北岳(日帰り)
- GPS
- 08:37
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,820m
- 下り
- 1,823m
コースタイム
10:15吊尾根分岐-10:40北岳11:15-11:30両俣分岐-11:40北岳肩ノ小屋(昼休憩)12:05-12:25小太郎分岐-
12:35草スベリへの分岐-13:15白根御池小屋-14:30白根御池分岐-14:50広河原
※一部GPSログが飛んじゃってます
天候 | 雲一つない快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
この時間でほぼ満車でした。10台くらいは空いていたと思います。 9/13 5:00 市営芦安第2駐車場タクシー乗り場 ■広河原までの路線バス・乗合タクシー のご案内(PDF:858KB)《H25年度最新版》 http://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sgn/documents/h25mycarkiseichirashiura.pdf 乗合タクシーの始発は5時10分ですが10分前に出発。(ただ、夜叉神ゲート前で10分ほどゲート開くのを待ちました) タクシー自体は4時に一台、15分ほどして7台来ました。 始発のタクシーに乗りたい場合はできれば4時には、遅くとも4時30分には乗り場にいた方がよさそうです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■コース状況 危険箇所も特に気になる所もありませんでした。 迷う箇所もありません。 ただ、吊尾根分岐、両俣分岐付近は風が強く体感的に寒かったです。 晴れていても防寒準備はお忘れなく。 開けた岩場にも岩のマーカーやピンクテープが豊富にありなので心配なしです。 ちなみ、白根御池小屋に13時15分着でソフトクリームは売り切れでした…。 ■登山ポスト 広河原山荘の外に入れる場所があります。(用紙もあり) ■温泉 『天恵泉白根桃源天笑閣』 浴室は小さく、洗い場も10ヵ所程しかありません。 浴室も大きいのと小さいのが2つしかありません。 まさに市民浴場といった感じですが、お湯の温度も熱すぎず非常にゆっくり入れました。 ■北岳の日帰りについて 北岳の日帰りはバス・タクシーを使う関係で時間制限があります。 他の方のレコを見てみると難しい印象を受けますが意外と行けますし、日帰りの方も少なからずいるようです。 今回の僕のCTは特別早いわけではなく、休憩・撮影タイムも十分に取った上でのタイムですので十分可能です。 山と高原地図の登りのCTは若干緩めのようです。 ただし… 5時台のバス・タクシーに乗れればの話です。 これに乗れずに日帰りしようとすると相当余裕のない山行になるかと…。 5時台のバス・タクシーに乗れなかった時は小屋泊を考えた方が良いと思います。 |
写真
感想
滝のついでではなく、本格的に山を歩くようになってから憧れていた、標高国内第2峰の北岳。
大名行列のように歩く富士山にはまだ興味ありませんが北岳だけは今年中に登っておきたかったので行ってきました。
白峰三山縦走もやりたかったのですがまだ3000m峰は登ったことがなかったのでまずは北岳だけ。
ということで日帰りです。
北岳日帰りを決めていろいろ調べてみると…時間制限があり難しそう…。
ただ、朝一の乗合タクシーに乗れれば成功確率は大との事が判明。ということで駐車場に前乗りし車中泊を決め込むことに。
これで、寝坊さえしなければ朝一のタクシーに乗り込めそうと一安心する。
残る不安は…高山病。
3000m程度の山で高山病なんて心配ないだろうと思う反面、もし高山病にかかりやすい体質だったら…なんて思ってしまう。
初の3000mでどうなるかわからないのでとりあえず予防として睡眠をたっぷり取る…つもりが結局一睡もできずに朝を迎えてしまいました…。
まぁ、ずっと目をつぶって横になっていたので徹夜した感じではありませんでしたが。
なにはともあれ無事、朝一の乗合タクシーに乗り込むことに成功。
天気は超快晴で文句なし。こんなにいい天気の中で山を歩くのは初めてです。
タクシーの運転手の話によると、昨日(12日)は風が強すぎて稜線を歩けず、引き返してきた人もいたとか。
気象条件ばっちりのこんな日に歩けるとは感謝です。
タクシーの車内からきれいな間ノ岳、北岳が見えテンションもMAXです。
いざ出発。
白根御池分岐を過ぎてしばらく歩いていた時です。…あれ?なんか…頭痛いかも…?
今になって思えばただの気のせいだったのですが、この時は正直、山頂まで行けないかもと思っていました。
とりあえず、酷くならないことを祈りつつ行けるところまで行こうと歩を進めます。
そうして歩いているとサクサクと歩き、パシャパシャと写真を撮る単独の方を発見。
声を掛けさせて頂くと、なんとその方も日帰りとの事。
ペースも同じくらいだし、こちらのYさんとご一緒させて頂くことにしました。
実はなんと苗字が同じという偶然が。これだけで勝手にですが親近感が沸きます。
ガレ場にでると…北岳見えた〜!
朝日に照らされる北岳を見ると疲れも吹っ飛びやる気みなぎります。
しばらく歩くと北岳はますます大きく、後ろを振り返ればそこには鳳凰三山がそびえます。
右手を見ればバットレスに紅葉まで楽しめます。
うん、最高!
心臓破りの木のハシゴを渋滞しながら越えると…はい来た八本歯のコル!
ここから見えるのは間ノ岳へと延びる憧れの稜線!
さっきからビックリマークばっかですが本当に最高でした。自分にとっては憧れが入ってるので特に感動です。
こうして見ているのが現実とは思えないくらい…ってのは言いすぎですかね。
山頂へ行くことと同じくらい、この稜線を見るのが目標でした。
なので最初の方で頭痛いと感じた時、ここまでは来たいなと思っていました。
そういえば…もう頭痛くないや。素晴らしい景色のおかげで治ったようです。
何度も見える憧れの稜線と富士山にパワーをもらいながら、最後の岩場を登ってようやく山頂に!
ここまで4時間30分程の山行です。
そこからはまさに360度の大パノラマが広がります。
天気も良すぎて眺望最高!南アルプス最高!ミスターガス男は返上です!
ご一緒させて頂いたYさんともハイテンションでパシャり。ありがとうございます!
たっぷり眺望を堪能し、バシャバシャ写真を撮ってから下山を開始します。
昼飯を食おうと立ち寄った肩ノ小屋では「まもなくヘリが来ます」の一言でラーメンを諦めおにぎり1個+行動食で我慢するハプニングも。
まぁ、ヘリの勇姿を間近で見れたので良しとしますか。
Yさんは右俣コースで下山を予定していたのですがわざわざ自分の方の草スベリルートに変更してくださいました。申し訳ないです。
ひたすら急坂の草スベリを経て白根御池小屋に到着。
時間に余裕もあるしソフトクリームが食べれる!と喜んでいたら…残念売り切れ…。
そこから先もひたすらの下り。下って下って下りまくります。
Yさんが「近くの山に行ってるみたい」とポツリ。
確かに。林の中を歩いているのでまさにそんな感じ。
14時過ぎだというのに登ってくる人と何人もすれ違います。
白根御池小屋の人気恐るべし。ソフトクリームの人気恐るべし(←違うか。。)
まだかよ…なんて思いながらようやくの分岐を経て、吊り橋、広河原へと無事帰ってきました。
乗合バスにも無事乗れて大満足の山行が終わりました。
その後、中央道で20数kmの渋滞に引っ掛かり死にそうになった事くらいなんてことはありません…。
今回は大樺沢〜八本歯〜北岳〜草スベリというルート使いましたが下りはYさんに従って、右俣コース〜大樺沢のルートを使えばよかったです。
半ピストンみたくなるのが嫌で今回のルートを使ったのですが、最後の白根御池小屋〜分岐までの林歩きは本当に普段の山歩きみたいだし、北岳も見えないのであまり楽しくありませんでした。
登りも大樺沢〜八本歯〜北岳を推奨します。
北岳を前に見ながら進むのでやる気が満ちてきて疲れも吹っ飛びます。
Yさん、ルート変更させてしまいすいません。そしてご一緒させて頂いて本当にありがとうございます!
今回の山行は一生忘れそうもない素晴らしいものとなりました。
写真も500枚程撮ってしまい整理が大変でした。。
だけどこんな最高の景色に出会ってしまったらもう山から離れられません。
来年こそは、あの憧れの稜線を歩き、白峰三山縦走をやりたいと思います!
山情報.comで感想をお願いしていたymatsuです。
写真や感想とても参考になり、ありがとうございました。
途中で同行者と一緒に山登りなんて憧れますね。
自分も単独が多いので時々同じ単独行の方を見ると
声をかけたくなります。
こちらも涸沢の山行記録をアップしたので
時間がある時など見てみてください。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する