美濃戸から阿弥陀岳、赤岳
- GPS
- 09:22
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,567m
- 下り
- 1,569m
コースタイム
6:25-6:30 行者小屋
7:20 中岳のコル
7:50-8:10 阿弥陀岳
8:35 中岳のコル
8:40 中岳
9:05 文三郎尾根分岐
9:35-10:40 赤岳
11:05 赤岳展望荘
11:15 地蔵尾根分岐
12:00-12:10 行者小屋
14:00 美濃戸
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
南沢コース、途中治水工事のため、山側に迂回路が作られています。特に危険個所はありません。 登山道はよく整備されていてとても歩きやすい。 行者小屋から中岳のコルに向かう分岐直後で少しルートを外れてしまいました。写真と感想を参考にしてください。 |
写真
感想
八ヶ岳主峰、赤岳と隣の阿弥陀岳に登ります。どちらも初挑戦。
美濃戸まで車で入り、空が白み始めるころスタート。しばらく沢に沿って歩いていきます。湿度が高く、しかも早朝にも関わらず気温も高かったので、行者小屋までの2/3くらいの行程は体調がすぐれずペースがあがりませんでした。
涸れ沢に出て山々が姿を現すあたりからようやく体調がもどってきました。ここからは苔蒸した森の中を進みます。苔の庭園歩き、静かな雰囲気がとても心地よくて気分よく歩けます。
再び涸れ沢に出て屎尿の匂いがし始めると、ほどなく行者小屋に到着です。見上げると、これから目指す阿弥陀岳に光があたって、快晴の青空と山のコントラストが素晴らしいです。テンションも上がって、休憩もほどほどに出発。
行者小屋を出てすぐに中岳のコルと文三郎尾根の分岐があります。中岳のコルに向かう右手を登っていきますが、直後にルートミス!ペンキの矢印をすぎ、沢道をまっすぐ登り始めました。少し進んだところで、どうもおかしいと感じ、地図でルート確認。中岳のコルに向かう通常ルートは沢道ではないことに気づき、引き返しました。ペンキの矢印に沿って、右に目をやると樹林帯を進むルートがあります。上ばかり見て登っていたので気づきませんでした。たとえ登山道が整備されている八ヶ岳主要ルートとはいえ、油断は禁物です。
しばらく樹林帯を高度を上げながら進むと赤岳方面から登ってくる太陽の光をあびます。中岳のコルまでの登山道は人も少なく、とても気持ちのいい道でした。ただ一つ残念だったのは朝日が赤岳方面から登ってくるので、赤岳、横岳方向が逆光になってしまうということでしょうか。
中岳のコルから阿弥陀岳は岩稜を登っていきます。傾斜もかなりのもので、足場や手掛かりを確認しながらの登りは緊張の連続でした。阿弥陀岳山頂からの眺望はまずまず。相変わらず逆光の赤岳。黒いシルエットが迫力あります。その向こうに雲が湧いてきていたので、早々に下山し赤岳を目指します。岩稜の下り、心配しましたが、登りと比較して思ったより恐怖はなかったです。登頂の自信か?あるいは慣れのせい?理由は良くわかりません。
阿弥陀岳の下山くらいからすれ違う人が非常に増えてきました。特に中岳のコルから中岳を経由、赤岳頂上までは大変な人混みで、すれ違いに時間を要しました。大勢の人とすれ違うので、頂上がどうなっているのか心配でしたが、赤岳山頂に着くとどうやら山頂の人混みのピークは過ぎたらしく、徐々に人が少なくなってきています。
山頂からはこれまで通ってきた阿弥陀岳への登山ルートや行者小屋への下山ルートで行列が見えます。先ほどすれ違った団体や登山者たちが登山道に列をなして、しかも阿弥陀岳への岩稜にも取り付いている光景が異様に映りました。自分の下山の際に、この行列や混雑に巻き込まれるのを避けるため、山頂でゆっくりすることにします。
山頂は晴れてはいるものの、雲や霞がかかっていて周囲の展望はあまりよくありません。ただ、幸いなことに、赤岳山頂部は微風で気温もちょうどよく晴れており心地よいです。1時間ほど写真を撮ったり、のんびりボーっと過ごしてから下山を始めました。
周囲の雲が徐々に厚くなってきます。特に、地蔵尾根分岐まで来たところで、阿弥陀岳方面に黒っぽい雲です。雷雨にたたられるのはいやなので、かなりハイペースで行者小屋まで下りました。
山頂でのんびりしたおかげか、行者小屋の混雑はほどほどでした。ここの水場で水分補給、一休みして、美濃戸に向かいます。天候も持ちそうなので、前半はゆっくり、後半、徐々にペースを上げて下山。しかし、河川工事のあたりで、ついに団体ツアーの渋滞につかまり、最後まで抜かすこともできす、行列のまま下山となりました。
今回の赤岳登山、素晴らしい景色と整備された道など、いろいろな面で人気がある理由が分かった気がします。様々なルートでこの素晴らしい眺望と環境をもっと楽しみたいと感じました。ただ、行列や人混みはなんとか避けたい。。。
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