空木岳池山迷い尾根 雪多く実力・装備不足で敗退。
- GPS
- 38:28
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 2,115m
- 下り
- 2,114m
コースタイム
- 山行
- 7:31
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 8:47
- 山行
- 2:35
- 休憩
- 4:05
- 合計
- 6:40
- 山行
- 3:10
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 4:20
天候 | 1日目 下界は晴れ 2400m付近より曇り 2日目 快晴 3日目 晴れ のち 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ロープウェイ休業のため激空きで1台だけでした。 帰りは1台だけ増えてました。 空木ピストンの場合、スキー駐車場の上部が良いでしょう。 でもこれからスキー場オープンで停めれないかも?林道Pの状況はわかりません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■ルート状況 マセナギより雪多くやや危険。 地獄は鎖やワイヤーが使えたのでなんとかクリア。 小地獄〜ヨナ沢の登降はザイルがないと危険と思います。 もしくはトラバースを超ラッセルすれば行けたのでしょうか‥? ■水場 スキー場をすぎ林道までの間 池山小屋(よほど大雪や大寒波が来なければまだでてると思います) 池山小屋はトイレもあり。 |
その他周辺情報 | こまくさの湯 610円。 循環温泉で塩素臭がするから自分は苦手。 |
写真
装備
個人装備 |
プロモンテ VL-23(冬季用)
NANGA AURORA 750(シェラフ)
U.L.コンフォートシステム エアパッド150+ピロー(シェラフマット)
銀マット
ツェルト
スキー服上下(雨具防寒兼用)
mont-bell ULダウン ジャケット(防寒具)
Snow Peak GigaPower
ギガパワーマイクロマックス
プリムス クッカー コッヘル
BlackDiamond ReVolt(ヘッデン)
予備電池
食事7食分
行動食4食
非常食2食分
水2L
スポーツドリンク(薄め)0.5L
ビール500ml×2本
PENTAX K-5(一眼)
無名メーカー三脚
ピッケル2本
ストック
12本爪アイゼン
ワカン
その他防寒具(予備含む)
総重量25kg
|
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備考 | フィックスロープなど |
感想
代休やっと消化で月初に26-28おさえたのですが、奇跡的に高気圧が通過する日に!
これは最高だと思い、前から考えていた中央アルプス縦走することにしました。
が、ロープウェイが運休になったと知り、厳しいなーと作戦を練り直す。
木曽側からだと正月にえらい苦労したし長野側から檜尾尾根か、池山尾根か?
悩んだ末、夏に登ったこともある池山尾根にして、下山を檜尾尾根にしました。
前日の仕事の関係でレンタカーを借りる余裕もなく、バスだと10時すぎ登山開始できつい。
自家用車(FR+ノーマルタイヤ)でビビりながら出発。無事に菅ノ平に到着し、安堵。
平日+ロープウェイ運休の影響か、駐車場は自分の車のみ。重荷(25kg)を背負いスタート。
途中で単独の方二人を抜き、登山口(昔の林道終点)に到着。この辺りから雪が深い。
なおこのうち一人はピークハント目的ではないようでした。
南アを眺めながらエネルギー補給していると、一人追いついて一緒に休憩。
この方は地獄の先でテン泊予定とのこと、できれば駒峰まで、と言い先に出発。
池山は巻き道予定が、うっすらトレースが途中から稜線ルートへ戻り、トレースなし。
膝上ラッセルになり、これなら稜線のが楽かなーと、自分も引き返して池山を越える。
池山から駒は見えずガスっていた。池山小屋でお昼を食べようと進む。
池山小屋は鍵がかかっているのか入れなかったが(翌日は入れた)快晴で温かい。
水場も生きており大休止し、おにぎりを食べエネルギー補給。前述の方がここから先行。
30-40分休み、ワカンを装備して出発。追いつこうと頑張るが、サングラスを壊してしまった。
部品を探してルートを戻ったりするが、結局見つからず‥。雪も深いし体力を無駄に消耗。
装備と体重で私のが重いのか、先行のラッセル痕からもけっこう沈むので難儀しました。
マセキ平で彼が休憩しており、やっと追いつく。
ここいらなら幕営に最適そうだし、どうしようかと思うが、少しだけ様子見で進む。
すると、休憩していた彼も追いついて、地獄に突入。
が、地獄手前のラッセルで私は余力がなくなり、あとはほとんど彼がラッセル‥。
完全にお荷物です。地獄を越え、あとはヨナ沢の頭のみ。
なんとか日暮れ前にテント張れるかなーと再び私が先行して進む。
が‥ヨナ沢の登り(直登)が恐ろしいほどの急勾配でラッセルもかなりシンドイ。
結局最初の登りでバテて終了。
というかステップが甘く滑落しかけまして、危なかった‥。彼には迷惑をかけました。
もう自分はエネルギー切れでビバークモード‥。斜度がきつくロープ確保しないと恐ろしい。
彼も先行してまたラッセルしてもらうものの、雪が多すぎてトラバースも厳しい。
日も暮れ、薄暗くなってきた。時間切れで敗退決定。
振り返ると見たことないくらい南アが真っ赤なアーベン。写真撮りたかったが余裕なし。
地獄を戻る気力ももう自分にはなく、鞍部は風の通り道ではありましたが、ビバーク決意。
彼はもう少し安全な場所にテン泊すると言い、引き返していった。元気だ。
なんとか雪を慣らしてビバーク。横たわると足が限界で攣った‥我ながらへぼい。
予想通り風の通り道のおかげで夜はけっこう風が吹き、風に煽られなかなか眠れず。
強風で煽られた木の上の雪(氷)の塊がテントに降ってくるし、何回かビビる。
頭に当たり、けっこう痛かった。そして何より寒かった‥。
翌日。寒くてテントから出れないが、モルゲンだけでも見ようと地獄のヘリポートで撮影。
その後テントをしまっていると、朝早くでて来られたであろう方が進んでいきました。
どうも昨日我々が行き詰った場所の右をロープ出して直登されてました。
ちなみにテント張ったすぐそばにトラバースするルートのリボンを見つけるが、直登した先にもリボンがあったので関係ないよなぁ‥。
雪が多いと、ロープ確保しないと無理ということですかね。
自分にはまだ無理無理なルートでした。無事に帰ってこれて良かった。
帰りはせっかくなのでダラダラと下山。3-4パーティ、12-13人の方とすれ違いました。
自分は池山小屋で大休止、タカウチ場でもう一泊して、南アのアーベンを見物。
翌日日の出を見て下山。しかしせっかくなので檜尾尾根を偵察しにいきました。
トレースは一人分のみ、こちらにこればよかったかなぁ‥。林道歩きが4-5kmありますが。
その後温泉に入り、帰宅。夏登った場所も事前リサーチもしないとダメだなぁと痛感。
いい勉強になりました。
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