夏の花咲くパノラマ銀座を行く＠大天井岳テント泊（In一ノ沢 OUT中房）

2022年07月23日(土) 〜 2022年07月24日(日)

• GPS: 16:19
• 距離: 23.8km
• 登り: 2,351m
• 下り: 2,329m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:16
• 休憩: 1:05
• 合計: 8:21

6:38 一ノ沢登山口
6:49 6:49 山ノ神
7:40 7:50 王滝ベンチ
8:15 8:21 烏帽子沢
8:47 8:48 笠原沢
9:48 10:05 最終水場
10:58 11:12 常念小屋
11:20 11:36 常念小屋
13:52 13:53 東天井岳
14:59 大天荘

2日目

• 山行: 5:32
• 休憩: 1:40
• 合計: 7:12

5:24 大天荘
5:47 5:48 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
5:52 5:53 小林喜作レリーフ
7:12 7:25 大下りの頭
7:43 7:43 蛙岩
8:22 8:26 燕山荘
8:35 8:53 いるか岩
9:03 9:34 燕山荘
9:41 9:42 ベンチ
10:01 10:03 合戦山
10:13 10:23 合戦小屋
10:40 10:47 富士見ベンチ
11:05 11:10 第３ベンチ
11:30 11:35 第２ベンチ
11:52 11:52 第１ベンチ
12:22 12:22 中房温泉登山口
12:33 12:35 有明荘
12:36 ゴール地点

天候

1日目：曇り時々晴れ（夜は風が強かった）
2日目：晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

【往路】
高速バス：上野発23:20→長野道安曇野05:37
タクシー：安曇野インターセブンイレブン→一ノ沢登山口（所要約30分 7400円)
　・南安タクシー0263-72-2855
【復路】
バス：有明荘前14:14→穂高15:10
電車：穂高16:21→（大糸線)→松本16:56/17:20→（あずさ50号）→自宅駅

写真

7/23 6:39

【1日目】夜行バス→タクシーで、一ノ沢登山口に到着。ここから登るのは初めて。

7/23 6:53

歩き始めて15分もすると、存在感アリありの大木。地図でいう「山の神」だった。

7/23 7:20

BGMは沢の音。朝は少し曇っていたので、快適に歩けた。

7/23 6:44

登山口〜王滝ベンチまで、色々な花を見た。
タマガワホトトギス。初めて見た＾＾

ウツボグサ、イチヤクソウなど

7/23 7:53

「大滝ベンチ」に到着。”ベンチ”があるのかと思ったが…無かったと思う。

7/23 7:55

道は歩き易いが、場所によっては水が流れている場所もあった。大雨後にこの登山道を使うのは、注意が必要かもしれない。

7/23 8:20

開けた場所に出る。ここが「烏帽子沢」
大滝ベンチで休憩したが、ここの方が休憩するには向いていた。

7/23 8:21

急な木道階段が出てきて、いよいよこれより登りがキツクなるのかと思ったが…それほどでもなかったw

7/23 8:49

樹林帯から、沢沿いの登山道へと雰囲気が変わる。
この辺りが「笠原沢」

7/23 8:53

沢にかかった木道を何度か渡るのだが…コケそうで、気を使った(^^;)

7/23 9:08

ここは登山道？沢？と思うような箇所が、結構あった。

笠原沢からの道も花がたくさん咲いていた。

7/23 9:29

ニッコウキスゲの鮮やかな色に、元気をもらう。

7/23 9:36

”滑落多発区間”の怖い文字。ここが「胸突き八丁」

7/23 9:36

気合を入れて、階段を登り始める。

7/23 9:40

トラバース道を行く。晴れていたらちょっと怖く感じたかも？

7/23 9:59

「最終水場」を通過。ここから再び山の中へ。

7/23 10:22

木道階段は登り易かったが、下りで使う際には転げ落ちないよう気を使いそう。

7/23 10:23

第1ベンチが残り800m。第2ベンチで500m残。「あと少し」と、励まし合う。

7/23 10:53

前を歩く登山者の歓声が聞こえ…暫くしてその理由を知る。
常念岳が見えてきた！

7/23 10:56

常念乗越・常念小屋に到着。11時から食堂OPENなので小屋に立ち寄る。

7/23 11:10

ラーメン注文。とても美味しかった。チャーシュー厚いし、スープが美味！

7/23 10:56

常念テント場で寛ぐ方達を横目で見ながら（ちょっと羨ましかった）私達は先を急ぐ。

7/23 11:38

ガスが切れてきた常念岳に心残りはあったが、体力温存の為に今回は眺めるだけ。

7/23 12:16

半分ガスで隠れているとはいえ、恰好良い常念岳！

横通岳への登り、花のお陰で頑張れた。

7/23 12:20

横通岳を登り終え、稜線を歩き始める。

7/23 12:32

振り返ってパチリ。やはり素敵だ、常念岳〜

7/23 12:57

雲がもう少し上がっていたら、穂高や槍が見えたのかな。この道でスッキリ晴れたことが一度もない。

7/23 13:06

次のピーク東天井岳が見えてきた。
2年前にここを歩いた時、谷筋に熊がいた。今いるかなぁーと探したかところ…

7/23 13:26

いた！同じ熊かは不明だが、今年も発見。

7/23 13:32

歩いてきた道を振り返る。

7/23 13:44

ここで、嬉しい方が登山道に登場！

7/23 13:43

親1、ヒナ3羽のライチョウ家族が、楽し気に登山道を歩いていた。脅かさないよう、彼らの動向を見守っていた。

7/23 13:44

だが途中、1羽のライチョウだけ違う道を行ってしまう('Д')
許されるのなら捕まえて、親鳥の近くまで連れて行きたかった。

7/23 13:46

母親が鳴いていたのは、はぐれた一羽を探していたからなのか…あのコ、きちんと合流できたかなぁ。

7/23 13:58

東天井岳の手前にちょっとばかり、雪渓あり。

7/23 13:55

この雪渓のお陰なのか…近くには綺麗なお花畑。

7/23 13:55

チングルマがたくさん咲いていた。

7/23 13:56

コイワカガミも小さいが、存在感がある。

7/23 14:06

ガスの向こうに見えたピークに「あれ、大天井岳だよね？」と確認してくる夫。まだまだ、先ですよ。

7/23 14:17

ザックの重さがジワジワと来ていたが…綺麗な景色に励まされて歩けたように思う。

7/23 14:54

東天井岳から約1時間で大天井岳に到着。テント場は混雑していた。

7/23 18:22

辺りがざわざわしてきたので外に出ると、槍ヶ岳が顔を出していた。

7/23 18:22

穂高も見える( *´艸｀)

7/23 18:52

そんなつもりもなかったが…大天井岳山頂まで、足を伸ばす。

7/23 18:50

燕岳へと続く縦走路。明日はこの道を行く。

7/23 18:56

存在感のある山は剱岳…かな。

7/23 19:03

そして日の入り。山頂は360度の大展望で、素晴らしかった。

7/23 19:07

常念岳も見えた。満足して眠りにつく。

7/24 4:44

【2日目】夜中の風はかなり強かったが、目覚めたらスッキリ晴れていた。

7/24 4:45

昨日はたくさんのテントがひしめき合っていたが、5時前の時点でかなり減っていた。

7/24 4:46

槍さま。ちょうど一年前、槍に行くのに大天井岳トラバース道でコケたんだよね（汗）無事で良かったわ。

7/24 5:22

名残惜しいが、大天井岳テント場を後にする。

7/24 5:27

この稜線を歩くのかと思うと…ドキドキとワクワク！

7/24 5:30

岩がゴロゴロしているので、転ばぬように注意して歩いた。

7/24 5:36

大天井岳の斜面にはチングルマがたくさん！

7/24 5:37

朝日を浴びてキラキラして…見惚れました。

7/24 5:52

山並がもう、最高です＾＾

7/24 5:57

喜作レリーフの鎖場に到達。ここで「お先にどうぞ」と道を譲られるも、10の瞳に見つめられ…ちょっと恥ずかしかった。

7/24 6:01

振り返ってパチリ。次回はシンドイけれど、登りで使いたいな。

7/24 6:02

さぁー行こう！燕岳へ。

7/24 6:18

進行方向左手に目をやれば、槍ヶ岳が姿を現す。槍さま見ると、テンション上がる〜w

7/24 6:27

町の方は雲海が広がっていた。この景色も、またよき。

7/24 6:31

驚いたのが、コマクサの群生っぷり。日が当たりキラリと光っていた。

7/24 6:50

あの頂を、登らねば…。

7/24 7:21

「大下りの頭」に到着。素晴らしい景色。

7/24 7:19

見えた♪

7/24 7:00

富士山！

7/24 7:20

風はちょっと強かったが、汗をかくこともなく助かった。

7/24 7:36

7/24 7:44

大天井岳、見納め…かな。

7/24 8:18

燕岳が見えてきた〜

7/24 8:20

そしてコマクサ、絶賛咲き乱れ中〜

7/24 8:32

帰りのバスが気になったが、ザックをデポして燕岳方面へとちょっとだけ散歩。

7/24 8:39

天気が良くて、最高です。

7/24 8:44

絵になる燕山荘

7/24 9:00

コマクサと槍ヶ岳。時間をかけて撮影。登山はもちろんだが、写真撮影もやっぱり楽しい。

7/24 8:22

槍さまも見納め。

7/24 8:26

燕山荘は売店のみ営業中だった。が、トイレや水補給ができたのは、ありがたい。

7/24 9:36

燕山荘のテラスでおやつを食べ、そして下山開始。

7/24 10:03

今シーズン中、またこの道を歩きたいものである。

7/24 10:45

合戦尾根は陽射しがギラギラし、暑かった(;´Д｀)

7/24 12:23

無事に下山でき、ホッ。

7/24 22:29

合戦小屋でスイカは食べれなかったが、スイカを食べる熊の手ぬぐいをゲットw

撮影機器：

EOS 70D CANON

EOS 7D Mark II CANON

感想

よしゑ

海の日を絡めた3連休は悪天候で丹沢山行となった。
アルプスへ、行きたいっ！
週末の天気予報を見ると、日曜日は良さそうと判断。金曜日は午後半休にし、夜行バスに乗って安曇野インターで下車。そこからタクシーに乗って一ノ沢登山口へとワープした。

三股〜蝶ヶ岳コースよりもキツイ…同じくらい？
胸突八丁から常念乗越間が試練の時だったが…こうやってレコを書いていると、また行きたくなってくるから不思議である(笑)

常念小屋〜大天井岳〜燕岳〜中房の所謂「パノラマ銀座」は何度か歩いていたので、気持ち的にも余裕を持って歩けたように思う。
ただ一つ、誤算があった。大天井岳のテント場が混んでいた。
理由は恐らく…この日、燕山荘スタッフにコロナ感染者が出たとのことで、営業休止となった。燕山荘のテント場に泊まる予定だった方達が、大天井に流れての混雑だった模様。
改めて、山小屋の重要性を実感。夏休みも幾つか縦走プランがあるのだが…コロナで小屋営業中止になる可能性も考えて、計画を立てた方が良さそうだ。

2日目は予報通りの…いやそれ以上の天気に恵まれた。
美しい初夏の景色を堪能した旅。本当に素晴らしき山旅になった！
やはり山は良いね＾＾　楽しかった。