飛んでけ鳥海山
- GPS
- 09:17
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,748m
- 下り
- 1,751m
コースタイム
天候 | ガス/束の間の晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
でも短縮コースの方が人気です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況◆ ◇湯ノ台温泉口〜大沢神社 …クモの巣が厄介。苔で滑りやすく急登です。 決して面白いコースではありませんが天然ナメコの宝庫です。 ◇大沢神社〜滝ノ小屋 …この一帯も苔。この辺からややなだらかになり石の階段が歩きやすい。 ◇滝ノ小屋〜(八丁坂)〜河原宿 …森林限界はここから。胸突くほどではないですが急登になります。 ◇河原宿〜湯ノ台道(下)雪渓 …小石が不安定で滑りやすいです。 ◇湯ノ台道(下)雪渓〜伏拝岳(稜線) …ここが一番の急登。覚悟して挑みましょう。 ◇伏拝岳〜行者岳〜七高山 …稜線は平坦に近い。砂地で歩きやすい。唯一行者岳で階段昇り降りあり。 ◇七高山〜新山 …七高山が溶岩帯とすると新山は岩場。ステージが違います。 急な斜面を昇り降りするだけで地形が変わるのが分かるはずです。 岩場の新山はまるで大人のジャングルジム。 尖った岩が多いので気を付けましょう。 ◇新山〜大物忌神社 …新山と同じく岩場になります。 ◇大物忌神社〜行者岳(通行禁止) …必ず自己責任で通って下さい。鞍部の巻道で矢印もあります。 外輪側の落石に注意しながら登れば行者岳に着きます。 ◆登山ポスト◆ 鳥海山荘内に登山ポストがありました。 ◆日帰り温泉◆ 湯ノ台鳥海山荘 日帰り入浴は大人500円/子供150円 日帰り入浴時間 11:00〜21:00 |
写真
感想
どーもです(^^)9/21に鳥海山登ってきました。
この時期から長期の風邪を患い、膝も痛く、お金もない笑
あまり書く気が無くて今に至りました(2013年10月06日)
薄っぺらい記録をながったるく書いた日記です。
どうぞ御付き合い下さいませm(u_u)m
〜前置き〜
9/14に東京の登山仲間と尾瀬燧ヶ岳を御池から日帰りして、檜枝岐の民宿風旅館で一泊。次の日に会津駒ヶ岳チャレンジのはずが…
970hPaという大型台風の影響でお流れになってしまったためフラストレーションがうんと溜まっていました。
そういう流れで今回はガツンと日帰りをしたくこれまた新潟の登山仲間と9/22に朝日連峰を登るその前に暇だからと鳥海山登山の計画を練ってました…
ブルーラインはありきたりですぐ登れるし人も多そうだから別ルートを探したらばなんと湯ノ台温泉から山頂まで標高差1700m!!とはなんとまあ(^o^;
フルマラソン出場も近いのでトレーニングがてら挑むことにしました。
〜出発/登山〜
金曜23:00出発。
なんか鼻がむずむずする。風邪かな?喉もイガイガしてきた。うーん風邪だね。
ドラッグストアで風邪薬と鼻炎薬購入してから腹ごしらえ。
なんか熱っぽい…。否でも憧れの鳥海山に挑みたい気持ちで車を走らせる。
早朝03:30到着。
月明りが眩しい中で徹夜敢行も考えたけど風邪を少しでも直そうと今年テント泊用に買ったエアーマットと寝袋で就寝。
朝05:10起床。
声がガラガラ声。風邪確定(=_=;)
身体への影響は感じられないが安静にすべきか考えるも片道300kmも走らせて登らないなんてもったいないと直ぐ答えが出た。
すぐさま登山スタイルに着替える。薬を飲むためにパンを食す。しかしパンにウーロン茶は合わない。
05:45出発。
たぶん登山仲間であろう隣の車は足を上げてまだ寝ている。
大丈夫なんだろうかと気遣うも自分を気遣えと叱咤する。
思ったより身体に影響は感じられないが無理は禁物と誓ってゆっくり歩く。
やっぱり標高差がありすぎるこのコースはだれも居ない登山になった。
滝ノ小屋まで行かないと人には出くわさないのだろう。
身体が温まってくるといつものように平地で歩くようなペースになった。森林浴ばんざい。
[横堂付近]楢の木に天然ナメコ発見!
まぁ…荷物になるので帰り道で摘み取ろう今夜はナメコ汁だ!
うきうきして歩けば風邪もどこへやらいつの間にか?青空ぶるーすかい。
風邪で朦朧としていたんだろうか?
とりあえず霧の樹海を抜けて滝ノ小屋分岐へ躍り出る。
人発見。安心する(^^;
青空はたちまちガスを巻き山頂を取り巻く様子が伺えたのでギアを上げる。
河原宿を横目にスルー。先には心字雪渓が見えてきた。今回の楽しみでした。
忘れ物せずに軽アイゼン持ってきました!!と意気込むも不要…。巻道…OTZ
意地でも雪渓歩いてやれば良かったのですが気分が消沈してしまい巻道をズンドコ歩きました。
遅咲きのニッコウキスゲに慰められました。
雪渓沢を横切り、薊(あざみ)坂手前に雪渓末端の憩い場がありました。
トンネルの様な…かまくらの様な空洞になっていて先客のお兄さんたちが洞に入って楽しんでましたね。
ここまで休憩もせず来たので水をがぶつきタバコをぷはーっと。
08:30を過ぎたところ。
あとどれくらいなんだろう?
いつも知識を入れずに(特に写真を見ずに)登るので登るまで楽しみなとこがある。
とりあえず地図を広げるも頭に入って来なかったのですぐしまった。
ガスにまかれた景色は全然楽しくないのでほんとに晴れなかった場合は早く登って早く帰るに限る。
鳥海湖に行きたかったけれどお天気次第だよなぁ。
休憩もほどほどに運に任せることにした。
歩けばすぐに薊坂。
ここが一番の急登かもしれない。
でも他に比べれば!とか思い出して登れば大したことはない!とかごまかしながら稜線に到着。
うーーーーーん。風。風邪じゃないです。強風!寒い!
ガスが突っ張りで僕を崖へ追いやるような危なさです。決まり手は押し出しです。
体感したことのある経験から風速15m位だったと思います。
寒いのでレインコートを羽織る。
稜線の道が広かったので押し通ることにして、身体斜めに釣り合わせながら歩く。
行者岳から階段降りてくる人が「ひどい景色、ひどい風ですね」と落胆に満ちた声を荒げていた。「天気には敵わないですからね〜こればっかりは」と答えるのが精一杯だった。
寒い。
ガスで10M先も見えない中、七高山手前5Mで休憩してる人が居た。
「ここは山頂ですか?」と伺ったらここは山頂ではないけど(指差す方向)そこが山頂だよと言われ進むと辿り着いた。その位の視界でした。
09:27七高山 山頂到着。
このままでは意味がない…。何にも楽しいことないなんて…。
とりあえず寒いからコーヒーを飲むことにしたら視界が晴れだしました(^^)
ガスと晴れを繰り返すけど下界が見えるだけでも気分良いです。
晴れ間で周りをキョロキョロすると大好物の岩がゴツゴツした山発見!
どうやら新山と言うらしい。七高山より7m高い2236mの標高。
登山道の点線が無いから登れない山だとすっかり騙されていた。
コーヒーを片付けて晴れてる間にすぐさま移動!
七高山が溶岩帯なら新山は岩石帯で大人のジャングルジムの様です。
鞍部に下がるのも斜度がきつくガレています。気を付けて…
そこからはジャングルジム。
自分で考えて3点保持確保して進みます。
新山周辺は岩の造形が見事。来た甲斐があります。
新山に鳥海山の記念碑がありました。
少しの晴れ間で歓声(^^)疲れが吹っ飛びますね。
鳥海湖に行くかどうしようかを悩みに大物忌神社へ行くことにした。
色んな人に鳥海湖どうでした?キレイでしたか?と聞いたらガスだからねーうーん。と唸っていたのですっかり行く気は失せていた。
下る途中、同じペースのおじさんが居たのでもうすぐ神社だし追い抜いても危ないから連いていくことにした。
おじさんは気にかけてくれて追い抜けと指示するも神社まであと少しなので…と話したら談話が始まりいつのまにか山の友になって居た(笑)そうそう、いつものやつです。
経路を聞いたらブルーラインから山頂登ってこれから心字雪渓を見て千畳ヶ原経由で帰るとのこと。
鳥海湖の評判聞いたらおじさんも顔を曇らしたので断念を決定して帰り道なので一緒に行動することにしました。
しかし寒い。風が吹きあがる側なので一塩に冷える。
一息入れて帰ることを提案してコーヒーをご馳走することにした。
10:49 珈琲に一服。そして地上では絶対に知り逢わないおじさん。
九州から軽自動車で来たらしい。コーヒー吹きそうになりました。
私と出会う前に薄着すぎておばちゃんに怒られたらしい。
九州男児なので寒さには慣れているから大丈夫だよ!と矛盾(^o^)
どこかぶっ飛んでいて心地良さを覚えた。
11:15 帰り道…
地図を見ると行者岳までの登山道があったので選択するも通行禁止の看板がありました。
おじさんと相談して任意で通る。危険は戻る。ことを互いに確認して進むことにした。
七高山〜新山間の道と比べれば問題ないルートです。
行き先表示の矢印も気を付けてあるけば見つけられます。
危険個所は沢降りてから外輪側に歩く崖から落石が怖い印象でした。
恐る恐る通り抜けたら時間短縮に成功しました。
あら?膝が痛い。
おじさんに先頭を譲りゆっくり進むことにした。
行者岳の階段を降りたらなんとまあ快晴!
写真タイム(´▽`)
頂上で見たかったけど山の全貌が見渡せたのがラッキーでした。
風も吹かず不思議な天気。晴れたのはこれっきり。5分もすればすぐガスで見えなくなりました。
下山しなくちゃね。
薊坂に来たときに「こんなに急登だったのか…」とガスが和らいだ視界が物語ります。
来た道もずーっと河原宿まで見渡せるようになっていて絶景。
すぐ帰るのがもったいないので休憩所の雪渓で山談義することにしました。
このおじさんがまた面白くて、登山歴は40年現役でいまは登山が余興でメインは100名湯してるとのこと。
え?明日はどこへと聞いたら岩木山。嶽温泉入ったら次は八甲田山→酸ヶ湯温泉だ!と目を輝かせていました。
酸ヶ湯に泊まったら九州佐世保へとんぼ返りも考えたくないなぁ…。
また山頂にガスがまとわりついてきたので下山開始(12:24)
話しながら歩いたので河原宿もあっという間でした。
九州の山仲間ともここでお別れ。
ブルーラインに戻るルートの説明をしたらがっちり握手を交わし旅の無事を祈る。
ありがとうございました。
自分も名残り惜しむように河原宿から鳥海山を眺めて充実の登山に別れを告げる。
さあきのこ狩りぞ!!
ピョンピョンと駆け降りる。
いつもと違うのはストックがない分膝に負担がくる。
痛いなぁ。
いつものペースを落としつつもあっという間にお目当ての横堂。
顔はニヤニヤしていたはず。
でもね〜〜……無いんですよ。なめこ……。
探せばあるのは分かるんだけど、登山道それて朝露がまだ滴る草を掻き分けて採るまで欲しいとは思えなかったのであきらめました。
誰かが採った?朝寝てた人だろうか…。
15:00 ゴール。標高差すごかったです。
朝の車がまだあったので後ほど事情聴取(¬_¬;)
おもむろに鍋に水、ガスコンロでインスタントカレーとサトウのご飯を茹でる。
15分も待ったが湯が沸かない笑
標高差?風?車の中で調理すればと椅子から立ち上がろうとしたら膝がパリーンと割れた気がした。
この時に気付けば良かったのだけど多分靭帯損傷していたんだと思います。
30分経っても沸かない中、車から2人組が降りてきてペコペコしていた。
目が合うと、滝ノ小屋(短縮コース)から登れるのを知らなくてこの富士山級の標高差を登ったみたい。
君はすごいねー。しかもこんな人気のないコース選ぶだなんて通だねーとか言いながら労うようにおにぎり2個と辛子きゅうり…赤どんべえ小2つ…。梨にあれもこれもとどっさり譲り受けてしまった(^o^;ありがとうを込めて自分もビールやら差し出してみたがたくさんあるから気にしないで受け取ってと気持ちの良い夫婦だったなぁ。
そうそう、なめこ!聞いてみたら採取したけど荷物になるから木の下に置いて帰りに持って帰るつもりがもう時間が無くて滝ノ小屋に駐車してる人にお願いして戻って来たらしい。
あれ?ということはきのこが食料に変わったってこと?なのか(^^;
まあこれはこれでラッキーありがとうでした。
(`ロ´;)灯台下暗し。岡目八目。
置手紙とかしてくれれば分かったのに…これから登っても熊が怖いので断念。
夫婦に感謝を告げて次の旅へ移動して行った。
やっと出来たカレーを食べ、温泉に癒され、自分も次の山へ向かうのでした。
***********
まあ毎度毎度長々で申し訳m(u_u)m
次の日は朝日連峰(小国側/五味沢コース)
今年弥彦→巻機で出逢った新潟のお父さんお母さんとの登山。
ずっと温めてきたメイン企画…ですが膝が不安になった今さあどうなることやら。
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