丹沢/ミツバ岳・世附権現山・屏風岩山
- GPS
- 06:00
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,259m
- 下り
- 1,242m
コースタイム
- 山行
- 5:08
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 5:59
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
浅瀬の上ノ沢駐車場に駐車。 トイレ、自動販売機あり。但し洗面所、水道はありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 ・滝壺橋〜ミツバ岳〜権現山:破線ルートだが登山者が多いので踏み跡は明確。 ・権現山〜二本杉峠:こちらは実線ルートだけど破線ルート並み。 ・二本杉峠〜屏風岩山:踏み跡は薄いが基本的に尾根筋を行くことを意識していれば道迷いの危険性は少ないと思われる。荒天時は避けるべき。 ・屏風岩山〜地蔵平:一般ルートでは無いので地図とみんなの足跡を参照しながらとなる。でも富士山が正面に見られてなかなか良かった。二度と通らない気もするけど。 ・地蔵平〜浅瀬:所々で沢筋から岩雪崩があるが基本林道でありそれ程問題ない。 ◆登山ポスト 見当たらない。 |
写真
感想
五月連休のようなポカポカ陽気の中、ミツマタが花盛りのミツバ岳から北へ足を延ばして屏風岩山まで歩いて来た。山では桜ももう咲いていて湘南よりも季節が進んでいるみたい。沢が呼んでいるよぉ。ミツバ岳のミツマタは見事でした。
どこか希望の所は?とAki-CLさんに聞かれてこの季節なら一度ミツバ岳に登りたい、ミツバ岳を起点にして延ばしたルートで、と言ったら採択された。ミツバ岳はミツマタで有名と聞いてはいたものの登ったことが無い。と思ったらAki-CLさんも13Kさんも未踏、加えてそこから北へ向かう稜線もみんな未知だった。ではミツバ岳から畦ヶ丸まで繋いで城ヶ尾峠から降りて浅瀬でループを閉じれば良い、とすぐ言い出す面々。それじゃまた30km近くなってしまうじゃないですか。1週間前から腰痛に悩まされているのでお手柔らかにと頼むとどこかから地蔵平に向かえば良いだろうとのこと。一応慮って戴けました。どこか?
6時前に湘南を出て7時過ぎに浅瀬の上ノ沢駐車場に着いた。滝壺橋の近くの2つの駐車場は満車状態で路上駐車も出ていたけれど上ノ沢駐車場には先客は一台だけ。トイレも自販機もあるんだけれど皆さん出来るだけ近くに停めたいようだ。ここからでも滝壺橋の袂のミツバ岳登山口まで歩いて10分程度だ。丹沢湖畔沿いに歩くともうちらほらと桜が咲いている。湘南よりも早いなぁ。湖を挟んで向こう側にはこの間登った太郎小屋山の尾根も見える。登山道に入るといきなりの急登。この辺りの山はみんなそう言う感じだから想定内。杉林の中を10分も登って振り返ると丹沢湖の碧りの湖面が樹間から望める。また暫く登って行くとミツマタが現れ出す。密度の濃い杉林の中だけれど陽が当たる瞬間にとても可憐な姿が見られる。30分も登ると結構太郎小屋と肩を並べる位までになって西の方には富士山も望めるようになった。樹林も薄くなって傾斜も落ちて広葉樹林に変わるとミツバ岳の山頂も近い。
杉林を出てミツマタはもう無いかと思っていたら山頂域はミツマタの密生地だった。丹沢湖も富士山もミツマタ越しに眺める景色を堪能できた。ミツバ岳の山頂で小休止して世附権現山を目指す。近くに見えたが地味に距離があり、最後はなかなか登らせてくれる。でもここも期待していなかったけれど結構展望が良く、富士山や甲相国境尾根やら不老山の山稜等、色々な山々の展望が楽しめた。ここから北に向かう尾根でも意外にもそこそこ展望があって良かった。尤も落葉しているためではあるが。権現山から二本杉峠に向かったがここは結構な急坂を下って行く。ミツバ岳経由権現山までは破線ルート、二本杉峠から権現山は実線ルートだけど正直違いは道標が2つ3つ程あった以外には無い。
二本杉峠から北は踏み跡レベルになる。200m程進むと尾根が急に立ち上がって行くが左右両方に径が延びている。左は地蔵平へ向かうようだが西丹沢詳細図を見ると崩壊して通行不可と書いてある。右の方は枝が横たえられていて通せんぼになっているので迷い道なんだろうか。正面の尾根も木の根が突き出た急登で楽では無い。でもひと登りすると穏やかな尾根道に変貌する。尾根は何回か屈曲しながら北へ延びて屏風岩山に至る。山頂には何も標識の類はないし、名前の由来になるような屏風岩も目にすることができなかった。ここで小休止。屏風岩山には単独行の先客がいて、小休止している間にまた単独行の登山者がやって来た。でもそんな程度であり、ミツバ岳を後にしてからは実に静かな世附の山だ。
屏風岩山からどうするの?となったがAki-CLさんは地蔵平に降りるのが無難かなと。地蔵平に行くには大滝峠まで行ってセギノ沢を降るルートが1992年頃の山と高原地図ではまだ破線ルートで記載されていたけれど、現在の地図では無い。西丹沢詳細図にも無いけれど屏風岩山の西南尾根を下って地蔵平に行くルートがあるのを13Kさんはみんなの足跡で見つけていたので、沢より安全そうなそちらで地蔵平へ向かうことにした。そんなルートにマーキングがあるの?と思ったら意外と赤や紫のテープがあってさすが丹沢だなぁと。ちょうど富士山を正面に見ながら下りていくルートでなかなか気持ちが良かったけれど、こんな使い勝手が悪いルートはもう降りることも無いんじゃ無いの?と思う。なのにマーキングがあるのは何故なんでしょう。いくつか支尾根の分岐があって間違いかけたりしたが地蔵平に40分程で降り立つことができた。最後はかなり急坂だった。
地蔵平からは林道なんでのんびりしたものだ。サクラやフサザクラやキブシやミツマタやスミレと言った春の花々が咲いていた。すっかり春だ。空気も五月連休のような匂いがする。もう沢でも良いねと話になった。でも大又沢に入る枝沢はのべつ岩雪崩を伴っていて、今あちらこちらの沢はどうなってることか気を揉ませる。まあ変化は悪いことばかりでは無いと思おう。
ともあれまたまた良い日に良い山に登れました。さすが聞こえた通りにミツバ岳はミツマタの山でした。
秦野 権現山(244m)、
箒沢 権現山(1,138m)、
世附 権現山(1,019m)
神奈川 権現山コンプリート。
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