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Yamareco

記録ID: 4573990
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍

夏の北ア・父子ツアー前哨戦:乗鞍岳(畳平より山頂稜線逍遙)

2022年08月11日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:13
距離
7.3km
登り
481m
下り
474m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:32
休憩
1:32
合計
5:04
8:19
8:19
3
8:22
8:29
11
8:40
8:57
8
9:05
9:05
27
9:32
9:38
4
9:42
9:43
4
9:47
9:49
11
10:00
10:07
34
10:41
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9
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10:56
23
11:19
11:22
13
11:35
11:43
3
11:46
12:02
5
頂上小屋上ベンチ(昼食)
12:07
12:08
2
12:10
12:10
21
12:31
12:47
10
12:57
12:58
3
13:01
13:01
10
13:11
13:12
9
天候 朝方曇り、のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
・マイカー規制のため、乗鞍高原観光センター前の無料駐車場(無料)に車入れ、路線バスにて畳平へ(山の日の午前6時過ぎで大駐車場キャパの8〜9割埋まる状態;白骨温泉方面に少し入ると第2駐車場あり)
・窓口 or 自動機にてチケット買い、バス停前に並ぶ方式(大人往復3,300円/午前7時過ぎの2番バスは出発15分前ぐらいでほぼ満杯、増発便あり)
・帰路は毎時5分発の下りバスに並んだ順で乗車(増発便あり;出発10分前ぐらいには列に並ぶべし、との案内あり)、畳平発最終は16:30発
コース状況/
危険箇所等
・剣ヶ峰までのコースはいずれも歩きやすく整備され、特段の不明瞭・危険箇所ナシ
・頂上小屋直下から剣ヶ峰山頂までは、基本的に時計回りの一方通行(一部逆行するハイカーあり、初心者が多いせいか「登り優先」の原則も守られず、落石・スリップ注意)
・剣ヶ峰山頂までのメインルートや大黒岳への登山路周辺、コマクサ群生地多数。コースロープ外は立入禁止(写真撮影はズームで!)
その他周辺情報 乗鞍高原観光センター近くに日帰り温泉多数。車で林道を8kmほど入った白骨温泉エリアにも、日帰り入浴可・野趣タップリの温泉複数あり(日帰り入浴受付終了の時間が比較的早い温泉も多く、営業時間等要事前チェック)
朝6時過ぎ、乗鞍高原のシャトルバス乗り場、観光センター前の駐車場着。さすがお盆休み初日、早朝からほぼ満員盛況!
2022年08月11日 06:41撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/11 6:41
朝6時過ぎ、乗鞍高原のシャトルバス乗り場、観光センター前の駐車場着。さすがお盆休み初日、早朝からほぼ満員盛況!
午前7時過ぎ発のシャトルバス2便もほぼ満席です…
2022年08月11日 06:55撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/11 6:55
午前7時過ぎ発のシャトルバス2便もほぼ満席です…
朝方はガス+小雨でしたが、山上は青空も覗いてるようです…〈期待の眼差し…〉
2022年08月11日 06:56撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/11 6:56
朝方はガス+小雨でしたが、山上は青空も覗いてるようです…〈期待の眼差し…〉
バス車中から、早くも南アルプス方面の大展望!バスの案内嬢によれば、ここ数日で一番の眺望らしいです…。良かったー!
2022年08月11日 07:46撮影 by  F-04K, FUJITSU
5
8/11 7:46
バス車中から、早くも南アルプス方面の大展望!バスの案内嬢によれば、ここ数日で一番の眺望らしいです…。良かったー!
八ヶ岳も北端の蓼科から南端までバッチリ見えてます。感謝!
2022年08月11日 07:52撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/11 7:52
八ヶ岳も北端の蓼科から南端までバッチリ見えてます。感謝!
午前8時過ぎ、バス終点の畳平着。標高2,700m超、気温11度。真夏でも超涼しい天然クーラー状態!
2022年08月11日 08:00撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/11 8:00
午前8時過ぎ、バス終点の畳平着。標高2,700m超、気温11度。真夏でも超涼しい天然クーラー状態!
乗鞍本宮、ここで安全登山+家内安全の祈願していきます。
2022年08月11日 08:02撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/11 8:02
乗鞍本宮、ここで安全登山+家内安全の祈願していきます。
山頂・剣ヶ峰方面もスッキリ晴れていて助かります!
2022年08月11日 08:11撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/11 8:11
山頂・剣ヶ峰方面もスッキリ晴れていて助かります!
鶴ヶ池。バックはコマクサパラダイスの大黒岳。後で行ってみましょう。
2022年08月11日 08:13撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/11 8:13
鶴ヶ池。バックはコマクサパラダイスの大黒岳。後で行ってみましょう。
早くもコマクサゾーンに突入…
2022年08月11日 08:19撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/11 8:19
早くもコマクサゾーンに突入…
県境広場から、雲海の向こうに八ヶ岳〜南アの大パノラマ!
2022年08月11日 08:21撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/11 8:21
県境広場から、雲海の向こうに八ヶ岳〜南アの大パノラマ!
ここが岐阜県高山と長野県松本の県境ですね。いずれも日本有数の大観光地です。
2022年08月11日 08:23撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/11 8:23
ここが岐阜県高山と長野県松本の県境ですね。いずれも日本有数の大観光地です。
まずは、足馴らしに大黒岳ピストンします。
2022年08月11日 08:26撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/11 8:26
まずは、足馴らしに大黒岳ピストンします。
コマクサ群落のバックに、メルヘン的光景。
2022年08月11日 08:27撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/11 8:27
コマクサ群落のバックに、メルヘン的光景。
コマクサ・パラダイスゾーン通過中…。
2022年08月11日 08:32撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/11 8:32
コマクサ・パラダイスゾーン通過中…。
間もなく大黒岳山頂。山頂稜線の末端、剣ヶ峰の絶頂がバッチリみえてきました!
2022年08月11日 08:35撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
8/11 8:35
間もなく大黒岳山頂。山頂稜線の末端、剣ヶ峰の絶頂がバッチリみえてきました!
大黒岳山頂着。こちらは小生も初踏破です!バックに昨夏親子で苦労して登った、思い出深い笠ヶ岳…。
2022年08月11日 08:39撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/11 8:39
大黒岳山頂着。こちらは小生も初踏破です!バックに昨夏親子で苦労して登った、思い出深い笠ヶ岳…。
ムスコ殿に頼んで初登頂の証拠写真。
2022年08月11日 08:43撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/11 8:43
ムスコ殿に頼んで初登頂の証拠写真。
イワヒバリ登場。カメラ目線で登山者にサービス中!
2022年08月11日 09:02撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/11 9:02
イワヒバリ登場。カメラ目線で登山者にサービス中!
肩の小屋方面に、軽トラで簡易トイレが運ばれていきます。
2022年08月11日 09:03撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/11 9:03
肩の小屋方面に、軽トラで簡易トイレが運ばれていきます。
次なるターゲット、富士見岳の斜面もコマクサパラダイスです。
2022年08月11日 09:10撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/11 9:10
次なるターゲット、富士見岳の斜面もコマクサパラダイスです。
先ほど踏んだ大黒岳の左後方、存在感バツグンの笠と共に、北ア核心部・水晶〜鷲羽の辺りが少し見えてきました。
2022年08月11日 09:20撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/11 9:20
先ほど踏んだ大黒岳の左後方、存在感バツグンの笠と共に、北ア核心部・水晶〜鷲羽の辺りが少し見えてきました。
富士見岳登頂。ここもたぶん小生お初、記念にパチリ。
2022年08月11日 09:29撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/11 9:29
富士見岳登頂。ここもたぶん小生お初、記念にパチリ。
不消ノ池、雪渓がいい感じで解け込んでます。盛夏ならではの絶景スポッとですね。
2022年08月11日 09:31撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/11 9:31
不消ノ池、雪渓がいい感じで解け込んでます。盛夏ならではの絶景スポッとですね。
大雪渓を登り滑降する夏スキーヤー多数。気持ち良さそう!
2022年08月11日 09:49撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/11 9:49
大雪渓を登り滑降する夏スキーヤー多数。気持ち良さそう!
雪渓のゲレンデは2斜面。奥の方は結構な斜度ですが、まだ暫くは滑れそうです。
2022年08月11日 09:52撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/11 9:52
雪渓のゲレンデは2斜面。奥の方は結構な斜度ですが、まだ暫くは滑れそうです。
剣ヶ峰上空に一筋の飛行機雲。天気下り坂ですね…
2022年08月11日 09:53撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/11 9:53
剣ヶ峰上空に一筋の飛行機雲。天気下り坂ですね…
肩の小屋着、ここで小休止。下界!?が近いせいか、ペット500mlが300円、ビール500円と比較的リーズナブルな価格設定。。
2022年08月11日 10:00撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/11 10:00
肩の小屋着、ここで小休止。下界!?が近いせいか、ペット500mlが300円、ビール500円と比較的リーズナブルな価格設定。。
松本盆地もスッキリ晴れ、背後に美ヶ原、その向こうに浅間連峰。
2022年08月11日 10:30撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/11 10:30
松本盆地もスッキリ晴れ、背後に美ヶ原、その向こうに浅間連峰。
山頂直下の火口池。風は比較的穏やかですが、上り下り入り乱れ、ハイカーの大渋滞発生中…〈溜息…〉
2022年08月11日 10:52撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/11 10:52
山頂直下の火口池。風は比較的穏やかですが、上り下り入り乱れ、ハイカーの大渋滞発生中…〈溜息…〉
こんな感じで、剣ヶ峰まで登山者の行列が切れ目なくできてます…〈溜息…〉
2022年08月11日 10:53撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/11 10:53
こんな感じで、剣ヶ峰まで登山者の行列が切れ目なくできてます…〈溜息…〉
蚕玉岳付近から渋滞に揉まれること約40分、ようやく剣が峰山頂神社到着。今度は山頂標識の撮影渋滞…
2022年08月11日 11:34撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/11 11:34
蚕玉岳付近から渋滞に揉まれること約40分、ようやく剣が峰山頂神社到着。今度は山頂標識の撮影渋滞…
山名板写真撮影待ちの間に、4度目登頂の小生は遠巻きに山頂標識を取り込んでパチリ…。
2022年08月11日 11:36撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/11 11:36
山名板写真撮影待ちの間に、4度目登頂の小生は遠巻きに山頂標識を取り込んでパチリ…。
山頂記念撮影の後、今度は下山渋滞…。恐ろしや、山の日のメジャー百名山…〈汗…〉
2022年08月11日 11:43撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/11 11:43
山頂記念撮影の後、今度は下山渋滞…。恐ろしや、山の日のメジャー百名山…〈汗…〉
絶景ポイントのベンチで昼食休憩。西方には、沸き立つ雲の切れ間から僅かですが残雪抱く白山も一時的に望めました。
2022年08月11日 12:02撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/11 12:02
絶景ポイントのベンチで昼食休憩。西方には、沸き立つ雲の切れ間から僅かですが残雪抱く白山も一時的に望めました。
肩の小屋帰着。昼メシ時を過ぎ、今からの日帰り登山もそろそろタイムリミットですね。
2022年08月11日 12:39撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/11 12:39
肩の小屋帰着。昼メシ時を過ぎ、今からの日帰り登山もそろそろタイムリミットですね。
ここはハクサンチドリが花盛り、ミニお花畑状態です。
2022年08月11日 12:49撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/11 12:49
ここはハクサンチドリが花盛り、ミニお花畑状態です。
コロナ観測所の建つ摩利支天と、不消ノ池の奥のピークは一般ハイカー立入禁止で登山できません…。
2022年08月11日 13:00撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/11 13:00
コロナ観測所の建つ摩利支天と、不消ノ池の奥のピークは一般ハイカー立入禁止で登山できません…。
池の下から、強烈な午後のガスが上がってきました。これはこれで絶景かも…。
2022年08月11日 13:02撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
8/11 13:02
池の下から、強烈な午後のガスが上がってきました。これはこれで絶景かも…。
咲き終わりのハクサンチドリとウメバチソウ?の競演…。
2022年08月11日 13:13撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/11 13:13
咲き終わりのハクサンチドリとウメバチソウ?の競演…。
この辺りは岐阜県側の管轄ですね。
2022年08月11日 13:14撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/11 13:14
この辺りは岐阜県側の管轄ですね。
無事、文明世界の畳平帰着。次の下山バスまで暫く時間あり、バス停に並びつつノンビリ休憩します。
2022年08月11日 13:20撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/11 13:20
無事、文明世界の畳平帰着。次の下山バスまで暫く時間あり、バス停に並びつつノンビリ休憩します。
バス発車20分前で既にこの大行列。増発バスが2便ぐらい出そうです…。
2022年08月11日 13:42撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/11 13:42
バス発車20分前で既にこの大行列。増発バスが2便ぐらい出そうです…。
親子揃って疲れが出てバス車中爆睡。元気回復し、駐車場から車で約20分強、温泉マニア垂涎の白骨温泉エリアへ。早くも硫黄分の刺激臭が立ちこめる中、営業中の日帰り温泉を探して暫し彷徨った末、食堂・旅館併設の「球道」にて野趣タップリの露天風呂入浴。いいお湯でした!
2022年08月11日 15:30撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/11 15:30
親子揃って疲れが出てバス車中爆睡。元気回復し、駐車場から車で約20分強、温泉マニア垂涎の白骨温泉エリアへ。早くも硫黄分の刺激臭が立ちこめる中、営業中の日帰り温泉を探して暫し彷徨った末、食堂・旅館併設の「球道」にて野趣タップリの露天風呂入浴。いいお湯でした!
「球道」斜め前、川沿いの公共露天風呂入口も大人気。結構夕方遅くまで営業しており、入浴料500円強とリーズナブル、一応洗い場もあるようです。
2022年08月11日 16:12撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/11 16:12
「球道」斜め前、川沿いの公共露天風呂入口も大人気。結構夕方遅くまで営業しており、入浴料500円強とリーズナブル、一応洗い場もあるようです。
白骨温泉から上高地・158号線方面に少し走ると、岩の裂け目から清冽な水の湧き出す「竜神の滝」。涼やかな景観で、入浴後のクールダウンにも打ってつけ。
2022年08月11日 16:21撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/11 16:21
白骨温泉から上高地・158号線方面に少し走ると、岩の裂け目から清冽な水の湧き出す「竜神の滝」。涼やかな景観で、入浴後のクールダウンにも打ってつけ。
こちらも竜神の滝パート2。
2022年08月11日 16:22撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/11 16:22
こちらも竜神の滝パート2。
夕焼けの中、国道158号を走り抜け、諏訪湖SAにピットイン。ここで小仏渋滞回避のため時間調整しつつ、早めの夕食を済ませます。
2022年08月11日 17:54撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/11 17:54
夕焼けの中、国道158号を走り抜け、諏訪湖SAにピットイン。ここで小仏渋滞回避のため時間調整しつつ、早めの夕食を済ませます。
信州産の生姜焼き+豚汁定食に舌鼓。折角減った体重もしっかりリバウンド…〈冷や汗…〉
2022年08月11日 18:11撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
8/11 18:11
信州産の生姜焼き+豚汁定食に舌鼓。折角減った体重もしっかりリバウンド…〈冷や汗…〉
撮影機器:

感想

今年のお盆休み、長男と休暇を合わせ、小屋泊まりの北ア南部ツアーを企画。張り切っておニューの登山靴を調達したムスコ殿の足馴らしのため、当初は登山口(新穂高温泉)に程近い「お手軽三千m峰」乗鞍岳への寄り道ハイクを計画したものの、南海上に突如発生した想定外の台風により急遽日程変更。台風接近前の「山の日」に乗鞍岳を日帰りハイク、一旦帰宅して台風をやり過ごした後、再度新穂高温泉へ向かうことに。数日の間に往復500km余りを行ったり来たり、というムダの多い行程となりますが、変更の利かない貴重な夏季休暇期間、自然が相手ではやむを得ません…〈溜息〉。
 お盆休み入口にしては比較的スムーズに中央道を駆け抜け、前夜遅くみどり湖PAにて車中泊。2時間強の短い仮眠の後、松本から通い慣れた国道158号を走り抜け、朝6時過ぎには約8年ぶりの乗鞍高原バス乗り場に到着します。久し振りに行動制限ナシの夏休みということもあってか、周囲の車のナンバーを見ると関東・関西など文字通り日本各地から集まってきており、さすがメジャーな百名山、全国区の人気を実感します。ちょうどこの日は「山の日」の祝日、朝7時過ぎの2番バスは満員のハイカーを乗せ、増発便も出る盛況ぶり。早朝は雨・ガス模様の生憎の天候ながら、バスはいつしか雲の峰を突き抜け、西方には雲海の上に浮かぶ八ヶ岳〜南ア〜中央アルプスの大展望。ガイドさんによれば、この日の朝がここ数日で一番の眺望の由。これも日頃の精進と信心のお陰か、と自己満足しつつ、程なく涼風吹き渡る標高2,700m超の畳平バス停に到着します。身支度し乗鞍本宮に安全登山と家内安寧を参拝の後、午前8時過ぎより早速高山逍遙開始です。
 コース中詳細は本文+写真キャプション記載の通り、朝イチで登頂したお初の小ピーク、大黒岳はメインルートを外れていることもあってかハイカーも少なめ、登山路の途中には夥しい数のコマクサ群生地も出現して、早くもテンションアップ。15分弱で登り着いた山頂からは、昨夏親子で苦労して登った笠ヶ岳やその奥の北ア中核部・水晶岳などが、モクモクと雲の湧く北ア方面で頭一つ抜きん出てしっかり姿を見せてくれ、父子揃って大いに満足。その後も進行方向左手の大展望を楽しみながら、気持ちの良い3,000m級の稜線歩きが続きますが、登山者メインの領域に入る肩の小屋から先は、押し寄せる老若男女のハイカーで登山道は次第に大混雑。強風吹きすさぶ蚕玉岳の鞍部を越えると、ついに登山者の列が剣ヶ峰山頂まで繋がり、中央道・小仏渋滞さながらに数分おきに停止と前進を繰り返す「ベタ渋滞」状態に…。通常なら10分強で登り着けるはずの絶頂までの区間に何と40分近くを要し、奥宮参拝や記念撮影を慌ただしく終えて早速下山にかかります。
 途中、絶景ポイントでオバサマパーティに囲まれつつ弁当昼食を済ませ、下りはスリップ・落石防止に注意しながら、「追い越し車線」も使って登りの倍速以上のペースで快調に前進。余裕を持って午後2時過ぎ発の下山バスの列に並び、車中爆睡の後、白骨温泉で野趣溢れる露天風呂での日帰り入浴を楽しんで、充実の日帰りツアーを終えました。小生通算4回目の乗鞍岳は、好天に加えて山の日という格好のお日柄!?もあってか、過去記憶にない凄まじい大混雑ぶりでしたが、「初乗鞍」のムスコ殿も、お手軽に雄大な展望と高山逍遙の楽しめるこの山域には大いに満足したようで、何よりでした。おろしたての登山靴の履き馴らしも無事完了、あとはお盆休み直撃・迷惑千万な夏台風のスムーズな通過を待つのみです…。
[2022年8月12日、satonao記す]

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乗鞍岳
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5

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