺りから雪がなくなったので沢装備解除。トレランシューズに履き替えます。

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ほら、どうせこのルート峠沢沿いだしきっとどっかで飲める水出てくるよ。

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雁坂峠からの眺め

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小走りに。

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名前からして飲めそうな水!!w

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問題なく飲めたので水筒に汲んで再び出発。そろそろバスは諦めた頃。

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ズボンが沢用で、靴はトレラン用。ズボンで隠れると思っていたのに隠れなかった靴下が赤。。。上半身は一番肌に近いところにフラッドラッシュ着てるのに腕まくりしてるからもう色が無茶苦茶w　なんだこれはw

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沓切沢橋から入渓点までに歩いたトレイルの雰囲気に近づいてきました

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崩落地(ステップあり

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入渓点

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鹿が5頭ぐらい居ました。そのうちの3頭(多分手前2頭が子供?)

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ズル剥け。

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バスを逃して塩山方面へ向かって徒歩。。。以前日の出荘のおばちゃんが車で拾ってくれたのですが、看板を発見!

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最後は山梨在住のお友達がわざわざお仕事の帰りに駆けつけて下さり山梨市駅まで運んでくれました♪有難うございました〜

撮影機器：

IXY DIGITAL 900 IS CANON

感想

yasuyo

沢の遡行そのものは大した苦労もなく、
倒木が酷かったことくらいしか問題がなかったので、
まぁサワハジメに良いレベルだったんじゃないの。
と上から目線で居たのですが、ツメの段階になって雪渓が現れてから状況が一変。

沢足袋キックステップはなかなか辛かったですが、
1本だけ持参していたトレッキングポールとのコラボレーションで
どうにかこうにか稜線まで抜けることができました。良かった良かった。
ああでもないこうでもない、と、行き先を迷いすぎた挙句、
破風の稜線の積雪状況について調べるのをうっかり忘れていたのでした。

ブログはこちら
http://yasuyo0416.blogspot.jp/2012/04/20120429-30.html