雪原を歩きたくて、初めての中央アルプス(千畳敷から木曽駒ヶ岳、中岳、宝剣岳)
- GPS
- 03:33
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 609m
- 下り
- 619m
コースタイム
天候 | 晴天、風も穏やかで暖かでした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
駐車場は500円定額先払いで24時間オープン。3:30頃着いたときはガラガラでしたが、12:30過ぎ戻ったときは埋まってました。 第1便はバスが7:15バスセンター発、ロープウェイが8:00しらび平発。私は全部第1便に乗車、出発時刻は若干前倒しだったかも知れません。バス待ち(荷物置き)は1時間半位前に始まり、伸びるスピードは遅かったですが、第1便のバスには全員は乗り切れませんでした。バスセンターは、ネットの時刻表では駒ヶ根駅発しらび平行きの途中停留所のように見えますが、始発が出ているので、駅から乗車でなくても座れます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
トレースはあってないようなもの。ずっと雪の上。スキー場を巻いて取付き、宝剣直下でなく1つ右の谷(夏道の八丁坂)を通れ。おしまい。八丁坂は落石の危険、時期によっては雪崩の危険はあるようですが、植生が雪で覆われている間はどこからも登り降りでき、稜線に上がってしまえばどこからでも目標に到達できます。 終始アイゼン装着しました。危険を感じたのは宝剣岳のみ。 登山届は、バスセンターのチケット売り場で出しました。 下山後は、駐車場から徒歩2分の明治亭中央アルプス登山口店で駒ヶ根名物ソースかつ丼を食し、チケット売り場の50円割引券を使ってこぶしの湯に入りました。中央アルプス観光が経営しているようですが、こじんまりして静かないいお風呂でした。オススメ。 |
写真
装備
個人装備 |
バックパック 1 カリマーCougar50-75
アウター 1 TNFプロシェル
ボトムス 1 TNFプロシェル
バイザー 1 モンベルフィールドバイザー
ヘルメット 1 Blackdiamondベイパー
グローブ 1 モンベルOutDryグローブ
シューズ 1足 シリオ611GTX
ポール 1組 LEKI MAKALOUカーボンライトAS
ピッケル 1 Blackdiamondレイブンプロ
スノーシュー 1足 MSRライトニングアッセント25
ゲイター 1足 SEA TO SUMMITアルパインゲイター
給水 1 Platypusハイドレーション+TERMOS山専ボトル
クッカー 1 EVERNEWチタンクッカー
バーナー 1 プリムスフェムストーブ
ツェルト 1 FinetrackツエルトI
シュラフカバー 1 ISKA GTXウルトラライト
飲料 1 ポカリスエット900ml+お湯900ml+お茶500ml
食料 携行食2日分
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感想
先月の甲斐駒ケ岳に続き、通算3回めの雪山登山。
スノーシューで雪原歩きがしたくて、比較的フラットな箇所が多そう、という理由で木曽駒ヶ岳と御嶽山を選択。ロープウェイ楽々アプローチの代わりスタートが遅くなる木曽駒ヶ岳を土曜、自助努力すれば早く帰れる御嶽山を日曜日としました。
全制覇の予定はありませんが、木曽駒ヶ岳で日本百名山登頂16座め。
ロープウェイ千畳敷駅に降りると期待通り白銀の世界。宝剣の鋭峰も南アルプスの白い姿も青空に映えます。
乗越浄土の登りに備え、手にはピッケル、アイゼン・ヘルメットを装着して、カールの底に向かって降りて行きますが、前に誰もいません。初ルートなのにまさかのホールショット。宝剣山荘でアイゼンのストラップを締め直したりいろいろモタついて後ろを振り返りますが、結局駒ヶ岳まで独走。稜線上がればどこを通っても安全に駒ヶ岳山頂まで行けそうなので、心細くなる訳でもありませんが、暫く中央アルプス最高峰を独占。
晴天ですが、自分登山史上最も接近した北アルプスが見えないのが残念でした。
山頂で約30分景色を楽しんでから引き返し、乗越浄土まで戻ったら、バックパックを下ろし、グローブを夏用に変更、ヘルメット+アイゼン+ピッケル(とポケットにカメラを挿入)の軽装になって宝剣岳に登りました。クライミング未経験ですが、滑落死続出の恐怖の岩山に無事登頂。ピッケルも使ってしっかり3点支持して慎重に登り、最後は北側の雪壁を直登。ずっと緊張を強いられてすっかり心が縮み、余裕がないので、途中の写真は1枚も撮らず。山頂の岩(人が載れる十分な広さあり)にも立てず、座っただけ。雪が少し緩んだ方がよいと思って山行の後半に持ってきたのですが、確保が難しいくらい緩んだ箇所あったので、朝イチの方が安全だったかも。私の後を来られた方が、下山中滑落しかけましたが、丁度岩場で引っ掛かって事なきを得ました。事故にならず何より。
初心者でも雪の宝剣を簡単に登ったように見えますが、雪国出身で雪には慣れており、登攀技術皆無でも、鳳凰のオベリスクなど楽々行ける程度の腕力と脚力は有ります。念のため。
その後2911峰で本日見納めの景色を堪能。
千畳敷に向かって八丁坂を下る頃には雪はすっかり腐り、登りの方も下りの方もかなり難儀されていました。私は、最上部は一歩ずつステップを確認しながら降りましたが、途中からは、アイゼン外すのも面倒だったので、接地角度を調整してアイゼンを滑らしながら駆け下りました。富士の砂走りの要領。
実質3時間の山行終了。給水はポカリスエットを僅かに口にしただけ。持参した携行食は一切摂らず。
距離5.65km、獲得標高714mは、Runmeterでログを取り始めてから圧倒的最短。
因みにスノーシューですが、スノーシューの浮力が欲しくなるようなぬかるむ環境なし。7時移動開始で昼下山ではクッカーも不要。水も殆ど飲まず。無駄に重くて大きな荷物を背負って行っただけでした。。。
はじめまして。
17日、1番に登頂していた赤いウェアの方ですね!
私、2番でした(笑)。
そうです。いやあ、まさか重たいスキー担いだ方が2番目に上がってくるとは思いませんでした。速いですね。
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