天狗岳にて撤退:北から南へ八ヶ岳縦走(渋の湯から)〜荒天だけど楽しかった雪山の1日〈冬の八ヶ岳テクテク歩き(1)〉
- GPS
- 06:15
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 603m
- 下り
- 808m
コースタイム
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 6:01
写真
装備
個人装備 |
アウター 1 mont-bell ドロワットパーカ
ミドルレイヤー 1 mont-bell クリマエアジャケット
ミドルレイヤー 1 mont-bell ジオライン3Dサーマルジャケット
ミドルレイヤー 1 mont-bell ウィックロンZEOロングスリーブジップシャツ
ミドルレイヤー 1 mont-bell クール ハーフスリーブジップシャツ
アンダーレイヤー 1 ワコール CW-X トップス
アンダーレイヤー 1 patagonia トランクス
アウター 1 mont-bell インシュレーッテッドアルパインパンツ
タイツ 1 foxfire 魅せタイ
アウターソックス 1 mont-bell メリノウール アルパインソックス
インナーソックス 1 mont-bell ジオライン サポーテック インナーソックス
バラクラバ 1 mont-bell ネオプレンフェイスネックゲイター
ネックゲイター 1 mont-bell スーパーメリノウールネックゲイターロングヒット
帽子 1 mont-bell イヤーウォームキャップクリマパイル
グローブ 1 mont-bell パウダーグローブ
インナーグローブ 1 mont-bell ジオラインL.W.インナーグローブ
ザック 1 mont-bell スーパーエクスぺディションザック90リットル
登山靴 1 mont-bell アルパインクルーザー2500
アイゼン 1 mont-bell LXT-12 アイゼン
ピッケル 1 mont-bell グレイシャー
ピッケルリーシュ 1 mont-bell 2ウェイピッケルリーシュ
スパッツ 1 mont-bell GORE-TEX アルパインスパッツ
ゴーグル 1 no bland
サングラス 1 AXE Optical style サングラス 眼鏡着用可モデル
スリーピングパッド 1 mont-bell フォームパッド180
アルパインポール 2 mont-bell アルパインポール
スノーバスケット 2 mont-bell スノーバスケット
メスティン 1 trangiaTR-209
アルコールバーナー 1 trangia アルコールバーナー TR-B25
アルコール燃料 500ml trangia 燃料ボトル500ml
サーモボトル 450ml mont-bell ステンレス サーモボトル 0.75L
ボトル 500ml mont-bell スクリュートップアルミボトル
クックウェア 1 no bland ボウル大小セット
マグカップ 1 mont-bell ステンレスカップ 280ml
ナイフ 1 VICTORINOX アウトライダーNL
ヘッドランプ 1 PETZL ジプカ2
ヘッドランプ 1 PETZL ティカプラス2
USBモバイル電源 1 Panasonic モバイルバッテリー QE-PL301
GPS 1 GARMIN eTrex30J
予備電池 2 eneloop 単3形 2本
ヘルメット 1 BlackDiamond ハーフドーム BD12011
時計 1 SUUNTO Vector Yellow S010600600
コンパス 1 SUUNTO A-10 S012055013
地図 1 山と高原地図 八ヶ岳
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感想
■年明けの寒波の影響で積雪の上に新雪がひどい状態。天気予報は1日晴れマークでしたが、稜線はブリザード(-_-;)
黒百合ヒュッテまでのCTは予定でしたが、稜線からの状態が最悪で年末の山行の倍の時間はかかりました。根石岳方面の稜線は見えていましたが、抜けえる人もいない様子でしたので、ここで撤退。次に本沢温泉を目指したのですが、中山峠から先は怪しい様子。で黒百合ヒュッテまで戻り、1泊してここから北横岳を目指そうとおもいましたが、道も怪しい様子でしたので、いったん茅野駅まででて風呂付(笑)のビジネスホテルで北横岳を翌日に目指すべく、仕切りなおすことにしました。
天気予報は天狗岳、硫黄岳ともに1日晴れマークなので、心が沸き立ちます。今日は頑張って、赤岳鉱泉までいくぞ!ご飯いっぱいおかわりするぞ!と山というよりは赤岳鉱泉泊目的の今回の山行は、7時茅野駅西口発のアルピコ交通バスに乗ることから始まりました。
前日までなかなかルートが決まらずにどういうルートがいいだろうと思案しているうちに2時近くにまでおきるはめになりました。翌日は、6時45分にホテルを出て、徒歩1分の距離を歩きます。すでにバス停には5人ほどの登山者がいました。
途中の道路は凍結していて、しかも数日前の積雪がちょっと不安をよぎりますがなんとかなるだろう←こういう奴が後で痛い目になる常。バスを降りるとアイゼンを装備するだけで5分で渋の湯を出発します。積雪は増えて、年末に見えていた岩もすっかり隠れてめちゃめちゃ歩き安くなってました。途中追い付き追い越されながら、雪山デビューというお父様と「僕も年末年始から復活したばっかなんですよ」と話しながら黒百合ヒュッテを目指します。途中ソロのお姉さん(ヒップソリを担いでました。このかたには後で助けてもらうことになり、可愛らしい山女(失礼\(__)))もおられました。
前回は3時間かかった黒百合ヒュッテまでのCTも今回は1時間40分で到着。バス組も車組も皆さん同じ時間にピークへの準備をしてそれぞれ出発。黒百合ヒュッテでの気温はマイナス15度と年末よりは暖かいかなあ(笑)と思いながら、それぞれ出発しました。ここまではお気楽であったものの、中山峠をでるとホワイトアウトどころかブリザードの状態+せっかくラッセルしてくれたルートが風で消されている状態。ラッセルのしなおしに手こずりながら、11時くらいには着くだろう、それから根石岳、硫黄岳へ抜けて、硫黄岳からはグリセードで降りれば14時か15時には着いて、ビール♪とお気楽に登ります。
ですが…。容赦なく吹き付ける強風に何度かピッケルで態勢保持を繰り返すと、ちょっとこの前と違うなあ。と不安がよぎりますが、年末のルートと全く違う場所にトレース(のようなもの)が続いていて、天狗のお鼻のブブンもだいぶトラバースしていて、ようやく状態が最悪であることに気がつく(-_-;)。山頂では同じ時間にたまたま通りがかった登山者4名で即席パーティーが結成され、男性2人とヒップソリのお姉さん、そして私で、下山開始。このときに、一人では根石岳へ下ってたかもしれず、同行者がいることに(同行者ではないですが…)あとから良かったなあと思いました。
下山ですが、先行の方がルートをロストしてラッセルをすることに+後続の登り組はこのめちゃめちゃ怪しいルートを辿ることになったのはいうまでもないです。で、先行の2人がなかなか急斜面を下れず+ラッセルで苦労しているうちに、私はというとうしろから来るヒップソリのお姉さんと談笑(ごめんね。あなたがたが女子大生の山ガールならラッセルをしてあげるのにね)。ラッセルのあとがだいぶ怪しく、私はシリセードで←新雪を忘れ(;o;)。滑り降りた後に立とうとしたら、なんと両足がずぼっと雪のなかに。抜けない!と焦ってたら、ヒップソリのお姉さんが優しい手(ならぬピッケル)を差しのべてくれました。心ときめく瞬間ですねえ(*^^*)。後は楽々でしたが、全身が痛く、しかもまたもやピッケルでアルパインパンツをグサッとやってしまいました。ゲイターと冬山仕様のパンツが穴だらけ…(((・・;)。ちなみに、ヒップソリのお姉さん、下山時にヒョイヒョイ滑り降りていくのかと思ったのですが、「あぶないからしませんよ」と言われてました←ではいったいどこで?という疑問あり。個人的には荷物がかさばるし、グリセードだなあ♪
黒百合ヒュッテに帰ってきたのは13時前。ここから、今日は茅野駅前のホテルに泊まることにして下山開始。ここからの下山は下山家の本領を発揮!途中、すれ違ったお姉さんかた、スキーのようにヒョイヒョイ降りてますねえ♪といわれちゃいました←ええ、下山家ですから当然( ̄^ ̄)。もうすぐで登山口という頃に、いろいろお話させて頂いた、雪山デビューのお父様と再開。バスの出発まで山談義(*^^*)→聞けば、このかたは、最初の急登で登頂を断念されたとのこと。今日は他にも途中で引き返した方は多かったようです。で、今回は温泉に入らず、お宿で湯船にお湯をタメテゆったりしてましたとさ。
計画をたてて途中で変更することは多いのですが、撤退ははじめて。状況にもよりますが、山は逃げないので、次にまた来たらいいかなあ(゜o゜)\(-_-) 話は天狗岳に戻りますが、これだけあらゆるクライミングテクニックが求められる山も珍しいかなあ。自分の技術力向上には一番いい山かなあと実感しました。予定では赤岳鉱泉泊で体力があれば赤岳なんてことを考えていた自分に反省しつつ、明日は北横岳に行こう♪と懲りない山行2日目に続きます(・・;)むにゃむにゃ、おやすみなさい(-.-)Zzz・・・・
今回も試練の山行となりましたが明日は、晴れるかなあ。
■後日考えてみたら…
今回は、赤岳鉱泉泊、そして1泊2日という日程が裏目にでてしまいました。仮に考えるなら、翌日以降の天気は晴れが続き、入山者も結構いた様子でトレースも1日でできていたみたい。今回の計画を成功させるなら1日目を赤岳鉱泉泊にして2日目に黒百合ヒュッテ泊、3日目に北横岳に抜けると良かったかなあと思いました。でも、おかげで、私の中で北八ヶ岳のイメージが変わるいい場所に行けたので良しとしよう→2日目に続く。
■これまでのレコ📝
2014年01月04日(土)〜2014年01月05日(日)【硫黄岳(美濃戸口ピストン)〜山頂はホワイトアウトながら楽園のような赤岳鉱泉でマッタリ小屋泊】http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-390896.html
2013年12月28日(土)〜2013年12月30日(月)【天狗岳(渋の湯ピストン)〜冬の八ヶ岳でマッタリとテント泊のはずが...】http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-386696.html
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