滋賀県＆岐阜県境 伊吹山頂上周回 雪渓＆石灰岩＆花＆野鳥
Machapuchare
その他1人 
体力度について
- GPS
- 01:44
- 距離
- 3.2km
- 登り
- 151m
- 下り
- 141m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 1:39
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 1:42
歩行距離3km、歩行時間1時間45分、歩行数5,600歩、消費カロリー940Kcal
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険箇所やヤブコギはありません。 西登山道は砂利道や平坦な土道が多く、雨の翌日だったのでぬかるみが少しありました。雪の上を2〜3m歩きましたが、平坦なので運動靴でも大丈夫だと思います。 東登山道は下り専用で、登山の装備がなければ通行不可となっています。石が埋まった上や木道を歩く箇所がありますが、登山靴なら初心者でも問題ありません。 |
| その他周辺情報 | 山頂では「対山館」や「スカイテラス伊吹山」などで飲食や土産の購入ができます。 また、JR関ヶ原駅前にある「関ケ原駅前観光交流館」には戦国武将の家紋入りグッズなど関ヶ原ならではの商品が揃っています。詳細は＜写真36〜38＞および、5月4日付の日記「関ヶ原の戦いの軌跡を訪ねて」の写真と動画で紹介しています。 5月4日付の日記https://www.yamareco.com/modules/diary/112852-detail-268592 |
写真
4月30日に小谷城出丸跡より望んだ伊吹山です。西斜面はこのように山肌が見えています。
02伊吹山ドライブウェイより伊吹山南東斜面
伊吹山ドライブウェイの標高800m付近より望みました。新緑もきれいで穏やかに見えます。動画も撮りました。
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伊吹山南東斜面
伊吹山ドライブウェイの標高800m付近より望みました。新緑もきれいで穏やかに見えます。動画も撮りました。
03上平寺越駐車場の芭蕉句碑「そのままよ月もたのまじ伊吹山」の句が彫られています。秋の月の美しさに頼らずとも十分であると伊吹山の凜とした美しさを称えたものです。
「そのままよ月もたのまじ伊吹山」の句が彫られています。秋の月の美しさに頼らずとも十分であると伊吹山の凜とした美しさを称えたものです。
04伊吹山ドライブウェイより伊吹山東斜面雪渓
伊吹山の真東の辺りです。道路の左側に不意に雪が現れたので、思わず撮ってしまいました。これだけかと思いきや、路肩にはその後も何ヶ所か残っていました。登山道＜写真12＞でもまさか雪の上を歩くことになるとは思いませんでした。
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伊吹山東斜面雪渓
伊吹山の真東の辺りです。道路の左側に不意に雪が現れたので、思わず撮ってしまいました。これだけかと思いきや、路肩にはその後も何ヶ所か残っていました。登山道＜写真12＞でもまさか雪の上を歩くことになるとは思いませんでした。
05滋賀&岐阜県境より七尾山＆琵琶湖展望
伊吹山ドライブウェイの標高1,120m付近は、ちょうど滋賀と岐阜の県境になっています。左は1206.3m峰、右は1149m峰で、その間に七尾山と琵琶湖が見えています。中央奥の小さいのは、朝まで行く気満々だった竹生（ちくぶ）島です。
七尾山＆琵琶湖展望
伊吹山ドライブウェイの標高1,120m付近は、ちょうど滋賀と岐阜の県境になっています。左は1206.3m峰、右は1149m峰で、その間に七尾山と琵琶湖が見えています。中央奥の小さいのは、朝まで行く気満々だった竹生（ちくぶ）島です。
伊吹山北東斜面
同じ場所から撮影しました。右端に目指す山頂駐車場が見えています。
07ヤマエンゴサクジロボウエンゴサクとは違い、苞には切れ込みがあります。キンキエンゴサクとよく似ていますが、苞の切れ込みは少なめです。まだ小さな株で、地面に張り付くように咲いているのを何度も見かけました。
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ジロボウエンゴサクとは違い、苞には切れ込みがあります。キンキエンゴサクとよく似ていますが、苞の切れ込みは少なめです。まだ小さな株で、地面に張り付くように咲いているのを何度も見かけました。
花弁はなく、4本のおしべが見えています。花序の下の方に雌花がありますが、よく見えませんでした。周辺はフッキソウの花畑でした。
11びわこ展望台より南南西から西方面
2日前に天気がよければ歩く予定だった上野ルート越しに、左に霊仙山、中央奥から右手前に長浜と米原の市境尾根、右奥に琵琶湖が見えました。少し東から歩きながら動画を撮りました。
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南南西から西方面
2日前に天気がよければ歩く予定だった上野ルート越しに、左に霊仙山、中央奥から右手前に長浜と米原の市境尾根、右奥に琵琶湖が見えました。少し東から歩きながら動画を撮りました。
登山道の北側に雪渓が広がっており、2〜3mですが雪の上を歩きました。平坦なので連れでも滑らずにすみました。
伊吹山といえば、日本武尊（やまとたける）の像が有名です。人が写らないようにするのが大変でした。
伊吹山修験道の中心地で、かつてはここを目指して登拝する人々が大勢いました。
＆藤原岳＆霊仙山
左奥にうっすら藤原岳、中央奥が霊仙山、右奥に琵琶湖が少しだけ見えています。
＆養老山地の山々
今度は中央奥が藤原岳です。左奥には大きく養老山地の山々が見えています。
ソフトクリーム看板＆バッジ
ここのソフトクリーム目当ての方も多いようで、何度かソフトクリームの話を耳にしました。
昭和60年に伊吹山寺を復興させた東雲寺住職の吉田慈敬師により建てられました。
名水ヌードルなどの食事が楽しめます。登頂証明書がいただけるようです。
21能郷白山ズーム北北東に雪の残る山がうっすら見えていたのでズームしてみました。白山はこの右奥のはずですが、残念ながらこの日は見えませんでした。
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北北東に雪の残る山がうっすら見えていたのでズームしてみました。白山はこの右奥のはずですが、残念ながらこの日は見えませんでした。
22伊吹山頂上三角点「伊吹山」
標高1377.3mの頂上三角点です。撮影の順番待ちは1〜2分ですみました。日本武尊像＜写真13＞に比べるとかなり人は少なかったです。少し北東に進むと、中央登山道との分岐があり、そこから下山専用の東登山道となります。人が急に減りました。
「伊吹山」
標高1377.3mの頂上三角点です。撮影の順番待ちは1〜2分ですみました。日本武尊像＜写真13＞に比べるとかなり人は少なかったです。少し北東に進むと、中央登山道との分岐があり、そこから下山専用の東登山道となります。人が急に減りました。
越しに能郷白山
石灰岩がゴロゴロした斜面越しに雪の残る能郷白山（のうごうはくさん）が神々しく見えました。
24伊吹山東尾根1,310m峰＆1,343m峰
ササの間の細道の向こうに1,343m峰、左に1,310m峰が見えています。歩きながら動画も撮りました。
1,310m峰＆1,343m峰
ササの間の細道の向こうに1,343m峰、左に1,310m峰が見えています。歩きながら動画も撮りました。
25キジムシロ花の直径は1.5〜2�僉�開花し始めは葉が3枚セットに見えるのでミツバツチグリと間違えやすいです。キジムシロは茎が赤みを帯びることが多いようです。
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花の直径は1.5〜2�僉�開花し始めは葉が3枚セットに見えるのでミツバツチグリと間違えやすいです。キジムシロは茎が赤みを帯びることが多いようです。
琵琶湖
石灰岩だらけの山肌越しに穏やかな琵琶湖が見えました。
御嶽山を信仰する御嶽教信者の聖地です。伊吹山から噴煙を上げる姿が見られるようです。
28ウマノアシガタ地面に張り付くように咲いていたので、光沢のある直径2�冂�の花を見てもすぐには信じられませんでした。この1株1輪だけでした。これから生長するのでしょうか。
地面に張り付くように咲いていたので、光沢のある直径2�冂�の花を見てもすぐには信じられませんでした。この1株1輪だけでした。これから生長するのでしょうか。
葉の表は葉脈が赤紫色を帯び、裏は早春はうっすら赤みを帯びます。
30ニリンソウ直径2�冂�の花は、もう1輪が遅れて咲くので花柄の長さや花の大きさが揃わないことが多いです。これはたまたま同時に隣り合って咲いただけのようです。東登山道ではたくさん見られました。
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直径2�冂�の花は、もう1輪が遅れて咲くので花柄の長さや花の大きさが揃わないことが多いです。これはたまたま同時に隣り合って咲いただけのようです。東登山道ではたくさん見られました。
動画を撮っていると、なぜかどんどん近寄ってきました。メスの顔は白と茶色の縞模様です。
石灰岩の間の細道を歩きます。前方に竹生（ちくぶ）島が小さく見えています。
山頂方面
石灰岩と木々のコラボが日本庭園のようで風情があります。この少し先から歩きながら動画を撮りました。
わかりにくいですが、石灰岩越しに琵琶湖が見えています。
36関ケ原土産フリーズドライ餃子
2日前に関ケ原駅前観光交流館で購入したお土産です。餃子はそのままスナック感覚で食べられます。外皮はカリカリ、具はかなり細かくシャリシャリでした。ニンニク風味がしっかりしています。
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フリーズドライ餃子
2日前に関ケ原駅前観光交流館で購入したお土産です。餃子はそのままスナック感覚で食べられます。外皮はカリカリ、具はかなり細かくシャリシャリでした。ニンニク風味がしっかりしています。
37関ケ原土産小早川秀秋 裏切りスナック
同所にて購入。3�冂�のお米スナックはカールのような食感です。焼き肉風味でなかなかイケます。青いのが気になりますが、小早川秀秋に裏切られて青ざめている武将たちなのだそうです😁確かに、小早川秀秋だったら誰も買わないかも😅
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小早川秀秋 裏切りスナック
同所にて購入。3�冂�のお米スナックはカールのような食感です。焼き肉風味でなかなかイケます。青いのが気になりますが、小早川秀秋に裏切られて青ざめている武将たちなのだそうです😁確かに、小早川秀秋だったら誰も買わないかも😅
38関ケ原土産大谷吉継 義の武将スナック
大きさや食感は裏切りスナックと同じです。こちらは海鮮風味で旨みがあります。大谷吉継は仲良しの石田三成に味方し、予想していた小早川秀秋の裏切りに備えてその近くに陣取り、周辺の日和見武将たちが次々と東軍に寝返り襲いかかってくる中、孤軍奮闘の末、自刃しました。東軍と戦い、裏切り武将たちと戦い、ハンセン病と闘った彼は、まさに武将のかがみです。
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大谷吉継 義の武将スナック
大きさや食感は裏切りスナックと同じです。こちらは海鮮風味で旨みがあります。大谷吉継は仲良しの石田三成に味方し、予想していた小早川秀秋の裏切りに備えてその近くに陣取り、周辺の日和見武将たちが次々と東軍に寝返り襲いかかってくる中、孤軍奮闘の末、自刃しました。東軍と戦い、裏切り武将たちと戦い、ハンセン病と闘った彼は、まさに武将のかがみです。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下（厚手）
手袋（防水加工）
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子（フード付き）
雨用帽子
登山靴（防水加工）
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー（防水用）
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水（スポドリ＆茶）
水筒（保温）
非常食（栄養補助食品）
スマホ（地図アプリ使用）
eTrex22x（GPSナビゲーター）
虫よけスプレー
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感想
【当日の朝に伊吹山行きを決定(^_^)/】
この日は自宅（岡山）に帰る日でした。昨夜の天気予報では長浜市は終日晴れの予報でしたが、伊吹山は午前中「風または雨が強く、やや登山に適していません」という予報が出ていました😓せっかく日本100名山のひとつである伊吹山に登るなら晴天の日がいいと考え、伊吹山登山は次回の楽しみにとっておくことにして、午前中だけで行動が完結し、かつ天候が比較的安定している竹生（ちくぶ）島を訪問することにしました。
ところが、当日の朝、ホテルの窓から伊吹山を望むと、頂上付近に雲がかかっておらず、明らかに晴天でした。そこで急遽、伊吹山に向かうことにしました😃
時間的に余裕がなかったので、岐阜県関ヶ原側から出ている伊吹山ドライブウェイを利用し、9合目にあたる山頂駐車場まで自動車でアプローチをしました。ちなみに伊吹山ドライブウェイは春季（〜7月第3金曜日）は8時から20時まで、夏季（7月第3土曜日〜8月）は3時から21時まで利用可能です。
途中、展望所がいくつかあり、登山道からは見えない伊吹山の雄々しい姿を望むことができました＜写真02＞。展望所より伊吹山を撮影していたのは我々だけで、「スカイテラス伊吹山」近くの道端には超望遠レンズと三脚をセットしたプロカメラマンのような方々が多数、イヌワシの撮影に興じておられました。
【伊吹山お花畑＆石灰岩コースを歩く】
伊吹山は古くは『古事記』や『日本書記』にその名が記され、史跡や伝説に富んだ山です。大昔、天照大神（あまてらすおおみかみ）もこの山に登られ、家宝の天の叢雲（むらくも）の剣を紛失されましたが、後に須佐之男命（すさのおのみこと）が八岐の大蛇（やまたのおろち））から取り返し、大神に献上されたといいます。他にも、日本武尊（やまとたけるのみこと）が伊吹山の荒神退治に登られた話や、平安時代中期に源頼光らが伊吹山賊を退治した話など、数々の伝説が残された伊吹山には、城砦や寺が数多く建てられ、今もその跡が各所に残っています。
また、薬草や亜高山植物、野鳥、昆虫の宝庫としても有名です。特に山頂のお花畑は、国の天然記念物に指定されています。今年は花の開花が遅れているようで、種類は少なかったですが、これから増えるでしょう。
山の上半分は主に石灰岩（ペルム紀）でできており、下半分の砂岩、 泥岩（ジュラ紀）、チャート（三畳紀−ジュラ紀）からなる地層の上に断層で重なっています。その断層は山頂駐車場のすぐ上にあります。伊吹山の頂上の東側では特に地表に露出した石灰岩がたくさん見られました。石灰岩と木々のコラボが日本庭園のようで風情があり、花が少なくても十分楽しめました。
この時期（GW）は多くの人で賑わいますが、登山道（上野ルート）で上がってこられる方々は頂上をピストン、自動車で「スカイテラス伊吹山」まで上がってこられる方々は西登山道をピストンされることが多いです。
しかし、伊吹山の魅力のひとつである旬の花や石灰岩は東登山道でたくさん見られます。この東登山道は一方通行となっており、下りでしか利用できません。頂上や上野ルートは賑わっていましたが、この東登山道には人がほとんどおらず、気兼ねすることなく花や石灰岩の観賞、野鳥観察ができました😄今回は時間的な制約上、頂上付近の周回だけで終わりましたが、それでも十分でした😃
再訪の機会があれば、麓から登り、時間をかけて伊吹山の魅力を堪能したいと思います。
【強力なパワースポット伊吹山】
伊吹山に登った方が必ず写真に撮る日本武尊（やまとたける）の像＜写真13＞。
日本武尊が東の国征伐から帰る途中、伊吹山に荒神がいると聞き、征伐のために伊吹山に登られました。山頂近くに達すると大きな白いイノシシが現れたため、弓矢で威嚇してさらに進まれました。
しかし、なぜか急に毒気にあたって熱を出し気を失われました。実は、このイノシシは山の神の化身で、その怒りにふれたからです。家来は、日本武尊を背負って退散し、麓の清水が湧くところで日本武尊に冷水を含ませると、たちまちに目が醒められました。以来、この地は醒ケ井（さめがい）と呼ばれています。一説には、日本百名水の一つ、山麓の大清水の泉神社湧水とも伝わります。
仁寿年間（851〜854年）に三修上人が伊吹山寺を開きました。伊吹山修験道は熊野詣の先達（せんだつ）を務めるほど栄えましたが、明治以降は衰退の一途をたどりました。
しかし、昭和60年、東雲寺住職の吉田慈敬師により、伊吹山の麓に伊吹山寺、八合目（標高1,200m）の行道岩の近くに行者堂、山頂に覚心堂＜写真19＞が建てられました。また、同時にかつての修行霊場約280ヶ所を掘り起こし、麓から頂上まで往復28�劼離魁璽垢�整備されました。
古くから信仰の対象だった伊吹山には、さまざまな行場跡が遺っています。意識しながら登ると、山への畏敬の念が強まるかもしれません。
他にも弥勒堂や南弥勒堂があり、頂上一帯がかなり強力なパワースポットとなっていました。
そのおかげか、麓の関ヶ原ICからの渋滞を避け米原ICから高速道路で予定より10分程遅れただけで無事に岡山まで帰れました。しかも、自宅目前で走行可能距離が0�劼砲覆辰燭砲發�かわらず、ガス欠になる前にガソリンスタンドに到着😅
GW旅行の最後の訪問地が伊吹山でよかったです😊
こっそり拍手
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