ピリリと辛い坪山（東ルート）と奈良倉山（八ツ田BS〜小菅の湯）

2020年01月12日(日) [日帰り]

• GPS: 05:55
• 距離: 17.2km
• 登り: 1,398m
• 下り: 1,239m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:43
• 休憩: 0:12
• 合計: 5:55

9:28 スタート地点
11:07 11:15 坪山
12:33 12:34 佐野山
12:39 12:39 佐野峠
13:15 13:16 奈良倉山
13:40 13:40 松姫峠
14:24 14:24 山沢入りのヌタ(小菅の湯方面分岐)
14:31 14:33 栃の巨木
15:23 15:23 小菅の湯
15:23 ゴール地点

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

コース状況／危険箇所等

落ち葉、積雪（若干）、降霜により、歩きづらい。

その他周辺情報

・小菅の湯
http://kosugenoyu.jp/
大人750円

写真

1/12 9:29

本日は八ツ田BSからスタート。上野原駅から、バスに乗ってアプローチできます。
写真は、バスを降りたところです。いきなり道標がお出迎え。

1/12 9:30

すぐにちょっとした公園とトイレがあります。ただ、トイレは冬季閉鎖中なのか、鍵がかかっています。給水もできません。

1/12 9:42

西ルート、東ルートとも、ここから取り付きます。

1/12 9:43

そして、ここで西ルートと東ルートに分岐。西ルートへ促す表記がありますが、東ルートが通行禁止になっているわけではありません（危険な旨は記載されています）。

1/12 9:51

途中の展望地から、三頭山と麓の集落。

1/12 9:52

まずは最初の目標・916mピーク。

1/12 9:56

今のところ、普通の樹林帯の登山道です。確かに、斜度はキツめですが、特に危険というわけではありません。

1/12 10:00

徐々に傾斜がキツくなっていきます。

1/12 10:12

そして、早くもロープが登場。傾斜はそれほどキツくはないのですが、とにかく落ち葉が多く、足が取られます。
結果的には、ここが一番緊張した箇所でした。

1/12 10:16

登りきってから、振り返ったところ。下が見えない傾斜です。

1/12 10:21

ピークは尾根を直登せずに、若干巻き気味に登っていきます。

1/12 10:25

1/12 10:33

南方面。権現山？

1/12 10:34

目指す坪山方面。

1/12 10:49

三頭山。

1/12 10:50

岩場はロープで整備されています。それほど危険ではないのですが、落ち葉や浮石があって、油断なりません。

1/12 10:51

岩のトラバース。ここもロープが張られています。

1/12 10:59

山頂手前の登りも、ロープでガチガチ。

1/12 11:01

そして、山頂直下の岩場にも真新しいロープが。

1/12 11:04

もうちょいで山頂です。

1/12 11:07

確かに、下山ルートとしてはオススメできないかも。

1/12 11:08

これでもか、と言わんばかりの警告。

1/12 11:08

そして登頂。

1/12 11:09

三頭山。さすがにすぐ側なので、この天気でもハッキリ見えます。

1/12 11:09

雲取山と、右側の尖っているのは鷹ノ巣山？

1/12 11:10

権現山。

1/12 11:34

山頂直下の下山も傾斜が厳しいですが、時折、こうした緩やかな箇所も出てきます。

1/12 11:36

そして登り返し。

1/12 11:45

さらに登り返し。

1/12 11:58

で、緩やかな降り。

1/12 12:07

この分岐を右へ。
（ちなみに、看板にある松姫鉱泉は営業していないようです）

1/12 12:12

ここを登り切ると、作業道への降りになります。

1/12 12:13

1/12 12:14

方角的には雁ヶ腹摺山のはずですが…

1/12 12:18

しばらく柵に沿って歩くと…

1/12 12:19

作業道に出ます。ここから長い長い作業道歩きになります。

1/12 12:31

見慣れた大月市？の道標。

1/12 12:39

1/12 12:40

意外と傾斜がある作業道です。

1/12 12:55

奈良倉山に一直線に続く、尾根上にある緩やかな登りの作業道。

1/12 13:00

まだまだ登ります。

1/12 13:10

1/12 13:15

そして久しぶりの登山道を登り、奈良倉山に登頂。

1/12 13:16

当然、富士山は雲の中。ま、これは覚悟の上。

1/12 13:22

そして、再び作業道へ。

1/12 13:27

ここは温泉に入る時間を確保するため、短距離の林道方面へ。

1/12 13:40

そして、松姫峠に到着。

1/12 13:40

バイオトイレは冬季閉鎖中。

1/12 13:42

そして、またしても登山道へ。

1/12 13:52

今回は、右方面へ。鶴寝山は巻いていきます。

1/12 13:53

登山道は落ち葉の中です。

1/12 14:02

途中で、何やらお社が。ここを向かって右側に行きます。
ちなみに、背後にも踏み跡がありますが、こちらは行き止まり。

1/12 14:15

ここは右側へ。

1/12 14:24

ここも右側。最短距離で小菅の湯を目指します。

1/12 14:25

巻道は、落ち葉、降雪、降霜で、ところどころ歩きづらい状況となっています。この辺から、小雪がチラつき始めました。

1/12 14:32

ご立派なトチノキ。かなり離れたところから撮影しています。

1/12 14:46

1/12 14:55

ようやく沢沿いの登山道に出てきました。

1/12 15:00

そして、わさび田が見えてきたということは、そろそろ車が乗り入れられる道路が出てくるはず。

1/12 15:03

この橋を渡ってからは、未舗装の道路になります。

1/12 15:04

そして、ここからは舗装道路。ここで登山道は終了。

1/12 17:38

そして、小菅の湯にて、本日の山行は終了。
（写真は温泉から出てから）

感想

r_osanai

坪山の東コースはなかなか厳しいルートであると、以前から噂には聞いていたので、いつか登りたいとは思っていました。

ただ、坪山単体で登っても、あまりにも短時間で終わりそうだったので、大月市秀麗富嶽十二景のひとつ、奈良倉山までつなげてみました。

【ルート状況】
■八ツ田BS〜坪山
・まずは上野原駅から飯尾行きのバスに乗り、八ツ田BSへ。八ツ田BSに降り立ったところから、すでに道標があります。
・橋を渡ったすぐそこに、小さな公園とトイレがありますが、トイレは閉鎖中です。給水もできません。
・トイレの時点で、東ルートではなく、西ルートを登るよう、促す表示が出てきます。
・とはいえ、今回は東ルートを登るための計画ですので、東ルートを登ります。
・東ルートは、奥多摩にありがちな急峻な尾根で、傾斜が急なうえ、落ち葉が非常に多く、歩きづらいです。
・ただ、急登箇所や岩場には、真新しいロープが随所に整備されており、登り使うぶんには、それほど難易度は高くないです。
・坪山の山頂からは、三頭山、雲取山、石尾根がよく見えます。残念ながら、曇っていたので、大菩薩嶺までは見通せませんでした。

■坪山〜奈良倉山
・坪山からの降りもまた、そこそこ急ですが、ロープが必要なほどではありません。
・実は、坪山から作業道までは、小さなピークを何度も登り返すため、意外に厳しいルートです。
・ただ、いったん作業道まで出てしまうと、奈良倉山山頂直下までは、緩い登りの作業道が続きます。ここでタイムを縮められます。
・奈良倉山は、作業道からわずかに登山道登ると登頂できます。
・奈良倉山は、秀麗富嶽十二景のひとつですが、今日は分厚い雲に遮られ、富士山はまったく見えませんでした。

■奈良倉山〜松姫峠
・奈良倉山からは、緩やかな降りの登山道を降りて、再び作業道へ。
・そのまま作業道を歩き、松姫峠へ。
・松姫峠はBSがありますが、現在の季節ではバスは運行されていません。また、バイオトイレは冬季閉鎖中です。

■松姫峠〜小菅の湯
・松姫峠からは、登山道に戻ります。
・鶴寝山を巻いて、最短コースで小菅の湯を目指します。
・巻道や沢筋の登山道は北面のため、霜が降りていて、ところどころ雪も積もっており、さらに全体的に落ち葉も溜まっていて、非常に歩きづらいです。
・ただ、意外と浮石や木の根はないため、そこそこスピードは出ます。
・しばらく沢筋の登山道を降りていくと、わさび田が現れ、徐々に歩きやすい登山道・林道になっていきます。
・舗装道路に出てからしばらく歩くと、小菅の湯につきます。
・小菅の湯で2時間ほど過ごし、最終バス（17：44）で奥多摩駅へ。

【まとめ】
・坪山は、かつて滑落事故が起こったためか、やたらと警告が多く、またロープがガチガチに張られていました。
・個人的には、登りで使うぶんには、ロープのおかげでそれほど危険を感じませんでした。
・もっとも、奥多摩の各所の急登（秩父であれば妻坂峠から大持山への急登）や、ある程度の岩場を経験していないと、厳しいコースかもしれません。
・岩場の印象は、秩父御岳山の南の尾根のルートに近い感じでした（整備が行き届いている点も含め）。
・坪山から作業道に出るまでのアップダウンが、地味にキツいルートです。
・作業道に出てしまうと、奈良倉山までは、ひたすら作業道を歩くことになります。
・奈良倉山からは、落ち葉・積雪・霜の三重苦の巻道を通ることになりますが、距離はそれほど長くはないため、慎重に通過すれば問題ありません。