中尾高原口〜笠ヶ岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 31.6km
- 登り
- 2,440m
- 下り
- 2,437m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:00
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 9:10
天候 | 8月11日(月)雨のち曇り(ガス) 8月12日(火)雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
無料駐車場はAM4:00でもガラガラ、出発時でも5台くらいでした。 雨の様子を見ながら帰るか悩み、気付けば出発はAM8:00。 こちらに駐車した理由はただ一つ、「1年前に下から見たクリヤ谷登山道を下りたい」から! |
コース状況/ 危険箇所等 |
笠新道〜杓子平〜笠ヶ岳〜弓折乗越〜小池新道 通して危険個所はありませんでした。ただ雨だったので登山道は常に水が流れている状態で、特に下りではスリップ注意です。それと、笠ヶ岳から弓折乗越までは稜線歩きですので悪天候時は気を付けてください。飛ばされる心配より低体温症のほうが怖いです。夏でも風雨をしのげる装備は必需です。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
|
---|---|
共同装備 |
折れない心
|
感想
水晶岳に登った一年前、下山の最後の砂利道で見上げた尾根を下りたくて計画を立て、遂にその日を迎えました。アルバイトをしていた頃の先輩が同行することになり、久しぶりの北アルプス。ちなみにこの先輩とは過去、赤岳と西穂高岳を一緒に登った経験があります。地図を眺めて今回は笠新道を登りクリヤ谷を下るコースに決定。駐車場はクリヤ谷の終着点、中尾高原口に決定。台風一過を期待しての計画でしたが駐車場についても雨が止まず、どうしようか迷っているうちに時間が過ぎ嫌な感じ。実際駐車場内には登らず帰られる方もいました。でもその内晴れると信じて出発。
笠新道は聞いたいた通り物凄い急登。しかもそれが杓子平まで続きます。ばてない様にかなりゆっくりなペースで歩くことに専念。過去赤岳でばてた先輩もなんとかもちこたえました。参考までにペースはというと1秒間に1歩のペース。30分歩いたら5分休憩。それの繰り返し。これでだいたい100mを15分で登りました。結局稜線までこのペース。かなりゆっくりですが笠新道を通過した割には疲れは思ったほどありません。人を連れていく際のいい勉強になりました。雨は止みましたが濃いガスは晴れません。そのため20m先はもう何も見えない稜線歩き。山荘も目の前になって初めて見えました。笠ヶ岳山荘のごはんは唐揚げが出てとっても美味しかったです。空いていました。
次の日こそは晴れてご来光が見れるだろうと思っていましたが何と土砂降りの雨。前日より悪い…。晴れるか待ってみましたが全然変わらないので雨の中スタート。台風からこの雨でクリヤ谷を早々に諦め。前日来た稜線を戻ります。しかし先輩が「笠新道大っ嫌い、もう二度と行きたくない。見たくもない」というので小池新道から下りることに。もしかしたら途中から晴れて裏銀座コースや槍穂高連峰を見ながら歩けるかなと淡い期待を抱きつつ…。しかし稜線は土砂降りだけでなく強風の吹きさらし状態。これはきつかったです。寒かったんです、夏山なのに。これ準備不足の人は行動不能になるレベルでした。確かに笠新道はきついけど、この強風雨の中を弓折乗越まで進むのも一苦労でした。先輩には本当に悪いことをしてしましました。今年こそ(過去2回は頂上だけ濃いガスという結果)絶景を見せたいと思っていたのに。本当によく頑張って鏡平まで下ってくれました。
風は止んでも雨は止まず。やっとすっきりしたのは秩父沢の一歩手前。なので写真もほとんどありません。頂上の2ショットは先輩のカメラで撮ったので貰えなかったら登頂の証拠は携帯で撮ってもらった後姿のみ…。わさび平でカップラーメン食べて駐車場に着く頃振り返ると、哀しいことに山々は晴れていました。しかしその美しさにしばし二人で呆然と見とれてしましました。先輩の口からは意外な言葉が。「山って凄いなぁ。辛かったけど楽しかった。また連れてきてくれ」。悪条件が重なった辛い山行でしたが、僕もこの日この山に先輩と来れてよかったですよ。何より二人とも元気にここに帰ってこれたんですから。最後に晴れたのは、「お前たちはこんなすごい所を歩いたんだぞ」って教えてくれたんですよ、きっと。
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