竜ヶ岳(金山尾根〜遠足尾根)
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 872m
- 下り
- 865m
コースタイム
尾根の肩に出る(8:50)〜裏道へ出る(9:10)〜竜ヶ岳山頂(9:30/9:45)〜遠足尾根のピーク(湿地帯?):昼食(10:15/11:15)
〜新道分岐の岩場(12:05)〜大日向(12:15/12:30)〜遠足尾根を離れる(12:55/13:00)〜林道(13:20)〜駐車場(〜14:05)
天候 | 晴れ 但し、風が強い一日だった 駐車場出発時:11℃ 遠足尾根頂上:9℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
金山尾根が一般道?に昇格し、コースの出入口に指標が設けられました。 金山尾根上部では倒木が見られますが歩行に支障は有りません。 山頂部は紅葉が始まっています。 中腹〜山麓の見頃は例年と同じ11月中旬頃になりそうです。(駐車場管理人談) 午後3時より秋のイベント「安全祈願・竜の力餅つき」が行われたようです。 |
写真
感想
今年の春に金山尾根が一般道?に昇格し指標も整備されたと聞いたので、
以前とどう変わったのか気になっていた。
紅葉には早いと思うが、台風一過の晴天が期待できるので出掛けてみる。
林道を「鵜の巣」休憩所へ向かうと舗装も新しくなり、水場にも「名水・竜の雫」のプレートが下がっていた。
金山尾根のコースはどう変わっているのだろう?。
「鵜の巣」休憩所裏から宇賀渓本流に掛かる吊橋を二度渡り、左岸の道を長尾滝方面へ向かう。
長尾滝へ向かう山道が金山尾根を跨ぐ地点に着くと、岩の×印が消され尾根への入口に指標が立っていた。
尾根に入り第一ピークに出る頃には気温は低いが汗ばんできたので、衣類調整の小休止をとる。
わずかに下りとなる尾根の梢越しには竜ヶ岳のピークが捉えられる。今日も天気は良さそうだ。
尾根下で蛇谷分岐を左に見送り、尾根筋に乗ってしばらくすると広い斜面に出る。
コース取りの紛らわしい場所だが、今はテープ目印が増え安心して辿るべき尾根へ導いてくれる。
ここで物音がするので目を凝らすと、広い斜面を下る鹿の群れに遭遇する。
群れが目の前を横切るのをやり過ごし、斜面を横切ると最初の急登が始まる。
見頃になれば紅葉がきれいな尾根だが、残念ながら今日はまだ紅葉の気配が無い。
左の谷が深く落ち込む痩せ尾根を辿るとやがて岩が集まる尾根に出る。
右の紛らわしいトラバース状の踏み跡には入らず、岩尾根を登る。
しばらくは尾根最大傾斜の急登が続くのでストックはザックに納めて岩尾根へ向かう。
岩尾根から更に続く急登を登りきると、一転して笹のまろやかな尾根になり、展望が広がる。
左に釈迦ヶ岳へ続く県境縦走尾根と大きな竜ヶ岳、右に長大な遠足尾根を眺める爽快な尾根歩きになる。
一息入れたい場所だが、風が強く体が冷えるので休まず先へ向かう。
足元の笹が刈り取られ歩きやすくなった尾根を、色づき始めた楓を見ながら最高所に上がると
深いササのブッシュが刈り込まれ裏道に合流する。
クラのピークを抜け、伸びやかな緑のササ尾根と紅葉したヤシオのコントラストを楽しみながら竜ヶ岳の山頂に上がるが、
むき出しの山頂は強風で長居はつらい。
タバコ一服の小休止で早々に山頂を後にする。
金山尾根分岐を過ぎると、ホタガ谷分岐のコルまで雨裂?の急降下になるので足元に注意して下る。
コルから遠足尾根のピークに出ると平坦な湿地帯になるので、
木陰に風避けのシートを張って昼食タイムにする。
陽射しは有るが気温が低く体が冷えてくるのでジャケットを着込む。
これでやっとのんびり食事ができる。
カップ麺とバナナで空腹を満たし、コーヒーを味わった後腰を上げる。
登りに使った金山尾根と孫太尾根を交互に眺めながらのんびりとササの尾根を下る。
岩が集まる小ピークが大日向・新道の分岐となるが、今日も大日向経由で下ろう。
トリカブトの群生を見ながら明確な尾根筋で大日向(696m)へ出る。植林帯で風も通らないので、
三角点脇の倒木で一息入れる。
左側が切れ落ちた尾根を過ぎ、やや右に振った尾根は急降下した後大きく広がり
平坦地になる。
正面は杉の植林帯で広い斜面になる。ここが枝尾根を離れ宇賀渓へ下る地点だ。
地図と磁石で下降する北河内橋畔の方角を確認し、南西に向かって一気に下る。
薄暗い杉林の中、堆積した枯れ枝の急斜面は滑りやすい。時々現れる赤リボンを目の端に捉えながら、
幹にすがって方角を確認しながらひたすら下り、
降り立った場所は北谷キャンプ場の前で、予定より少し西へ寄りすぎたようだ。
尾根の紅葉は見られなかったが、お気に入りのコースをじっくりと歩けて今日も楽しい山行きだった。
まだ多くの車が残る駐車場へ戻り、観光案内所に立ち寄ると、裏道の復旧も終了し通行可能の表示が出ていた。
管理人にこれから迎える紅葉の時期を確認すると、山麓は11月中旬になりそうとの事だった。
onetotaniさん こんばんは
私の山行の為に書いて頂いたようなレコ、ありがとうございます。
金山尾根の様子、何となくわかりました。アップダウンのあった旧ホタガ谷コースの横をストレートに登るコースのようですね。このコースはきつそうなので登りに使った方がよさそうな気がします。
竜の頂上は風がきついので防寒対策をしっかりして行ってきます。
情報提供ありがとうございました。
前日26日に遠足尾根近辺で道迷い遭難の事例が発生しました。
夜間捜索の後に合流、無事収容されたとのこと。
まぁ、onetotaniさんなら問題ないと思いますが
竜ヶ岳を低山で安心と思う方もおられるといけないので稜線の低温と道迷いの危険性だけには注意していただきたく思います。m(__)m
私もこのルート歩いたことがないので参考にさせていただきます、ありがとうございます!
金山尾根の呼び名が定着する前は「ホタガ谷西尾根」と仮名で呼ばれていたようです。
現地での情報では裏道は通行可能にはなったようですが少し荒れているようです。
「初めての尾根は登りで」が鉄則のように言われます。
きつい登りも長くはないので尾根の上部に出ると快適な尾根歩きが味わえます。
是非お出かけ下さい。
いつも単独ですので、装備には心がけているつもりです。
鈴鹿は低山ゆえに、山登りの道以外に古くからの踏み跡が縦横についています。
それが魅力とも言えるのですが、今一度慎重に行動したいと思います。
今後も準備を怠らず、安心して山歩きを楽しみたいと思います。
●10/26に発生した道迷いの件は11/3のヤマレコ書込みを読んでいると遠足尾根から大鉢山へ延びる尾根に入り込んだようですね。
立派な指標を見逃したんでしょうか?
来週、天気が良ければ鈴鹿の山を、もう一座と
思っています。
候補は、竜ヶ岳か釈迦ケ岳でして
新ルートでの竜ヶ岳、大変参考に
なりました。
竜ヶ岳は、笹原のイメージが強かったのですが
意外に広葉樹が豊かですね。
情報、ありがとうございます。
竜ヶ岳頂上部は見事なササの平原が広がりますが、尾根の中腹部は雑木林が続くので、
色づく季節には色彩も豊かで見応え有る紅葉が楽しめると思います。
中腹から尾根上部に上がるとガラリと変わる雰囲気。
そんな事もあって、金山尾根〜遠足尾根のコースを好んで歩いています。
onetotaniさん こんばんは
onetotaniさんがランチタイムを終えられ、シートを畳んでおられる時に遠足尾根から山頂向けに通りかかりました
道から外れたところに居られたのでお声掛けしませんでしたが、onetotaniさんでしたか
またお会いしたいです
hirasuzukaさんとすれ違っていたんですね。
もう少し早く腰を上げていたら、お話しができたかも知れなかったですね。
又何処かでお逢いできる日を楽しみにしています。
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