キタダケソウ目当ての梅雨時期の北岳
- GPS
- 16:00
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 2,072m
- 下り
- 2,044m
コースタイム
7:35<広河原>−7:55<白根御池分岐点>8:00−9:30<二股>9:50−12:10<小太郎尾根分岐>−12:45<北岳肩の小屋>13:20−14:05<北岳頂上>−15:35<北岳山荘>
6月29日
6:15<北岳山荘>−6:45<八本歯のコル方面分岐>−7:20<トラバース道分岐点>−8:10<北岳頂上>8:40−9:15<北岳肩の小屋>9:25−10:00<小太郎尾根分岐>−11:40<白根御池小屋>12:15−13:20<白根御池分岐>−13:40<広河原>
天候 | 6月28日 雨・ガス 6月29日 早朝雨→ガス→晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
芦安駐車場から広河原まではバスを利用しました。 往路は芦安駐車場6時発、帰りは広河原発14時に乗りました。 芦安駐車場を16時過ぎに出発し、静岡駅近くのレンタカー屋さんで18時30分頃に返却しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登りは右股を通りましたが、夏道が出ていないため、雪渓を上がって行かなくてはいけません。 軽アイゼンはいるかと思います。 右股の雪渓を上がりすぎている人がいました。夏道が見えたら、雪渓がアイゼン効いて歩きやすくてもすぐに夏道に行った方がいいです。 北岳から北岳山荘に降りる所に雪渓が1カ所残っています。下り最後が急なので、滑りやすく注意が必要です。(私はおしりから滑っちゃいました。) 下山後は、バスターミナルの所にある温泉で汗を流しました。近隣に他にも良さそうなところがありそうでしたが、移動せずに気軽に入れるので、その点は楽ちんでいいですね。 |
写真
感想
梅雨の時期ではありますが、この時期を逃すと来年まで見れないキタダケソウを目当てに、南アルプスの北岳を目指すことにしました。
標高も、日本ナンバー2です。
27日の金曜日は、仕事を終え、電車に飛び乗り、静岡まで新幹線で行ってから、レンタカーを借りて山梨まで行きました。かなり、タイトなスケジュール設定だったと思いますが、現実的に、方法がないので、この方法を採用しました。
28日の土曜日は、お天気が今ひとつよろしくない予報です。
広河原では、少しぱらついている程度でした。大樺沢を上がっていくと、霧雨のような雨がずっと降っているような状態で、なかなか気持ちも乗らない状態が続きました。
二股からは、右股を上がっていきます。
八本歯のコル方面へ行く人も多かったですが、6本爪アイゼンしか持っていなかったので、とりあえず、パスしておくことにしました。
右股も下の方は夏道が出ていないので、雪渓歩きになります。結構急でしたが、ザクザクとしたアイゼンの感触はいい感じですね。
右股を上がっている間も、雨は止まず、雨の中をひたすら上がっていくという感じです。
小太郎尾根分岐から、肩の小屋までの道は、キバナシャクナゲが満開で、ガスってはいましたが、そのガスがまた、幻想的な情景を作り出してくれます。
北岳は、雨とガスで何も見えず。
通り過ぎただけという感じでした。
北岳から少し下りた所にある残雪の雪渓では、急になっている部分で、おしりから滑ってしまい、前に座っていた人とぶつかりそうになりました。間一髪でした。
北岳山荘まで、ひたすら雨、ガスの中を歩き通すという感じでした。
天気が最悪だったので、山荘に入ったら、ストーブの暖かさがすごくありがたかったです。
夕食後、雪渓でぶつかりそうになった人のグループの方とホットワインの宴会に誘われました。ごちそうさまでした。楽しく飲めました。(っていうか、私、ガバガバ飲んでしまいました。スンマセン)
29日の日曜日は、28日の午前中の天気予報では天気回復ということでしたが、前日夕食のときには、寒気が入るため一時雷雨などの可能性もあるということで、実際には朝から雨でした。4時頃から間の岳ピストンも考え、朝食は頼まなかったのですが、とても間の岳まで行こうという気になりません。
もう一眠りし、6時過ぎに出発しようと思い、窓の外を見ると、天気が回復していました。
間の岳への稜線や、千丈の稜線も見えましたが、しばらくすると、ガスがかかってくると言う感じです。
とりあえず、この日は、八本場のコル方面に行き、キタダケソウを見に行くのが、最大の目標になります。
而して、キタダケソウは、満開で、ホントに感動ものでした。
年によっては、林道が開通する前に、ピークが過ぎるという年もあるらしいのですが、今年はラッキーだったと思います。
この日の山頂も、ガスで真っ白です。青空がタマに見えたので、もう少しかな?と思ったりもしたのですが、山頂にいる間は、ガスが晴れることはありませんでした。
その後、下るに従い、天気はさらに回復傾向にあり、朝から着ていたレインウェアも脱ぎ捨てて、下っていきました。
前日に、ワインをごちそうになったパーティに追いついたり、写真撮ったりしている間に差が広がったりしながら、白根御池まで行き、その後、2時のバスにのるために、白根御池で、お別れをして、ギアをトップギアに入れ替えて、下っていきました。
最後は、白根御池から広河原まで1時間25分くらいだったので、かなり速く下った感じでした。
北岳は、キタダケソウ以外にも、ハクサンイチゲやチョウノスケソウ、オヤマノエンドウとか、キバナシャクナゲなどの花が豊富で、歩いていて飽きないと思います。
1日目は、雨でびしょびしょになったので、もう少し天気がよければという思いがすごく強いですが、梅雨の時期だし仕方がないのかもしれませんね。
けど、降りていけば行くほど、天気がよくなるって、何とも皮肉な感じですねぇ。
ただ、キタダケソウは完璧だったので、その点は満足行く山登りでした。
あと、一眼のカメラは、湿気と気温でレンズやフィルターが曇ってしまい、なかなか辛いものがありました。ちょっと、今後の山では、考えないと行けないかも。
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