4年ぶりのアルプス−薬師岳、北ノ俣岳
- GPS
- 43:15
- 距離
- 37.4km
- 登り
- 2,349m
- 下り
- 2,378m
コースタイム
- 山行
- 4:54
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 5:32
- 山行
- 3:55
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 5:51
- 山行
- 7:29
- 休憩
- 2:08
- 合計
- 9:37
天候 | 大体において雨模様の予報 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題なし |
その他周辺情報 | 有峰ハウスで前泊 下山後、グリーンパーク吉峰で入浴、飲食(ノンアルコールビール)、おみやげ買い |
写真
装備
個人装備 |
現状ではインナーシーツ必携
スマホのGPSアプリ
「山の天気予報」などをあてにしているので
小屋で充電もしてくれるが
充電器は必携
雨の予報だったので
防寒も兼ねて雨具(上着)を2枚携行。
|
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備考 | 最終日快晴だったため、ひさしの大きい帽子、日焼け止め、サングラスなどがあったら良かった。ひどい日焼けになった。 |
感想
腰椎圧迫骨折による半年の療養・リハビリと、その後のコロナ自粛2年とで、計3年間もアルプスにご無沙汰していたので、今年はしびれを切らして復帰しようと考えていた。
圧迫骨折以前は3年ぐらい南アルプスに通っていており、3,000mとして最後に残っていた聖岳を狙っていたのだが、聖平小屋はコロナ対策で素泊まりのみとのことで、私は重い荷物に自信が持てないので、北アルプスに転進を決定。
北アルプスでは、薬師岳、黒部五郎などが行きたい山として残っていたので、それほど混まないであろう薬師岳に決定。7月末に1週間強の休みをとっていたので、天気予報はあまり良くなかったけど、7/25に出発。
第0日目(7/25):レンタカーで北陸道経由で折立へ、折立近くの有峰ハウスに前泊。ログハウス風で、贅沢では無いけど質素、シンプル、清潔で、良かった。食事も良かったし、富山の酒との相性もGOOD。
前泊にする理由は、長時間の運転後に登山する自信が無いため。また、1日目は運転に専念したいから。
後で調べると、中央道、中ノ湯/安房峠経由の方が近かった/速かったかも。
第1日目(7/26): この日は太郎平宿まで。現状の私の年齢(73才)、体力では、ここまでとして宿泊が無難。小屋は混んでいて1m間隔。
第2日目(7/27): 雨予報なので、とりあえず薬師岳山荘まで上がって、薬師岳は当日あるいは次の日の天気次第。
薬師岳山荘までは曇だったので、その日に山頂を目指すことにしたが、出発後すぐに雨に。往復の間ずっと雨だったが、風、雷はなかったので、割と安全に登れた。 薬師岳山荘は空いていて、2〜3人の間隔を置いてくれたので、快適。
薬師岳山頂で面白い外人に会い、わたしも単独で暇なので、ビールなどをおごったりおごられたりして、数時間歓談。話が面白かったので少し紹介します。
ベルギー人の男性で、日本人の妻の里帰りに合わせて来日し、北アルプス縦走を計画。その実績/予定が凄い。(以下,記録しない会話だったので,正確さは今一かも)
まず羽田で入国し、即富山便に乗り換えて富山空港着、馬場島入。第一日目は早月尾根、剱岳を越えて剣山荘か剣御前小屋泊。第二日目は立山を越えて五色ヶ原泊。第三日目はスゴ乗越は飛ばして薬師岳山荘泊、私と会食。
次の日は黒部五郎小屋、その次は槍ヶ岳山荘、 その次は穂高岳山荘、その次は奧穂−西穂を縦走して下山の予定とのこと。奧穂−西穂の危険性は伝えたが、彼はヨーロッパでもアルプスに度々登っているとのことだったので任せました。
荷物は軽量化を心がけ8kgぐらい。行動食は宿泊した小屋でもらう弁当のみ。水は1日1リットルのみ。明るくなったら出発、昼頃に目的の山小屋着。
スマホは日本では機能していないけど、ガルミンのスマート・ウォッチ見たいのをはめていて、心拍数などのバイタル情報の他、ガルミンなので、コース指示などもしてくれるとのこと(ミスコースすると警告)。その実績/予定と私のそれとの差に呆れるばかり。
また、北アルプスの情報も十分持っているようであった。
私の第3日目(7/28): 雨予報だったので下山予定であったが、太郎平まで降りると天気が回復傾向に。急遽太郎平小屋を再予約し、北ノ俣岳を往復することに。
ところが歩き出してすぐに右足のふくらはぎ辺りをひねってびっこに。元々左足首も不調なので(通院中)、かなりゆっくりとした登行になる。
それから天気が回復しだし、黒部源流の山々ー黒部五郎岳、三俣蓮華、鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳、赤牛岳、薬師岳、それに雲ノ平が一望可能に。私はこのように高原状の地形が好きなので大喜び(槍・穂高などの岩稜地形より好きだ)。ただしそれらの山頂部は雲に覆われていることが多かった。しかし、晴れて暑くなりすぎることもなく,足の痛みを除けば快適な1日となった。北ノ俣岳も最も好きな山にランクアップ。
第4日目(7/29): この日から本格的に好天気傾向になっていきそうで、いよいよ夏山シーズン到来といった感じで、私としては残念だった。好転だけど日差しが強すぎてひどい日焼けになった。昨日のように雨に降り込められた後の曇/少しの晴れ間のほうが、連日のドピーカンよりもありがたく感じると思う、と自分を慰める。
この日に下山し、まずグリーンパーク吉峰というところで温泉入浴、日焼けの肌が痛い。ここで食事とノンアルコールビール、お土産買い。
それから帰京したのだが、長野−上田辺りでは猛烈な雷雨に見舞われたので,多分山も午後はひどい雷雨になったものと思われる。雷雨を避けるには早出早着しかないでしょうね。
もういい年なので(73才)、あまり将来の予想は立てられないが、まだ心身能力が急激に落ちないようであれば、また南/北アルプスに行きたいと考えており、次回候補としては黒部五郎岳(黒部五郎小屋)、あるいは聖岳などを考えている。
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