ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4356035
全員に公開
ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

藤原岳〜真の谷幕営〜御池岳

2022年06月01日(水) 〜 2022年06月02日(木)
 - 拍手
ふじ その他1人
GPS
13:31
距離
23.1km
登り
2,109m
下り
1,674m

コースタイム

1日目
山行
5:45
休憩
1:12
合計
6:57
11:33
11:33
47
藤原岳三合目
12:20
12:42
27
同 六合目
13:09
13:09
25
同 八合目
13:34
13:34
36
同 九合目
14:10
14:20
18
14:38
14:46
14
15:00
15:11
31
16:09
16:22
6
頭陀ヶ平手前
16:28
16:32
9
16:41
16:41
17
道間違い
16:58
16:58
14
道間違いから復帰
17:12
17:13
13
17:26
17:26
16
道間違いと思い込んで引き返し
17:42
17:42
16
真の谷に下り着く
17:58
真の谷キャンプ地
2日目
山行
5:10
休憩
1:19
合計
6:29
7:29
41
真の谷キャンプ地
8:10
8:11
12
天ヶ平 (御池岳六合目)
8:23
8:30
15
御池岳七合目
8:45
8:45
38
同 八合目
9:23
9:23
9
御池岳展望箇所
9:32
9:43
50
同 三角点
10:33
10:45
23
鈴北岳
11:08
11:08
11
11:19
11:23
30
11:53
12:26
60
鈴北岳 (腹ごしらえ)
13:26
13:37
21
鞍掛峠
13:58
鞍掛トンネル登山口
天候 1日目 薄曇り / 2日目 薄曇り 時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
●行き= 6:52 ー 新大阪 7:34/7:54 (新幹線こだま号・2,640円+2530円) 岐阜羽島 8:46 (ふくぞー自家用車) 藤原岳大貝戸登山口駐車場 10:45頃
●帰り= 鞍掛トンネル東口駐車場 14:03頃 (近鉄タクシー・3970円) 登山口駐車場 (ふくぞー車) 岐阜羽島 15:53/15:58 (こだま) 新大阪
山登り初の新幹線
山登り初の新幹線
車内から藤原鉱山の痛々しい姿…
1
車内から藤原鉱山の痛々しい姿…
藤原岳登山口休憩所
2
藤原岳登山口休憩所
登山口で登山届を提出 
1
登山口で登山届を提出 
神武神社で山行の無事を祈る
1
神武神社で山行の無事を祈る
六合目で休憩をとる
1
六合目で休憩をとる
九合目から藤原鉱山の採掘現場、伊勢湾が望める ・付近にサル数匹
1
九合目から藤原鉱山の採掘現場、伊勢湾が望める ・付近にサル数匹
カレンフェルトの風景とともにトイレが見えてきた
カレンフェルトの風景とともにトイレが見えてきた
そして避難小屋
しばし休憩 藤原岳山頂をバックに
1
しばし休憩 藤原岳山頂をバックに
ザックを小屋に置いておいて藤原岳山頂へ
ザックを小屋に置いておいて藤原岳山頂へ
振り返って美しい高原を楽しむ
振り返って美しい高原を楽しむ
1128mピークの奥に天狗岩
1
1128mピークの奥に天狗岩
藤原岳山頂
御池岳をバックに
2
御池岳をバックに
(参考) 1998年9月の山頂の様子 (写っているのは父母)
2
(参考) 1998年9月の山頂の様子 (写っているのは父母)
避難小屋から出発
1
避難小屋から出発
天狗岩着
天狗岩からの藤原岳 その奥に見えるのは坊主山か
天狗岩からの藤原岳 その奥に見えるのは坊主山か
道は平たんでいい雰囲気 最高
道は平たんでいい雰囲気 最高
頭陀ヶ平からは広い展望が得られる 烏帽子岳の奥に伊吹山 右端に鈴養湖
1
頭陀ヶ平からは広い展望が得られる 烏帽子岳の奥に伊吹山 右端に鈴養湖
木和田尾分岐から御池岳
木和田尾分岐から御池岳
間違いの道でツツジ
1
間違いの道でツツジ
正しい道に復帰
白瀬峠に下る
真の谷への下り道は頼りない ・山と高原地図のアプリに従って引き戻して破線を辿ると…
真の谷への下り道は頼りない ・山と高原地図のアプリに従って引き戻して破線を辿ると…
道なき急斜面を下りる羽目に…
1
道なき急斜面を下りる羽目に…
そしてあるはずの川の流れがない! しばらく上下流を歩いてみるが、流れはなく…
そしてあるはずの川の流れがない! しばらく上下流を歩いてみるが、流れはなく…
少し上流に行ったところにテントを張った
2
少し上流に行ったところにテントを張った
水は少し下流に行ったところにあった水たまりを汲んできて利用 ・白く丸く映っているものはビニール製タンク (写真は翌朝)
水は少し下流に行ったところにあった水たまりを汲んできて利用 ・白く丸く映っているものはビニール製タンク (写真は翌朝)
二日目 テント撤去後 おおきにでした
二日目 テント撤去後 おおきにでした
崖崩れの箇所
水の流れがあった! テントを張った場所より200メートルくらい上流だった…
水の流れがあった! テントを張った場所より200メートルくらい上流だった…
タニウツギ
このあたりで左手の真の谷と別れていた 真の谷を行けば御池岳八合目へのショートカットに
このあたりで左手の真の谷と別れていた 真の谷を行けば御池岳八合目へのショートカットに
カタクリ峠に合流 御池岳六合目 天ヶ平とも言い ややこしい
カタクリ峠に合流 御池岳六合目 天ヶ平とも言い ややこしい
仙人が住んでいそう
3
仙人が住んでいそう
藤原岳から御池岳はコバイケイソウが “”超大群生”
藤原岳から御池岳はコバイケイソウが “”超大群生”
ヒメレンゲ
くたびれたイチリンソウがチラホラ
くたびれたイチリンソウがチラホラ
御池岳南端に展望あり
1
御池岳南端に展望あり
御池岳三角点 (1247m)
3
御池岳三角点 (1247m)
コバイケイソウ 花期は壮観だろうな
コバイケイソウ 花期は壮観だろうな
シマリスがあちこちで見られた 写真をアップにして何とか確認できる
1
シマリスがあちこちで見られた 写真をアップにして何とか確認できる
日本庭園と呼ばれるところに
日本庭園と呼ばれるところに
美しい草原を行く
美しい草原を行く
御池岳を望む
鞍掛峠からの尾根道を登るお三人あり
鞍掛峠からの尾根道を登るお三人あり
鈴北岳山頂 伊吹山が見える
鈴北岳山頂 伊吹山が見える
鈴ヶ岳へ
ザックを道脇に置いて行く ヒルコバと呼ばれるコルが見えてきた
ザックを道脇に置いて行く ヒルコバと呼ばれるコルが見えてきた
鈴ヶ岳山頂が見えてきた
鈴ヶ岳山頂が見えてきた
鈴ヶ岳山頂 展望はわずか
1
鈴ヶ岳山頂 展望はわずか
鈴北岳山頂に戻る
鈴北岳山頂に戻る
鈴北岳山頂で腹ごしらえをしてから鞍掛峠への下山にかかる
鈴北岳山頂で腹ごしらえをしてから鞍掛峠への下山にかかる
1056mピークを登る
1056mピークを登る
素晴らしい風景 鞍掛峠の向かいに三国岳 奥に見えるは霊仙岳か
1
素晴らしい風景 鞍掛峠の向かいに三国岳 奥に見えるは霊仙岳か
カマツカ
サワフタギ?
頭陀ヶ平が見える
頭陀ヶ平が見える
鞍掛峠は近い
タクシーを手配 さて最後の行程
2
タクシーを手配 さて最後の行程
危険個所多し
橋を渡ってトンネル東口駐車場
橋を渡ってトンネル東口駐車場

感想

 大学時代の友人「ふくぞー」と初めて山登り。
 私は藤原岳を1998年9月に、御池岳を2001年5月に登っているが、かねがね その2山+αの縦走コースをキャンプで歩きたいと思っていた。しかも思い切って告白してしまうと、前者は私の苗字の山。親近感を感じている。
 しかし近鉄電車で行くと時間と金がかかるため なかなか再訪できずにいたが、岐阜在住で車を持っているふくぞーとの再会により今回 念願を果たすことができた。

 岐阜羽島駅で落ち合い、車で登山口へ。通行止めに遭い 遠回りしたため、出発場所と登山道を変更 (計画は簡易パーキングふじわら、聖宝寺道利用だった)。それでも1時間遅れの出発となった。私のザックは約16.5キロ、ふくぞーは約14キロ。

 全体を通してカレンフェルトの独特の地形、高原状のなだらかな起伏、さまざまな植生などが織りなす優美さに魅了された。花の山ではあるものの時期的にこれといった花は咲いていなかったが、御池岳を中心とした広大なコバイケイソウ畑、あるいはオオイタヤメイゲツ林 (カエデの一種) なども美しく、緑の豊かな森を楽しんだ。
 動物ではサル、シカ、シマリスに出会った。4〜5ヶ所で見られたシマリスは何とも可愛かったが、モヤモヤとするものがあり調べてみると、やはり外来種だった。逃がしたペットが繁殖したものだろうか。なんとも複雑な思いだ。
 藤原岳、御池岳、鈴北岳山頂からの展望も大いなる魅力。ふくぞーとともに「山座同定」をするのも楽しかった。
 そうそう、二日とも薄曇りで 暑すぎなかったこともラッキーだった。
 それにしても20年以上前とはいえ 藤原岳、御池岳ともその風景の記憶がほとんどなかったのは我ながら不思議だった。

 最大のアクシデントは真の谷 (しんのたに) のキャンプ適地に水がなかったこと。「山と高原地図」のアプリの破線 (登山道) が間違っていたことが原因。川の流れがあるキャンプ適地より200メートルくらい下流に下り着いていた。少し上流に歩いたところで諦め、テントを張った。私は絶望感を感じていたが、ふくぞーはそれほどでもなく、前向きであることには助けられた。
 少し下ったところにあった水たまりの水を携帯濾過器で濾過し、煮沸することで飲み水などとして使った。私は数日前に少し見たテレビ番組「冒険少年」を思い出していた。水は思ったよりもたっぷりあり、匂いもなく、充分に利用可能であることが分かり 私の暗い気持ちも落ち着いた。
 ふくぞーはヒルと格闘。数匹に寄って来られ、そのたびに火あぶりの刑に処していたが、不思議と私のほうには寄ってこなかった。単純に座った位置の関係だろうか。

 私はいつも通り 夜中2時くらいまでほとんど眠れなかった。シカが散発的ではあるものの長い時間 近くで鳴き、何度もドキッとさせられた。
 他に「んごーんごー」という何かの小さな鳴き声にビクッとさせられたが、ふくぞーのいびき。朝 声をかけてもなかなか起きないし、充分眠れたようで羨ましかった。
 夜は意外と寒かった。セーター、パッチを着ていたがブルブルと震えたほど。百均で買ったアルミ保温シートをかぶってマシになったが、シャカシャカとうるさいのが難だ。

 ふくぞーは登山自体久しぶり、重荷訓練もせずにぶっつけ本番とのことで、特に二日目が体力的に心配だったが問題なかった。朝 肩が痛いと言っていたが、鈴ヶ岳往復も予定通りこなした。
 鞍掛トンネル東口からの車道は歩けるだけ歩いてタクシーを呼ぶことを考えていたが、鞍掛トンネル東口まで来てもらうことに。鞍掛峠で電話をし、トンネル東口に着いて5分後くらいに来てくれた。
 余談ながら 近鉄タクシー北勢配車センターのネット上の評判は最悪だが、何の問題もなかった。

 充実した山行だった。ふくぞーに感謝。
 8月上旬 笠ヶ岳という計画、行けるだろうか。
 3000メートル級で2泊3日は亡父と何度もしたが、すべてベースキャンプ方式。縦走で2泊3日はしたことがない。
 しかしふくぞーは「時間をかければいつか着く」という。父も似たことを言っていた。
 また ふくぞーは高価でも軽くて高機能な道具を揃え、荷物の軽量化を図ろうとするのが面白い。私は安価なものでそこそこ軽いものを揃えるとともに、重いザックでも大丈夫なように体力強化をと考える。
 
 それにしても真の谷は悔しさが残る。水の流れるところでキャンプをしたい。来年 花の時期に、別コースでぜひ。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:313人

コメント

ご苦労さま^^
ほぼ同じルートを、ずいぶん昔に嫁と辿ったのを思い出しながら読みました。もってる地図が1994年版なので、おそらく27年ほど前(笑)。
テントは白船峠に。下山道かな、ヤブがすごくて、ルーファイがそこそこ大変だったのを憶えてます。当時はまだバスがあったんで、大君ケ畑から彦根まで帰ったんだろうなぁ。
2022/6/5 0:16
おおお、久しぶり。元気? フクゾー懐かしいやろ。トーゲンの話したで。ところで若い頃にこのコース行ってたんやね。白船峠 (白瀬峠) でテント張ったとは。そんなスペースあったっけ。また昔 バスがあったとは知らなんだ。タクシー呼んだけど、ふたりで割り勘なら充分価値ありでした。
2022/6/5 1:32
フクゾーって、やっぱり彼か。いつも一緒やったよね。もう一人が思い出せん。白船峠は、テン場ではないので、まぁ、道の片隅ですわ。テント張ったの。タク代、安うすんだなぁと思て見てました。
▼こんなこともあったんでね(笑)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2114779.html
2022/6/6 6:58
ふくぞーも山登りしてました。興味深い偶然です。ところでもうひとりって福本のことかな?
白船峠はやっぱり広いスペースがあったわけではないんやね。
弥山・八経ヶ岳・釈迦ヶ岳・大日岳、すばらしい山行やね。いつかキャンプで一部でも行けたらなと思います。しかしタクシー代2万円はちょっとな…。亡父は「ふもとの自治体にお金を落としてやるべき」と言っていたけど、たまらんなぁ…。
2022/6/6 9:03
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 霊仙・伊吹・藤原 [日帰り]
藤原岳から鈴鹿山脈最高峰、御池岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら