川内山塊・毛石山ピストン【ラッセルも・山頂どこだ!?】
- GPS
- 08:25
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,059m
- 下り
- 1,074m
コースタイム
9:03 導水橋
11:20 P613
13:21 毛石山山頂付近
13:47 昼食(14:10出発
15:19 P613
16:29 導水橋
16:55 車駐車地点
天候 | 晴れ時々くもりのち雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
廃村となった上杉川栗山地区に入ると左手に導水橋が見える。 沢伝いに進むと右手にある途中の尾根から取り付くことが出来る。 この日は導水橋の手前、約1.5kmの地点で車輪の跡が消えており広い路肩に駐車する。 「これから雪が増えるとさらに手前までしか入れないよ。」とは地元のオヤジさん談。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〜導水橋 平地だが積雪具合によってはワカン推奨。 県道17号から右折してすぐに導水橋が見える。 渡る際には注意を。 〜P612 導水橋を渡ってから沢沿いに南へ進むが雪道のへつりが続く。 一部には雪崩れている個所があるためにデブリ上を高巻きする必要がある。 (下山では雪が腐ってて若干苦慮した 沢を離れてP613から派生する尾根を目指すがそこそこ急登で切ない。 (ちなみに下山でシリセードしてみたが今までで一番恐ろしかった 尾根を取ってからはひたすら南下するのだが右手(西側斜面)のほうが クラストしていたためにワカンであれば沈まずに進める。 (左手には雪庇個所があるために注意 〜毛石山山頂付近 4度ほどのアップダウンがあり途中から毛石のピークを確認出来る。 P544から山頂へのアプローチはラストL200ほどが急登で最難関。 西から突き上げる風に舞う雪、吹き溜まりの積雪は2m近く、雪庇が大きく灌木を分けて進む。 この毛石から一度鞍部を越えられれば灰ヶ岳付近までの尾根は広めにあるのだが 灌木の無い稜線であれば突風の煽りが心配、と言うかワタシには無理そう。 ※市のHPに「途中、鉱山跡を通過する」とあるがどこかは分からなかった。 ・積雪深を踏まえてワカン、スノーシューは必須。凍結に備えて軽アイゼンも持参されたい。 ・尾根、稜線では突風が強いため防風防寒着は十分に。 |
写真
感想
新潟三毛山(にいがたさんもうざん)。
初めて耳にされる御方がほとんどかも知れない。
だってワタシが勝手に呼んでるだけだカーラー(゜д゜lll)ンマッ
その三つとは
毛猛山(魚沼市)、毛無山(三条市)、そして今回の毛石山(五泉市)。
この毛石山だけは比較的容易に攻められそうなのでこの時期を選んだ。
(妙高市と飯山市の境界にある毛無山を入れたら四毛山
(おまけに妙高市の大毛無山も入れたら・・・
残雪期であれば灰ヶ岳までの記事が結構上がっている。
ですが時期も距離も今のワタシにはまだまだ難しいので毛石のピストンとした。
まずもって取り付くべき沢までは1.5kmほどを残して車では入られない。
この時期これより先は登山者か里山所有の御人しか踏みこまないという。(下山後に暮坪地区の方談
しまった!と思った時には時既に遅くとにかくさっさと用意して出発する。
轍になりかけた車輪とトレースの上を長靴で進むこと30分、
上杉川から門原トンネル方面に入ると左手に導水橋が見えてくる。
無雪期であればこの付近に駐車出来るらしい。
導水橋を渡ると一気に登山道の風情となり左手の沢音を聞きながら杉林を進む。
長靴と思しき新鮮なトレースはこの辺でスノーシューに履き替えている。
そのまま歩きやすい登山道を進むと徐々に雪深くなりこちらもワカンで応戦する。
さらに進むとなかなか画になるへつりが出始めてその中ほどは雪崩たデブリで埋まっている。
「アギャマ! マジっすか?ぜっと!(毎日放送 Ψ( `▽´ )Ψ」
叫んでも道は一本しかないのだがまさにここでスノーシューの方のトレースは引き返していた。
ではではと慎重にデブリーなヘツリーを高巻きする、「雪崩ないでね・・」と祈りながら。
ようやく越えてからもまた1か所へつりってるので気を休めるのは横切る沢を渡渉してからとなる。
渡渉してから見渡した空は思いのほか晴れ渡っている、急登斜面のその先に。。。( ̄Д ̄;)
行きましょう、そうしましょう、とワシワシ進む。
急登はピーク手前にもう一か所あるが歩き始めと距離が長い分でこちらのほうが印象深い。
なんとか登りきると正面に木六山への稜線が顔を出し川内山塊の入口を一望できる。
同時に素敵なほどの突風をモロ受けの形となる。
P613を目指して広めの尾根を進む。
この辺りの積雪は概ね60cm超ほどであるが西側の斜面はクラストしているために沈みにくい。
その代わり左手に見える川内の山並みはお預けとなるためにその都度コースをずらして進む。
アップダウンこそあるもののルート自体は緩やかであるために気持ち良く歩くことができる。
P613・P589 の順に取りp544 の手前から毛石のピークと灰ヶ岳に連なる稜線が目視できる。
この頃には左手に川内山塊の迫力ある姿を眺められると同時にその懐にいることを実感できる。
しかし・・・しかしだ (°Д° υ)ゴク
P544を過ぎてピークまであと一息!というところで最後の急登が出てくる。
このまま行ったら体力的にも時間的にも厳しくなってしまう。
”ワタシはそっとザックを置いた。”
”思わず百恵ちゃんを思い出して涙したがすぐに歩きだした(ウソ”
地形図でH700くらい、残L200ほどの場所に荷物をデポしてピッケルと飲み物だけでアタック。
軽い!そして歩きやすい!だからすぐに着く・・・と思ったら大間違い。
深い!そして風が強い!なおかつ傾斜がキツイ!だから気を抜いたら西斜面に転がりそう( Д )゜゜キャー
四肢を使ってよじ登るのは初冬の下田白根山ぶり。
飛ばされないように、そして足場を誤って滑り落ちないようにしがみついて登る。
ようやくピーク手前の尾根付近に登ると東側にはなかなかな雪庇が出来ている。
回避しながら西側を進むもキツめの灌木と相当の積雪に難儀させられた。
結局「ピークここらへんじゃない?違う?」とか言いながら寝そべって自撮り。
突風に凍えながら灰ヶ岳方面を恨めしく眺めて足早に下山することとした。
例の急登は下山でも安心できず気を抜いたら転がって行きそう、慎重に進めた。
結局、デポしたザックの場所まで戻り少し風の弱い木陰に隠れながらチリトマタイムとする。
帰りの尾根歩きも順調でなるべく西側斜面を沈みにくいコース取りで下りていく。
尾根を離れる際には最後まで川内の顔ぶれを焼きつけてサヨナラした。
沢に下りる最後の急登では軽くシリセードしたものの驚くべき急降下過ぎておかしな汗が出た( ̄Д ̄;)
停止姿勢を取ったものの止められず木に衝突する前に何とか止まった、気持ちチビった。
雪崩ていたへつり部分のデブリが腐っており渡るのに苦労して右の沢にデザイアしそうになった。
色んなことがあったけど何とか導水橋まで辿り着いて一息つくことが出来た。
駐車した場所までがえらい長く感じたが門原の名無しのP370に向かうトレースが付いていた。
車に戻るととんでもない疲労感とその倍の充実感が湧きあがってくるのを感じた。
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とりあえず狙っていた?予定してた?ルートはこれで一区切りとなります。
今のワタシ、ラッセル込みだとこの距離が限界でしょう。
もう少し絞まってくれば別でしょうが( ´,_ゝ`)
出発時の荷重は16kgでしたが最後デポするという・・・(笑
またぼちぼち楽しそうな山を探してみます。
毛石山、人が入らず景色の素晴らしい川内の山でした!
とくに五泉・村松地区の山頂標はカッコいいので見たかったですねぇ。
川内全容を俯瞰するにはもう少し入らないといけませんが。
三毛山の残り二つは終生までの予定にしときます。
またお邪魔させていただきますヾ( ゜∀゜)ノ゛
ありがとうございました〜♪
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