藤原岳〜真の谷幕営〜御池岳
- GPS
- 13:31
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,109m
- 下り
- 1,674m
コースタイム
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 6:57
天候 | 1日目 薄曇り / 2日目 薄曇り 時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
●帰り= 鞍掛トンネル東口駐車場 14:03頃 (近鉄タクシー・3970円) 登山口駐車場 (ふくぞー車) 岐阜羽島 15:53/15:58 (こだま) 新大阪 |
写真
感想
大学時代の友人「ふくぞー」と初めて山登り。
私は藤原岳を1998年9月に、御池岳を2001年5月に登っているが、かねがね その2山+αの縦走コースをキャンプで歩きたいと思っていた。しかも思い切って告白してしまうと、前者は私の苗字の山。親近感を感じている。
しかし近鉄電車で行くと時間と金がかかるため なかなか再訪できずにいたが、岐阜在住で車を持っているふくぞーとの再会により今回 念願を果たすことができた。
岐阜羽島駅で落ち合い、車で登山口へ。通行止めに遭い 遠回りしたため、出発場所と登山道を変更 (計画は簡易パーキングふじわら、聖宝寺道利用だった)。それでも1時間遅れの出発となった。私のザックは約16.5キロ、ふくぞーは約14キロ。
全体を通してカレンフェルトの独特の地形、高原状のなだらかな起伏、さまざまな植生などが織りなす優美さに魅了された。花の山ではあるものの時期的にこれといった花は咲いていなかったが、御池岳を中心とした広大なコバイケイソウ畑、あるいはオオイタヤメイゲツ林 (カエデの一種) なども美しく、緑の豊かな森を楽しんだ。
動物ではサル、シカ、シマリスに出会った。4〜5ヶ所で見られたシマリスは何とも可愛かったが、モヤモヤとするものがあり調べてみると、やはり外来種だった。逃がしたペットが繁殖したものだろうか。なんとも複雑な思いだ。
藤原岳、御池岳、鈴北岳山頂からの展望も大いなる魅力。ふくぞーとともに「山座同定」をするのも楽しかった。
そうそう、二日とも薄曇りで 暑すぎなかったこともラッキーだった。
それにしても20年以上前とはいえ 藤原岳、御池岳ともその風景の記憶がほとんどなかったのは我ながら不思議だった。
最大のアクシデントは真の谷 (しんのたに) のキャンプ適地に水がなかったこと。「山と高原地図」のアプリの破線 (登山道) が間違っていたことが原因。川の流れがあるキャンプ適地より200メートルくらい下流に下り着いていた。少し上流に歩いたところで諦め、テントを張った。私は絶望感を感じていたが、ふくぞーはそれほどでもなく、前向きであることには助けられた。
少し下ったところにあった水たまりの水を携帯濾過器で濾過し、煮沸することで飲み水などとして使った。私は数日前に少し見たテレビ番組「冒険少年」を思い出していた。水は思ったよりもたっぷりあり、匂いもなく、充分に利用可能であることが分かり 私の暗い気持ちも落ち着いた。
ふくぞーはヒルと格闘。数匹に寄って来られ、そのたびに火あぶりの刑に処していたが、不思議と私のほうには寄ってこなかった。単純に座った位置の関係だろうか。
私はいつも通り 夜中2時くらいまでほとんど眠れなかった。シカが散発的ではあるものの長い時間 近くで鳴き、何度もドキッとさせられた。
他に「んごーんごー」という何かの小さな鳴き声にビクッとさせられたが、ふくぞーのいびき。朝 声をかけてもなかなか起きないし、充分眠れたようで羨ましかった。
夜は意外と寒かった。セーター、パッチを着ていたがブルブルと震えたほど。百均で買ったアルミ保温シートをかぶってマシになったが、シャカシャカとうるさいのが難だ。
ふくぞーは登山自体久しぶり、重荷訓練もせずにぶっつけ本番とのことで、特に二日目が体力的に心配だったが問題なかった。朝 肩が痛いと言っていたが、鈴ヶ岳往復も予定通りこなした。
鞍掛トンネル東口からの車道は歩けるだけ歩いてタクシーを呼ぶことを考えていたが、鞍掛トンネル東口まで来てもらうことに。鞍掛峠で電話をし、トンネル東口に着いて5分後くらいに来てくれた。
余談ながら 近鉄タクシー北勢配車センターのネット上の評判は最悪だが、何の問題もなかった。
充実した山行だった。ふくぞーに感謝。
8月上旬 笠ヶ岳という計画、行けるだろうか。
3000メートル級で2泊3日は亡父と何度もしたが、すべてベースキャンプ方式。縦走で2泊3日はしたことがない。
しかしふくぞーは「時間をかければいつか着く」という。父も似たことを言っていた。
また ふくぞーは高価でも軽くて高機能な道具を揃え、荷物の軽量化を図ろうとするのが面白い。私は安価なものでそこそこ軽いものを揃えるとともに、重いザックでも大丈夫なように体力強化をと考える。
それにしても真の谷は悔しさが残る。水の流れるところでキャンプをしたい。来年 花の時期に、別コースでぜひ。
ほぼ同じルートを、ずいぶん昔に嫁と辿ったのを思い出しながら読みました。もってる地図が1994年版なので、おそらく27年ほど前(笑)。
テントは白船峠に。下山道かな、ヤブがすごくて、ルーファイがそこそこ大変だったのを憶えてます。当時はまだバスがあったんで、大君ケ畑から彦根まで帰ったんだろうなぁ。
▼こんなこともあったんでね(笑)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2114779.html
白船峠はやっぱり広いスペースがあったわけではないんやね。
弥山・八経ヶ岳・釈迦ヶ岳・大日岳、すばらしい山行やね。いつかキャンプで一部でも行けたらなと思います。しかしタクシー代2万円はちょっとな…。亡父は「ふもとの自治体にお金を落としてやるべき」と言っていたけど、たまらんなぁ…。
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