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Yamareco

記録ID: 22161
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

湯元から日光白根山

2007年01月03日(水) 〜 2007年01月04日(木)
 - 拍手
GPS
00:11
距離
9.0km
登り
1,190m
下り
1,342m

コースタイム

湯元駐車場8:00 湯元スキー場リフト券売場(1,500m)9:30 リフト降り場(1,790m)9:45
外山尾根コル0:30-0:50 前白根山(2,373m)-14:55-15:00 五色沼避難小屋(2,200m)15:38

起床6:00 五色沼避難小屋7:50 奥白根山(2,578m)10:00-10:10 五色沼避難小屋11:00-12:30

外山尾根コル14:05-14:30 リフト降り場15:30-15:35 湯元駐車場16:00
天候 (1日目)天候:晴れ 気温-5度(スキー場上部)
(2日目)天候:快晴 気温-10度(避難小屋)
過去天気図(気象庁) 2007年01月の天気図
アクセス
中禅寺湖
2007年01月09日 00:58撮影 by  DMC-LC43, Panasonic
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中禅寺湖
戦場ヶ原
2007年01月09日 00:58撮影 by  DMC-LC43, Panasonic
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戦場ヶ原
2007年01月09日 00:57撮影 by  DMC-LC43, Panasonic
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2007年01月09日 00:58撮影 by  DMC-LC43, Panasonic
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2007年01月09日 00:58撮影 by  DMC-LC43, Panasonic
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2007年01月09日 00:58撮影 by  DMC-LC43, Panasonic
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2007年01月09日 00:58撮影 by  DMC-LC43, Panasonic
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2007年01月09日 00:59撮影 by  DMC-LC43, Panasonic
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2007年01月09日 00:59撮影 by  DMC-LC43, Panasonic
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2007年01月09日 00:59撮影 by  DMC-LC43, Panasonic
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2007年01月09日 00:59撮影 by  DMC-LC43, Panasonic
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2007年01月09日 00:59撮影 by  DMC-LC43, Panasonic
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避難小屋内部
2007年01月09日 00:59撮影 by  DMC-LC43, Panasonic
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避難小屋内部
避難小屋
2007年01月09日 00:59撮影 by  DMC-LC43, Panasonic
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避難小屋
2007年01月09日 00:59撮影 by  DMC-LC43, Panasonic
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2007年01月09日 00:59撮影 by  DMC-LC43, Panasonic
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2007年01月09日 00:59撮影 by  DMC-LC43, Panasonic
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2007年01月09日 00:59撮影 by  DMC-LC43, Panasonic
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撮影機器:

感想

1日目

冬の奥白根山に登りたいと思い、冬型の気圧配置が弱まる時期を狙っていたが、ついにこの時が来た。
正月3日、前日慌しくパッキングをし、5時に自宅を出、東北道宇都宮から日光道路で湯元へ向かう。
途中、いろは坂は部分凍結しているものの、チェーンなしでも上れた。中善寺湖あたりからは雪道に変わる。
圧雪してあるのでチェーンなしでも問題はない。8時に湯元駐車場着。
ぐずぐず用意をしているうちに登山者らしいカップルは出発していった。
駐車場から湯元スキー場までは10分足らず。ここからリフトを2回乗り継ぐ(600円)。
さすが文明の利器、あっという間に高度が稼げた。
登山道への取り付きを探していると、スノーシューを履いた年配の単独行者が下から登ってきた。
挨拶を交わすと、リフト降り場のすぐ山側から入っていったので、無事取り付きを見つけることができた。

ストック、ツボ足で出発。
白根沢の登山道に入るといきなりの急登がはじまる。
積雪は50センチ、吹き溜まりで1m以上か、先行者のトレースがあるものの、踏み固まってはおらず、
踝程度まで潜る。トレースを外すと脛ぐらいまで潜ってしまう。

段差が大きく、荷物の重さも相まって、急坂の樹林帯を喘ぎながら登る。
特に大休止はせずに立ち休みを繰り返しながら登り続けるがなかなか稜線に出られない。
下のスキー場のスピーカーから流れるJ-POPがここまで聞こえてきて、
この状況から逃れられないフラストレーションを嫌が応にも増していく。
都会の喧騒から離れるために来ているのに何なんだろうとか思いつつ登る。
やっと稜線に出たときにはすでに3時間が経過していた。
夏のコースタイムは、1時間半なんだけど・・・・。

外山のコルにて大休止。行動食のシリアルと柿の種チョコのブレンドをボリボリ食い、テルモスのお湯を飲む。やっと一服。
それにしても天気が良い。
ここからは稜線上を前白根山目指して歩く。一応アイゼン装着。
途中2つ程小ピークを超えて行くが、重荷のせいかいちいち堪える。ペースが上がらない。
それでも前白根への登りにかかるころには、奥白根山の雄姿が目の前にあり、疲れを一時忘れさせてくれる。
足の筋肉が悲鳴を上げる寸前、外山のコルから2時間で前白根山山頂に到着。五色池を挟んで奥白根山を望む。やはり格好良い。来て良かったと思える瞬間。
周囲の山々も見渡せる絶好のポイントだった。

雪は前白根直下の稜線の一部がクラストしていたが、他は柔らかく、アイゼンなしでもほぼ問題はなかっただろう。滑落するようなところもないし。
前白根から今日の宿、五色沼避難小屋へ急ぐ。稜線から小屋への下りでは雪が吹き溜まっており、先行者のトレースがかろうじてあるものの少々難儀する。
いいかげん歩くのにうんざりした頃、今夜の宿、五色沼避難小屋に到着。
ほぼコースタイムの倍を費やした、結構なアルバイトだった。

小屋には冬季用出入り口もあるが、通常の出入り口も何とか使えた。
小屋に入ると、ネズミの歓迎を受ける。よくこんなところで生きているものだ。
先行者は、荷物をデポして奥白根をピストンしているようだ。なんて足の強い(早い)人たち。
というか自分が弱いのか。
寝床を作っていると、朝先に出発して行ったカップルが戻ってきた。
小屋には泊まらず、近くでテント泊するとのことで荷物をまとめるとさっさと出て行ってしまった。
彼らの話によると、もう一人の年配の単独行者は途中で別方面へ行かれたそうなので、この後誰も来なければ今夜の避難小屋泊まりは、自分とネズミだけということになる。
結局この後には誰も訪れる者はなかったのだが。

日が暮れてしまう前に、寝床を整え、水を作ることにする。
小屋に常備してある布団やシートを下に敷き、その上にツェルトを張る。これで多少は温度が違うはずだ。
水は中くらいのスーパー袋1杯で2リットルつくることができた。

夕食は、スーパーで行きがけに買った、海鮮鍋セットに、レトルトご飯。
作りながら、日本酒とイカの燻製で一杯やる。
一人っきりではなんとなく寂しいので、ラジオをつける。
こんなときはやはりNHK第一がしっくりくる。
天気予報では、明日も天気が良さそうだ。
8時頃就寝。夜半まで起きたり眠ったり。ツェルトのすぐ外でネズミの物音がした。
ツェルトの内側の結露がすごい。新調したダウンシュラフ(羽毛600g)と象足で、下着だけでぬくぬくといいたい所だが、これが結構寒い。特に足が冷たい。
それでも疲れているからか、夜半から夜明け前まではぐっすり眠れた。


2日目

もう少し早く起きるつもりが、シュラフから出られず、ぐずぐずする。
コーヒーを飲み、カップラーメンで朝食とし、テルモスにお湯を入れる。
ガーミンの電源を入れたが、寒さのせいか、衛星を拾えない。
懐で温めて電源を入れ直したところ、捕捉できた。
必要なものだけザックに入れて、奥白根山へ向かう。
天気は快晴。気持ちが高ぶる。
小屋を出て、カップルのテントの脇を通って樹林帯をトレースを辿ってしばらくは緩斜面を歩く。
ところどころ膝下ぐらいのラッセル。ワカンを持ってくればよかったと思ったが、置いてきてしまった・・・。
ほどなく、35〜40度ぐらいの急斜面となる。
足先が凍るように冷たく、時々靴の中でドレミを踏むようにする。
ひと登りすると、森林限界を超え、真っ白な雪面と、青空だけの世界。すでに周りの山々は眼下にある。
傾斜はますますきつくなり、雪質はパウダーで、すぐに潜ってしまって登りづらい。
アイゼンはあまり役に立たず、ピッケルを雪面に突き刺し、これを支えにして一歩一歩登ってゆく。

稜線に出ると、傾斜はゆるくなり、目指す山頂はすぐそこにある。
10分ほど稜線づたいにいくと、広い奥白根山頂に着いた。
山頂からの眺望は360度遮るもののない素晴らしいものだった。
本当はもっとゆっくりしたかったが、10分ほど山頂に滞在し、下山開始。
来た道を戻るが、途中の急斜面では滑る滑る。ほとんど落ちるように下山。
小屋の手前まで来ると、すでにテントのカップルは撤収した後だった。

小屋に戻り、インスタント雑煮で軽く食事をした後、撤収。
食料を消費したせいか、荷が軽く感じる。
昨日苦労した稜線への上り返しもあっさり通過、昨日辿ったルートを戻る。
途中前白根のピークは巻き、時間短縮する。
前白根山頂付近に単独行者が三脚で写真を撮っているのが遠めに見えた。
振り返ると、奥白根が抜群のアングルで見える。さっきまであそこにいたのだと思うと感慨無量。
名残惜しい。その後、外山尾根のコル手前で前白根方面へ向かう単独行者に出会った。
外山尾根のコルで大休止。あとはリフト終点まで一気に下る。
白根沢の急な下りでは、3回ほど尻餅をついてしまった。
下るにつれて、だんだんスキー場から流れるJ-POPが聞こえてくると、登りのときとは異なり、
なんだか無事に人間のいるところに帰れたことに安心を覚えた。

下りはリフトには乗れないとのことなので、ゲレンデの端をとぼとぼ歩き、30分ほどで駐車場に着いた。
日光市内にて入浴・夕食後帰宅 21:50


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