木曽駒ヶ岳で今期最後の雪山歩き&陣馬形山で今年最初のテン泊
- GPS
- 05:17
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,000m
- 下り
- 973m
コースタイム
7:15 菅の台バスセンター
↓(7:15始発バスとロープウェイ)
8:23 ホテル千畳敷
9:18 乗越浄土
10:01 木曽駒ヶ岳・頂上 (25分休憩)
11:17 ホテル千畳敷
↓(11:30のロープウェイとバス)
12:20 菅の台バスセンター
↓(陣馬形山へ車で移動&休憩したり買出ししたり)
15:23 陣馬形山登山口
16:17 丸尾のブナ
16:50 陣馬形山・頂上&キャンプ場
3日
6:58 陣馬形キャンプ場
7:43 登山口
天候 | 2日 快晴 3日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
→(バス)→しらび平→(ロープウェイ)→ホテル千畳敷 |
コース状況/ 危険箇所等 |
菅の台バスセンターに一回500円の駐車場。トイレ有り。 駐車状況は始発バス(7:15)の時間で3割ほど。下山時(12:20)でも6割程度。 GW中とは言え金曜平日の為か、バスやロープウェイの待ち時間は有りませんでした。 バスとロープウェイの運行状況はコチラで 木曽駒ヶ岳ロープウェイ http://www.chuo-alps.com/ 登山道の状況 木曽駒ヶ岳 危険箇所は特にないですが、雪崩が発生し易いので注意を。 当日は結構雪が緩めでしたが、それでもストックでは刺さらないところもあったので まだまだアイゼンとピッケルは必要かと思います。 陣馬形山 登山道には危険箇所も積雪も無いです。 頂上まで車で行く事も出来ます。 陣馬形キャンプ場 使用料は無料。 避難小屋、トイレ、炊事場有ります。 水も使えますが、水質検査をしていないので飲まないようにと書いてありました。 |
写真
感想
タイトル通りですが
今期のラスト雪山として初めてとなる木曽駒ヶ岳へ。
今年最初のテント泊登山として陣馬形山へ行ってきました。
木曽駒ヶ岳は雪崩が多いと聞いており
数日前も雨やら雪やら降っていたのでどうしようか迷いましたが
前日の状況を見るとあんがい良さ気な感じだったので行く事に。
午前5時半ごろ菅の台バスセンター駐車場に到着。
思っていたよりも遥かに駐車場の車は少なく、バスとロープウェイの待ち時間は無し。
1時間程でホテル千畳敷へと到着し、外に出ると木曽駒ヶ岳は抜けるような青空でした。
高度が高いので、はやる気持ちを抑えながらゆっくり気味に準備を整えて出発。
序盤のカール歩きは緩やかな傾斜。
雪質は緩めだけどアイゼンだけでも沈み込むような事はほぼ無かったのでとても快適。
オットセイ岩辺りまで登ると傾斜もキツくなり始め、ストックも刺さりにくくなったのでピッケルへ交換。
ここから乗越浄土までは急傾斜で息も少し上がり始めましたが
それほど長くは続かなかったので、バテる前に平坦な乗越浄土へと到着。
そしてここからの眺めはとても素晴らしかった。
いつもだとこの時期はPMなんたらや春霞やらで遠景はたいして望めなかったのですが
この日は霞も無くて南アルプスは勿論の事、富士山まで見通す事が出来て大満足でした。
乗越浄土からは傾斜も緩くなったので再びWストックに持ち替えて快適な雪山ハイクを満喫。
中岳に着くと、木曽駒ヶ岳の山頂部が見えます。
一旦下って登り返す事を考えても意外と近いなと感じ、実際歩いてみても近かった。
1時間半ちょいで木曽駒ヶ岳頂上に到着。
頂上からは中岳からも見えていた御嶽山に加えて北アルプスも見えるはずなんですけど
残念ながら北アルプスのほとんどは雲の中でした。
しばらく頂上に滞在している間に少しづつ雲が薄れてきたような気もしたので
もう少し待ってみようかとも思いましたが、今日はもう一つ登る山があるので下山します。
下山は所々シリセードで楽々下山。
オットセイ岩からは登山者の邪魔にならない場所へ移動し、そこから一気に滑り降りました。
ピッケルで制動をしなくても早すぎず、遅すぎずの絶妙なスピードで直滑降。いや〜楽しかった。
帰りのバスとロープウェイも待ち時間は無く、予定より早く下山。
順調過ぎたのでもう少しゆっくりしていっても良かったな〜。
などど贅沢な気になってしまいましたが、今期の雪山登山の締めくくりとしては
快適で展望にも恵まれてとても良かったです。
続いて陣馬形山
こちらは2月の積雪期に登りに行ったばかりなのですが
展望がとにかく素晴らしく、頂上にはキャンプ場があるので
今年のGW辺りにテント泊しに行こうと思っていました。
ただ、登山口から頂上までは一番長い登山口でも2時間程度でしかなく
陣馬形山単体だと登り応えとしては物足りなさがあるので
今回は木曽駒ヶ岳とのダブルヘッダーで行く事に。
15時すぎに前回と同じく風三郎神社の先にある登山口から出発。
歩いて5分・・・ザックが重くて足がとまる・・・
テン泊装備は久しぶりに背負ったとは言え、こんなに重たかった?って思うほど重い。
そして・・・暑い。
5月とは言えまだ2日。こんなに暑かった?って思うほど暑い。
ぶっちゃけ、木曽駒ヶ岳よりよっぽどキツく感じました。
やっぱり頂上まで車で行こうかなぁ〜
なんて事を何度か考えながらも歩き続けて小一時間で丸尾のブナ。
ここで小休止をしようと思ったら山ヒルを発見(今思えばヒルじゃなかったかも)
数匹がせまって来たので逃げるように登り、ほどなくして電波塔の見える林道に合流。
ここまで来れば後は楽なのは経験済みなので、ゆっくり車道を歩いてキャンプ場に到着。
ふ〜 久々に山ヒル(らしき物体)を見たけど、やっぱ精神衛生的に悪いわ〜
陣馬形キャンプ場は思っていたよりも賑わっていて、ちょっとビックリ。
でも、まぁ、誰もいないよりは良いので一安心でもありました。
頂上で南アルプスの展望を眺めた後はテントを設置しに戻ります。
どうやら登山者のテント泊は自分だけらしく、他のキャンパーの方々には珍しく見えたようで
幾つか登山用テントの質問や山の話をしながらのんびり〜と設置しました。
その後は微妙な日の入りを見てから夕食をとり、21時すぎに就寝。
ここのテント場は夜景を見に来る人達もいるので、22時ごろまでは人の往来がありましたが
騒がしい人は誰もいなかったので、予想に反して静かに眠ることが出来ました。
2日目は4時半ごろ起床。
就寝中はシュラフを布団状にしてても快適なぐらいでしたが
外に出るとやはり寒い。1500mほどの山でもまだまだ朝方は寒いです。
防寒着を着込み、カメラを持って頂上へ。既に5〜6人ぐらいが日の出待ちをしてました。
日の出にはまだ早いようですが、戻るのも面倒なのでそのまま待ちます。
5時15分頃、仙丈ヶ岳の山頂部から御来光が見えました。
山の上で日の出をしっかり見るのはかなり久しぶりですが、何度見ても良いものです。
日の出後は反対側の中央アルプスもしっかりと見えました。
昨日登った木曽駒ヶ岳も良く見え、備え付け双眼鏡を使えばホテル千畳敷も確認できます。
やはりここの展望は最高だと改めて確認が出来ました。
展望を満喫した後は朝食をとってからテントを撤収して下山します。
昨日の登りでは暑いやら重いやらで苦労しましたが
下山時はフカフカの緩傾斜な登山道&過ごしやすい気温で超快適な下山。
下山後、車に戻ってからはどこか温泉にでも入りに行きたい所でしたが
GW本番となり渋滞が本格化しないうちに早めに帰ることにしました。
GWの中盤は天気が優れずにもやもやした気持ちになりましたが
今回の山行で雪山とテン泊を満喫でき、もやもや気分をふっ飛ばす事が出来ました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する