日帰り鳳凰三山(夜叉神峠登山口in、広河原out)


- GPS
- 09:16
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,856m
- 下り
- 1,705m
コースタイム
天候 | 晴れのちガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年09月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
夜叉神峠登山口駐車場70台(無料)、夜間も照明が点いているトイレあり。 観音岳から地蔵岳へ向けての下りの濡れた岩場が滑りやすい。また、高嶺の先の岩場も慎重に。高嶺と白鳳峠の間のゴーロ帯と這松の入り組んだところは、ガスるとルートを見つけにくいかもしれません。 白鳳峠から白鳳峠入口までの下りは鉄製のハシゴのかかった急なところがあります。 広河原〜夜叉神峠登山口 バス35分 820円+利用者協力金100円 |
写真
感想
前から行ってみたかった鳳凰三山。泊りでないと行けないと思っていましたが、日帰りをされている方もいるようなので、トライしてみることにしました。
でも、コース図のタイムを見ると結構かかりそうです。
夜のうちに夜叉神峠登山口駐車場まで車で入って仮眠。夜明けとともにスタートして、自分で設定した想定タイムに遅れるようなら、地蔵岳まで行かずに戻ってくることにしました。
5:16ようやく明るくなり始めた夜叉神峠登山口。なんとかヘッ電は必要ないくらいです。熊が怖いので、熊鈴を2つ鳴らしながら夜叉神峠へ向けて登り始めます。
土日のテニスが効いているのか、なかなかペースが上がりません。まずはゆっくりペースで行きます。
夜叉神峠に上がれば、北岳をはじめとする白峰三山が見えるのですが、まだ朝早いのか、雲が多くてすっきりとは姿を見せてくれません。
峠からは杖立峠、苺平を経て南御室小屋を目指します。苺平までは基本的には尾根の西側に付けられた道を淡々と登っていく感じです。きついというほどではありませんが、長い登りです。
苺平から南御室小屋までは少し下ります。下ったところに開けた明るい場所に小屋は建っています。ここには美味しい水場があります。
今日は長丁場なので軽量化のためここまで水をそれほど持たずにきましたが、この先の行程を考慮してここで3L+αを補給。ザックが重くなります。ふぅ。
南御室小屋から薬師岳を目指して登っていくと、見上げる登山道の先に青空が広がっています。ようやく森林限界です。
いきなり白砂の向こうに岩がにょきにょき。松の緑もいいアクセントです。本で見ていつかはこの目でと憧れていた景色が目の前に広がります。いい気持ち!
薬師岳頂上では北岳が出そうで、出ない、微妙なところ。観音岳へと向いながらお出ましを待ちます。
観音岳でも北岳は姿を見せません。でも、ガスの切れ間から仙丈ヶ岳が見えました。
10時前に観音岳へ到着したので、地蔵岳へ行っても明るいうちに余裕を持って夜叉神峠登山口まで戻れる見通しが立ちました。
地蔵岳へは一回大きく下ります。ここが本日の一番気を使ったところ。濡れた岩の下りで道が二手に分かれます。真っ直ぐ下るほうが広く、左の稜線方向へ向う道が藪っぽい感じです。真っ直ぐ下りましたが、稜線方向への道が正解だったようです。
ほぼ同じ開けた場所に出ますが、自分が出てきたところには赤布もありません。
一登りで地蔵岳への分岐の赤抜沢ノ頭に到着。ここで本日唯一のゆっくり休憩です。食事をしながらこの後の行程を検討します。
観音岳からここまで一度大きく下ってきました。なんだかもう一度あそこを登るのはいやだなぁと思い、夜叉神峠登山口へのピストンではなく、白鳳峠経由で広河原へ下ることにしました。15時、16時とバスがありますが、上手くすれば15時のバスに間に合いそうです。
その前に地蔵岳にも寄って行こうっと。赤抜沢ノ頭からは地蔵岳はガスの中で見えません。標識に従ってちょっと(いや、結構かな?)下っていきます。
白砂の広場にでるとお地蔵さんとその向こうにうっすらとオベリスクが見えます。途中まで登ってみましたが、途中で展望も利かないのであきらめました。
オベリスクから下りてくる外国人の方がいました。話をしてみると(もちろん日本語で)、上まで行くには最後にはロッククライミングの経験があったほうがいいとのこと。
自分には無理です。安全第一でいきます。
赤抜沢ノ頭から白鳳峠の間には高嶺(2778m)があり、一汗かかされます。ガスっていなければ北岳の雄大な姿が正面に見えるのに。残念です。
ゴーロと這松帯を抜けると、林の中の白鳳峠へ到着。左に折れて広河原を目指します。
最初は広いゴーロを下ります。やがて樹林帯に入れば綺麗なコメツガ林に。その先はハシゴもある急な下りになります。
やがて木の間に野呂川が見え隠れするようになるとようやく南アルプス林道に到着。左に折れて、広河原のバス停までは15分です。15時のバスにも間に合って、ラッキー。
朝の様子だと一日青空かと期待しましたが、後半はガスってしまいました。でも、白砂と青空も見えたし満足です。
意外とキツイ思いをせずに歩けましたが、それも涼しい天候のおかげだと思います。暑かったら、こうはいかなかったと思います。
blueskyさん
Y-chanです。
コメントは確か、初めてかと思います。
このコース広河原からは4度も登りましたが、
反対は試しておりません。
blueskyさんが気をつけてといっている
場所が嫌な感じがするからでした。
ちょっとわからなかったのは、
「地蔵岳へは一回大きく下ります。ここが本日の一番
気を使ったところ。濡れた岩の下りで道が
二手に分かれます。
真っ直ぐ下るほうが広く、左の稜線方向へ向う道が
藪っぽい感じです。真っ直ぐ下りましたが、
稜線方向への道が正解だったようです。」
広河原から、といいますか、反対方向から
観音岳に登り返すときに、迷った記憶がないから、
どこだろう、、、と思いました。
もうちょっと晴れていると素晴らしいコースですよね。
そういえば、地蔵岳辺りから、甲斐駒ケ岳を
目指すように歩くのですが、
あまり見えなかったようですね。
残念。
Y-chan
はじめまして。
いつも山梨方面の情報をありがとうございます。
充実のレポをいつも楽しみにしています。
観音岳から赤抜沢ノ頭へ向けてのコースですが、逆の広河原方向から見ると、赤抜沢ノ頭から下った白砂の中を進むところはトレースがしっかり付いていて、迷いようがない感じでした。
でも自分が進んだ観音岳から赤抜沢ノ頭へはレポ本文に書いたとおり、真っ直ぐ下るのと、左へ稜線方向へと向う道がありました。
赤布でも付いていれば安心してそちらへ進んだのですが、つい広いコースに進んでしまいました。
最後には同じ白砂の広場に出るので問題は起きませんでしたが、久しぶりに選択を迷いました。
このコース、後半はガスで展望が利きませんでしたが、それでも十分に充実したコースですね。
天気のいい日に、大展望の中をもう一度歩いてみたいと思っています。
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