北岳

2013年09月13日(金) 〜 2013年09月14日(土)

• GPS: 28:45
• 距離: 12.9km
• 登り: 2,033m
• 下り: 2,028m

コースタイム

9月13日
6:30 広河原インフォメーションセンター - 9:15 大樺沢二俣 - (10:00-10:20 昼食) - 11:40 八本歯のコル - 12:20 北岳山荘分岐　- 12:35 池山吊尾根分岐点 - 13:10 北岳山頂 13:40 - 14:00池山吊尾根分岐点 - 14:45 北岳山荘

9月14日
5:20 北岳山荘 - 6:10 池山吊尾根分岐 - 6:30 北岳山頂 7:10 - 7:30 肩ノ小屋　8:00 - 8:30 小太郎尾根分岐 -(草すべり)- 9:40 白根御池小屋 9:50 - 11:00 大樺沢二俣分岐 - 11:25 広河原インフォメーションセンター

天候

1日目　晴れのち曇り
2日目　晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

芦安駐車場　から　広河原 間　
乗り合いタクシー利用 1100円

コース状況／危険箇所等

広河原から大樺沢二俣までは危険個所はなく、ごく一般的な登山道。
二俣に仮設用トイレが設置あり。もちろんチップ制。
ここから左俣コースをとったが、かなりの急坂が八本歯のコルまで続く。
沢沿いの登山道には浮き石が多くしかも急坂なので歩く時には落石させないようにに細心の注意を払う。
またこの辺からは高度も2500m超になり息苦しく、脚も重くなる。一歩ずつゆっくりと登る。八本歯のコルの付近には木製の梯子が設置されている。雨の日は滑り易いと思われる。
稜線に出たあと吊尾根分岐-山頂間の登山道は「危険」とか「転落注意」とか看板に書かれているように急斜面につけられている箇所もあるので滑落しないように注意する。山頂から北岳山荘間の登山道も同様である。
一方、山頂から肩ノ小屋、そして小太郎尾根分岐までは危ないところはなく歩きやすく眺望を安心して楽しめる。
小太郎尾根分岐からはザレ石が多い急坂。特に下りのルートとした場合は草すべりはその名の通り滑り易く注意する。
白根御池小屋から広河原までは樹林帯の登山道を延々700m下る。眺望は無くつまらないが危険個所はなし。

水は北岳山荘、北岳肩ノ小屋では100円/ℓで分けてもらえる。下の白根御池小屋では無料でもらえる。

写真

9/13 5:21

芦安より乗り合いタクシーで広河原へ

9/13 6:33

広河原到着

9/13 6:37

吊り橋で対岸へ渡る

9/13 6:39

広河原山荘で入山届記入

9/13 6:48

いよいよ、登山開始!

9/13 7:25

大樺沢方面に向かう

9/13 7:33

沢を渡る。人気の山だけあって仮設橋も立派。

9/13 7:27

キタダケトリカブト

9/13 8:35

タカネナデシコ

9/13 9:15

二俣付近より八本歯のコルを見上げる。大樺沢には雪が残っていた。

9/13 8:38

北岳のバットレスが見えた!! テンション↑上がる!!

9/13 9:15

鳳凰三山も美しい

9/13 8:48

ミヤマシシウドの群落があちらこちらに

9/13 10:14

大樺沢の上部。急坂に加え浮き石多い。落石に注意。

9/13 10:00

雪渓が無くなったところで、昼飯にする。

9/13 10:15

可憐なオトギリソウ

9/13 10:16

何だろう?

9/13 11:30

やっと梯子まで来た!!
脚の疲労も溜るし、空気も薄くなり息が上がりかなり辛い。

9/13 11:45

八本歯のコルより、大樺沢を見下ろす。
キツかったーっ!

9/13 13:50

センジュガンピ

9/13 13:47

岩の隙間に咲くチシマキキョウ

9/13 12:57

北岳山頂もあと少し。重い脚を無理矢理一歩一歩動かしピークに近づく。

9/13 13:07

山頂に到達。
キツい登りの連続だったので、感無量(泣)

9/13 13:12

三角点。三等三角点「白根岳」と云う様だ。

9/13 13:43

南を見ると間ノ岳に向かう稜線を境にして片側だけがガスで埋め尽くされている。旗雲というらしい。

9/13 14:43

北岳山荘に到着。

9/14 5:10

北岳山荘出発、天気が良さそうだ。

9/14 5:15

幻想的な富士山。朝焼けに浮き出ていて美しい。

9/14 5:15

間ノ岳に向かう尾根道もよく見える。今度来たときはここを歩きたい。

9/14 5:17

仙丈ケ岳も美しい。

9/14 5:27

雲を通してのご来光。

9/14 6:30

北岳に向かう、今日は期待できそう。

9/14 6:38

左側を見ると影北岳。

9/14 6:42

山頂到着。すでに沢山の人が登頂している。

9/14 6:51

360度の見渡せる素晴らしい視界。

9/14 6:52

甲斐駒ケ岳

9/14 6:53

早くも富士山にカスミがかかっている

9/14 7:10

名残惜しいけど、山頂を出発。肩ノ小屋を目指す。

9/14 8:05

肩ノ小屋に到着。ここでホットコーヒーを買い求め小屋の前のベンチで朝食弁当をいただく。

9/14 7:37

北岳山荘の朝食弁当。チラシ寿司にサケなどが入り豪華!

9/14 8:14

仙丈ケ岳の向こうに中央アルプスの山並みを望む

9/14 8:15

八ヶ岳連峰。

9/14 8:28

贅沢に眺望を楽しみつつ小太郎尾根を行く。

9/14 8:26

早くも色づき始めた、山肌を眺めて歩く。

9/14 8:33

小太郎尾根分岐。素晴らしい眺望はここでお別れ。

9/14 8:35

ナナカマドの実が色づいて来た。

9/14 8:40

ナナカマドと青空が綺麗。

9/14 8:52

草すべりコースより眺める北岳。

9/14 9:43

白根御池小屋に到着。

9/14 9:45

山頂はもうガスに包まれていた。ヤマはやっぱり朝に行くのが良い。

9/14 9:46

白根御池小屋で水をもらう。無料。ここの水は南アルプスの天然水、おトク!

9/14 10:48

樹林帯を700m程下る。視界も無く次第に飽きる。

9/14 11:03

二俣分岐、あと少しで広河原だ!

9/14 11:18

広河原山荘前の標識の隣に「生ビール」のノボリが手招きしているようだ。ここは同行者が運転するのでここは我慢!

9/14 12:11

広河原インフォメーションセンター前につくと乗り合いタクシーの運ちゃんに行先を聞かれ休む間もなく芦安行きに乗せられた。

9/14 12:11

市営の芦安駐車場到着。6時間前には山頂に居たのが何とも不思議

撮影機器：

Optio WG-2 GPS ペンタックス

感想

UC11

憧れの北岳、しかも3000m超えは今回が初めての山行でした。

二俣まではいつも通りに登れましたが、その先から八本歯のコルまでの急坂はキツかった。
高低差1700m登るのも初めての経験で、空気も薄く息が切れて辛い登山でしたが山頂に着いた時は感無量で言葉も出ず。久々に心の底から達成感を感じた至福の時を味わいました。
北岳山荘一泊後はヤマの上は好天となり稜線、山頂からの眺望は感動モノ。雲海に突き出た山々を360度見渡せる、いつまでも見飽きない絶景。素晴らしい経験でした。

最初のPlanは白根三山縦走でしたが、同行者より私の体力と台風接近で日曜には荒れる予報を考慮し、北岳一つに変更しましたが結果的に良かったと思います。
天候と同行者まーくんに感謝しつつ、いまヤマレコに記録しながら感動の余韻を味わっています。
また北岳を訪れて、次は間ノ岳への縦走路を歩いてみたいと思います。