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Yamareco

記録ID: 297114
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山滑走
白馬・鹿島槍・五竜

針ノ木岳(ピークハント&BCスキー)

2013年05月12日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:07
距離
13.6km
登り
1,596m
下り
1,586m

コースタイム

5:00扇沢 - <夏道> - 6:30大沢小屋 - 8:20マヤクボ沢 - 9:45稜線 - 10:30針ノ木岳山頂11:00 - <スキー滑走> - 11:15大沢小屋 - <沢道> - 11:50扇沢
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
扇沢の市営無料駐車場を利用。
扇沢駅近くの駐車場は有料となっている。
コース状況/
危険箇所等
■コース状況

【扇沢〜大沢小屋(夏道)】
・夏道は夏道と雪道が交互に現れるためルートがわかりにくい。
・木が倒れていたり枝が邪魔になっていたりするため沢道推奨。

【大沢小屋〜マヤクボ沢分岐】
・スキーでハイクアップ。
・デブリがたまにあるが気になるほどではない。

【マヤクボ沢〜稜線】
・今回は針ノ木峠ではなくマヤクボ沢から直接針ノ木岳とスバリ岳の間のコルを目指した。
・急登が続くため自分はスキーを担いだがスキーでジグ切ってハイクアップしている人も多かった。

【稜線〜針ノ木岳山頂】
・夏道が出ている場所もあるが、雪が凍っている箇所もあるためアイゼン+ピッケル必須。
・針ノ木峠側からの登りもかなり急なため少なくともピッケルは必要だと思われる。

【針ノ木岳山頂〜大沢小屋(スキー滑走)】
・上部は丁度良いザラメで滑りやすい。
・下部はストップスノーとかなり水分を含んだ雪でコントロールしづらい。
・落石もそれなりにあるため踏まないように気を付ける。

【大沢小屋〜扇沢(沢道)】
・この時期はまだ沢の右岸を通行可能。
・夏道と比べてかなり効率がいいので推奨。
扇沢駅から望むモルゲンロート
2013年05月12日 05:02撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 5:02
扇沢駅から望むモルゲンロート
登山口・・・でもこの時期は車道を歩いた方が歩きやすい。
2013年05月12日 05:03撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
5/12 5:03
登山口・・・でもこの時期は車道を歩いた方が歩きやすい。
大沢小屋。まだやってないぽい。
2013年05月12日 06:31撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
5/12 6:31
大沢小屋。まだやってないぽい。
針ノ木雪渓に入る。快晴!
2013年05月12日 06:34撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
5/12 6:34
針ノ木雪渓に入る。快晴!
前を歩くのは三人ほど。
2013年05月12日 07:37撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 7:37
前を歩くのは三人ほど。
日が出てきて暑い。
2013年05月12日 07:48撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 7:48
日が出てきて暑い。
振り返ると岩小屋沢岳と爺ヶ岳。
2013年05月12日 07:48撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 7:48
振り返ると岩小屋沢岳と爺ヶ岳。
マヤクボ沢分岐。今回は右側のマヤクボ沢へ。
2013年05月12日 07:56撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 7:56
マヤクボ沢分岐。今回は右側のマヤクボ沢へ。
針ノ木岳が見えてきた。
2013年05月12日 09:04撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
5/12 9:04
針ノ木岳が見えてきた。
鹿島槍も見えてきた。
2013年05月12日 09:12撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 9:12
鹿島槍も見えてきた。
稜線に出たら立山・剱がドーンと。
2013年05月12日 09:41撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 9:41
稜線に出たら立山・剱がドーンと。
剱岳アップ。
2013年05月12日 09:42撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 9:42
剱岳アップ。
蓮華岳。
2013年05月12日 09:42撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 9:42
蓮華岳。
針ノ木への道は夏道半分、雪道半分。
2013年05月12日 09:46撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 9:46
針ノ木への道は夏道半分、雪道半分。
最後の急登はピッケル+アイゼンで。
2013年05月12日 10:22撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 10:22
最後の急登はピッケル+アイゼンで。
針ノ木岳登頂!立山・剱バック。
2013年05月12日 10:28撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 10:28
針ノ木岳登頂!立山・剱バック。
高瀬ダムと北アルプス南部の大パノラマ。
2013年05月12日 10:28撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 10:28
高瀬ダムと北アルプス南部の大パノラマ。
山頂から槍ヶ岳・穂高岳
2013年05月12日 10:29撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 10:29
山頂から槍ヶ岳・穂高岳
山頂から鹿島槍ヶ岳。
2013年05月12日 10:29撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 10:29
山頂から鹿島槍ヶ岳。
爺ヶ岳と高妻山、妙高山。
2013年05月12日 10:29撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
5/12 10:29
爺ヶ岳と高妻山、妙高山。
鹿島槍と五竜。
2013年05月12日 10:29撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
5/12 10:29
鹿島槍と五竜。
唐松岳と白馬岳。
2013年05月12日 10:30撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 10:30
唐松岳と白馬岳。
立山アップ。
2013年05月12日 10:30撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 10:30
立山アップ。
剱立山と黒部湖。
2013年05月12日 10:30撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 10:30
剱立山と黒部湖。
遠くには富士山と甲斐駒・北岳・仙丈の3兄弟+鳳凰三山。
2013年05月12日 10:30撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 10:30
遠くには富士山と甲斐駒・北岳・仙丈の3兄弟+鳳凰三山。
薬師岳。
2013年05月12日 10:31撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 10:31
薬師岳。
山頂標識・・・埋まってる。
2013年05月12日 10:38撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 10:38
山頂標識・・・埋まってる。
雪渓に向かってドロップイン!
2013年05月12日 10:56撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 10:56
雪渓に向かってドロップイン!
でかい斜面に自分だけのシュプールを刻む。
2013年05月12日 11:01撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 11:01
でかい斜面に自分だけのシュプールを刻む。
マヤクボ沢から雪渓に滑りこむ。
2013年05月12日 11:03撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 11:03
マヤクボ沢から雪渓に滑りこむ。
さらば、針ノ木岳。
2013年05月12日 11:21撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 11:21
さらば、針ノ木岳。
大沢小屋まで下って来てもシュプールが見える。
2013年05月12日 11:25撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 11:25
大沢小屋まで下って来てもシュプールが見える。
扇沢帰還。おつかれさん、俺。
2013年05月12日 11:51撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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5/12 11:51
扇沢帰還。おつかれさん、俺。
撮影機器:

感想

今年の目標のひとつに掲げ、2回ほど挑戦しながら悪天候、雪崩の危険のため断念せざるを得なかった針ノ木岳BCスキー。
いよいよ今週、天気予報が好転したのをきっかけに急遽再挑戦することにした。
(ちなみに今年の目標は次の5つ)
1.白山BC(3/30達成)
2.富士山BC
3.針ノ木岳BC(今回達成)
4.立山BC(4/14達成)
5.剱岳登頂

前夜から車中泊のため扇沢に入る。
市営無料駐車場に停まっている車はそれほど多くない。

翌朝5時に出発。
沢道の方が近いと思いつつ、渡渉できるか不安だったので夏道を歩くことにするが・・・これが間違い。
中途半端に夏道が出ているためルートがわかりづらく、更に木の枝が出てきているため藪こぎに近い場所も。
途中埼玉から来たという方に会い一緒にルートを探しながら何とか大沢小屋に到着。
出発から1時間半・・・コースタイム通りだが、精神的に疲れた。

気を取り直して、いよいよ針ノ木雪渓に入る。
スキーを装着し、軽快にハイクアップ開始。
デブリもあるが、新しいものはなく雪は落ち着いている。
所々落石があるため注意しながら歩く。(帰りに踏みつけることになるが)

マヤクボ沢分岐からは針ノ木峠方面ではなく針ノ木岳方面に直登する。
気温が上がり、下からの照り返しも強いためかなり暑い。
スキーでハイクアップも出来たが結構急なのでつぼ足で登っていく。
誰も歩いていない上に前日の雨で雪がかなり緩んでおり、プチラッセルのような状況になる。
何とか針ノ木岳とスバリ岳の間のコルに出ると迫力満点の立山と剱岳が目の前に現れた。
風はほとんどなく見通しも良い。
針ノ木岳方面を見ると夏道が露出していて、割と楽に歩けそうだと思った、が、甘かった。
途中まで登ると雪が凍っており、その上急登。
仕方ないのでアイゼンとピッケルを装着してダガーポジションで登る。
5月も半ばだというのに、やっていることは真冬と同じ・・・
間もなく山頂に着くと、その日はまだ誰も登頂していないようで、トレースは一切なかった。

写真を撮って、クロワッサンをほおばるといよいよドロップイン。
遥か彼方に小さく見える大沢小屋に向かってマヤクボ沢を滑りこむ。
誰も滑っていない大斜面を滑走するのはやっぱり気持ちいい。
上部は適度に雪も緩んでいて滑りやすかった。
途中からツリーランをしながら雪渓に入る。
斜度が落ちたところでフンフンフーンと余裕をかましていると・・・いきなりストップスノーに出くわす。
バランスを崩して顔から爆死。
気持ちよくコケました。
背中にも雪入って…冷たい、いや涼しい(笑)
後傾になったわけでもなく、前のめりに転んだのだから良しとしよう。

山頂から1時間もかからずに扇沢に到着。
やっぱりスキーは楽ちんだ。

車に戻ってスキーを見ると・・・傷がいっぱい!
やっぱり落石を踏みまくったか。
まあ・・・バックカントリーなんてそんなもんだろ、と気持ちを切り替えたつもりになりつつ・・・チューンナップにいつ出そうかと考える(笑)

とにかく、快晴、最高のコンディションのもと、目標の針ノ木岳BCスキーを存分に楽しめたことに感謝したい。

【番外編】
帰りに北陸自動車道の入善PAに寄ってボーっと白馬岳を眺めていると年配の夫婦に声をかけられた。
「ここから針ノ木岳は見えるんですか?」
えっ!!?
まさか、自分が針ノ木行ってきたこと知っているんじゃないだろうな!?
・・・と疑いたくなるくらいにピンポイント(笑)
「ここからは見えませんが、実はさっき針ノ木の山頂行ってきたんですよ」と言うと相手もビックリ。
何やら佐々成正のさらさら超えが気になっていたらしい(笑)
不思議なこともあるものですね。

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