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Yamareco

記録ID: 356985
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

北岳(日帰り)

2013年10月13日(日) [日帰り]
 - 拍手
pereg その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
08:37
距離
11.9km
登り
1,820m
下り
1,823m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

6:10広河原-6:30白根御池分岐-7:40大樺沢二俣-(小休憩)-9:25八本歯のコル(小休憩)-10:00トラバース道分岐-
10:15吊尾根分岐-10:40北岳11:15-11:30両俣分岐-11:40北岳肩ノ小屋(昼休憩)12:05-12:25小太郎分岐-
12:35草スベリへの分岐-13:15白根御池小屋-14:30白根御池分岐-14:50広河原

※一部GPSログが飛んじゃってます
天候 雲一つない快晴!
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
9/12 21:00 市営芦安第2駐車場着
この時間でほぼ満車でした。10台くらいは空いていたと思います。

9/13 5:00 市営芦安第2駐車場タクシー乗り場
■広河原までの路線バス・乗合タクシー のご案内(PDF:858KB)《H25年度最新版》
http://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sgn/documents/h25mycarkiseichirashiura.pdf
乗合タクシーの始発は5時10分ですが10分前に出発。(ただ、夜叉神ゲート前で10分ほどゲート開くのを待ちました)
タクシー自体は4時に一台、15分ほどして7台来ました。
始発のタクシーに乗りたい場合はできれば4時には、遅くとも4時30分には乗り場にいた方がよさそうです。


コース状況/
危険箇所等
■コース状況
危険箇所も特に気になる所もありませんでした。
迷う箇所もありません。
ただ、吊尾根分岐、両俣分岐付近は風が強く体感的に寒かったです。
晴れていても防寒準備はお忘れなく。
開けた岩場にも岩のマーカーやピンクテープが豊富にありなので心配なしです。
ちなみ、白根御池小屋に13時15分着でソフトクリームは売り切れでした…。

■登山ポスト
広河原山荘の外に入れる場所があります。(用紙もあり)

■温泉
『天恵泉白根桃源天笑閣』
浴室は小さく、洗い場も10ヵ所程しかありません。
浴室も大きいのと小さいのが2つしかありません。
まさに市民浴場といった感じですが、お湯の温度も熱すぎず非常にゆっくり入れました。

■北岳の日帰りについて
北岳の日帰りはバス・タクシーを使う関係で時間制限があります。
他の方のレコを見てみると難しい印象を受けますが意外と行けますし、日帰りの方も少なからずいるようです。
今回の僕のCTは特別早いわけではなく、休憩・撮影タイムも十分に取った上でのタイムですので十分可能です。
山と高原地図の登りのCTは若干緩めのようです。
ただし…
5時台のバス・タクシーに乗れればの話です。
これに乗れずに日帰りしようとすると相当余裕のない山行になるかと…。
5時台のバス・タクシーに乗れなかった時は小屋泊を考えた方が良いと思います。
ブレてますが…広河原へ向かう途中の乗合タクシーから間ノ岳と北岳が!北岳山荘の灯りも見えます。
ブレてますが…広河原へ向かう途中の乗合タクシーから間ノ岳と北岳が!北岳山荘の灯りも見えます。
広河原インフォメーション。ここから出発。トイレもきれいでした。
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広河原インフォメーション。ここから出発。トイレもきれいでした。
定番ですが…いざっ北岳へ。
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定番ですが…いざっ北岳へ。
これも定番、吊り橋。
しばらく林の中を歩きます。
しばらく林の中を歩きます。
ガレ場に出ると北岳が!
これも定番。最初のパイプ橋。
これも定番。最初のパイプ橋。
またもや定番?木の橋も渡ります。
またもや定番?木の橋も渡ります。
これまた定…。もういいか。2本目のパイプ橋。
これまた定…。もういいか。2本目のパイプ橋。
北岳がさらに見えてきました。お、よく見ると山頂に人がいる!
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北岳がさらに見えてきました。お、よく見ると山頂に人がいる!
二俣に着きました。今日は左俣ルートで登ります。
二俣に着きました。今日は左俣ルートで登ります。
紅葉と北岳。きれいです。
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紅葉と北岳。きれいです。
こっちの紅葉もきれい。
残雪あり。一年中溶けないのね。
残雪あり。一年中溶けないのね。
振り返れば鳳凰三山が!だいぶ登ってきました。
振り返れば鳳凰三山が!だいぶ登ってきました。
さ、ペイントだらけの岩場を歩いて参ります。
さ、ペイントだらけの岩場を歩いて参ります。
ここではすでに霜柱。
ピンクテープ祭り。
澄み切った青空にバットレス。映えますね〜。
澄み切った青空にバットレス。映えますね〜。
木のハシゴきた〜!
ぐいぐい登りますよ〜。
ほゎ〜。バットレスを登ってる人がいっぱい。難易度はそこまで高くないらしいですが凄すぎです…。
ほゎ〜。バットレスを登ってる人がいっぱい。難易度はそこまで高くないらしいですが凄すぎです…。
まだまだ登ります。
八本歯のコル
ここからは間ノ岳へ延びる稜線が!
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ここからは間ノ岳へ延びる稜線が!
まだまだ階段登らないといけないけど…
まだまだ階段登らないといけないけど…
もうちょい間ノ岳を堪能します。
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もうちょい間ノ岳を堪能します。
お、オベリスクも見えるじゃない。
お、オベリスクも見えるじゃない。
さ、現実に戻って階段登りましょ。
さ、現実に戻って階段登りましょ。
フジサン見えてきた〜!なんか山頂ガスってるけど。
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フジサン見えてきた〜!なんか山頂ガスってるけど。
山頂まであと少し…かな?
山頂まであと少し…かな?
何度見ても憧れるな〜。
岩場を慎重に。
トラバース道分岐
トラバース道分岐近くにとんがり三兄弟発見。
トラバース道分岐近くにとんがり三兄弟発見。
感謝の整備道。感謝です。
感謝の整備道。感謝です。
何度も見てまう。。
吊尾根分岐からみても良いな〜。
吊尾根分岐からみても良いな〜。
中央アルプスの山々が!
何度もすいません。やっぱこの稜線好き。
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何度もすいません。やっぱこの稜線好き。
いつの間にか仙丈ヶ岳が。
いつの間にか仙丈ヶ岳が。
さぁ、ホントにあとちょっと。
さぁ、ホントにあとちょっと。
山頂〜!!きた!!
360度の展望1枚目。
標高3,193m。登れました〜。
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標高3,193m。登れました〜。
三等三角点がありました。
三等三角点がありました。
甲斐駒ヶ岳もばっちり。
もちろん仙丈ケ岳も。
ビシッ。ってお前!なに仙丈ケ岳隠してんだよ!!
2013年10月13日 10:47撮影 by  SOL22, Sony
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10/13 10:47
ビシッ。ってお前!なに仙丈ケ岳隠してんだよ!!
お地蔵様に無事の下山をお祈りします。
お地蔵様に無事の下山をお祈りします。
富士山にズ〜ム。
オベリスクにもズ〜ム。
ついでに赤岳?にもズ〜ム。
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ついでに赤岳?にもズ〜ム。
肩の小屋が見えてまいりました。
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肩の小屋が見えてまいりました。
広河原っちっちゃ。
ヘリがなんか持ち出してました。
ヘリがなんか持ち出してました。
肩の小屋到着。
間近で見れるとは。
着陸するとの事で避難。風圧を感じようかとも思ったけどものすごい砂埃が舞うのを見て行かなくて良かったと素直に思う。
着陸するとの事で避難。風圧を感じようかとも思ったけどものすごい砂埃が舞うのを見て行かなくて良かったと素直に思う。
小太郎尾根もきれいに伸びてます。
小太郎尾根もきれいに伸びてます。
でも自分たちはこっちへ行きます。
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でも自分たちはこっちへ行きます。
振り返ると北岳がもうあんな遠くに。。
振り返ると北岳がもうあんな遠くに。。
小太郎尾根分岐
小太郎尾根分岐付近には赤い実を付けた木が。なんだかきれい。
小太郎尾根分岐付近には赤い実を付けた木が。なんだかきれい。
草スベリの急坂を行きます。
草スベリの急坂を行きます。
紅葉はきれいだけど全然小さくならないな…。
紅葉はきれいだけど全然小さくならないな…。
やっと近づいてきた。
Yさん「テントも紅葉してるみたい」。確かに。
やっと近づいてきた。
Yさん「テントも紅葉してるみたい」。確かに。
白根お池に着きました。
白根御池小屋。ソフトクリーム食いたかった…。
白根御池小屋。ソフトクリーム食いたかった…。
小屋から先の道。最初は平坦です。ですが…
小屋から先の道。最初は平坦です。ですが…
結局は急坂です。
ようやく分岐。長かった…。
ようやく分岐。長かった…。
時間もあるので堰からの大樺沢も見ることに。きれいだけど…恐っ。
時間もあるので堰からの大樺沢も見ることに。きれいだけど…恐っ。
吊り橋戻って来ました!
ありがとう北岳!!

感想

滝のついでではなく、本格的に山を歩くようになってから憧れていた、標高国内第2峰の北岳。
大名行列のように歩く富士山にはまだ興味ありませんが北岳だけは今年中に登っておきたかったので行ってきました。
白峰三山縦走もやりたかったのですがまだ3000m峰は登ったことがなかったのでまずは北岳だけ。
ということで日帰りです。

北岳日帰りを決めていろいろ調べてみると…時間制限があり難しそう…。
ただ、朝一の乗合タクシーに乗れれば成功確率は大との事が判明。ということで駐車場に前乗りし車中泊を決め込むことに。
これで、寝坊さえしなければ朝一のタクシーに乗り込めそうと一安心する。
残る不安は…高山病。
3000m程度の山で高山病なんて心配ないだろうと思う反面、もし高山病にかかりやすい体質だったら…なんて思ってしまう。
初の3000mでどうなるかわからないのでとりあえず予防として睡眠をたっぷり取る…つもりが結局一睡もできずに朝を迎えてしまいました…。
まぁ、ずっと目をつぶって横になっていたので徹夜した感じではありませんでしたが。

なにはともあれ無事、朝一の乗合タクシーに乗り込むことに成功。
天気は超快晴で文句なし。こんなにいい天気の中で山を歩くのは初めてです。
タクシーの運転手の話によると、昨日(12日)は風が強すぎて稜線を歩けず、引き返してきた人もいたとか。
気象条件ばっちりのこんな日に歩けるとは感謝です。
タクシーの車内からきれいな間ノ岳、北岳が見えテンションもMAXです。

いざ出発。

白根御池分岐を過ぎてしばらく歩いていた時です。…あれ?なんか…頭痛いかも…?
今になって思えばただの気のせいだったのですが、この時は正直、山頂まで行けないかもと思っていました。
とりあえず、酷くならないことを祈りつつ行けるところまで行こうと歩を進めます。

そうして歩いているとサクサクと歩き、パシャパシャと写真を撮る単独の方を発見。
声を掛けさせて頂くと、なんとその方も日帰りとの事。
ペースも同じくらいだし、こちらのYさんとご一緒させて頂くことにしました。
実はなんと苗字が同じという偶然が。これだけで勝手にですが親近感が沸きます。

ガレ場にでると…北岳見えた〜!
朝日に照らされる北岳を見ると疲れも吹っ飛びやる気みなぎります。
しばらく歩くと北岳はますます大きく、後ろを振り返ればそこには鳳凰三山がそびえます。
右手を見ればバットレスに紅葉まで楽しめます。
うん、最高!

心臓破りの木のハシゴを渋滞しながら越えると…はい来た八本歯のコル!
ここから見えるのは間ノ岳へと延びる憧れの稜線!
さっきからビックリマークばっかですが本当に最高でした。自分にとっては憧れが入ってるので特に感動です。
こうして見ているのが現実とは思えないくらい…ってのは言いすぎですかね。
山頂へ行くことと同じくらい、この稜線を見るのが目標でした。
なので最初の方で頭痛いと感じた時、ここまでは来たいなと思っていました。
そういえば…もう頭痛くないや。素晴らしい景色のおかげで治ったようです。

何度も見える憧れの稜線と富士山にパワーをもらいながら、最後の岩場を登ってようやく山頂に!
ここまで4時間30分程の山行です。
そこからはまさに360度の大パノラマが広がります。
天気も良すぎて眺望最高!南アルプス最高!ミスターガス男は返上です!
ご一緒させて頂いたYさんともハイテンションでパシャり。ありがとうございます!
たっぷり眺望を堪能し、バシャバシャ写真を撮ってから下山を開始します。

昼飯を食おうと立ち寄った肩ノ小屋では「まもなくヘリが来ます」の一言でラーメンを諦めおにぎり1個+行動食で我慢するハプニングも。
まぁ、ヘリの勇姿を間近で見れたので良しとしますか。

Yさんは右俣コースで下山を予定していたのですがわざわざ自分の方の草スベリルートに変更してくださいました。申し訳ないです。
ひたすら急坂の草スベリを経て白根御池小屋に到着。
時間に余裕もあるしソフトクリームが食べれる!と喜んでいたら…残念売り切れ…。

そこから先もひたすらの下り。下って下って下りまくります。
Yさんが「近くの山に行ってるみたい」とポツリ。
確かに。林の中を歩いているのでまさにそんな感じ。
14時過ぎだというのに登ってくる人と何人もすれ違います。
白根御池小屋の人気恐るべし。ソフトクリームの人気恐るべし(←違うか。。)

まだかよ…なんて思いながらようやくの分岐を経て、吊り橋、広河原へと無事帰ってきました。
乗合バスにも無事乗れて大満足の山行が終わりました。
その後、中央道で20数kmの渋滞に引っ掛かり死にそうになった事くらいなんてことはありません…。


今回は大樺沢〜八本歯〜北岳〜草スベリというルート使いましたが下りはYさんに従って、右俣コース〜大樺沢のルートを使えばよかったです。
半ピストンみたくなるのが嫌で今回のルートを使ったのですが、最後の白根御池小屋〜分岐までの林歩きは本当に普段の山歩きみたいだし、北岳も見えないのであまり楽しくありませんでした。
登りも大樺沢〜八本歯〜北岳を推奨します。
北岳を前に見ながら進むのでやる気が満ちてきて疲れも吹っ飛びます。
Yさん、ルート変更させてしまいすいません。そしてご一緒させて頂いて本当にありがとうございます!

今回の山行は一生忘れそうもない素晴らしいものとなりました。
写真も500枚程撮ってしまい整理が大変でした。。
だけどこんな最高の景色に出会ってしまったらもう山から離れられません。
来年こそは、あの憧れの稜線を歩き、白峰三山縦走をやりたいと思います!

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コメント

こんにちは
山情報.comで感想をお願いしていたymatsuです。
写真や感想とても参考になり、ありがとうございました。

途中で同行者と一緒に山登りなんて憧れますね。
自分も単独が多いので時々同じ単独行の方を見ると
声をかけたくなります。

こちらも涸沢の山行記録をアップしたので
時間がある時など見てみてください。
2013/10/16 19:44
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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