七ツ石山


- GPS
- 09:44
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,347m
- 下り
- 1,346m
コースタイム
07:14 小袖乗越
08:43 堂所
09:35 七ツ石小屋着
09:45 七ツ石小屋発
10:12 七ツ石山(1757.3m)
13:52 七ツ石山発
14:08 七ツ石小屋
14:49 堂所
16:06 小袖乗越
16:29 鴨沢BS
天候 | 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
<電車> 04:47 立川駅 05:18 青梅駅着 05:19 青梅駅発 05:59 奥多摩駅 <バス> 06:05 奥多摩駅BS 06:39 鴨沢BS 【復路】 <バス> 16:48 鴨沢BS 17:25 奥多摩駅 <電車> 17:40 奥多摩駅 18:16 青梅駅着 18:19 青梅駅発 18:48 立川駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
この日は、凍結箇所はなく、アイゼン無しで登下山できました。 七ツ石小屋からブナ坂に向かう巻き道は、腿まで埋もれるくらいの柔雪でした。 堂所手前の水場は雪で埋まっていました。 |
写真
感想
【計画】
2/8(土)、都心にも30センチ近く雪が積もり、交通の混乱や玄関先の雪かきが悩みの種になるのは普通の大人の発想です。
ところが、ダメな大人は、この雪を踏みにどこのお山に行こうかと悩んでしまいます。
私は立派なダメな大人として、雪が降る前からどこがいいかと思案していました。
こういうときは行き慣れている奥多摩・雲取山に限ります。
ヤマレコを見ると、2/5の登頂を最後にレコが上がっていないので、どのくらいの積雪があるのか、登頂できるのかが判然としません。
ここは一つ手前の七ツ石山を目指し、行けるようであれば進む気持ちで、とりあえず始発電車で向かうことにしました。
【七ツ石山へ】
奥多摩駅発鴨沢行きのバスに乗りこんだ乗客は10人ほどで、鴨沢に下り立ったのは5,6人でした。
舗装路はきれいに除雪されていましたが、登山口からすぐに雪道になります。
積もった雪は湿気の少なくサラサラなのでアイゼンなしでも登れ、また、踏み跡もあって、ズボンのすそが雪をかぶることはなく登って行けました。
水場は雪で完全に埋もれていたので確認しませんでしたが、おそらく凍結して出ていなかったと思います。
【巻き道から先に進めない】
少し遅れ気味ではあったものの順調に登り、七ツ石小屋を経由せずにブナ坂に向かう巻き道の分岐にさしかかりました。
このままの調子で行って奥多摩小屋で休憩しようと巻き道を選択しました。
ところが、巻き道に入った途端、路面は登山靴の踏み跡の代わりにスキーのシュプールが二人分残されています。
5,6歩進むと膝まで沈み、さらに5,6歩進むと膝上まで雪に沈みます。
ワカンやスノーシューを持っていないので、しばらくツボ足で進んでみたものの、この先もずっとこの状態が予想されたので、木橋の手前であっさり諦めて七ツ石小屋に向かいます。
もともと、行けたら行くの計画でしたので、無理をしませんでした。
七ツ石小屋で小憩させてもらいました。
小屋にはワイルドなトイレが依然として使われています。
そのそばには綺麗なトイレが完成していました。
小屋番さんに聞くと、トイレを少し高い所に設けたので、そこまでの段差が問題だとお役所に指摘されたそうです。
段差は、削ったり固めたりして作ったので強度を強める工事を施してから使用を開始する計画で、だいたい5月ころになるそうです。
【七ツ石山にて】
小屋を後に七ツ石山に向かいました。
20分ほどで山頂に着くと、山頂は誰もおらず一人占めです。
上空は青空が広がっていて、見下ろせばブナ坂から延びる石尾根が白い雪の帯で雲取山に向かって伸びています。
歩いている人は見られませんが、踏み跡があります。
山頂からブナ坂に向かってひざ下位までツボ足で進んでいる跡が見られますが、見上げる雲取山まで行ける自信はなく、今日はここでのんびりと過ごすことにしました。
気温は1℃程でしたが、風がなく日差しがあるので暖かく感じます。
グランドシートを忘れたので、雪の上にビニール袋を2枚重ねその上にレインウエアのズボンを敷いて腰をおろしました。
石尾根や雲取山に続く稜線を眺めたり、寝転がって流れる雲や飛行機をぼーっと見たり、年甲斐もなく小さな雪だるまを作ったり・・・
本当は行きたかった雲取山はでしたが、決して我慢しているわけではなく、とにかく何もしない、ただただそこにいるだけで満足でした。
山頂には入れ替わり立ち替わり登山者がやってきて、常時2,3人がいる状態でした。
ブナ坂方面に向かった方もいましたが、ヘリポート前まで行って引き返してきた方もいました。
結局3時間半ほど山頂に滞在しました。
【ニューアイテム】
雪山用の登山靴を新調しました。
セミワンタッチアイゼンも装着できるので、これも手に入れたので両方試したかったのですが、アイゼンの出番はありませんでした。
靴は雪山用だけあって指先が冷たくならず、また、ホールド感もよく快適でした。
夏靴に比べると重量が増すので、いつもより若干疲労感が残りました。
せっかく手に入れたものなので、今シーズンはもう少し雪山にチャレンジしてみたいところです。
【暦】
東京(東京都)
2014年2月11日(火)
日の出 6:33
日南中時 11:55
日の入り 17:18
月の出 14:10
月南中時 21:17
月の入り 3:38
今回も思い出に残る山歩きを楽しむことができました。
LArcさん、こんばんは。
ここ数日、奥多摩のレコが少なかったですが
やっと、あちらこちらとアップされてきましたね。
交通機関も含めて、大雪がモロの影響したようですね。
やはり鴨沢からのルートは一番人気でしょうか。
随分、しっかりしたトレースがありますね。
びっくりです。
ドカ雪の1700mの頂きに3時間半ですか。
最高の贅沢ですね。
yamaheroさん、いつもコメントをいただきありがとうございます。
交通機関の乱れは想像以上でした。
帰りに鴨沢BSで待っていると、雲取山荘のスタッフさんも居合わせていて前日までバスが運休していたと話していました。
諦めが早かったので山頂で長居をしました。
3時間半も居たら雲取山まで行けたかもと思うのですが、奥多摩小屋から先は標高も上がり、かなり雪深かったようなので、今回は正解だったようです。
LArcさん、こんばんは。
堂所への道も良い感じの雪道になりましたね。
それにしても頂上の滞在時間、yamaheroさんも書いておられますが、何と贅沢な時間なのでしょう!
雪だるまはまさか小さいの1個だけじゃないですよね?
maruiさん、コメントをありがとうございます。
普段は長時間歩くことが多いので贅沢というかもったいないというか・・・
でも、たまにはいいかなと思い緩みきってきました。
雪だるまは、手持無沙汰でしたし、かといって、進みたくもなければ帰りたくもない。。。ということで作りました。
雪があれだけあれば大きい雪だるまをいくつも作ることができたでしょうが、手のひらサイズを一つだけです。
いいおっさんが一体何をやっているんでしょうね。
まだまだ雪は沢山ありますので、maruiさん、是非お作りになってください!
レコを楽しみにしています!!
七ツ石だったんですね!
ブナ坂への巻き道で膝上まで埋もれるとは…
都心で30cm降っているということは
奥多摩辺りでは相当積もってるんですね!
山頂からは雲取や主脈縦走路の山々も見えて
気持ち良い場所ですよね
自分は何を生き急いでいるのか
直ぐに降りてしまうことが多いのですが
何もせずにゆっくり過ごしてみるのも良いなぁと思いました!
そうそう
早くも冬靴デビュー戦ですね!
実は自分の靴は保温材が入っていないので、足先が冷たくなってしまいます。
レコ見ちゃうと欲しくなってしまうのですが…
ふあっ!
あとは
アイゼンも試さないとですね〜
keiさん、いつもコメントありがとうございます。
奥多摩でも存分に雪踏みができました。
いつもは山頂滞在時間が数十分、慌ただしく昼食を済ませて先に進むという山行が多く、コースタイムを気にして時間に追われて歩かされていると感じる時もあります。
この日は気持ちに余裕があって、時間がゆっくり流れていた気がしました。
冬靴は暖かくていいです♪
早くアイゼンを試してみたいものです。
雪だるま〜〜〜
フォークとバッチの槍と盾を持って、門兵さんみたい
帽子も決まってますね
かわいい〜〜〜
それにしても、山頂に三時間半とは
きっと風もなく、穏やかな陽気だったのですね
私も無駄に生き急ぐタイプらしく、あまり山頂でのんびりできない質ですが
楽しまれたお姿を拝見すると、やってみたくなりますね〜
まずは30分からスタートしてみようかと思います
muniさん、いつもコメントを寄せていただきありがとうございます。
雪だるまは、衛兵さんをイメージして作ったので、おわかりいただけてうれしいです。
山頂では「晴れ時々お話し」という感じで、日差しを浴びながらぼーっとしたり、ウトウトしたり、御挨拶を交わした方と一言二言お話をしたり・・・
アマチュア無線で交信する方がいらっしゃって、天候の話やさっきは山梨の方、今度は埼玉の方と交信している、と聞くとはなしに耳に入ってくる会話を楽しんだりもしました。
そうこうしているうちに気がつけば3時間半経っていました。
これほどでなくとも、また、どこかでやってみようと思います。
LArcさん、こんばんは
ようやく風邪という忌まわしい病魔が去りました。
11日は天気良くてどこに行こうか事前から悩んだものでしたが、結局3日間もベッドの上に拘束させられようとは・・・
七ツ石山の積雪後の真っ白な雪景色に快晴の青空、代わりに行った気になるくらい楽しませて頂きました
新しい登山口に新しいアイゼン、試したくなる気持ち良く分かります!
私の登山靴も保温材は入っていないので、keichiroさんに同じく羨ましいです
3時間半もじっとしていては寒そうですがとても良い条件だったんですね
しかし、雪だるま良く出来ていますね
山の上でのゆったりのんびりな山行もまた良いですね〜
kiyoponさん、いつもコメントをいただきありがとうございます。
3日間も風邪で床に伏せって、ようやく快復したんですね。
まだ油断はできませんので、お大事に。
さて、七ツ石山では無為に過ごしてしまいました。
それでも満足できたのは天気がよくて眺望があった上に暖かったので、穏やかな気持ちで過ごしました。
雪だるまの目と口はブラックサンダーの個包装の黒い部分をナイフで切ったのです。
形はいびつですが、完成までに20分くらいかかりました。
よほど暇だったことがお分かりいただけますね。
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