ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 481405
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

北ア最北部・朝日岳 梅雨明け直前の花巡り

2014年07月20日(日) 〜 2014年07月21日(月)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
16:23
距離
26.6km
登り
2,163m
下り
2,175m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:33
休憩
0:29
合計
7:02
5:46
6
6:00
6:01
18
6:19
6:19
39
6:58
6:58
40
7:38
7:38
4
7:42
7:52
67
8:59
9:00
2
9:02
9:02
145
11:27
11:37
33
12:10
12:13
26
12:39
12:42
6
12:48
2日目
山行
6:41
休憩
1:18
合計
7:59
6:11
8
6:19
6:25
36
7:01
7:13
29
7:42
7:43
14
7:57
8:20
19
8:39
8:43
115
10:38
10:38
2
10:40
10:42
50
11:32
11:45
3
11:48
11:48
41
12:29
12:34
36
13:10
13:20
29
13:49
13:49
9
13:58
13:59
7
14:06
14:07
3
14:10
ゴール地点
7/20
蓮華温泉5:46→6:19兵馬の平→6:58瀬戸川→7:42白高地沢→8:59花園三角点→11:27千代の吹上→12:10朝日岳→12:48朝日小屋(テント泊)

7/21
朝日小屋6:11→7:01朝日岳→7:42千代の吹上→7:57照葉の池8:20→8:39千代の吹上→10:40花園三角点→11:32白高地沢→12:29瀬戸川→13:10兵馬の平→14:06蓮華温泉

本コースの標準タイムは昭文社の「山と高原地図」で登り8:10、下り7:00、ヤマケイの「アルペンガイド白馬・後立山連峰」だと登り7:10、下り6:20となっている。
が、このコースは距離が長く、上に挙げたコースタイムでは普通の方?はヤマケイは絶対無理、相当がんばって昭文社のタイムだと思います。たぶん多くの方は休憩込みで登り10時間ほどかかっているのでは?
天候 7/20 曇り時々晴れ、午後にわか雨、夜半より快晴
7/21 晴れ時々ガスのち曇り
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
蓮華温泉駐車場
7/20午前5:40頃の時点で9割ほど埋まってました

7/20未明に富山県で降った豪雨のため北陸道砺波〜小杉間が通行止に。一旦下道に降りたため普段より30分以上余計にかかりました。
コース状況/
危険箇所等
○蓮華温泉〜瀬戸川
蓮華温泉のキャンプ場を過ぎると、下り勾配の木道が延々と続きます。朝露や雨で濡れた木道はとても滑りやすく、今回の山登りの核心部でした。転倒・骨折事故が多発しているそうで、ストックでバランスを取りながら滑らないように慎重に下るしかありません。冗談抜きでアイゼンを履いた方が良いくらいです。(上部の雪渓よりも確実に滑ります)
朝日岳から下山の場合、瀬戸川から蓮華温泉へは標高差330Mの登りとなります。特に兵馬の平までは急登が続きます(疲れた体にはとてもつらい)。登り返しに備えて、花園三角点近くの水場で給水を忘れずに。

○瀬戸川〜白高地沢
アップダウンが何度もあり意外と苦労します。

○白高地沢〜五輪の森
五輪坂は木の階段が整備され、とても登りやすくなっていました。
視界が開けたところから木道が続きますが、乾いていたので問題ありませんでした。(雨天時にはスリップに注意)
花園三角点から少し進んだ右手に水場があります(木道が水場まで分かれて敷かれています)。流水ではなく湧き水でとても美味しいです。
五輪の森からは五輪山の山腹をトラバースして進みます。

○五輪の森〜千代の吹上
五輪の森を抜けたあたりからザレた場所が多くなります。
湿地が続く八兵衛平の五輪山直下あたりに斜面から湧き出す水場があります(2つのベンチの間から水が出ています)。ここもとても美味しい水です。
その他、今の季節は途中で雪解けの沢水を容易に得ることができます。(秋に登った際は湧き水の2箇所しか給水できません)
水場を過ぎてすぐに急な雪壁を登りますが、しっかりしたステップが数段のみなのでアイゼンなしで大丈夫です。
ここを過ぎるといくつも雪渓を越えますが、傾斜が緩くトレース通り歩けば問題ありません。

○千代の吹上〜朝日岳
朝日岳直下に大きな雪渓がありますが、右端の夏道がほぼ出ていました。
吹き曝しの稜線歩きとなるので、悪天時には風と視界に注意。

○朝日岳〜朝日小屋
雪渓がいくつかありますが、トレース通り進めば問題ありません。
途中小さなハシゴが2箇所あります。
水谷のコルから分かれる「水平道」は7/21現在、まだ整備されておらず通行禁止でした。
青空が広がる蓮華温泉駐車場
ここへ来る途中の富山県は集中豪雨だったらしい(幸い自分は豪雨がおさまったあと通過したが)
1
青空が広がる蓮華温泉駐車場
ここへ来る途中の富山県は集中豪雨だったらしい(幸い自分は豪雨がおさまったあと通過したが)
雪倉岳から朝日岳まですっきり見渡せる
雪倉岳から朝日岳まですっきり見渡せる
蓮華温泉
先週はここから白馬岳へ向かった
3
蓮華温泉
先週はここから白馬岳へ向かった
蓮華温泉のテント場
遠方の方はここで前泊しても良いかも
1
蓮華温泉のテント場
遠方の方はここで前泊しても良いかも
下り勾配の濡れた木道
下り勾配の濡れた木道
横方向に付けられた幅木に足を乗せて歩かないと、容易にスリップしてしまう
横方向に付けられた幅木に足を乗せて歩かないと、容易にスリップしてしまう
アヤメ平
正面に朝日岳
アヤメ平という名だが、アヤメはほとんどなくてギボウシだらけ
2
アヤメ平
正面に朝日岳
アヤメ平という名だが、アヤメはほとんどなくてギボウシだらけ
瀬戸川にかかる橋
今回の最低標高の場所
瀬戸川にかかる橋
今回の最低標高の場所
アップダウンを経て白高地沢に到着
アップダウンを経て白高地沢に到着
五輪坂を登ると花園三角点に
1
五輪坂を登ると花園三角点に
湿地帯の高原に木道が続く
1
湿地帯の高原に木道が続く
冷たくて美味しい水場
1
冷たくて美味しい水場
水場の近くには残雪が多い
水場の近くには残雪が多い
水場近くの休憩場所
1
水場近くの休憩場所
付近にはワタスゲが咲く
1
付近にはワタスゲが咲く
しばらく登ると五輪の森へ
しばらく登ると五輪の森へ
先ほどまでの開けた高原とは変わって鬱蒼とした森を進む
木の根や細かいアップダウンが多く歩きにくい
1
先ほどまでの開けた高原とは変わって鬱蒼とした森を進む
木の根や細かいアップダウンが多く歩きにくい
五輪山の山腹からの湧水
ここも絶好の休憩ポイント
五輪山の山腹からの湧水
ここも絶好の休憩ポイント
水場から少し進むとこの雪壁を登る
かなり雪が融けたようで、数段登っておしまい
水場から少し進むとこの雪壁を登る
かなり雪が融けたようで、数段登っておしまい
再び湿地帯に設けられた木道を進む
再び湿地帯に設けられた木道を進む
吹上のコル直下の大きな雪渓
見た目ほど傾斜はなく、トレース通り歩けば問題ない
2
吹上のコル直下の大きな雪渓
見た目ほど傾斜はなく、トレース通り歩けば問題ない
吹上のコル(千代の吹上)に到着
吹上のコル(千代の吹上)に到着
ここからは北アルプス最北部の主稜線を歩く
2
ここからは北アルプス最北部の主稜線を歩く
朝日岳直下の雪渓
道は雪渓の右端にあり、少しの雪上歩き程度
朝日岳直下の雪渓
道は雪渓の右端にあり、少しの雪上歩き程度
山頂直下
山頂手前にある雪倉岳方面との分岐
山頂手前にある雪倉岳方面との分岐
朝日岳山頂に到着
3
朝日岳山頂に到着
前回来た時と山頂の設備が変わったような?
新たに山名盤が設けられ、木で組んだ大きな山頂標識がなくなっていた
3
前回来た時と山頂の設備が変わったような?
新たに山名盤が設けられ、木で組んだ大きな山頂標識がなくなっていた
山頂からしばらく下りると朝日小屋が見えてきた
1
山頂からしばらく下りると朝日小屋が見えてきた
水谷のコルまで下り、木道を登り返すと・・・
2
水谷のコルまで下り、木道を登り返すと・・・
朝日小屋に到着
蓮華温泉から7時間の長旅でした
2
朝日小屋に到着
蓮華温泉から7時間の長旅でした
早速テント設営
隣の青いテントはヤマレコで知り合った方のテント
テン場の受付をする際、自分の前にこの方が到着しているのを発見。このテントだろうと目星を付けて隣に張ったところ正解でした。(ストーカーか?)
3
早速テント設営
隣の青いテントはヤマレコで知り合った方のテント
テン場の受付をする際、自分の前にこの方が到着しているのを発見。このテントだろうと目星を付けて隣に張ったところ正解でした。(ストーカーか?)
テント設営後から時折にわか雨の天気に
3連休の天気予報が悪かったせいか、テントはなかなか増えない
1
テント設営後から時折にわか雨の天気に
3連休の天気予報が悪かったせいか、テントはなかなか増えない
マイテントの出入り口前に咲くチングルマ
3
マイテントの出入り口前に咲くチングルマ
雲の下は日本海
日本海方面からどんどん雲が沸き上がってくる
2
日本海方面からどんどん雲が沸き上がってくる
小屋横に設けられた朝日神社
小屋横に設けられた朝日神社
徐々に夕闇に包まれてゆく
2
徐々に夕闇に包まれてゆく
前朝日岳はまだ雪がべっとり
3
前朝日岳はまだ雪がべっとり
白馬岳への視界が広がった
3
白馬岳への視界が広がった
明けて7/21、快晴の夜明け前
1
明けて7/21、快晴の夜明け前
雪倉岳、白馬岳に日が射す
2
雪倉岳、白馬岳に日が射す
日の出後しばらくで朝日小屋周辺はガスの中に
テント撤収、下山開始
1
日の出後しばらくで朝日小屋周辺はガスの中に
テント撤収、下山開始
まずは朝日岳に登り返す
まずは朝日岳に登り返す
水平道は通行禁止なため、白馬方面へ進む場合も一旦朝日岳へ登ることに
水平道は通行禁止なため、白馬方面へ進む場合も一旦朝日岳へ登ることに
しばらく登るとガスの上に出た
4
しばらく登るとガスの上に出た
朝日平のガスもだんだんと晴れてきた
3
朝日平のガスもだんだんと晴れてきた
日本海沿いの街並みがうっすら見える
1
日本海沿いの街並みがうっすら見える
そろそろ従業員のラジオ体操タイムらしい
3
そろそろ従業員のラジオ体操タイムらしい
剱岳も見えてきた
3
剱岳も見えてきた
山頂直下の長い雪渓を登り・・・
3
山頂直下の長い雪渓を登り・・・
木道をゆるゆると登ると山頂到着
3
木道をゆるゆると登ると山頂到着
朝日岳山頂からの大展望
白馬岳から清水岳へと続く稜線
4
朝日岳山頂からの大展望
白馬岳から清水岳へと続く稜線
剱岳から続く北方稜線の山々
4
剱岳から続く北方稜線の山々
朝日岳頂上から下山開始
分岐を蓮華温泉方面へ
1
朝日岳頂上から下山開始
分岐を蓮華温泉方面へ
吹上のコルへと下る
コルの向こうは栂海新道の山々
1
吹上のコルへと下る
コルの向こうは栂海新道の山々
日本海を見下ろす(残念ながら霞んで見えない)
1
日本海を見下ろす(残念ながら霞んで見えない)
吹上のコルに到着
朝日岳を振り返る
1
吹上のコルに到着
朝日岳を振り返る
天気も良く時間があるので栂海新道へと少し進む
20分ほどで照葉の池に到着
天気も良く時間があるので栂海新道へと少し進む
20分ほどで照葉の池に到着
2つの池はどちらもほとんど雪の下だった
奥は五輪山
2つの池はどちらもほとんど雪の下だった
奥は五輪山
白馬方向のガスがなかなか取れない
1
白馬方向のガスがなかなか取れない
しばらく待っているとようやく白馬岳が見えた
2
しばらく待っているとようやく白馬岳が見えた
日本海からの雲が朝日岳と雪倉岳の間の標高が低いところをどんどん抜けている感じ
見えそうで見えないところがなんとも・・・
1
日本海からの雲が朝日岳と雪倉岳の間の標高が低いところをどんどん抜けている感じ
見えそうで見えないところがなんとも・・・
朝日岳を正面に見ながら吹上のコルへ戻る
4
朝日岳を正面に見ながら吹上のコルへ戻る
栂海新道を拓いた「さわがに山岳会」特製の標識
1
栂海新道を拓いた「さわがに山岳会」特製の標識
コルから雪渓を下る
コルから雪渓を下る
あたりは湿地帯
湿地帯では浮島のようにハクサンコザクラが咲く
1
湿地帯では浮島のようにハクサンコザクラが咲く
シナノキンバイの群落
2
シナノキンバイの群落
シラネアオイが!
4
シラネアオイが!
五輪の森まで下ってきた
蓮華温泉までまだ9Kmと遠い
五輪の森まで下ってきた
蓮華温泉までまだ9Kmと遠い
ワタスゲの咲く五輪高原
3
ワタスゲの咲く五輪高原
ちょっとわかりにくいが、中央やや上に蓮華温泉の赤い建物が見える
下に見える川まで下って330Mの登り返しだ
ちょっとわかりにくいが、中央やや上に蓮華温泉の赤い建物が見える
下に見える川まで下って330Mの登り返しだ
五輪坂を下って白高地沢の橋で小休止
1
五輪坂を下って白高地沢の橋で小休止
我慢のアップダウンを経て瀬戸川の橋
ここから試練の登り返し
2
我慢のアップダウンを経て瀬戸川の橋
ここから試練の登り返し
ようやく兵馬の平に出た
でもまだ140Mほど緩く登る
ようやく兵馬の平に出た
でもまだ140Mほど緩く登る
兵馬の平もギボウシがいっぱい
2
兵馬の平もギボウシがいっぱい
鉱山道との分岐まで来ればゴール間近
鉱山道との分岐まで来ればゴール間近
汗だくになって蓮華温泉に到着
1
汗だくになって蓮華温泉に到着
さすがに昨日から満車だったらしく、駐車場の少し手前の余地にも何台かとまっていた
さすがに昨日から満車だったらしく、駐車場の少し手前の余地にも何台かとまっていた
以下、今回出会った花々をマクロモードで
オオバギボウシ
撮影場所:兵馬の平
2
以下、今回出会った花々をマクロモードで
オオバギボウシ
撮影場所:兵馬の平
ミヤマアズマギク
五輪高原
2
ミヤマアズマギク
五輪高原
オオサクラソウ
五輪高原
3
オオサクラソウ
五輪高原
ミネウスユキソウ
吹上のコル〜朝日岳
4
ミネウスユキソウ
吹上のコル〜朝日岳
サンカヨウ
朝日岳〜水谷のコル
3
サンカヨウ
朝日岳〜水谷のコル
タカネスミレ
朝日岳〜水谷のコル
1
タカネスミレ
朝日岳〜水谷のコル
チングルマ
朝日小屋
3
チングルマ
朝日小屋
ハクサンチドリ
朝日小屋
3
ハクサンチドリ
朝日小屋
イブキジャコウソウ
吹上のコル〜朝日岳
2
イブキジャコウソウ
吹上のコル〜朝日岳
ミヤマムラサキ
吹上のコル〜朝日岳
5
ミヤマムラサキ
吹上のコル〜朝日岳
チシマギキョウ
吹上のコル〜朝日岳
3
チシマギキョウ
吹上のコル〜朝日岳
タテヤマリンドウ
照葉の池
3
タテヤマリンドウ
照葉の池
??
吹上のコル付近
1
??
吹上のコル付近
カラマツソウ
吹上のコル付近
2
カラマツソウ
吹上のコル付近
ニッコウキスゲ
吹上のコル付近
2
ニッコウキスゲ
吹上のコル付近
ハクサンイチゲ
吹上のコル付近
3
ハクサンイチゲ
吹上のコル付近
シナノキンバイ
八兵衛平
3
シナノキンバイ
八兵衛平
リュウキンカ
八兵衛平
3
リュウキンカ
八兵衛平
オタカラコウ
八兵衛平
1
オタカラコウ
八兵衛平
アオノツガザクラ
八兵衛平
2
アオノツガザクラ
八兵衛平
シロバナニガナ
八兵衛平
2
シロバナニガナ
八兵衛平
エイレンソウ
八兵衛平
1
エイレンソウ
八兵衛平
キヌガサソウ
八兵衛平
3
キヌガサソウ
八兵衛平
シラネアオイ
八兵衛平
3
シラネアオイ
八兵衛平
クルマユリ
青ザク付近
3
クルマユリ
青ザク付近
オニアザミ
青ザク付近
1
オニアザミ
青ザク付近
ナナカマド
青ザク付近
1
ナナカマド
青ザク付近
タカネノバラ
青ザク付近
3
タカネノバラ
青ザク付近
タカネイブキボウフウ
青ザク付近
1
タカネイブキボウフウ
青ザク付近
シロウマアサツキ
青ザク付近
2
シロウマアサツキ
青ザク付近
タテヤマウツボグサ
五輪高原
1
タテヤマウツボグサ
五輪高原
タカネナデシコ
五輪高原
1
タカネナデシコ
五輪高原
ハクサンタイゲキ
五輪高原
3
ハクサンタイゲキ
五輪高原
ミズバショウ
五輪高原
2
ミズバショウ
五輪高原
ワタスゲ
五輪高原
2
ワタスゲ
五輪高原
ユキクラトウウチソウ
カライトソウかも?
五輪高原
4
ユキクラトウウチソウ
カライトソウかも?
五輪高原
シモツケソウ
兵馬の平
1
シモツケソウ
兵馬の平
??
兵馬の平
ヒオウギアヤメ
兵馬の平
2
ヒオウギアヤメ
兵馬の平

感想

北アルプス最北部の営業小屋・朝日小屋は自分のお気に入りなテント場で、過去5回蓮華温泉発でテントを担いで通っている(うち1回は悪天のため途中敗退)。
海の日3連休は初日の天気が悪く、3日間通しで予定していた山行は残念ながら中止に。が2日目からは天気が回復傾向となり特に白馬方面は晴れそうな感じなので、空いていそうな朝日小屋を往復することにした。先週、白馬岳へ蓮華温泉から登ったので、2週連続の蓮華通いとなるがまぁいいか(苦笑)。
朝日小屋へは初回のみ白馬経由の周回コースを歩いたが、あとは全て五輪尾根経由。今回もこのコースを辿ることに。

7/20未明に起床。遠くの方から雷鳴が聞こえる。雨雲レーダーを見ると富山県で激しく雨が降っている模様。とても不安な雲行きだがヤマテン予報を信じて石川の自宅を出発。高速道路に乗ると砺波IC〜小杉IC間が大雨のため通行止めの警報が。富山県内のあちこちで記録的短時間豪雨となっているらしい。こんなんで山へ行くヤツはちょっとどうかとも思うが、既に雨はほぼ止んでいるので車をそのまま進める。蓮華温泉への車道は新潟県の平岩から入るが幸い何事もなく通行できた。
高速道路の一部不通の影響で普段よりも時間がかかったが、朝5:30過ぎに蓮華温泉の駐車場に到着。前日が悪天候だったので駐車場は数台の空きスペースが残っていた。

五輪尾根を辿る本コースは、蓮華温泉からいきなりの下りではじまる。朝露で濡れた下り勾配の木道は容易にスリップ・転倒となるので、慎重にゆっくり下る。いきなりの核心部に冷や汗が噴き出す。木道のないところは前日の雨のおかげでぬかるみが酷い。特に兵馬の平からの下りでは靴が泥だらけになった。
瀬戸川から白高地沢までは登り基調だがアップダウンが何度もあり、視界のない樹林帯は何度通ってもうんざりする。
白高地沢からの五輪坂は以前は段差の大きい急坂だったが、ここ数年で整備されてとても登りやすくなった。
花園三角点から先は高山植物が咲き乱れる高原を登り、五輪の森を抜けて吹上のコルまで長いトレイルが続く。いつもながらこのコースは登山者がとても少なく、途中で出会う人はバテ気味の方ばかり。
吹上のコルから荒涼とした稜線を進むと朝日岳山頂。残念ながら今回もまたガスの中の山頂だった。

2年ぶりとなった朝日小屋。悪天のため昨日からキャンセル続出とのことで小屋は閑散としている。テント場は前泊からの2張りと自分より少し前に到着した方の青いテントが。テン場受付時に見た個人情報から青いテントはヤマレコでよくレスをいただいているあの方だと確信。当人はお休み中らしかったが、図々しく横に自分のテントを張らせていただく。しばらくしてテントから顔を出した際にご挨拶。就寝までいろいろとお話させていただき、楽しく過ごすことができた。どうもありがとう。
夜半にトイレのため外に出たところ、素晴らしい満点の星空。これは明日朝の好天が間違いないと確信しした。

翌21日は隣の彼は三国境から小蓮華山、白馬大池を廻るとのことで暗いうちに出発。自分は夜明け前に起床、予想通り快晴の空だ。残念ながら朝日平ではご来光を見ることはできないが、朝日を浴びる白馬岳を見ることができた。テント撤収の頃はガスに包まれたが、朝日岳へ登るにつれ晴れてきた。
帰りは吹上のコルから栂海新道を少し進んで照葉の池へ。誰もいない池のほとりで白馬方面のガスが晴れるのを待った。再び吹上のコルへ戻り、来た道を下る。登りはあまり花の写真を撮らなかったので、下りではあちこちで撮りまくり。テント装備のデカザックを背負ったままの花撮りは過激なスクワット運動だった。
瀬戸川からの登り返しはやっぱり汗だくとなって蓮華温泉に戻った。

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コメント

お世話になりました!
dokuboさん、テントの隣人のSanchanです(笑)
静かな山旅、本当に楽しかったです。
ソロもいいですが、ヤマレコユーザーさんとの出会いもいいものですね。
そう、気になっていた花、ミヤマアズマギクでしたか。
スッキリしました。
しかしレコアップ早いですねー。
写真撮りすぎて選定にまだまだ時間を要しそうです(^^ゞ
また機会があれば一緒にテントを並べましょう!
お疲れ様でした。
2014/7/22 14:10
Re: お世話になりました!
Sanchan33さん、お会いできて嬉しかったです。
レコアップ、早いですかね?
最近は夏山モードで毎日朝4時頃から起きているので、その時間に写真の整理とデータのアップを済ませ、日中の暇な時間にチョコチョコと修正しています。
花の名前はネットでひたすら調べまくった結果なので、間違ってるかも。朝日岳は他所ではあまり見かけない花もあるみたいですね。
またぜひどこかでご一緒しましょう。
2014/7/22 17:11
素晴らしい青空ですね。
どんなところへ行かれているのだろう〜 、、
楽しみに待っていました。
青空、残雪、立ち上る雲海、闇夜 とのコントラスト、素敵です
やはり高いところは、気持ち良さが伝わってきます。
お天気 おめでとうございました。
2014/7/22 17:13
Re: 素晴らしい青空ですね。
windnaoさん、ありがとう。
朝日岳の標高は白山よりもずっと低い2417Mで、朝日小屋は2150Mなので南竜よりも少し高いくらいです。北アルプスの北端ですが、日本海の影響を色濃く感じる特異な山に思います。
石川県からはアクセスは悪くないのでぜひ登ってみてください。

本当は富山の小川温泉から(タクシー利用で北又小屋まで入る)の方がずっと近いのですが、タクシー代がかかるのでいつも蓮華温泉からです。一緒に割り勘タクシー乗りませんか(汗
2014/7/22 19:04
Re[2]: 素晴らしい青空ですね。
タクシー、乗ります。乗ります。

でも、
2日間の休みがなかなか、、、、
来週は日曜日は中学校の草むしり、
再来週は町内の子供会のバーベキュー
日曜日ばかり予定が入ります。
なので、土曜日は目一杯行ってるんですが、
テント泊はいつになるやら
2014/7/22 20:07
Re[3]: 素晴らしい青空ですね。
windnaoさんのヤマレコ仲間も誘ってみんなでジャンボタクシーで行きませんか?
朝日小屋は食事がとても美味しいそうなので、小屋泊まりでも十分満足できると思います。
日程が合えばぜひぜひ。
2014/7/22 20:50
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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