鳩吹山〜継鹿尾山〜尾張富士〜尾張白山〜本宮山

2023年01月07日(土) 〜 2023年01月08日(日)

• GPS: 30:14
• 距離: 48.2km
• 登り: 1,340m
• 下り: 1,391m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:47
• 休憩: 1:22
• 合計: 7:09

8:42 可児川駅
8:57 8:57 大脇登山口
9:25 9:31 鳩吹山
10:08 10:08 西山休憩舎
10:47 10:57 石原登山口
11:32 11:59 継鹿尾山
12:15 12:20 継鹿尾山寂光院本堂
12:48 12:54 犬山遊園駅
13:50 14:14 犬山城
15:11 15:11 鵜沼駅
15:23 15:24 犬山遊園駅
15:40 15:43 犬山駅
15:51 宿泊地（犬山セントラルホテル）

2日目

• 山行: 6:12
• 休憩: 1:16
• 合計: 7:28

7:28 宿泊地（犬山セントラルホテル）
8:16 8:16 羽黒駅
8:47 8:56 大宮浅間神社
9:10 9:24 尾張富士
9:39 9:42 明治村正門
9:47 9:48 入鹿池（見晴茶屋）
10:22 10:37 尾張白山
11:28 11:33 本宮山
12:09 12:10 大縣神社
12:26 12:54 楽田駅
14:56 江南駅

天候

1日目：晴れ
2日目：晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

■行き
名鉄広見線の可児川駅から徒歩。

■帰り
名鉄犬山線の江南駅まで徒歩。

コース状況／危険箇所等

鳩吹山〜継鹿尾山のエリアは、岐阜の金華山のように路面にゴツゴツした岩（チャート？）が露出しているので、躓いて転倒しないように注意が必要です。

写真

1/7 8:42

今日のスタート地点は可児川駅。ここから鳩吹山・継鹿尾山を縦走します。

1/7 8:46

さっそく鳩吹山が見えてきましたが、所々で岩が露出しているのが気になります。

1/7 8:55

ここは信長の生母である土田御前の生誕地だそうです。

1/7 8:57

名濃バイパスの下から登山道に入ります。

1/7 8:59

山麓の登山道はごく普通でしたが...

1/7 9:14

山腹からは岩が目立つようになり、乾燥に強いソヨゴがかなり目立っていました。

1/7 9:15

鳩吹山までは公式の道標が充実しているので安心です。

1/7 9:27

四阿を過ぎると、鳩吹山の山頂に到着！

1/7 9:27

山頂からは素晴らしい展望でした！

1/7 9:33

鳩吹山で一息ついたら、2座目の継鹿尾山へ向かいます。

1/7 9:39

尾根道は土壌がとても薄く、アカマツやソヨゴ、ネジキなどの低木林が広がっていました。

1/7 9:40

岩の褶曲がすごいですね(汗)

1/7 9:49

あのどちらかのピークが西山ですが、今回は立ち寄りませんでした。

1/7 9:53

ここで北回りルートに入ると西山方面に行けるようですが、今回はパスしました。

1/7 9:54

カナメモチ。街路樹として植えられている株とは葉の付き方が全く違う気がします。

1/7 10:07

西山展望台に到着。ここでは休憩せずに先へ進みます。

1/7 10:11

展望台の先の分岐で左折しましたが、ここを直進するとすぐに西山に着くようです。

1/7 10:21

桃太郎神社、おもしろい名前の神社ですね。

1/7 10:28

ヒサカキ。最も乾燥の激しい尾根では少なく、斜面上に多く分布していました。

1/7 10:37

ネズミサシ。乾燥した尾根上で特に多かったです。

1/7 10:47

石原登山口に到着。

1/7 10:49

おなかが減ってきたので、石原登山口で早めの昼食を頂きました。

1/7 10:56

昼食を食べて回復したので、継鹿尾山に向けて再スタートします。

1/7 11:05

鳩吹山とは違い、階段が多いのが特徴的でした。

1/7 11:20

あれが継鹿尾山...

1/7 11:23

山頂に向けて岩っぽい尾根を登っていきます。

1/7 11:28

さらに長い階段を登ると...

1/7 11:31

継鹿尾山の山頂に到着！

1/7 11:33

山頂の四阿からの展望はまあまあでした。

1/7 11:34

木曽川に突き出した犬山城も見えました！

1/7 11:59

長めの休憩の後、寂光院に向けて下山します。

1/7 12:16

寂光院へ入る所で不穏な看板を発見。恐らく滅茶苦茶なことをしたハイカーが居たんでしょうね...

1/7 12:19

寂光院で今日の山行の無事を感謝してお参りしました。

1/7 12:22

寂光院から長〜い階段を下って...

1/7 12:24

麓の寂光院バス停に到着。運行本数は多くないものの、ここまでバスで来られるとは思いませんでした。

1/7 12:30

落石・落盤が心配な道を進んでいくと...

1/7 12:42

木曽川沿いの城山と、犬山橋（ツインブリッジ）が見えてきました！

1/7 12:52

犬山遊園駅前で名鉄の列車をパチリ。

1/7 13:03

今日は昼食が軽かったので、犬山遊園駅近くの丸岡商店でラーメンを頂きました。

1/7 13:32

いよいよ犬山城に入ります！

1/7 13:36

550円を払って入場すると、国宝の犬山城の天守閣が見えました！

1/7 13:48

天守閣の最上階からの展望は最高ですが、高所恐怖症にはちょっと怖いくらいでした(汗)

1/7 13:49

北西側は取水堰と伊木山が見えました。

1/7 13:51

東側は木曽川沿いの山々が見えましたが、どれがどの山か分からず...(汗)

1/7 13:51

こちらは観覧車の後ろに見えるのが継鹿尾山だと思います。

1/7 14:31

犬山城を出た後、取水堰まで来ると犬山城の佇まいを堪能できました！

1/7 14:31

逆さ犬山城も良いですね。

1/7 14:43

木曽川を渡りきると、明後日に登る八木三山が見えてきました。

1/7 14:50

鵜沼宿駅に到着。線路の中に駅の入口がありました。

1/7 15:10

鵜沼宿駅からしばらく車道を歩いて、JR鵜沼駅/名鉄の新鵜沼駅に到着。ここから進路を南に変えて、犬山駅を目指します。

1/7 15:18

犬山橋は塗装工事中でした。今年度中には工事が終わるらしいので、新年度には綺麗になった橋が見られると思います。

1/7 15:22

犬山遊園駅。本日2度目の通過です(笑)

1/7 15:38

犬山駅。駅舎の上はホテルになっているのでしょうか？

1/7 15:49

今日・明日のお宿、犬山セントラルホテルに到着。

1/7 15:54

お部屋はごく普通のビジホでした。

1/8 7:29

いよいよ2日目がスタートです。

1/8 7:45

犬山市のマンホールは、鵜飼いと犬山城でした。

1/8 7:54

五郎丸バス停。ラグビーの人とは関係ないはずです(笑)

1/8 8:05

公園では犬山市消防局の出初め式をやっていました！

1/8 8:11

尾張富士参道に行く前に...

1/8 8:14

羽黒駅に立ち寄って、しっかり赤線を繋げておきます。

1/8 8:22

羽黒駅から東へ進むと、徐々に建物が減ってきますが...

1/8 8:33

長者町団地という所で、急に住宅が増えて驚きました！

1/8 8:42

あれが尾張富士...全然富士山っぽくない山容ですね(笑)

1/8 8:45

尾張富士大宮浅間神社に到着。ここが尾張富士の登山口となります。

1/8 8:53

トイレを借りた後、参拝を済ませてから身支度をしました。

1/8 8:55

ここが登山口ですが、写真左手に進むのが正解です。

1/8 8:59

山頂までは石段の道が多かったです。

1/8 9:01

標識もしっかりしていて安心です。

1/8 9:05

尾張富士の神社には石を運んで捧げる「献石」という儀式があり、山頂まで参道脇が献石だらけです(汗)

1/8 9:14

本日1座目の尾張富士にサクッと登頂！

1/8 9:15

山頂の標識はなく、この石碑しかないのも「献石」の尾張富士らしいです。

1/8 9:23

山頂で少し休憩した後、入鹿池へ向かって下山します。

1/8 9:26

入鹿池への道は、中々の急斜面が続きました(汗)

1/8 9:30

コシダ。東海エリアの低山では、ササ類似の代わりにコシダやウラジロなどのシダ類が繁茂してます。

1/8 9:31

サカキ。昨日の鳩吹山・継鹿尾山では見かけませんでしたが、この日はあちこちで見かけました。

1/8 9:39

尾張富士から下山すると、目の前が明治村の正門でした。

1/8 9:43

路傍のセンリョウの可愛らしい実を見ながら、入鹿池方面へ下っていきます。

1/8 9:49

何の施設かと思ったら、なんと農業用水の管理事務所だそうです(笑)

1/8 9:55

今年初の菜の花を、青空と合わせてみました。

1/8 10:02

尾張白山の登山口に到着。道標らしきものはありませんが、踏み跡はしっかり付いています。

1/8 10:07

尾張白山は公式の標識はありませんでしたが、道標のピンクテープは豊富でした。

1/8 10:11

ウラジロ。正月飾りにも使われる身近なシダです。

1/8 10:13

登山口からしばらく緩い道が続きましたが、途中から一気に傾斜が増してきます。

1/8 10:21

本日2座目の尾張白山に到着！

1/8 10:23

今日の昼食はフィッシュバーガーです🐟️

1/8 10:33

尾張白山からの展望は微妙だったので、次の本宮山に期待して出発します。

1/8 10:37

急斜面なので下山も慎重に(^_^;)

1/8 10:50

無事に下山完了。奥に見える山は、右が尾張富士、左が本宮山です。

1/8 10:58

この廃墟の方へと入っていき...

1/8 11:01

さらに用水路に沿って進むと...

1/8 11:02

本宮山の登山口に到着。山麓部は落ち葉が積もっていてとても滑りやすかったです。

1/8 11:07

カゴノキ。本宮山の低木層で一番目立っていました。

1/8 11:08

こちらはヤブニッケイ。カゴノキと同じくクスノキ科です。

1/8 11:17

途中で倒木ゾーンが出てきましたが、難なくクリアできました。

1/8 11:22

これはイズセンリョウだと思いますが、今回の2日間の山行で初めて見つけました。

1/8 11:27

不動明王の石像の前を過ぎると...

1/8 11:29

本日3座目の本宮山の山頂に到着。これで尾張三山を制覇しました！！

1/8 11:32

本宮山から寂光院までは、石段がしばらく続きます。

1/8 11:34

ヒトツバ。普通の草のように見えますが、実はシダ植物です。

1/8 11:36

途中で南側の展望が良い場所がありましたが、どこが見えているのか分からず...

1/8 11:42

この電波塔が見えてくる頃には、石段が終わって車道（林道）に変わっていました。

1/8 11:45

ネズミサシ。明るく乾いた切土法面に少しだけ生えていました。

1/8 11:49

マンリョウ。どこにでも生えている常緑低木ですが、チャートの乾いた土壌は苦手なようです。

1/8 11:54

久々に公式の道標が出てきました。

1/8 12:05

溜め池（宮池）を過ぎると、大縣（おおあがた）神社に到着。尾張国の二ノ宮ということで、境内は沢山の参拝者で賑わっていました。

1/8 12:07

これがチェーンソーアートとは...さすがチャンピオンですね！

1/8 12:09

大縣神社を出て、楽田駅を目指します。

1/8 12:20

黄色いクレーンはキリンのようです(笑)

1/8 12:25

楽田駅に到着。計画ではここがゴール地点でしたが、予定よりも早く着いたので、名鉄犬山線の柏森駅まで歩くことにしました。

1/8 13:00

柏森駅は楽田駅から5kmほど西なので、道なりにひたすら西へ向かいます。

1/8 13:09

サントリーの木曽川工場。アルコールの香りはしませんでした(笑)

1/8 13:12

山の田公園の野球場では、どこかのチームが練習中でした。

1/8 13:17

パスコのパン工場。やはり香ばしいパンの香りはしませんでした(笑)

1/8 13:20

木曽三川が流れる濃尾平野では、調整池をはじめとした水害対策の施設があちこちにありました。

1/8 13:24

水のない用水路。農業用水だとしたら、田植えの前には水が流れるはずですが...

1/8 13:29

中小口3丁目交差点。ここで国道41号線を渡ると、柏森駅がグッと近づきます。

1/8 13:36

大口町のマンホールはサクラがモチーフですが、桜の名所があるのでしょうか？

1/8 13:50

大口町の陸橋は企業の名前が付けられていましたが、今やこんな所もネーミングライツなんですね。

1/8 13:59

柏森駅に到着。ここでゴールにしようかと思いましたが、まだ時間が早いので隣の江南駅まで歩くことにしました。

1/8 14:07

ついに江南市に突入！

1/8 14:21

江南駅まであと一息ですが、隣の一宮市はかなり遠いですね。

1/8 14:35

空きビルに落書きされるのは、全国どこも同じですね...

1/8 14:41

「江南駅は道なりに真っ直ぐ」と勘違いしていたため、道を間違えて江南駅から遠ざかってしまいました(汗)

1/8 14:53

江南駅に無事ゴールイン！

1/8 15:29

締めは犬山駅前のビル（キャスタ）で、寿がきやのラーメンを頂きました。東海エリアに来たなら、一度はこれを食べておきたいですね(笑)

撮影機器：

PENTAX K-3 Mark III Premium Kit ペンタックス

AQUOS sense6 SH-M19 128GB SIMフリー シャープ

装備

個人装備

ソフトシェル フリース 長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ ニット帽 雨具 靴 チェーンスパイク ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 GPS 計画書 ヘッドランプ ファーストエイドキット ナイフ ウェットティッシュ 保険証 携帯電話 予備乾電池 モバイルバッテリー 時計 タオル カメラ

感想

ardisia

[ルート]
今回登った鳩吹山・継鹿尾山・尾張三山は、一昨年の12月に金華山で転倒して怪我をした時に登る予定だった山々です。
上記の転倒後しばらくは「靴底が引っかかりやすいチャートの岩山は怖いな...」と思っていましたが、今回の山行でもやはりチャートの岩は足元に要注意だと感じました。
鳩吹山・継鹿尾山は小さなアップダウンの連続でしたが、尾張三山は200m前後の大きな登り返しを繰り返すため、低山の割に体力を要求される山行になりました。
また、これらの山は初心者でも登れる山として紹介されていますが、ルート外には崖があちこちにあるため、土地勘の無い人はバリルートを歩かない方が良いと思いました。

[展望・景色]
・鳩吹山：三角点のある山頂からは、木曽川沿いの可児市や美濃加茂市辺りを一望出来ました。
・継鹿尾山：山頂の展望台から西側（犬山城や犬山市街地）を見渡せました。
・犬山城：天守閣の最上階からは、木曽川沿い一帯から名古屋の市街地方面まで360度の展望を楽しめました。
・尾張富士：木々に囲まれていて展望はありませんでした。
・尾張白山：南側が少し開けていましたが、それほど展望が良くありませんでした。
・本宮山：西側が開けていましたが、西日が眩しくて何が見えているのか分かりませんでした。

[動植物]
農耕地ではハクセキレイ、林内ではヤマガラやシジュウカラ、メジロ、モズなどが見られましたが、珍しい野鳥は見られませんでした。
鳩吹山〜継鹿尾山は土壌が薄く乾いており、アカマツやソヨゴ、ネズミサシ、カナメモチ、ネジキ、リョウブ、モチツツジなど乾燥に強い種がとても多かったです。
一方で尾張三山では、アカマツやソヨゴ、ネズミサシなども見られたものの、コナラやアラカシ、スダジイ、シラカシ、カゴノキなどの「暖温帯の普通の里山」の構成種が多かったです。

[飲食・お土産]
犬山城周辺には土産物屋がありましたが、地元産のお土産は見当たりませんでした。
2日目の締めで「寿がきや」のラーメンを食べましたが、関東にはあまり無いタイプの味だと感じました。

[その他]
継鹿尾山の麓にある寂光院は、以前にハイカーが何らかのトラブルを起こしたらしく、境内での休憩すら禁止されていました。
ハイカーはあくまでも寂光院の好意で通して貰っているだけなので、ルールを守ってトラブルの無いようにしたいものです。

コメント

yamaonse

ardisiaさん、こんばんは。中京圏ロング、お疲れさまでした。城マニアの自分からすると、写真30の俯瞰する構図が興味深かったです。下から見上げたのでは分からぬ天然の要害、昔の人は地形をよく理解していたものですよね。お城の高度感も実際の建物以上の怖さがありますね。最小限の労力で最大限の防備を図る知恵、素晴らしいです。お寺のハイカー対策はなんだか悲しくなりますね。先日、六甲山の中腹のお寺がトイレを閉鎖したとニュースになっていました。関東圏ではあまりトラブルを聞いたことがないようにも思えますが、山でも里でもマナーは守らなきゃですね。そして伸びゆく赤線、次はどこへ拡張するのかな。東海自然歩道も通ってるはずだし、古戦場などの史跡も多い。次の遠征レコも目が離せないなぁ（＾＾）

ardisia

yamaonseさん、こんばんは。

鳩吹山で展望を楽しめたので、正直なところ「継鹿尾山は展望が無くてもいいか」と考えていましたが、木曽川に突き出した犬山城が見られたのは収穫でした。
その後に木曽川にかかる橋からも犬山城を眺めてみましたが、守りやすい「後堅固の城」だと感じました。

継鹿尾山の寂光院の看板は本当に残念でしたが、確かに残念なハイカーもいました。
登山口や休憩所などの要所に掲げられている火気厳禁の看板を無視して、コンロで料理をしている人が何組も居ましたが、こういうルール違反が続くとハイキングコース自体が閉鎖されてしまいそうですね...

kotatsuneko

ardisiaさん、はじめまして。
2日間とはいえ、ほぼ50キロの工程はなかなかですね。
自分はかつて20キロほどを6時間かけて歩ったことありますが、一週間ほど
歩き方ががロボットのようになってしまいました。

ardisia

kotatsunekoさん、こんばんは。

体力的にはまだ余裕があったのですが、この後に3日目の山行が控えているだけでなく、日没近くまで歩いていると体が冷えてくることもあり、少し早めに切り上げてしまいました。
2日目はちょっと欲を出して「尾張一宮駅まで歩けるかな...」などと考えましたが、江南駅で打ち切って正解でした(汗)

幸い腸脛靭帯炎などにはなりませんでしたが、3日目の山行はちょっと足取りが重たかったです...