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Yamareco

記録ID: 2000824
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

甘利山・千頭星山・苺平(韮崎駅〜夜叉神峠)

2019年09月01日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
9
2〜3泊以上が適当
GPS
15:01
距離
37.5km
登り
3,650m
下り
2,622m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
13:55
休憩
1:05
合計
15:00
0:40
278
5:18
5:18
63
6:21
6:23
4
6:58
6:59
12
7:11
7:11
4
7:15
7:16
22
7:38
7:40
38
8:21
8:22
14
8:36
8:41
8
8:49
9:04
65
10:09
10:12
183
13:15
13:15
28
13:43
13:44
32
14:16
14:17
41
14:58
15:01
4
15:05
15:06
33
15:39
15:39
1
15:40
ゴール地点
天候 晴れ・曇り・小雨
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
千頭星山から苺平のバリエーションルートは、踏み跡が不明瞭な箇所多数。
今日は終電の韮崎駅からスタート。
初のナイトハイクスタートかつ南アルプスです。
2019年09月01日 00:39撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 0:39
今日は終電の韮崎駅からスタート。
初のナイトハイクスタートかつ南アルプスです。
分かりづらいですが、途中、椹池の近くにトイレ(水洗・洋式)があります。給水はできませんが、この先の駐車場で給水はできます。
2019年09月01日 05:17撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 5:17
分かりづらいですが、途中、椹池の近くにトイレ(水洗・洋式)があります。給水はできませんが、この先の駐車場で給水はできます。
近道はあるものの、それほどタイムが縮まりそうにないため、スルー。
2019年09月01日 05:28撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 5:28
近道はあるものの、それほどタイムが縮まりそうにないため、スルー。
こちらはタイムが縮まりそうな近道ですが、踏み跡が不安なため、こちらもスルー。
2019年09月01日 05:54撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 5:54
こちらはタイムが縮まりそうな近道ですが、踏み跡が不安なため、こちらもスルー。
途中の見晴らしのいい場所から。方角的には大菩薩嶺?
2019年09月01日 06:12撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 6:12
途中の見晴らしのいい場所から。方角的には大菩薩嶺?
そして駐車場に到着。この時点で、累積標高差1,200m以上、20kmほど歩いていて、すでにヘロヘロです。
駐車場には比較的新しいバイオトイレ(水洗・洋式)があります。それから、水場もあります。
2019年09月01日 06:24撮影 by  iPod touch, Apple
1
9/1 6:24
そして駐車場に到着。この時点で、累積標高差1,200m以上、20kmほど歩いていて、すでにヘロヘロです。
駐車場には比較的新しいバイオトイレ(水洗・洋式)があります。それから、水場もあります。
水場から。同じく、大菩薩嶺?
2019年09月01日 06:48撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 6:48
水場から。同じく、大菩薩嶺?
甘利山の途中の東屋から。
今日は終始お帽子をかぶっていた富士山。山頂は大変だったでしょうね…
2019年09月01日 07:02撮影 by  iPod touch, Apple
5
9/1 7:02
甘利山の途中の東屋から。
今日は終始お帽子をかぶっていた富士山。山頂は大変だったでしょうね…
で、登頂。この時点で、韮崎駅から歩いて登ったのが、足に響いています。
2019年09月01日 07:15撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 7:15
で、登頂。この時点で、韮崎駅から歩いて登ったのが、足に響いています。
先が長いので、奥甘利山はスルー。
2019年09月01日 07:38撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 7:38
先が長いので、奥甘利山はスルー。
次に目指す千頭星山。
2019年09月01日 07:50撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 7:50
次に目指す千頭星山。
尾根まで登ると、明瞭な踏み跡の笹原になります。
2019年09月01日 08:06撮影 by  iPod touch, Apple
1
9/1 8:06
尾根まで登ると、明瞭な踏み跡の笹原になります。
気分的には、もう青木鉱泉に降りて、温泉に入り、一杯飲みたい…
(ここから青木鉱泉のルートは踏み跡が不明瞭らしいです)
2019年09月01日 08:19撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 8:19
気分的には、もう青木鉱泉に降りて、温泉に入り、一杯飲みたい…
(ここから青木鉱泉のルートは踏み跡が不明瞭らしいです)
で、途中の尾根から富士山。
お帽子の色が白く変わりました。
2019年09月01日 08:24撮影 by  iPod touch, Apple
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9/1 8:24
で、途中の尾根から富士山。
お帽子の色が白く変わりました。
そして千頭星山に登頂。
ここまで、ごく普通の登山道です。そしてここからは、今回の核心部となるバリエーションルートです。
2019年09月01日 08:41撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 8:41
そして千頭星山に登頂。
ここまで、ごく普通の登山道です。そしてここからは、今回の核心部となるバリエーションルートです。
しばらく降った展望から。
目指していた鳳凰三山が遥か彼方に。
2019年09月01日 08:52撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 8:52
しばらく降った展望から。
目指していた鳳凰三山が遥か彼方に。
富士山と、御坂山塊?
2019年09月01日 08:54撮影 by  iPod touch, Apple
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9/1 8:54
富士山と、御坂山塊?
こちらは八ヶ岳。
2019年09月01日 08:56撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 8:56
こちらは八ヶ岳。
あの左側の大崩落地のギリギリのところを登るわけです。
2019年09月01日 08:57撮影 by  iPod touch, Apple
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9/1 8:57
あの左側の大崩落地のギリギリのところを登るわけです。
千頭星山から急傾斜を降りるところに、ロープがあります。
特に技術的には難しい箇所ではありませんが、滑落したらタダでは済まない場所ですので、おとなしく使わせていただきました。
2019年09月01日 09:00撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 9:00
千頭星山から急傾斜を降りるところに、ロープがあります。
特に技術的には難しい箇所ではありませんが、滑落したらタダでは済まない場所ですので、おとなしく使わせていただきました。
で、ここがある意味今回の核心部。
さきほどのロープがあった場所からしばらく進むと、韮崎市の小さな道標があり、その先の踏み跡が不明瞭となります。
実は、写真の涸れ沢(降りたところから撮影)を少し降り、向かって右側(写真左側)に明瞭な巻道があります。これを見つけられないと、この先には進めないでしょう。
2019年09月01日 09:23撮影 by  iPod touch, Apple
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9/1 9:23
で、ここがある意味今回の核心部。
さきほどのロープがあった場所からしばらく進むと、韮崎市の小さな道標があり、その先の踏み跡が不明瞭となります。
実は、写真の涸れ沢(降りたところから撮影)を少し降り、向かって右側(写真左側)に明瞭な巻道があります。これを見つけられないと、この先には進めないでしょう。
極稀に、このような明瞭な踏み跡があります。
2019年09月01日 09:41撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 9:41
極稀に、このような明瞭な踏み跡があります。
先程の大崩落地とは別の崩落地で、何やら花が群生していました。こうして植生が多様になっていくのでしょうね。
2019年09月01日 09:48撮影 by  iPod touch, Apple
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9/1 9:48
先程の大崩落地とは別の崩落地で、何やら花が群生していました。こうして植生が多様になっていくのでしょうね。
道標が出てくるたびにホッとするようなルートです。
2019年09月01日 09:51撮影 by  iPod touch, Apple
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9/1 9:51
道標が出てくるたびにホッとするようなルートです。
そしてようやく大ナジカ峠へ。
この時点で10時を回っているようでは、鳳凰三山は諦めざるを得ません。
2019年09月01日 10:10撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 10:10
そしてようやく大ナジカ峠へ。
この時点で10時を回っているようでは、鳳凰三山は諦めざるを得ません。
本日最後の富士山。
相変わらずのお帽子でした。
2019年09月01日 10:59撮影 by  iPod touch, Apple
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9/1 10:59
本日最後の富士山。
相変わらずのお帽子でした。
大ナジカ峠からの苺平への登り返しは、まずは笹原の急登です。
これは、まだマシな方です。
2019年09月01日 10:59撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 10:59
大ナジカ峠からの苺平への登り返しは、まずは笹原の急登です。
これは、まだマシな方です。
2019年09月01日 11:17撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 11:17
大崩落地の下の方。
ここから、急登と疲労で、とても写真を撮っている余裕がなくなります。
2019年09月01日 11:27撮影 by  iPod touch, Apple
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9/1 11:27
大崩落地の下の方。
ここから、急登と疲労で、とても写真を撮っている余裕がなくなります。
ようやく傾斜が緩んできた巻道です。
2019年09月01日 13:12撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 13:12
ようやく傾斜が緩んできた巻道です。
で、なんとか苺平に到着。
到底、広河原の最終バスには間に合わないため、夜叉神峠へエスケープ。鳳凰三山は、またの機会に。
2019年09月01日 13:16撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 13:16
で、なんとか苺平に到着。
到底、広河原の最終バスには間に合わないため、夜叉神峠へエスケープ。鳳凰三山は、またの機会に。
それまでのバリエーションルートとは打って変わって、歩きやすい一般登山道。体にまったく負担がかかりません。
2019年09月01日 13:18撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 13:18
それまでのバリエーションルートとは打って変わって、歩きやすい一般登山道。体にまったく負担がかかりません。
午後になり、南アルプスの最深部のほうも、だいぶ雲が出てきました。
2019年09月01日 13:36撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 13:36
午後になり、南アルプスの最深部のほうも、だいぶ雲が出てきました。
2019年09月01日 14:16撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 14:16
夜叉神峠小屋から。
2019年09月01日 15:03撮影 by  iPod touch, Apple
9/1 15:03
夜叉神峠小屋から。
この40分、本当に40分でした。というか、ここいら辺のタイムは、相当シビアな計算になっています。
2019年09月01日 15:06撮影 by  iPod touch, Apple
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9/1 15:06
この40分、本当に40分でした。というか、ここいら辺のタイムは、相当シビアな計算になっています。
で、どうにか下山終了。
ちょうど15:41発のバスに飛び乗り、生きて帰ってこれました。
2019年09月01日 15:40撮影 by  iPod touch, Apple
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9/1 15:40
で、どうにか下山終了。
ちょうど15:41発のバスに飛び乗り、生きて帰ってこれました。

感想

(線がつながっているってことは、韮崎駅から鳳凰三山に行けるんだよな…?)と、山と高原地図を見て、我ながらアホな思いつきをしたのが、数日前。

初の終電スタートのナイトハイク、そして初の南アルプスは、いろんな悪条件が重なり、撤退となりました。

【ルート状況】
■韮崎駅〜甘利山駐車場
・よほどの物好きでないかぎり、歩いて甘利山にアプローチするのは、お勧めしかねます。
・韮崎駅からは、途中まで電灯がありますので、そこまではヘッデンは不要です。
・途中、コンビニや水場はありませんので、補給は事前に済ませてください。
・トイレは、標高1,200mまで登った椹池付近にあります(洋式・水洗・給水不可)が、そこまではありません。
・あまりの眠気のため、トイレでしばらく寝落ちしていました。
・甘利山駐車場には、バイオトイレ(水洗・洋式)と水場があります。
・意外と多くの車が止まっており、「もしかしたら人気のコースかも?」と思っていましたが…

■甘利山駐車場〜千頭星山
・甘利山駐車場から甘利山は、あっさりと登頂できます。特に危険箇所はありません。
・途中の東屋や登山道からは、富士山がよく見えます。どうやら、撮影スポットのようです。
・甘利山からは、奥甘利山〜千頭星山へと縦走します。
・千頭星山まで、踏み跡は明瞭で、迷う要素はありません。
・千頭星山は、樹林帯の中で、眺望はイマイチでした。

■千頭星山〜大ナジカ峠
・この区間が、バリエーションルートであり、本日の核心部です。
・千頭星山から降ってすぐ、急傾斜の斜面がありますが、ロープがありますので、特に問題なく通過できます。問題は、この後のルートファインディングです。
・ロープ場を過ぎると、韮崎市の道標(小さな看板)が出てきて、そのとおりに進むと、踏み跡が消えます。
・いろいろと迷った挙げ句、GPSを頼りに、思い切って小さな涸れ沢を少し降ると、向かって右側に明瞭な巻道の踏み跡があり、そこが正規ルートです。
・その後も、若干不明瞭な踏み跡をたどると、ようやく大ナジカ峠まで降りることができます。

■大ナジカ峠〜苺平
・大ナジカ峠からの登り返しは、不明瞭な踏み跡をたどりながら、標高差約600mの急登となります。
・登り始めは笹原の急登で、しかも踏み跡が複数あり、これまたGPSを頼りに正規ルートをたどります。
・樹林帯に入ってからは、岩と木の根の急登となり、ピンクリボンなどの目印を頼りに、正規ルートをたどります。
・この樹林帯のルートが曲者で、何度も巻道が分岐しており、そのたびにルートファインディングが要求されます。
・こうしたルートファインディングとスピードがでない急登・岩場・木の根のせいで、非常に時間がかかります。
・崩落地は、すぐ側を通る踏み跡もありますが、そちらを通らなくても、樹林帯の中を通って通過することもできます。
・崩落地を過ぎてから150mほどの登りが最も傾斜が厳しい区間です。
・この区間を抜けると、巻道となり、登りつめると苺平に到着です。

■苺平〜夜叉神峠
・苺平からは、せめて辻山くらいは踏んでおこうと思っていたのですが、すっかり気力が萎えてしまって、早く温泉に入りたい一心で、さっさと下山開始です。
・それまでのバリエーションルートとは異なり、一般登山道は非常に歩きやすいです。もっとも、単調な登山道が延々と続くため、結構飽きてきます。
・意外と浮石が多いため、初心者にはお勧めしかねます。
・一部ガレた急傾斜がありますが、その他は、概ね危険箇所はありません。
・サクサク降りて、登山口まで降りて、ちょうど出発するバスに飛び乗り、本日の登山は終了です。

【まとめ】
・この区間、なかなかの難路であることは事前の調査で把握していましたが、予想外に時間がかかり、結局鳳凰三山には登れませんでした。
・鳳凰三山は、おとなしくバスを使って広河原or青木鉱泉からアプローチしたいと思います。
・終電から始める登山は、いろいろと計画がありますが、まだまだトレーニングが足りないようで、しばらくは計画止まりとなりそうです。
・睡眠不足の状態では、頭がボーッとすることが多いため、大ナジカ峠から苺平の登り区間では、2回ほど仮眠しました。
・このルートに挑む場合は、事前に、ある程度の低山のバリエーションルートや、道志山塊あたりに登られることをお勧めします。
・樹林帯の中でルートファインディングができないと、それこそ遭難する可能性があります。エスケープルート、小屋、水場もありません。
・当然、GPS必須です。

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