台風前に滑り込みセーフの、奥多摩きのこ観察・味見会
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 325m
- 下り
- 272m
コースタイム
14時07分、ふもとの温泉に下山。
天候 | 昼まで晴れ。午後2時過ぎから断続的に風雨。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
時間が許す限り、林内を探索。ときどき山道にもどる。 |
写真
感想
tanigawaさん みなさん お疲れさまでした
そしてありがとうございました。
人生初のキノコ観察&キノコ狩り
とても楽しかったです。
ただ食べるための採集ではなくて、菌と木、森との共生などについて、熱く語るtanigawaさんの姿をみて、認識を新たにしたところです。
当日は天気が心配でしたが、久しぶりの奥多摩(といっても登山ではなくバイク)、タイヤを履き替えた直後でもあって、早起きして奥多摩湖畔のワインディングを走りました。実は自宅は4時に出発したんです。
まさにツーリング&山歩き&キノコと盛りだくさんの休日!
また、雨男の私には珍しく歩き終わった直後に(ホントに直後に!)雨が降りだし、まさに危機一髪。試食会も無事終了。
帰りは土砂降りのツーリングとなってしまいましたが、ひどい渋滞もなく(といってもすり抜けしちゃうんですけどね)、無事に帰宅することができました。
風速60mの台風17号が速度を上げながら四国沖に接近しつつあるなか、奥多摩では嘘のような青空のもと、きのこの森のふもとに着きました。
稜線まで4人で上がる前に、時間があるので、中腹の森に下見に。
高温と小雨・乾燥で、やはり今年は例年の1割ぐらいしか、きのこが出ていない。
がっかりして森を出たら、bmさんが到着。
今度は2人で入ったら、bmさん、アナグマの巣穴にいたく関心をしめす。
しかし、やはりめぼしいきのこはなく、帰ろうとしたところで、なんとウラベニホテイシメジが10数本生え出している「シロ」に入り込む。
bmさん、あなたはラッキーボーイだ。
(何しろ、この日、このあと、林内を歩き、登り、探しまわったが、ウラベニホテイシメジは、ここにしか出ていなかった!)
4人全員集合して、稜線側から、尾根、支尾根をトラバースしつつ、森を歩く。
ないねえ。きのこそのものが少ない。
いつもの秋なら、食・毒いりまじっていっぱいなのに。
で、尾根を回り込んでカラマツ林で「ここの目標はハナイグチ」と話したとたん、bmさんが今度はハナイグチを見つける。
bmさん、あなたはやっぱりラッキーボーイだ。
入り込むと、あるある。かわいい幼菌も。一か所6,7本が、5,6か所も。
fireboltさんは、傾斜のある薮の斜面で、目線の角度を変えながら、つぎつごに発見したコロニーに飛び込んでいく。
彼にこんなアグレッシブな敢闘精神が秘められていたとは。
興奮を表に出さないアラゲンさんに、「これで今夜のきのこ汁はばっちりだ!」と告げた。彼も。せっせとハナイグチを摘みだした。
第3目標エリアは、ブナ、ミズナラの深い森の急斜面を、トラバースしつつ、ナラタケ、ヌメリスギタケを探す。
いつもなら、倒木にびっしりついているはず・・・。
ない!
なんて年だろう。凶作ですね。(この9月は、気温が平年より3・7度も高い、観測史上最高の高温だったそうです。)
少しのナラタケ、少しのウスヒラタケ、そしてヌメリツバタケモドキ、ムラサキアブラシメジモドキを収穫して、私たちは、台風の接近を気にしつつ、作業道を使って山を降りた。
結局、私たち以外、誰にも合わない静かな森だった。
ふもとに着いて、ハナイグチの処理にとりくみだしたとたん、横なぐりの雨が降り出した。
ハナイグチの刺身風は、ジューシーだった。
ウラベニホテイシメジは、オリーブ油で炒め、ワイン蒸しに。
おつでした。
今回は、スリルある天候のなか、おつきあいいただいた3人にお礼を申し上げます。
(今回の観察会は、私とお友達登録をかわしている方々を中心にお知らせしました。機会があれば、また開催します。)
遠い昔に青森の下北半島で子犬と一緒に歩いた、山奥のとあるブナの倒木にびっしり付いていた、なめこを採ったのが、私の唯一のキノコ採りの記憶です。一度tanigawaさんに誘われた、山歩きでしたが、都合が合わずに、しばらく経ってしまいました。今回はなんとしても、一緒に歩ける機会を得ることが出来て良かったです。リハビリ中と何度か日記か記録かで拝見していたので、どうなのかな?と思っていましたが、片手に一眼レフカメラに一脚と大型のレンズを装着して歩くtanigawaさんは、とても病み上がり?とは思えませんでした。しかも、きのこに関しての知識は、全く無知の私からすれば、神様の様です。
下山してから、料理に取り掛かろうとしたところで、雨になってしまい、その場での味見は限られたものになってしまいましたが、料理方法も教えてもらったり、為になりました。自分一人では、やはり、きのこ採りは全く恐くてできないと思うのですが、またタイミングがあえば、行って見たいなと思います。
東屋でぶつけて痛いのか、帰りのバスでは、ずっと頭が痛かったのですが、いつのまにか眠ってしまいましたら、直っていました。特急電車が運休ということで、普通列車が混んでいましたが、台風では仕方ないですね。電車に乗っている時は、大雨でしたが、町田に着くと、雨は止んでいましたので、ラッキーでした。家に着いた途端に、また大雨になりました。なんともタイミングの良い一日でした。
tanigawaさんをはじめ、沢山のきのこを採っていただいた、bmw1100rsさん、fireboltさん、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
台風直撃かと思われた日曜日でしたが、午前中だけならまあ何とかなるかと決行したら、何とギリギリまで雨は降らずラッキーなキノコ鑑賞会となりました。
コース設定から各種キノコの解説、事前下見や試食会の準備等々、tanigawaさんには大変お世話になり有り難うございました。
まだまだ自分で判断出来るキノコは多くありませんが、これから勉強していきたいと思います。
今回の目的のキノコではありませんでしたが、チチタケも初めて採取し、帰りに買った茄子と一緒に油炒めで頂きました。茄子を入れすぎたのか調理に慣れないためか所謂「絶品」とは行きませんでしたが、さすがに人気の片鱗を感じさせてくれました。これは間違えなさそうなので、来年以降も見つけられたらいいな。
やはり帰り道は大雨の影響もあって渋滞し、往路の倍くらい掛かりました・・・が、何とか夕飯の味噌汁には間に合いました。
コメント
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tanigawaさん、Bさん、fireboltさん、aragenさん、
台風接近で、どうなったかな?と心配していましたが、
無事に行ってらしたんですね。
八つの瞳でじっくり探索、
いつもの山登りとは違った楽しみを満喫されたことでしょう。
aragenさんも今夜はきのこ汁で ですね。
とわかっていても、野生種を食べるのは恐る恐る・・・
何の種類か忘れたけど、アルコールと一緒に食べるのはNGの種類が、あるのだとか・・・怖くて 飲めませんでした
金曜から風邪ひき、土曜にこどもの運動会観戦でクラクラに、日曜は終日眠って治しました。一年ぶりくらいです。日曜の夜、午前0時から台風対応で出勤しましたが、もう行ってしまいましたので、これから朝まで仮眠します。ふわああおやすみなさい。今回は行けず残念でした。
sakusakuさん、「八つの瞳」の威力はすごかったですよ。一帯が一気にセンサスされます。見つけたときの突っ込みがまた元気でした。
今回は、アラゲンさんに荷の一部を背負ってもらい、上り下りで右手で樹木のフォローをへらすように動いたのですが、それでも何度かバランスをくずし、また右肩が今朝は少し痛みがでました。
いつまで続くリハビリか、というところです。
アラゲンさん、いろいろお世話になりました。
今回は酒と組み合わせると当たるきのこは、採集してませんので、安心ですよ。
yoneyamaさん、しっかり養生をと思っていましたが、それでも仕事柄、動員はかかるんですね。
山梨では台風の大きな被害がなかったようで、今日明日は風邪を鎮めることができますね。
今度はそちら方面で機会をつくります。
fireboltさん、帰りは速度規制と雨とで、けっこう渋滞したんですね。味見で引き止めちゃって、すみません。
それから、何しろ変に晴れ間がつづき、風もほとんどなくて、それで逆に私は急転をおそれて、ちょっと時間を気にしすぎました。
ちょっとぐらい降られても、というくらいの気持ちで、尾根にもう少しとどまっても、よかったかもしれませんね。
とはいえ、劇的な天候の急変になりました。
fireboltさんは、きのこの名前が口から出ていたり、研究熱心な人と思いました。今後深入りしそうな気配を感じました。
今回は12種類くらいの目標をプリント体裁にして出しましたが、それぞれ似た毒菌をセットで覚え、また仲間のきのこをファミリーで生で見る体験をすると、覚える早道になると思います。
丸ごと、きのこの世界に親しむのが、覚える早道だと思います。
科、属から把握すると、頭に立体的な配置図ができて、応用が利きます。地図に落としていく感じです。
毒きのこもこの配置図に位置付けると、科、属を手掛かりに、注意するポイントが把握できます。
逆の道、食べられるきのこだけ固めて覚える道もありますが、それが早道とは限らないというのが、体験から感じます。
それに、毒きのこは。それ自体おもしろいし、対で覚えると、食べられるきのこの理解と印象がふかまります。
それには、数多く生の対面が必要。今度、もっといっぱいきのこが出た場所で、効率よくリアル体験できる機会があるといいですね。
私がこれまでであったなかで、1,2を争う「シロ」でした。
もう一か所は、現場で話した、あそこの少し下部です。
ありがとう、bmさん。
このきのこ、歩き回って、普通は1本、2本と、直ぐ立ちしているのに出会うのですが、今年は希少でしたね。
前の日に、この「シロ」を見つけながら、手を出せないでいた人がいた形跡があったのも、おもしろい思い出になりますね。
bmバイク、そばで初めてまじまじと見ましたが、赤い皮のカバーがいい感じでした。
昨日の行動は天候の状況を常に把握して、ベストのペース・タイミングであったと思います。降り出したらあの勢いですから、行動中の雨は覚悟していたとは言え、本当に雨具を着なくて済んで良かったと思います。
また、試食会も非常に内容が濃かったですし、いろいろと準備をして頂いて、一番美味しい状態で試食できたのは良かったです。
渋滞したと言っても夕食の準備には間に合いましたので、家族にも味わって貰いました。ハナイグチは味噌汁の出汁も良いけれど、そのまま醤油で食べる方がもっと良かったと妻や娘が申しておりました。これで、早いうちに次のトライアルに行く口実が出来ました。
山菜は一人でも採りに行くことがありますが、キノコは自分でしっかり判別できる物が多くないので、これまでもガイド付きでしか行ったことはありません。
まずは可食/似た毒のセットでしっかり覚えてからと思います。ムキタケなら大丈夫なんですが、ウラベニホテイシメジはもう一度お復習いが必要そうです。(現状では前日に諦めた人とそう変わらないレベルでしょうか)
アラゲンさんが、感想・記録で
>遠い昔に青森の下北半島で子犬と一緒に歩いた、山奥のとあるブナの倒木にびっしり付いていた、なめこを採ったのが、私の唯一のキノコ採りの記憶です。
と書いていましたが、得難い体験をされましたね。南関東に住んでいると、なめこは、ブナ、イヌブナの林に入っても、まず出会えないので、多雪地帯に遠征しないと手の届かないきのこ、です。
夏の乾燥が影響しているのでしょう。
そのかわり、奥多摩・奥秩父・富士山などでは、樹種が多彩で、笹も少ない場所があり、歩きやすい森に、とにかく種類が豊富なきのこが、入れ替わりで伸び出してきます。
それもあと1ヶ月が盛期。
山に入ったとき、面白そうなきのこに出会ったときには、レコに写真をいれといてください。
それから、今度はハナイグチも、マスターしたはずで、味わえますね。
こりずにまたいつか、おつきあいください。
右肩と腕は、今朝になって弱い痛みが、ほとんど感じられなくなってきました。荷物を回してすみませんでしたが、おかげで助かりました。ありがとうございます。
私のザックには、雨を予想した装備のほかに、細いザイルもどきで編んだ縄梯子も入れてあって、それでちょっとがさばっていました。
道からの取りつきを見て、様子が変わっていたため迂回ルートを使ったので、今回は出番なしでした。
今回と重なるエリアに入ったときの記録。
まだまだどこへ行っても、秋は楽しめます。
2009年09月21日
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-46546.html
2009年10月03日
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-47791.html
2010年10月16日
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-82779.html
美味しそうなハナイグチがたくさんで羨ましい〜!
最近、ハナイグチポイントに行っていないので、
行きたくなりました。
ヌメリツバタケモドキは今日の秋田駒で見かけました。
北東北は、笹藪が多いので、木に付くキノコを目にすることが多いですね。
ボリとかナメコとかブナハリタケとかムキタケとか。
代わりに初夏のタケノコが楽しめますが。
あ、岩手山の御神坂コースはタマゴタケポイントです
もうシーズン終わりですが。
mitugasiwaさん、また秋の山へ登ったんですね。
ハナイグチは、北海道ではラクヨウという愛称で、ボリボリ(ナラタケ)とともに、2大ポピュラーなきのこでした。
岩手でも、唐松林(落葉松)が多いので、大量にたぶん出ますね。
タマゴタケは、岩手山で、8月末にいっぱい見かけました。
笹薮があると、地面から生えるきのこは駆逐されますが、そのかわり倒木がきのこの住処になりますね。
なめこ、うらやましいです。
お誘いいただいていたんですが、参加できずに残念です。
楽しい時間になったようで、よかったです。
またの機会のお誘いを待っています。
nightsさん、今回はお友達登録をされている方にお知らせしたわけですが、単身赴任中の身では、条件がおりあわなかったですね。
また機会をつくります。
一人酒をやりすぎないように、図鑑でも入手して、おさらいをしててください。
七輪と鍋とビールで楽しめるやつがいいかもですね
予定合わせが大変ですが
中腹や、ふもとに、テン泊できるところがあるので、網焼きや鍋、いいですね。
以前、湯ノ丸山の中腹で、野生きのこを網焼きして食べる店がありました。
食べられるきのこは、網焼きにして何でも出していました。
そうそう、いっそのこと、あそこのアナグマ、昔の人ならムジナ鍋にしたんでしょう。
(アナグマの写真、追加しときました。)
ヤマレコにもきのこ狩りの記録が幾つも出てくる季節になりましたが、みなさん、各地で不作で苦労している様子です。
こういう年でも、冬はいつも通りくることが多いですね。
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