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Yamareco

記録ID: 5324048
全員に公開
ハイキング
奥秩父

秩父から信州へ 白泰山・赤沢山と信州往還を辿る

2023年04月01日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
07:54
距離
22.2km
登り
1,653m
下り
1,276m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:07
休憩
0:25
合計
8:32
9:21
153
11:54
11:55
26
12:21
12:23
36
12:59
12:59
13
13:12
13:25
94
14:59
14:59
29
15:28
15:30
23
15:53
15:53
48
16:41
16:46
5
16:51
16:52
12
17:04
17:05
46
17:51
17:51
2
17:53
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2023年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【往路】
西武秩父駅 8:00発 西武観光バス 急行三峰神社行き
大滝温泉遊湯館BS 8:39着 秩父市営バス「せせらぎ号」川又行きに乗り換え 8:49発
栃本関所跡BS 9:11着
【復路】
梓山BS 19:16発 川上村営バス 信濃川上駅行き
信濃川上駅 19:41着
※東京方面へは19:52発 小海線 小淵沢行きに接続

コース状況/
危険箇所等
4/1時点で四里観音から十文字峠にかけて所々残雪あり
その他周辺情報 【下山後給酒スポット】
梓山バス停前にYショップあり。19:30まで営業。缶ビールやチューハイなど扱っている。
西武秩父駅からバスを2本乗り継いで栃本へ。
都内を始発で出ても到着は9時過ぎ。埼玉といっても奥秩父は遠い。
2023年04月01日 09:14撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 9:14
西武秩父駅からバスを2本乗り継いで栃本へ。
都内を始発で出ても到着は9時過ぎ。埼玉といっても奥秩父は遠い。
栃本集落は標高760m。大峰山の中腹に設けられた天空の集落。
ウグイスが鳴いていて最高の雰囲気。
2023年04月01日 09:16撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 9:16
栃本集落は標高760m。大峰山の中腹に設けられた天空の集落。
ウグイスが鳴いていて最高の雰囲気。
起点となる栃本関所跡。雁坂峠を超えて甲州へ続く秩父往還と十文字峠を越えて信州へ続く信州往還の分岐点。今日はここから信州を目指す。
2023年04月01日 09:15撮影 by  iPhone 12, Apple
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4/1 9:15
起点となる栃本関所跡。雁坂峠を超えて甲州へ続く秩父往還と十文字峠を越えて信州へ続く信州往還の分岐点。今日はここから信州を目指す。
2023年04月01日 09:37撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 9:37
2023年04月01日 09:38撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 9:38
2023年04月01日 09:47撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 9:47
2023年04月01日 10:40撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 10:40
一里観音。信州往還には一里ごとに里程観音が建てられていて、峠道を行き交う旅人を見守ってきた。
2023年04月01日 10:49撮影 by  iPhone 12, Apple
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4/1 10:49
一里観音。信州往還には一里ごとに里程観音が建てられていて、峠道を行き交う旅人を見守ってきた。
2023年04月01日 11:14撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 11:14
2023年04月01日 11:36撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 11:36
登山道はピークは全て巻いているが、どこもピークを踏まないのは寂しいので白泰山山頂へ寄り道。
2023年04月01日 11:43撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 11:43
登山道はピークは全て巻いているが、どこもピークを踏まないのは寂しいので白泰山山頂へ寄り道。
辿り着いた白泰山。展望は無いが鬱蒼とした雰囲気も良い。
2023年04月01日 11:48撮影 by  iPhone 12, Apple
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4/1 11:48
辿り着いた白泰山。展望は無いが鬱蒼とした雰囲気も良い。
登山道へ復帰して白泰山避難小屋を通過。反対側にある「のぞき岩」が今回の行程で一番の展望スポットなので、ここで軽く休憩した。
2023年04月01日 12:10撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 12:10
登山道へ復帰して白泰山避難小屋を通過。反対側にある「のぞき岩」が今回の行程で一番の展望スポットなので、ここで軽く休憩した。
入川谷の向こうに、雁坂嶺から続く奥秩父主脈の山並み。
それにしても雪が少ない。例年はこの時期が一番雪が多いのに。
2023年04月01日 12:12撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 12:12
入川谷の向こうに、雁坂嶺から続く奥秩父主脈の山並み。
それにしても雪が少ない。例年はこの時期が一番雪が多いのに。
谷筋に雪が残っているのが格好いいね。
2023年04月01日 12:12撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 12:12
谷筋に雪が残っているのが格好いいね。
そしてここまできて初めて顔をみせる八ヶ岳。
少しづつ信州に近づいていることを感じる。
2023年04月01日 12:12撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 12:12
そしてここまできて初めて顔をみせる八ヶ岳。
少しづつ信州に近づいていることを感じる。
2023年04月01日 12:52撮影 by  iPhone 12, Apple
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ふたたび登山道を離れて赤沢山へ寄り道。
2023年04月01日 13:13撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 13:13
ふたたび登山道を離れて赤沢山へ寄り道。
2023年04月01日 13:13撮影 by  iPhone 12, Apple
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4/1 13:13
この赤沢山も隠れた展望スポット。良い雰囲気。
2023年04月01日 13:16撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 13:16
この赤沢山も隠れた展望スポット。良い雰囲気。
2023年04月01日 13:16撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 13:16
2023年04月01日 13:17撮影 by  iPhone 12, Apple
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2023年04月01日 13:36撮影 by  iPhone 12, Apple
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三里観音を通過。まずまずのペース。最終バスに間に合わせるために十文字峠を16時通過を目指す。
2023年04月01日 13:45撮影 by  iPhone 12, Apple
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三里観音を通過。まずまずのペース。最終バスに間に合わせるために十文字峠を16時通過を目指す。
2023年04月01日 14:04撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 14:04
奥秩父林道(廃道)の分岐。ここから少しだけ林道跡を進む。
2023年04月01日 14:09撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 14:09
奥秩父林道(廃道)の分岐。ここから少しだけ林道跡を進む。
2023年04月01日 14:10撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 14:10
すぐに林道跡は終了。再び登山道へ。
2023年04月01日 14:30撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 14:30
すぐに林道跡は終了。再び登山道へ。
2023年04月01日 14:37撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 14:37
やがて周囲は奥秩父らしい森が広がる。
2023年04月01日 14:54撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 14:54
やがて周囲は奥秩父らしい森が広がる。
2023年04月01日 15:00撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 15:00
2023年04月01日 15:02撮影 by  iPhone 12, Apple
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2023年04月01日 15:06撮影 by  iPhone 12, Apple
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2023年04月01日 15:10撮影 by  iPhone 12, Apple
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2023年04月01日 15:19撮影 by  iPhone 12, Apple
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2023年04月01日 15:23撮影 by  iPhone 12, Apple
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四里観音。苔の森にあって雰囲気が大変良い。
2023年04月01日 15:25撮影 by  iPhone 12, Apple
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四里観音。苔の森にあって雰囲気が大変良い。
やがて川又から続く股ノ沢林道が合流。
埼玉県側からの数少ないルートだったが崩壊により昨年より通行止め。このまま廃道になってしまうのだろうか。
2023年04月01日 15:29撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 15:29
やがて川又から続く股ノ沢林道が合流。
埼玉県側からの数少ないルートだったが崩壊により昨年より通行止め。このまま廃道になってしまうのだろうか。
2023年04月01日 15:45撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 15:45
少しづつ残雪。アイスバーン状態なので面倒くさがらずチェンスパを装着。
2023年04月01日 15:49撮影 by  iPhone 12, Apple
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4/1 15:49
少しづつ残雪。アイスバーン状態なので面倒くさがらずチェンスパを装着。
やがて甲武信ヶ岳から続く縦走路と合流して十文字峠へ。
栃本から歩き出して7時間弱。ここから信州へ足を踏み入れることになる。
2023年04月01日 15:54撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 15:54
やがて甲武信ヶ岳から続く縦走路と合流して十文字峠へ。
栃本から歩き出して7時間弱。ここから信州へ足を踏み入れることになる。
十文字小屋は冬季休業中。ここも泊まってみたい山小屋のひとつ。
2023年04月01日 15:54撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 15:54
十文字小屋は冬季休業中。ここも泊まってみたい山小屋のひとつ。
三国峠へと続く縦走路と別れて梓山へのルートへ。信州往還を忠実にたどっていく。
2023年04月01日 15:56撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 15:56
三国峠へと続く縦走路と別れて梓山へのルートへ。信州往還を忠実にたどっていく。
2023年04月01日 16:39撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 16:39
五里観音。信州往還の山旅を彩ってきた里程観音もここが最後。
そういえば二里観音は見つけられず通過しちゃったな。
2023年04月01日 16:51撮影 by  iPhone 12, Apple
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4/1 16:51
五里観音。信州往還の山旅を彩ってきた里程観音もここが最後。
そういえば二里観音は見つけられず通過しちゃったな。
武州側には見られなかったカラマツ林が広がる。紅葉の時期にはざそ美しいことでしょう。
2023年04月01日 16:56撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 16:56
武州側には見られなかったカラマツ林が広がる。紅葉の時期にはざそ美しいことでしょう。
やがて水流の音が大きくなって、甲武信ヶ岳から流れる千曲川を渡る。
2023年04月01日 16:57撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 16:57
やがて水流の音が大きくなって、甲武信ヶ岳から流れる千曲川を渡る。
甲武信ヶ岳からの登山道と合流して毛木平へ。シーズンオフのため車はほとんどいない。ここから梓山バス停までラスト3kmほど車道歩き。何とか明るいうちに山を超えられてよかった。
2023年04月01日 17:05撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 17:05
甲武信ヶ岳からの登山道と合流して毛木平へ。シーズンオフのため車はほとんどいない。ここから梓山バス停までラスト3kmほど車道歩き。何とか明るいうちに山を超えられてよかった。
すぐに森林を抜けて周囲は高原野菜のレタス畑。信州にきたんだなと実感。
2023年04月01日 17:15撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 17:15
すぐに森林を抜けて周囲は高原野菜のレタス畑。信州にきたんだなと実感。
しかし峠を境にここまで景色が変わるのもおもしろい。
2023年04月01日 17:17撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 17:17
しかし峠を境にここまで景色が変わるのもおもしろい。
やがて三国峠へと続く車道と合流。秩父側は崩落のため通行止めが続く。埼玉と長野を結ぶ唯一の車道。いつか復旧してほしい。
2023年04月01日 17:45撮影 by  iPhone 12, Apple
4/1 17:45
やがて三国峠へと続く車道と合流。秩父側は崩落のため通行止めが続く。埼玉と長野を結ぶ唯一の車道。いつか復旧してほしい。
そして栃本を出ておよそ8時間、梓山バス停へ到着。
信州往還を辿って武州から信州へ。心地よい疲労感とともに達成感がこみあげる。今日も良い山旅でした。
2023年04月01日 17:53撮影 by  iPhone 12, Apple
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4/1 17:53
そして栃本を出ておよそ8時間、梓山バス停へ到着。
信州往還を辿って武州から信州へ。心地よい疲労感とともに達成感がこみあげる。今日も良い山旅でした。

感想

今年は暖かくなるのが早い。雪解けも花の開花も早くて、良いのか悪いのか例年この時期に残雪たっぷりの山も近づきやすくなっている。
ということで今回は久しぶりの奥秩父。例年は春先に一番積雪量が増えるこの地域もほとんど雪が減ってしまった様子。そこでずっと温めてきた峠越えのルートを実践。それは埼玉県から長野県を歩いて結ぶというもの。
埼玉と長野。遠く離れたイメージがあるが実は隣接している両県。県境には2,000m級の山脈が聳えており、中津川林道が崩壊した現在では徒歩で超えるしかない。ここには古くから歩かれているクラシックルートがある。それが信州往還。
信州往還は武州(埼玉県)と信州(長野県)を結ぶ古から続く交易路で、現在でも登山道として管理されています。今回はこのルートを日帰りで踏破に挑戦。栃本から川上村の梓山までコースタイム上は10時間を超える長丁場。
始まりは秩父・栃本集落。始発のラビューからバスを2本乗り継ぎ午前9時過ぎの到着。標高800mの急斜面にへばりつく山岳集落を望みながら長い登山道がスタート。
トレイルは白泰尾根に沿いつつ西へ続きますが極力無駄なアップダウンが無いようつけられている。古くは両地域に住む人たちが行き交ったのでしょう。一里ごとに里程観音が置かれて旅する者たちを見守ってくれている。
途中登山道から逸れて白泰山に寄り道しつつ、のぞき岩で大休止。ここからの景色は素晴らしく、入川谷の向こうに、雁坂嶺から破風山、甲武信岳、三宝山へ続く雄大な山々。そしてここまで歩いてきて初めて見える八ヶ岳。ご褒美の景色が待っていた。
後半は赤沢山に寄り道しつつ、三里観音、四里観音と進んでいくと標高も上がり、周囲の雰囲気が奥秩父らしい亜高山帯の植生に変化。鬱蒼としたコメツガの森と足元は濃い苔。幸せな気分で進んでいくとやがて甲武信岳から続く縦走路と合流して、奥秩父の要衝である十文字峠に到着。
十文字峠からは長野県側に下山。これまで雰囲気が全く異なる明るいカラマツ林を下っていくと、やがて聞こえてくるのは水の音。そこは日本一の大河である千曲川の源流です。やがて登山道を脱出すると周囲に広がるキャベツ畑を望みながら、18時前に川上村の梓山バス停に辿り着くことができた。
今回は秩父から信州へ峠越えの旅。日帰りながらも古の旅人気分を味わえて大変満足。奥秩父はまだまだ歩きたい道がたくさんある。また遊びにきたい。

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