【幌尻岳】ただただ広い日高の稜線の絶景と😁日高の山の洗礼と🥺(チロロ林道⇔幌尻岳)
- GPS
- 15:48
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 2,401m
- 下り
- 2,404m
コースタイム
- 山行
- 14:32
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 15:47
天候 | 晴れのち稜線ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道東自動車道千歳東ICから占冠IC。道の駅樹海ロード日高でトイレ休憩。 国道274号を離れると、釣り堀いざわまでは走りやすい舗装路。そこからはダート道。ダート道の割には走りやすいほうだと思います。 昨年の崩壊の跡かな?という落石はありましたが、路面自体は崩壊箇所がわからないくらいに補修されていました。感謝しかありません。 野生動物には注意。シカ・キタキツネ・タヌキ・リスの道路横断に遭遇。 ダート道に入ってから、30分ほどで駐車場。 04:00過ぎの駐車場到着で、まさかの満車。ざっと数えると、林道沿いの路駐も含めてすでに30台以上。 我々の車の後ろから来ていた札幌トレランの方が、これだけの混雑は初めてと言っていました。 そのトレランの方、我々が戸蔦別岳に登っている途中、山頂直下ですれ違い。う〜ん・・・ 途中、前日の21:00に車中泊で入ったという方から伺うと、その時点で駐車スペースは空きが1台だったとか。 また、その後に下山してきて帰っていった方もいたとか。 前日夜入りでのアクセスの場合でも、すれ違いには注意した方がよさそうです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に整備良好で、取り立てて危険なところもありませんでした。 長くてハードですが、(林道以外は)変化に富んで楽しめるコースでもあります。 日帰りのレコも多く上がっていますが、基本的には途中でのテント泊をベースに考えた方がいいコースだと思います(おまいう?)。 コースはいくつかに分けて考えると、組み立てやすいと思います。 ✔️登山口〜二岐・二ノ沢出合:3kmちょっとの林道歩き。危険はありませんが、長いわ。 ✔️二岐・二ノ沢出合〜尾根取付:沢沿いの道。渡渉多し。この日は水量も少なく難なくと。ちょっとの水量加減で、だいぶ渡渉の難易度は変わりそう。 ✔️尾根取付〜ヌカビラ岳:急登かつウェットな感じで、ぬかるみも多く歩きづらい。途中で唯一の水場、トッタの泉。見た目チョロチョロでしたが、汲んでみると意外とあっさりと2ℓが満タンに。 ✔️ヌカビラ岳〜幌尻岳:思わず舌なめずりしてしまう、極上の稜線歩き。各ピーク間は、意外と細かいアップダウン多し。帰りの戸蔦別岳の登り返しは、単純標高差で250mほど。ハイマツ帯は、枝が行く手を阻みます。 この日のテントは、こんな感じでした。 ✔️戸蔦別岳山頂:この日は4張。かなりいっぱいいっぱい。戸蔦別岳から北戸蔦別岳の間でおひとり、戸蔦別方面に向かうテン泊装備の方とすれ違ったので、最終的には5張か。どう張ったんだろうか🤔 ✔️七つ沼カール:かなりのテン泊適地はありそうですが、誰もいない・・・クマさん多いですし、登り返しも大きいですし、コースも荒れていますしね。 ✔️北戸蔦別岳:山頂に4張。戸蔦別岳側山頂直下のテン泊適地に1張。ヌカビラ岳側に下ったテン泊適地に4張。うち1張はかなり大きめ。もう少しヌカビラ岳に進んだところのテン泊適地には、なんと7張😮このほかにも3〜4張はいけそうなスペースあり。7張のスペースよりは、そちらの方がよさげだったのですが。 ✔️ヌカビラ岳:ヌカビラ岳から少し北戸蔦別岳のスペースに1張。山頂に1張独占。 我々はテン場争いを懸念して日帰りにしましたが、意外とテン泊には苦労しないのかも。 記載したほかに、幌尻岳の手前にもテン泊適地あり、幌尻岳山頂も広いので、テント泊はできなくはない(やっていいのか、そこまでテントを背負っていくのか、というのは別問題)。 我々は気が付きませんでしたが、ヌカビラ岳から見えるところでヒグマの目撃があったそうです。 この日はその他、七つ沼カール等も含めてヒグマは見当たりませんでした。 痕跡もありませんでした(気づかず?)。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック(26ℓ)
ザックカバー
昼ご飯
非常食
ハイドレーション
水
レインウェア
帽子
手袋
ストック
ヘッドランプ
ライター
サングラス
地図
スマホ
ロールペーパー
救急用品
予備靴ひも
携帯簡易トイレ
保険証
タオル
携帯バッテリー
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感想
100名山最難関のひとつ、幌尻岳。
昨年に新冠ルートを計画していたものの、新冠林道、さらにはチロロ林道の崩壊により断念・・・
関係者の方々のご尽力により、今年は林道開通。感謝しかありません。
今年は改めて過去レコを見直して、またKgcmさんからのアドバイスにより(情報ありがとうございました!)、戸蔦別岳からの幌尻岳を眺めるべくチロロ林道コースでの計画。
元々は、ノンビリと戸蔦別岳でのテント泊を予定していました。
同行者のSeaRex2-kazu2と、前日の夜に千歳で合流。
夕食(つーか飲み)の際、
・7月下旬から8月上旬は、幌尻岳山行のピークで登山者は多いだろう。
・今年は、幌尻岳のレコが例年以上に多くあがっている感じ。おそらくは昨年の林道崩壊により、今年にスライドした方が多いものと思われる(我々も)。
・駐車場争いと、テン場争いが激しそう。元々はノンビリと8時くらいに駐車場入りの予定だったが、4時くらいには駐車場入りしておいた方がよさそう。
・早めに東京に帰ることができるのであれば、早めに帰りたい(SeaRex2-kazu2)、翌日も晴れそうなので、あわよくば別の山に登りに行きたい(dai_t)。
といった状況を鑑みた結果、「4時出発なら日帰りでもいいんじゃね?」との結論に。
かくして急遽、前日の夜に予定変更したのは、出発予定時刻2時の6時間前😮
林道歩きこそ飽きましたが🥺、その後は変化に富んだ楽しいコース😁
沢沿いの道に始まって、沢を離れてからは急登。
稜線に出てからは、ひとつひとつが大きいうえに、いくつも連続するカール群を眺めながらの縦走😊
山に抱かれたカールではなく、山がカールに囲まれている雰囲気。
天候にも恵まれ、極上の稜線歩きを楽しむことができました。
一方で、まさかの16時間😱😱😱
前から日帰りも視野には入れており、距離・標高差、過去レコ・その方の幌尻以外の山行記録と我々の山行時間との比較から、計画段階では余裕を見たつもりで約14時間。
仮に15時間かかったとしても、日の入りも遅い季節、19時の日の入り前には戻ってくることはできるという計算でした。
長い行程ということもあり、ペースを上げ過ぎないようにはしており、それでも戸蔦別岳までは計画よりは前倒し。
そこからペースが落ちて、幌尻岳山頂に着いた時点で計画より15分遅れ。
下山途中で、明るいうちに林道まで下りることができればいいかな、という状況になり、なんとかそこには間に合いました。
色々な要因があるとは思いますが、それにしても、見た目の距離・標高差以上にタフなコースというのは言えるのでしょう。
多少なりとも余裕を持った計画としておいてよかったです。
これから行かれる方も、余裕を持った計画を検討ください(お前が言うな、という話はありますが・・・)。
4週間にわたる(ワーケーションという名目の)北海道遠征も、あと1週間を残すのみとなりました。
が、相変わらず北海道の天気予報が悪くてどうしたものか😥
コメント
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やはり一筋縄ではいかない山ですが、概ね天候に恵まれて良かったですね♪
まさか翌日も3連登とは…恐れ入りました😂
一筋縄ではいかなかったですね。まだまだ精進せえ、ということでしょう。
おかげさまで天候には恵まれましたこれで下山時に雨でも降ろうものなら、目も当てられないところでした
翌日は登ったというか、なんというかというレベルですので
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