夜行高速バス弾丸登山 神奈川から日帰り佐渡 ドンデン山荘→金北山→横山登山口
- GPS
- 07:17
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 861m
- 下り
- 1,708m
コースタイム
- 山行
- 6:33
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 7:16
天候 | 晴れ時々曇り、気温は低い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
船
自宅最寄り駅→池袋駅 池袋東口→佐渡汽船(西武夜行高速バス)23:30〜5:10 佐渡汽船フェリー 6:00〜8:30 タクシーでドンデン山荘まで 5500円ほど 〈帰り〉 横山BS→両津港フェリー乗り場 ジェットフォイルすいせい 両津港→新潟港 新潟バス 新潟フェリーターミナル→新潟駅 新幹線とき 20:23〜22時ごろ 横須賀線にて自宅最寄り駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪多く迂回を強いられたり、時間が遅くなったりした。 5月中旬には残雪は消えるという。(タクシーの運転手より) 6本爪はザックに入っていたが使わなかった。使っている人もいた。 ダブルストックやピッケルがあればアイゼンはなくてもいいと思う。 |
その他周辺情報 | 蒙古タンメン中本西池袋 新潟港フェリーターミナル立ち食い蕎麦 新潟駅のラーマン店 |
写真
感想
前日の記録
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4214854.html
(浄蓮の滝、道の駅2箇所、しろばんば。水生地下BSから修善寺駅に下る)
この3連休は中日のみ1日晴れるという予報に落ち着いた。よってこの1日を有効活用したいと思った。ということで数日前に3つの予約をとった。
(1)夜行バス 池袋駅東口→佐渡汽船前
(2)佐渡汽船片道 朝6時出港便
(3)ドンデンライナー ドンデン山荘行き
つまり、これで山行を終えて新潟まで戻り自宅まで帰ることができると踏んでいたのだ。帰宅してから思うと以下のものも取っておけばよかった。
(4)金北山ライナー 白雲台→両津港
(5)新潟駅付近での宿泊
(4)を取らなかったがために横山登山口を目指さなければならなく、歩く距離も時間も増えた。標高が低いところに咲く花を見ることができるのでそれはメリットだが、雪渓が多く残る中かなりの健脚向けコースになったと思う。
(5)をとっておけば、最悪19時両津港発のフェリーに乗ればよく、22時に新潟港、そこで宿泊できた。これは時間の余裕ができる。そういう意味では今日の山行は時間に追われる参考になったのは否めない。
前日は午前中に伊豆を歩いている。前日に伊豆を歩き次の日は佐渡だなんてフツーではない人だ。そして、午後伊豆から自宅に戻る途中に電話が入った。それはドンデンライナーは明日運行しないということだそうだ。申し込みがワタシ一人ということで約款上運行しないということだ。
そこで電話で聞いたのは、両津港にタクシーは待っているか?ということと、ドンデン山荘までタクシーで行けばいくらかかるのかということだ。結果としては、待機しているタクシーはいるということ、ドンデン山荘までは6000〜7000円を見ておけば良いということだそうだ。これは仕方がない、お金が余計にかかることになるが他の予約も取ってしまっているので今更キャンセルは効かない。早く歩き始めることができることをラッキーと思うことにしよう。
自宅を19時半ごろ出発して、池袋駅に向かった。それはもう土砂降りの中であった。大きいザックに傘姿のワタシを見て「あの人一体どこにいくの?」と思う人もいたであろう。知り合いに合わなかったのが救いである。
池袋では21時過ぎてから中本で夕食、本日限定のつけ麺をいただいた。池袋駅東口の長距離バス乗り場の近くには待合室がありそこで時間を過ごす。しかし営業時間は22:50までだ、残り40分間は屋根はあるが風と雨が吹き込む停留所のベンチで待つことになる。冷気が入ってきていた。
なお、今回は冬用のジャンパー、手袋、帽子も荷物に入っている。その中でこの時に手袋と帽子を使ったが佐渡では使わなかった。ジャンパーはずっとザックの中で錘になったのである。
バスでは意外と熟睡、5:10定刻に佐渡汽船乗り場に到着。チケットを
引き換えて6:00の船を待つ。朝食用におにぎりとサンドイッチを買ってはいたが立ち食いそばコーナーが本日のみ営業ということなのでこれは食べないわけにはいかない。色々迷った挙句「岩のり蕎麦」を食べ船上の人となった。
なお、おにぎり2個とサンドイッチ2個、金北山山頂でサンドイッチを1つ食べた。残りは下山まで錘になったが横山バス停でおにぎり2個を食べた。サンドイッチ一つは自宅まで持ち帰った。
少々仮眠をとり8:30、船は両津港に着いた。ワタシは一目散にタクシー乗り場を目指す。何台待っているかわからない中で乗りそびれてしまったら今日の山行は台無しだ。タクシー利用者の中ではワタシが一番乗り、5台ほどのタクシーが待っており1台目のプリウスタクシーに乗り込んだ。少々安堵した。車内は情報収集の場と化し、初老の運転手さんからいろいろ聞いた。ドンデン山荘までの料金は5340円と前日聞いた料金よりは安かった。4人いればドンデンライナーとほぼトントンで乗ることができる。それで山荘へはだいぶ早く着くということがわかった。
準備を済ませ、ドンデン山荘を出発する。
最初はルンルン道だ。アスファルト道路の横に高山植物が出てくる。カタクリはまだ見頃を迎えていないものがほとんどだ。開いてしまっているものもあるが前日の雨でだいぶんやられてしまっている。カタクリの写真の中で見事採用になったのはほとんどない。
エゾエンゴサクは初めて見る花だ。何せ「エゾ」とつくのがいい。故郷北海道を思わせるような植物だ。気候的には北海道の気候に似ているのではないかな。と思わせるような花だ。
もう、ここで「新・花の百名山」に選ばれていることを存分に感じさせてくれている。
アオネバ登山口からアオネバ十字路までの間の植物がすごいと聞いていた。ちょうどワタシがアオネバ十字路に辿り着いた時下から4人組が上がってきた。話を聞いたところ、確かに植物はすごかったそうだ、わずかな標高の違いで咲いているもの、蕾のものなど分かれるそうだ。シラネアオイなどが満開になっているそうだが、それは山頂から横山登山口に下る際にも見られるはずだ。
人は少ないように思えたが徐々に追い越す人が増えてくる。島外の人であれば前日から佐渡に入っている人たちだ。ドンデン山荘に車を置いて途中までピストンする予定の人たち。マトネで折り返すという人もいた。20名くらいの団体さんもいた。
それより先まで行くと、金北山を目指す人たちだ、ドンデン山荘に宿泊して早朝から歩き出した人たち。結構粛々と抜いていった。9時ごろドンデン山荘を出発して天狗の休場で3時間弱、数グループの団体さんが昼食をとっていた、白雲台まで歩いて金北山ライナーで戻るという。16時台の出発なのでゆったりとした登山だ。この時私も「金北山ライナー、予約しておけばよかったな」と思った。
天狗の休場から金北山までが核心部である。続く雪渓、ロープ一本でキックステップで登っていく雪渓、落ちればタダでは済まないだろう。6本爪はザックに入っているが誰もアイゼンをしていない。私もキックステップを使って標高差50mと感じるような壁を登り切った。そこを超えていくと山頂までは後わずかだ。
山頂手前から左に下るルートがある。帰りに使おうとしている横山登山口を目指すルートだ。標識が出ているというレコをかつて読んだことがありますがそれすらも雪渓の下に隠れている。あとはヤマレコマップを見て下るんだなと思った時に、そこを下り始めたハイカーがいた。私にとってはいいヒントになった。
山頂では、最初どこに三角点や表示があるのかわからなかった。神社の建物と防衛省関係の建物があることはわかっていたのだが。中国や北朝鮮、ロシアからの攻撃を察知する場所として佐渡島は非常に適しているのである。以前は金北山にあった施設が老朽化しており、さらに別のところに今はレーダーがあるようだが、それらも見下ろすことができる。
ここで、サンドイッチを一つ食べ出発である。
なお、金北山は「日本三百名山」「新・花の百名山」「日本百低山」「魅力別で選ぶ日本新百名山」などにも選ばれている。
さあ、横山登山口に向けて下りましょう。予定タイムは2時間半+ロード40分。最初は雪渓が多く辟易するが、それがなくなるといい道になる。しかし、下部では登山道の中を川が流れるようになりぐちゃぐちゃして歩きにくい。結構難易度が高い道であると思う。ストックをつく両腕の筋肉もピクピクし力が入る。そんな中同じリズムで脚を前に出していく。
植物は、高所では咲いていないものが咲いていたり、本日初花のものが多かった。それらを見るのがこの下山コースの楽しみであると思う。
とうとう横山登山口に下山した。でも、ここからアスファルト2kmがある。仕事帰りの農業の車も通りかかるが声をかけることはしない。横山BS にたどり着くまでは登山なのだ。
結局16:20頃横山BSにたどり着いた。16:56のバスがあるようなので、残してあった昼食のうちおにぎり2個をペットボトルの水で喉の奥に流し込んだ。フェリーターミナルに電話をかけると17:55初のジェットフォイルの空きがあるようだ。これに乗れればその日のうちに自宅に帰ることができる。
バスが来てからは話は早い、ジェットフォイルに乗り、連絡バスに乗り新潟駅へ、駅構内のラーメン店で醤油にぼしラーメンを食べ新幹線に乗った。横須賀線に乗り換え自宅最寄り駅には23:50頃到着した。
次の日、5月1日は両足と両肩の筋肉痛で始まった。茅ヶ崎の龍泉寺の湯に行き朝風呂につかり、茅ヶ崎イオンにあるモンベルショップで店員さんと会話、テント泊に必要な装備、そしてその値段をいろいろ聞いてきた。テント、上に敷くシート、寝床に敷くクッション、5万強くらいか・・・でも、寝袋はあるが調理器具も必要だし、ザックは75リットルザックを使えばよいか…。などと悩み、自宅に帰り、レコづくりに費やし、日ハムーロッテ戦を見て、暮れていった。昼前から雨が降っていた、こんな筋肉痛の中、雨の中歩くのは勘弁してほしいところである。
佐渡は行ったことがないので、是非行ってみたいです。
2日と6日がなければ、遠征できたのにというところですね。
レコアップも早く、過去レコかと思い日付を再確認してしまいました。
新幹線車内で作成という裏技でしたか。
hamburg
この佐渡行きは週の前半には決めていました。天気予報が変わらなくてよかったです。天気予報で雨が1日ずれたら大変なことになったことだと思います。
佐渡は2回目です。前回(1998年ごろ)はレンタカー(サンバーディアス)で回り金山やトキ公園、大野亀などを巡りました。当時は山なんて興味がなかった時代です。今回は金北山縦走、次回は自分の車で3泊くらいして味わいたいところです。
今回は新幹線内で写真コメント、帰宅してから感想でした。次の3連休もあるのでレコを貯めたくないというところでしょうか。
aideieiでした。
凄い行動&企画力に加えて、ハプニング対応力も素晴らしい!
お花で有名なお山と聞いてましたが、その通りなんですね〜
今年のゴールデンウィークが飛石3連休×2、そしてその前半のうち1日目と3日目に雨が降るという予報が出てから急いで組みました。ドンデンライナー運転中止は残念でしたが、出発時刻が早まったことはよかったと今は思っています。
5月中旬には雪はなくなるそうです。そしてドンデンライナーや金北山ライナーなども5月いっぱいまでだそうです。ぜひ企画してバスがあるうちに行くのがいいと思います。
aideieiでした。
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