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記録ID: 46251
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

日帰り鳳凰三山(夜叉神峠登山口in、広河原out)

2009年09月14日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:16
距離
16.9km
登り
1,856m
下り
1,705m

コースタイム

5:16夜叉神峠登山口-6:05夜叉神峠-7:02杖立峠7:08-8:04苺平8:08-8:27南御室小屋8:38-9:33薬師岳9:36-9:58観音岳10:06-10:57赤抜沢の頭11:15-11:25地蔵岳11:36-12:08高嶺-12:45白鳳峠12:52-14:17白鳳峠入口-14:32広河原バス停
天候 晴れのちガス
過去天気図(気象庁) 2009年09月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
夜叉神峠登山口駐車場70台(無料)、夜間も照明が点いているトイレあり。
観音岳から地蔵岳へ向けての下りの濡れた岩場が滑りやすい。また、高嶺の先の岩場も慎重に。高嶺と白鳳峠の間のゴーロ帯と這松の入り組んだところは、ガスるとルートを見つけにくいかもしれません。
白鳳峠から白鳳峠入口までの下りは鉄製のハシゴのかかった急なところがあります。
広河原〜夜叉神峠登山口 バス35分 820円+利用者協力金100円
夜叉神峠小屋前からの白鳳三山の展望。
雲がかかっていて残念。
2009年09月14日 06:08撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 6:08
夜叉神峠小屋前からの白鳳三山の展望。
雲がかかっていて残念。
途中の展望地。
まだ雲は取れません。
2009年09月14日 07:38撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 7:38
途中の展望地。
まだ雲は取れません。
ガスの苺平で陽の光が差し込みます。
2009年09月14日 08:08撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 8:08
ガスの苺平で陽の光が差し込みます。
南御室小屋の水場。
冷たくて美味しい水が好きなだけ汲めます。
2009年09月14日 08:33撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 8:33
南御室小屋の水場。
冷たくて美味しい水が好きなだけ汲めます。
森林限界を抜けました。一気に気持ちが盛り上がります。
薬師岳から観音岳への稜線です。
2009年09月14日 09:21撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 9:21
森林限界を抜けました。一気に気持ちが盛り上がります。
薬師岳から観音岳への稜線です。
薬師岳到着。
2009年09月14日 09:33撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 9:33
薬師岳到着。
観音岳への道。
休憩もそこそこに進んでいきたくなる道です。
2009年09月14日 09:33撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 9:33
観音岳への道。
休憩もそこそこに進んでいきたくなる道です。
薬師岳山頂から北岳を臨みます。
出そうなんだけどなぁ。
2009年09月14日 09:33撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 9:33
薬師岳山頂から北岳を臨みます。
出そうなんだけどなぁ。
観音岳へ向います。
2009年09月14日 09:47撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 9:47
観音岳へ向います。
こんな白砂の道を散歩気分で歩いていきます。
2009年09月14日 09:49撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 9:49
こんな白砂の道を散歩気分で歩いていきます。
鮮やかな紅葉が白砂に映えています。
2009年09月14日 09:53撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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9/14 9:53
鮮やかな紅葉が白砂に映えています。
観音岳へ到着。
2009年09月14日 09:58撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 9:58
観音岳へ到着。
これから向う地蔵岳方面。
結構下ってから登り返します。
2009年09月14日 10:08撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 10:08
これから向う地蔵岳方面。
結構下ってから登り返します。
うへぇ、最後にはあそこまで下らなきゃいけないの?
2009年09月14日 10:27撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 10:27
うへぇ、最後にはあそこまで下らなきゃいけないの?
大分ガスが上がってきました。
2009年09月14日 10:28撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 10:28
大分ガスが上がってきました。
タカネビランジがまだ咲いていました。
2009年09月14日 10:38撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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9/14 10:38
タカネビランジがまだ咲いていました。
赤抜沢ノ頭。ここから地蔵岳へは10分です。
2009年09月14日 11:15撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 11:15
赤抜沢ノ頭。ここから地蔵岳へは10分です。
オベリスクがうっすらと見えます。
2009年09月14日 11:19撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 11:19
オベリスクがうっすらと見えます。
地蔵岳の山頂看板。どこが最高点だか分かりません。
2009年09月14日 11:28撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 11:28
地蔵岳の山頂看板。どこが最高点だか分かりません。
岩場に咲くホウオウシャジン。
紫色が濃くて綺麗です。
2009年09月14日 11:42撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 11:42
岩場に咲くホウオウシャジン。
紫色が濃くて綺麗です。
高嶺山頂です。
山頂まで結構登るし、山頂からは岩場の急降下もあります。
でも、ホールドはしっかりしています。
2009年09月14日 12:05撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 12:05
高嶺山頂です。
山頂まで結構登るし、山頂からは岩場の急降下もあります。
でも、ホールドはしっかりしています。
高嶺周辺はこんな良い感じの這松が広がります。
2009年09月14日 12:06撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 12:06
高嶺周辺はこんな良い感じの這松が広がります。
白鳳峠まではこんなゴーロ帯と
2009年09月14日 12:30撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 12:30
白鳳峠まではこんなゴーロ帯と
這松帯が続きます。
2009年09月14日 12:39撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 12:39
這松帯が続きます。
白鳳峠に到着。
2009年09月14日 12:45撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 12:45
白鳳峠に到着。
広河原へ向けて下っていきますが、最初は浮き石が多いゴーロ帯です。
2009年09月14日 13:00撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 13:00
広河原へ向けて下っていきますが、最初は浮き石が多いゴーロ帯です。
正面には北岳。
今日は最後まで恥ずかしがりやの北岳でした。
2009年09月14日 13:11撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 13:11
正面には北岳。
今日は最後まで恥ずかしがりやの北岳でした。
シラビソ林が綺麗です。
2009年09月14日 13:22撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 13:22
シラビソ林が綺麗です。
白鳳峠から白鳳峠登山口までは、樹林帯に入れば一気の下り。
こんなハシゴが結構あります。
2009年09月14日 13:32撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 13:32
白鳳峠から白鳳峠登山口までは、樹林帯に入れば一気の下り。
こんなハシゴが結構あります。
広河原のバス停に到着。
2009年09月14日 14:44撮影 by  EX-Z200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/14 14:44
広河原のバス停に到着。

感想

 前から行ってみたかった鳳凰三山。泊りでないと行けないと思っていましたが、日帰りをされている方もいるようなので、トライしてみることにしました。
 でも、コース図のタイムを見ると結構かかりそうです。
 夜のうちに夜叉神峠登山口駐車場まで車で入って仮眠。夜明けとともにスタートして、自分で設定した想定タイムに遅れるようなら、地蔵岳まで行かずに戻ってくることにしました。

 5:16ようやく明るくなり始めた夜叉神峠登山口。なんとかヘッ電は必要ないくらいです。熊が怖いので、熊鈴を2つ鳴らしながら夜叉神峠へ向けて登り始めます。
 土日のテニスが効いているのか、なかなかペースが上がりません。まずはゆっくりペースで行きます。

 夜叉神峠に上がれば、北岳をはじめとする白峰三山が見えるのですが、まだ朝早いのか、雲が多くてすっきりとは姿を見せてくれません。
 峠からは杖立峠、苺平を経て南御室小屋を目指します。苺平までは基本的には尾根の西側に付けられた道を淡々と登っていく感じです。きついというほどではありませんが、長い登りです。
 苺平から南御室小屋までは少し下ります。下ったところに開けた明るい場所に小屋は建っています。ここには美味しい水場があります。
 今日は長丁場なので軽量化のためここまで水をそれほど持たずにきましたが、この先の行程を考慮してここで3L+αを補給。ザックが重くなります。ふぅ。

 南御室小屋から薬師岳を目指して登っていくと、見上げる登山道の先に青空が広がっています。ようやく森林限界です。
 いきなり白砂の向こうに岩がにょきにょき。松の緑もいいアクセントです。本で見ていつかはこの目でと憧れていた景色が目の前に広がります。いい気持ち!

 薬師岳頂上では北岳が出そうで、出ない、微妙なところ。観音岳へと向いながらお出ましを待ちます。
 観音岳でも北岳は姿を見せません。でも、ガスの切れ間から仙丈ヶ岳が見えました。
 10時前に観音岳へ到着したので、地蔵岳へ行っても明るいうちに余裕を持って夜叉神峠登山口まで戻れる見通しが立ちました。

 地蔵岳へは一回大きく下ります。ここが本日の一番気を使ったところ。濡れた岩の下りで道が二手に分かれます。真っ直ぐ下るほうが広く、左の稜線方向へ向う道が藪っぽい感じです。真っ直ぐ下りましたが、稜線方向への道が正解だったようです。
 ほぼ同じ開けた場所に出ますが、自分が出てきたところには赤布もありません。

 一登りで地蔵岳への分岐の赤抜沢ノ頭に到着。ここで本日唯一のゆっくり休憩です。食事をしながらこの後の行程を検討します。
 観音岳からここまで一度大きく下ってきました。なんだかもう一度あそこを登るのはいやだなぁと思い、夜叉神峠登山口へのピストンではなく、白鳳峠経由で広河原へ下ることにしました。15時、16時とバスがありますが、上手くすれば15時のバスに間に合いそうです。

 その前に地蔵岳にも寄って行こうっと。赤抜沢ノ頭からは地蔵岳はガスの中で見えません。標識に従ってちょっと(いや、結構かな?)下っていきます。
 白砂の広場にでるとお地蔵さんとその向こうにうっすらとオベリスクが見えます。途中まで登ってみましたが、途中で展望も利かないのであきらめました。
 オベリスクから下りてくる外国人の方がいました。話をしてみると(もちろん日本語で)、上まで行くには最後にはロッククライミングの経験があったほうがいいとのこと。
 自分には無理です。安全第一でいきます。

 赤抜沢ノ頭から白鳳峠の間には高嶺(2778m)があり、一汗かかされます。ガスっていなければ北岳の雄大な姿が正面に見えるのに。残念です。
 ゴーロと這松帯を抜けると、林の中の白鳳峠へ到着。左に折れて広河原を目指します。
 最初は広いゴーロを下ります。やがて樹林帯に入れば綺麗なコメツガ林に。その先はハシゴもある急な下りになります。

 やがて木の間に野呂川が見え隠れするようになるとようやく南アルプス林道に到着。左に折れて、広河原のバス停までは15分です。15時のバスにも間に合って、ラッキー。

 朝の様子だと一日青空かと期待しましたが、後半はガスってしまいました。でも、白砂と青空も見えたし満足です。
 意外とキツイ思いをせずに歩けましたが、それも涼しい天候のおかげだと思います。暑かったら、こうはいかなかったと思います。

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コメント

反対方向からですね
blueskyさん

Y-chanです。
コメントは確か、初めてかと思います。

このコース広河原からは4度も登りましたが、
反対は試しておりません。

blueskyさんが気をつけてといっている
場所が嫌な感じがするからでした。

ちょっとわからなかったのは、
「地蔵岳へは一回大きく下ります。ここが本日の一番
気を使ったところ。濡れた岩の下りで道が
二手に分かれます。
真っ直ぐ下るほうが広く、左の稜線方向へ向う道が
藪っぽい感じです。真っ直ぐ下りましたが、
稜線方向への道が正解だったようです。」

広河原から、といいますか、反対方向から
観音岳に登り返すときに、迷った記憶がないから、
どこだろう、、、と思いました。

もうちょっと晴れていると素晴らしいコースですよね。

そういえば、地蔵岳辺りから、甲斐駒ケ岳を
目指すように歩くのですが、
あまり見えなかったようですね。
残念。


Y-chan
2009/9/15 6:41
Y-chanさん、こんばんは。
はじめまして。
いつも山梨方面の情報をありがとうございます。
充実のレポをいつも楽しみにしています。

観音岳から赤抜沢ノ頭へ向けてのコースですが、逆の広河原方向から見ると、赤抜沢ノ頭から下った白砂の中を進むところはトレースがしっかり付いていて、迷いようがない感じでした。

でも自分が進んだ観音岳から赤抜沢ノ頭へはレポ本文に書いたとおり、真っ直ぐ下るのと、左へ稜線方向へと向う道がありました。
赤布でも付いていれば安心してそちらへ進んだのですが、つい広いコースに進んでしまいました。
最後には同じ白砂の広場に出るので問題は起きませんでしたが、久しぶりに選択を迷いました。

このコース、後半はガスで展望が利きませんでしたが、それでも十分に充実したコースですね。
天気のいい日に、大展望の中をもう一度歩いてみたいと思っています。
2009/9/16 0:02
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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