鶏冠山・甲武信ヶ岳
- GPS
- 12:57
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,763m
- 下り
- 1,734m
コースタイム
- 山行
- 8:12
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 9:31
天候 | Day1:曇後晴 Day2:晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
復路:西沢渓谷入口バス停より山梨交通バスで放光寺入り口バス停下車。はやぶさ温泉立ち寄り。隼上バス停より山梨市営バスで山梨市駅バス停下車。 |
写真
感想
山梨百名山四天王の一座、西沢渓谷からも圧倒的な存在感を示す鶏冠山へ。山梨百名山の中でも最恐と言われる岩峰ということで、ロープワークの心得のある方をリーダーにチームを編成して今回は6名での正規パーティを構成して西沢渓谷→鶏冠山→木賊山のルート(いわゆるTTKルート)にアタックしてきました。
第一の核心は鶏冠谷出合の渡渉。こちらは弱点を探したところ、飛び石を渡ることで濡れずにクリアできました。なお、後続の方が普通に渡渉されていましたが、膝下くらいの水深でした。
鶏冠尾根取付からチンネのコル(第一岩峰のコル)までは急登と嫌なトラバースの連続で、ここはコンティニュアスビレイを組んで通過。
チンネのコルから第3岩峰の基部までは、2箇所の鎖場を1箇所はフリーで、1箇所はロープで安全確保しながら登攀したり、あとは眺めの良い岩稜帯の稜線を景色を楽しみつつ慎重に進んで行きました。
第3岩峰は、チーム内のクライミングできるメンバーが直登コース、自分ともう1人が迂回路コースに分かれ、山梨百名山標柱の場所で合流。迂回路は第3岩峰基部からの下りが非常に足元が悪いだけで、あとは難しくない道でした。
第3岩峰を越えて、鶏冠山の山頂を過ぎると、シャクナゲの薮の中アップダウンを繰り返して木賊山へ向かいます。途中の2,177m峰は山名標こそないですが、シャクナゲの薮から飛び出た岩稜帯のピークで非常に見晴らしがよく、疲れた中でもちょっとした癒しを与えてくれました。
そんな鶏冠尾根のゴールは木賊山。ルートは木賊山に直接出るものと、徳ちゃん新道と木賊山の間に出るものとあり、前者のコースを選択しました。斜面を詰めた先で傾斜がなくなり、木賊山の山名標や三角点が見えた時にはホッとすると同時に、これまでにない達成感を感じました。
その日は木賊山からすぐの甲武信小屋に宿泊。鶏冠尾根完歩の打ち上げを軽く行って翌朝に備えました。奥秩父主脈縦走以来2年ぶりの甲武信小屋で、その日の宿泊は50人程度。食事時間も2回に分けての設定でとても盛況でした。小屋番さんの会話がチラッと聞こえたのですが、その日は歩荷隊も駆けつけてきていたようです。
2日目はどうしてもTTKを完成させたかった自分のみ他のメンバーより早出で甲武信ヶ岳山頂へ。2年ぶりの甲武信ヶ岳は晴空の下の絶景でした。そこからは木賊山経由で戸渡尾根へ。展望スポットの少し先で他のメンバーに追い付き、その後は揃って徳ちゃん新道を下山しました。
帰りには5月の乾徳山以来のはやぶさ温泉へ。硫黄の匂いがしっかりするお湯を楽しんできました。
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