北岳(悪天候により間ノ岳は断念)
- GPS
- 15:11
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 2,502m
- 下り
- 2,511m
コースタイム
- 山行
- 5:27
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 6:13
- 山行
- 5:38
- 休憩
- 2:17
- 合計
- 7:55
天候 | [22日] 朝から快晴。夕方から雲行きが怪しくなり大雨強風雷のトリプルパンチの夕立。 [23日] 朝からどんより。山頂過ぎると強風による横殴りの雨。標高が低くなると天気は回復。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
始発のバスに乗ろうとしましたが、運良く乗合タクシーに乗ることが出来ました。5時少し過ぎに奈良田を出発。ゲートは5時半に開くためゲート手前で少し停車し6時に広河原に到着。 帰りは14時広河原発のバスに乗車。満員のため2号車が出ていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは広河原山荘にありました。 標高の低いところでは登山道が完全に川になっている所が何箇所かありました。岩場は濡れており滑りやすく危険です。 |
その他周辺情報 | 奈良田温泉白根館を利用。1000円。内湯と露天風呂がありました。硫黄のにおいがプンプンしてお湯も少しとろっとしておりまさに温泉という感じでした。 |
写真
装備
備考 | 手袋を忘れたのが失敗でした。 |
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感想
金曜日に年休を取得し、当初計画では北岳肩の小屋に2泊し北岳間ノ岳を制覇する予定でしたが、土曜日の天気が悪すぎたために間ノ岳は断念し1泊で帰宅しました。
木曜日の夜に自宅を出発し奈良田第二駐車場に深夜12時過ぎに到着。空は満天の星空だったので翌日の好天を期待しつつ軽く仮眠しました。4時過ぎに目を覚まし、始発のバスに乗るためにそそくさと準備をしていると乗合タクシーの運ちゃんが準備をしている人たちに声をかけて回っていました。これはチャンスと思いさっさと準備を済ませると幸運にも乗合タクシーに乗ることが出来ました。乗合タクシーだと後ろに荷物を積んでもらえるのでとても楽ですね。定員の9人が揃うとさっさと出発。マイカー規制されているゲートは5時半にオープンするのでその手前でいったん停車。ここで料金を払います。1200円。ゲートキーパーの職員さんは何名かいるらしく、この日の職員は時間きっちりにならないとゲートを開けてくれない人なのだと乗合タクシーの運ちゃんが言ってました。
6時ごろ広河原に到着。ビジターセンターでトイレを済ませていざ出発します。まずは車道を少し登り吊り橋を渡ると広河原山荘があります。広河原山荘で登山届を提出しいよいよ登山道に入っていきます。のんびり30分ほど歩くと白根御池小屋方面との分岐に出ます。ここで計画通り大樺沢方面ルートに向けて歩き出したつもりでいたのですが、いつの間にか白根御池小屋方面のルートに出ていました。結構登ってから気が付いたので諦めてそのまま進むことにします。白根御池小屋まではひたすら登っていきます。途中第一ベンチと第二ベンチがあります。第二ベンチで休んでいると乗合タクシーで隣だった方と遭遇。この日は北岳山荘に向かうと話していたのですが、聞いてみると私と同様にルートを間違えてしまったとのことでした。
さらに進むと白根御池小屋に到着します。ここは広々としていて気持ちが良いです。山頂も見えました。多くの方がソフトクリームを食べて休憩していました。ここからは草すべりという急登が始まります。急な坂道をひたすらに登っていきます。ただし視界が開けているところが多いので振り返ると鳳凰三山が見えてなんとか頑張れました。右俣コースからの合流地点を過ぎて少し登ると稜線に出ます。ここからは仙丈ケ岳と甲斐駒ケ岳が良く見えます。しばらく右手に両山を眺めながら稜線を歩いていきます。この日はヘリの荷上げが多数あったようで何度もヘリが往復していました。
ちょっとした岩場を超えて少し進むと肩の小屋に到着です。既に多くの方がいました。受付でテントの申し込みをします。この時点では悪天候になることなど全く考えていなかったので2泊申し込みました。1200円。テント場は坂を少し降りたところに広々とありました。既に何張かが設営を完了していたので少し奥のちょっと高くなっているところに陣取ることにしました。設営を終え、ピークハントをするか水場に水を汲みに行くか悩みましたが、小屋の水はあまり美味しくなく水場まで汲みに行った方が絶対に良いと途中すれ違った方から教わっていたので水場に行くことに。往復30分と書いてありましたが、確かにそれくらいかかりました。途中お花を愛でながら10分ほど急坂を下り水場に到着しました。岩場の間からちょろちょろと出ている程度でした。ここで湯沸し用や翌日の飲用等で合計6リットルも補給しました。テントに戻り一休みした後に小屋で生ビールを調達しました。900円。ついでにバッチも購入。500円。ビールをいただきほろ酔い気分でテント内で昼寝をしようとしましたが、暑すぎて眠れませんでした。夕方過ぎまでコーヒーを飲んだり色々とまったりしているとだんだん雲行きが怪しくなってきました。とりあえず夕食を済ませテント内でまったりしていると突然雨が降ってきました。そのうち風も強くなり時にはテントが飛ばされるんじゃないかというくらいの強風が吹きつけてきました。さらには雷もなり始めました。生きた心地がしませんでしたが、何とか30分ほどで雷は落ち着きました。その後することもないので19時くらいに就寝しました。なかなか寝付けず1〜2時間ごとに目を覚ましてしまいました。
翌朝は3時ごろ起きましたが、相変わらずガスの中。周りにテントを張っていた大学生集団や中学生集団はさっさと片付けて出発していきました。確実にご来光は拝めないと思い朝食を済ませてもう一休みします。6時前に出発しましたが相変わらずガスの中です。昨日はあんなにくっきり見えていた山頂が影も形もありません。霧の立ち込める中黙々と登り続けて無事山頂に到着しました。山頂も当然のごとくガスっており景色は何も見えませんでした。前の日に登頂しておけばよかったとかなり後悔しました。天候が回復する可能性も低そうな感じでしたがとりあえず計画通り先に進むことにしました。まずは北岳山荘まで行ってこの後の天気予報を確認しようと思いひたすらに進みましたが、風もどんどん強くなり降ってくる雨が横殴りになり顔に当たり痛いくらいになってきました。さらにガスで視界も悪く、なおかつ岩場がとても滑りやすくなっていたので計画を断念して引き返すことにしました。再び山頂を通過し、肩の小屋に向かう途中で一瞬晴れ間が見えましたがすぐにまたガスってしまいました。テントに戻り一休みしてから撤収作業に入ります。撤収後は再度稜線歩きになりますが、ここでもまだ強風が吹き荒れています。稜線から抜けるとかなり穏やかになりました。
帰りは当初登りで通る予定をしていた右俣コースから大樺沢コースで下山していきました。コースタイム通り4時間弱で広河原に到着し、14時発のバスに何とか間に合いました。広河原ビジターセンターで切符を購入。1130円。2か所に人が並んでおり近い方に大勢の方が並んでいましたがこちらは甲府行きでした。奈良田行きは広河原ビジターセンターからロータリーを挟んで反対側でした。既に数名の方が並んでいました。とりあえずそこにザックを置き、財布を持って再びビジターセンターへ。アイスとジュースを購入してまったりしているとバスが到着したので乗り込みました。
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