静岡百100/100ラストは快晴の生木割山
- GPS
- 15:40
- 距離
- 51.0km
- 登り
- 4,204m
- 下り
- 4,221m
コースタイム
- 山行
- 13:47
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 15:39
天候 | 晴れ?? 稜線は南アルプス側から冷たい風が吹いていました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
無料、五台程度 現在雨畑へ向かう道路(トンネル)は夜間通行止めです。 事前に確認を。 事前に自転車を田代発電所付近にデポし下山後は老平まで車を回収に行きました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
沢沿いのルートログが飛んでしまっています。 手書きで修正していますがそのあたりが若干正確でないかもしれません。 <老平〜広河原〜笊ヶ岳> 老平の登山者駐車場のすぐ先にゲートがありそこからの歩き始めます。 しばらくは林道歩き。 廃屋の脇から登山道になり沢沿いに歩いてゆきます。 ルートははっきりしていますが崩落が多いので所々崩れて整備してを繰り返しているような感じ梯子とかグラグラだったりします。 広河原の渡渉は最近の記録にもよく出てくる丸太がありますのでその上を通過すれば問題無しです。 広河原以降は普通の登山道ですが、全体的に急登、下部は落ち葉が多く踏み後が少し隠れてしまっています。1800mぐらいから薄い雪。陽当たりが良いところは溶けていますがこの時期以降は気温が低いのでもう溶けないかもしれません。 今の状況ならツボ足で歩けるかと思いますがズルズル滑るのも歩きにくいので桧横手山から軽アイゼン着けました。 布引崩れで一旦眺望があり、樹林帯の布引山を通過し、一旦下って登り返せば笊ヶ岳山頂。 <笊ヶ岳〜伝付峠> 笊ヶ岳以降は直近で歩いた方が少ないのか1名分のトレースが出てきたり消えたり。みちはしっかりしているはずですが雪で登山道が消えてしまっていて、指標やマーキングがそれほど多いわけではないので油断すると間違えるかもしれません。基本的には尾根を辿れば良いですが広くなるとちょっとした進路変更に気を使います。 笊ヶ岳から少し下れば椹島方面の分岐。 この辺りは下りはじめの取りつきを間違えなければ問題ないと思います。 生木割山手前のピークは登りきる前に左に折れ、崩落地側に下り、崩落地を過ぎたら再び樹林帯の尾根に。 生木割山から先は少し広い尾根で小さく進路変更をしながら進むのでリボンを追うように。 しばらく進んでからはひたすらトラバース。 距離は長い割に全然標高が下がりません。 林道跡に出てしまえば一本道で伝付峠。 <伝付峠〜田代発電所> 伝付峠から新倉へはしばらくは笹の中の登山道をジグザグに下って沢へ下ります。 伝付峠から下は一部うっすら残っているところはありますがほぼ雪が無く無雪期と変わらないと思います。 沢に出てからが少し分かりにくいです。 右岸なのか左岸なのか高巻くのか沢沿いを歩くのかテープやら踏み跡やらが錯綜していてはっきりしていた道が崩れて消えたりしていたりもするので注意。 基本的には伝付から降りてきてしばらくは右側、取水施設からは左側になるかと思います。 管理小屋からはよく整備された道がはっきりしており、木で組んだ橋を渡ったら崩落地の上に向かって登ります(造林小屋跡ここが八丁峠かな?)。自分はマークを間違え変な尾根に入ってしまいましたが登りきってからはそのまま進んできた向きに下ります取り付きを間違えると大変なので注意。 落ち葉で滑りかなり急なので気を付けましょう。 ワイヤーやロープがありがたい。 梯子を下り細いトラバースをジグザグに下れば沢に出てか、しばらくは右、途中から左側を進んで田代発電所。後は林道歩いて新倉。 自分はこのあと老平までロードを15〜6キロ自転車で。こちらからは下り基調なので楽ですが雨畑入り口から老平までは四キロぐらい登ります。 |
その他周辺情報 | ヴィラ雨畑、西山温泉、ヘルシー美里、等登山口、下山口付近には温泉あり。 飲食店、商店などは基本的に少なくこういう山里は閉店時間なども早いのでコンビニなどは早めによってからがよいかと思います。52号線沿いで済ませましょう |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
軽アイゼン
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感想
先月鶏冠山に登り静岡百山が99座となりました。
最後の一座は生木割山。
日が長い時期に日帰りで今回歩いたルートを歩くか連休とって南嶺を縦走する予定を立てていたけどお天気やら何かの用事やらでなかなかタイミングが合わず行けずじまいでした。この先雪が降ると連休が月に一度あるかないかの自分には更に行くタイミングが難しくなりそう。
で、雪が積もる前にと先週向かったわけですが断念。(一つ前の山行記録をhttps://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2766935.html)
それから三日後、再度雨畑に向かいました。
自転車を田代発電所付近にデポし老平へ。
が、ここでハプニング!
何と雨畑への道は深夜は工事の為通行止め。
朝五時までは通れませんと…何とか迂回路とかないですかね?と聞いても無いとのこと。困ったな…工事の方とお話すると予定よりも早く終わることもあるので終わったら連絡しようか?と言ってくれた(この日は早く終わりそうだったみたい)のでお言葉に甘えて工事車両をおいてある場所で仮眠させてもらいました。
で、ほぼ予定通りの時間に老平に着けたので支度して出発。
月が明るく、光が入る場所はヘッデン無しでも歩けるぐらい。
広河原の渡渉は丸太が掛かっているので問題なく渡れ、急登の尾根に取り付く。
山の神辺りで空が明るくなり日が登る。
雲一つない青空で今日の稜線歩きが期待できる。
1800mぐらいからうっすらと雪。
三日間前に来た時に降っていた雨は上では当然雪。
その時に上った方にそれほど多くはないと情報をいただいていたけど晴続きでもこの気温だともう溶けてなくなりはしない様子。
桧横手山で軽い朝食を取り、笊ヶ岳まで危険個所はないけどこの後の登りでズルズルするのは疲れそうだなと軽アイゼンをつけて歩き出す。
布引ガレで広がる大好きな南アルプスの眺望でテンションが上がった。出発時間の若干の遅れと休憩分以外は予定通りのペースで笊ヶ岳に到着。
何度も登っているピークなので立ち寄ってすぐに先に進むつもりだったけどやっぱりこの天気だとのんびりしたくなっちゃう。
コーヒー淹れて一息つきます。
南アルプス側から冷たい風が吹いているけどそんなのお構いなし。
いや〜気持ちいいなぁ。
とはいってもここはまだ通過点。
先は長いので荷物をまとめて出発。
笊ヶ岳から先はおそらく三日前に入った方しか歩いていない様子。
サラサラの雪なのでトレースは消えちゃってたけど要所要所で一人分の足跡が見られました。
登山道はある程度しっかりあるはずだけど、広い尾根なんかは雪で道が隠されてテープがまばらにあるぐらいなので、たまに踏み跡見つけるだけでも結構安心します。
下り基調の尾根から登り返して崩落地側に進路を変更すると目の前に生木割山の姿。
いよいよか。
樹林帯を少しだけ登って生木割山山頂。
樹林帯にCATVのアンテナの立つどちらかと言えば面白味のない山頂ですが自分にとっては思い出深い山頂の一つとなってくれるでしょう。
とは言っても眺望もなく、日が差さない樹林帯の山頂なので寒かったのと時間も計画から少し押しているのでそれ程のんびりする事もなく山頂を後にしました。
ここからは天井小屋山まで少し広いくてルートがわかりにくい尾根を歩いて一旦小さく登り返し、そこから先は伝付峠まで400m程標高を下げるんだけど、ひたすらなだらかなトラバースでその後は林道。
距離は長いわりにいつまでたっても標高が下がらずとにかく長く感じました。
下りを飛ばすと古くてひっかけるところが壊れ気味の軽アイゼンがちょこちょこ外れて煩わしかったですが伝付峠ぐらいまでは積雪状況が読めないので何度も付け直して歩きました。
伝付峠からはしばらくは歩きやすい登山道で沢沿いまで下ります。
この感じだと三日前に下見した核心部あたりは日没前には通過できそうかな。
と、思いきや沢沿いが道がわかりづらく通過に思ったよりも時間がかかりました。
で、管理小屋辺りで日没時間を迎えました。
とは言っても急に暗くはならないので沢から離れ、核心部の手前辺りまではヘッデンを使わずとも問題なく歩けました。
で、薄暗くなり始めた頃、肉眼では遠くは見えづらく、ヘッデンの明かりもまだそこまで暗くないのであまり明るく感じない時間帯、まぁ、とにかくいろんなものが見えづらいタイミングで下る尾根を間違えました・・・。
なぜかしばらくはテープがついてたりして惑わされましたが明らかに危ない感じでここは違うとすぐに戻りルートへ復帰しました。
気をつけなきゃですね。
一番危ないとこを一番醜いタイミングで歩くことになっちゃったのは反省点です。
沢まで下り、少し歩いて田代発電所に到着。
そこから自転車をデポしたとこまで林道を歩いてあとは長い長いロードの旅。
下り基調なのでそこまで苦労しなかったけど最後の雨畑まで登りは堪えました。
無事老平の駐車場に到着。
小さく拳を握りしめ今日の山行は終了。
自分は気ままに旅をするように山を登るのが好きで、ピークを目指すだけの山登りよりも面白そうなルートを歩いたり、季節毎の変化を楽しんだり、何か新しい発見はないかな?なんて思いながら歩くのが楽しくて山を登ってますが、いろいろな山を登っている中で地元の山ぐらいはこの土地に住んでるからには登っておきたいなぁ、と、この2〜3年で静岡百山に選ばれている山をカウントし始めました。
最後の一座が一筋縄ではいかない山になって面白いなと思いました。
静岡は東西南北幅広い場所に雰囲気の違う山がたくさんあってとても面白いです。
まだまだ知らない山も歩いてみたいルートもたくさんありますので今後もそういうところを歩いていきたいと思います。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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いつもヤマレコ拝見させて頂いております。
今回のルート、私も最近歩きましたので大変さが分かります。しかも積雪ありとは!
伝付峠から新倉までの下り、テープがたくさんあって迷いませんでしたか?
私は右岸に行って良いやら、左岸に行って良いやら、迷いました。
ちょっとこれは下れないだろう、、、ってところで引き返したりもして大変だったイメージがあります。
あと、新倉から雨畑までのチャリ漕ぎも、、、。最後の雨畑までの微妙な登りの自転車漕ぎが堪えました(*´Д`)
それにしても静岡百山達成おめでとうございます。
コメントありがとうございます。
今回の日帰りに関してはkananaskis さんのレコも参考にさせてもらいました。
伝付峠からの沢沿いのルートはわかりづらいですね。
テープはあるけど欲しいとこにはない感じでした。
この周回の場合何度も歩いていて危険度も低い老平へのルートを下りで使って、こちらのルートを登りで使う方がたぶん楽だと思ってましたが車の回収の事を考えるとこういう選択になりました。
静岡百は意外と範囲が広く移動が大変なところもありましたが変化に富んだ山々を楽しむことができました。
コメントありがとうございました。
早速行ってきたんですね。あまりの早さにびっくりです。(((^^;)
お天気もよかったようで素敵な写真ありがとうございました。
詳しい山行記録ありがとうございます。
しかしこのコース日帰りとは…タフですねぇ。
さすがです。
またどこかでお会いできるの楽しみにしています。(^-^)/
nakaji84さんこんにちは
たまたま休みがこのタイミングだったので早速行ってきました。
直近の状態がわかる方が良いし、これからは更に日が短くなるし積雪も増えるでしょうから早い方が良いかなと。
お天気もバッチリで先週から延期した甲斐がありました。
またどこかでお会いで着たら良いですね。
静岡百踏破おめでとうございます。
日帰り? :
すげーっ!
何この人!?
とパソコン前でつぶやきました。
ありがとうございます
お会いしたのは暑い時期の笊ヶ岳でしたね。
あの時の道を登って違う道から下山しました。
nann_puu さんは既に静岡百山登ってるんですよねw?
自分で登ってみてこれやってる人結構マニアックだなと思いましたよw
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