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Yamareco

記録ID: 595639
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

奥白根山(湯元温泉から往復)

2015年02月28日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
12:20
距離
13.6km
登り
1,513m
下り
1,502m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:10
休憩
1:10
合計
12:20
6:20
195
湯元温泉駐車場
9:35
9:45
75
11:00
11:10
10
11:20
11:20
10
11:30
11:45
155
五色沼避難小屋
14:20
14:40
50
15:30
15:45
20
16:05
16:05
25
16:30
16:30
130
18:40
湯元温泉駐車場
天候 晴れ
朝方出発時は風が強かったが、徐々に弱まり、午後以降はほぼ微風程度に収まる
出発時駐車場気温-8℃、下山時駐車場気温-5℃
過去天気図(気象庁) 2015年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
奥白根山への森林限界から上は、ピッケル、アイゼン必須。
駐車場は除雪されてようやく入れた。
1
駐車場は除雪されてようやく入れた。
朝のスキー場を入り口を振り返り。
朝のスキー場を入り口を振り返り。
リフト沿いを歩きます。
若干吹雪いている。
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リフト沿いを歩きます。
若干吹雪いている。
今回は間違わずにリフト上の左から急登開始。
1
今回は間違わずにリフト上の左から急登開始。
柵で囲われた歩道を進み、
柵で囲われた歩道を進み、
急登もきついが、雪が深い。
1
急登もきついが、雪が深い。
急登終わり。外山鞍部。
急登終わり。外山鞍部。
視界が広がる。
気持ちの良い尾根歩き。
2
気持ちの良い尾根歩き。
着雪が青空に映えますね。
2
着雪が青空に映えますね。
男体山と中禅寺湖。
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男体山と中禅寺湖。
気持ちの良い青空が、
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気持ちの良い青空が、
一面に広がっています。
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一面に広がっています。
奥白根が見えてきました。
2
奥白根が見えてきました。
奥白根と前白根。
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奥白根と前白根。
前白根到着。
なかなか行く先も雪深いですね。
さあ再挑戦に向かいますか。
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なかなか行く先も雪深いですね。
さあ再挑戦に向かいますか。
途中のシュカブラ。
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途中のシュカブラ。
振り返って前白根。
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振り返って前白根。
奥白根と五色沼。
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奥白根と五色沼。
ここで避難小屋に向けて下降。
ここで避難小屋に向けて下降。
避難小屋到着。
正面の窓から中に入れます。
2
避難小屋到着。
正面の窓から中に入れます。
さあ出発。
振り返って。
昨年同様、今年も自分の前にトレースなし。
振り返って。
昨年同様、今年も自分の前にトレースなし。
ここから登りです。
ここから登りです。
ラッセルが続く。
1
ラッセルが続く。
森林限界を超えるここらでピッケル、アイゼンに替える。
森林限界を超えるここらでピッケル、アイゼンに替える。
振り返って。
ツボ足ラッセルがきつい。
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振り返って。
ツボ足ラッセルがきつい。
斜度が上がってきました。
2
斜度が上がってきました。
五色沼を眺める。
2
五色沼を眺める。
来ましたよ。
転がると樹林帯まで落ちるかな?
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転がると樹林帯まで落ちるかな?
スキーでは雪が深くて足を取られそう。
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スキーでは雪が深くて足を取られそう。
振り返って。
前衛の山々の先に男体山が見えてきた。
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振り返って。
前衛の山々の先に男体山が見えてきた。
例の壁です。
昨年敗退地点。
核心部を超えた。
西側に標識がありましたね。
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核心部を超えた。
西側に標識がありましたね。
来た道を一望。
前白根からここまでラッセルきつかったな。
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来た道を一望。
前白根からここまでラッセルきつかったな。
前白根と外山の先に、太郎、女峰、大真名子と男体山。
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前白根と外山の先に、太郎、女峰、大真名子と男体山。
超えました!
あとは山頂に向けて。
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あとは山頂に向けて。
標識ありました。
標識ありました。
山頂への、まさにビクトリーロード。
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山頂への、まさにビクトリーロード。
風も弱いので風景を楽しみながら頂上をめざす。
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風も弱いので風景を楽しみながら頂上をめざす。
錫ヶ岳方面。
奥白根神社の祠は雪に埋もれています。
奥白根神社の祠は雪に埋もれています。
山頂到着。
風がなく寒さも感じないので、久しぶりに吉例の乾杯!
少量サイズで。
2
風がなく寒さも感じないので、久しぶりに吉例の乾杯!
少量サイズで。
山頂直下の異景。
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山頂直下の異景。
山頂から奥社方面。
2
山頂から奥社方面。
山頂直下の異景2。
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山頂直下の異景2。
さあ下山しましょう。
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さあ下山しましょう。
振り返って山頂方面。
振り返って山頂方面。
海老の尻尾が付いています。
海老の尻尾が付いています。
蹴り込んだ雪が勢いよく斜面を転がってゆく。
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蹴り込んだ雪が勢いよく斜面を転がってゆく。
登りのトレースを横目に。
1
登りのトレースを横目に。
自分のトレースを振り返る。
1
自分のトレースを振り返る。
自分のトレースをたどる。
もう安心。
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自分のトレースをたどる。
もう安心。
真っ新な粉雪。
避難小屋まで戻りました。
避難小屋まで戻りました。
小屋を出発。振り返って。
小屋を出発。振り返って。
異星に来たような景観。
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異星に来たような景観。
日が奥白根に落ちそう。
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日が奥白根に落ちそう。
前白根へ急がねば。
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前白根へ急がねば。
もう一度前白根。
もう一度前白根。
日暮れの男体山と中禅寺湖。
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日暮れの男体山と中禅寺湖。
日暮れの日光の山々。
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日暮れの日光の山々。
日が暮れてスキー場到着。
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日が暮れてスキー場到着。
月が明るかった。
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月が明るかった。
下山完了。
駐車場到着。朝と同じ位置から。
お疲れ様。
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駐車場到着。朝と同じ位置から。
お疲れ様。

感想

今回は、昨年3月の敗退以来ずっと心に引っかかっていた奥白根山への再挑戦。

土曜日登山当日の天気図はOKだが、前日の天気の影響がどの程度か気になりながらの出発。
3時に出発、5時半前に湯元温泉に到着。
途中戦場ヶ原で吹雪かれて、行く先が一瞬わからなくなり焦る。
駐車場に到着すると、前日の積雪の厚みにより車がそのまま入れず、除雪車が作業中。
除雪が終わるまで近くに車を停め、朝食を摂り準備をし、6時過ぎに除雪の様子をうかがうと自分の車では入れそうなレベルまで除雪がなされており、OKをもらって入って駐車。
除雪に感謝です。

装備は厚手ウールアンダー上下、R1上、αSV上下。

早速スキー場に向かい、登山届けを提出して進む。
まだまだ風が若干強いが、日が出てきた。
圧雪車が整備している脇を粛々と進むと、リフト上に到着。

昨年は間違えて谷沿いに進んでしまったが、もちろん今年は間違えずに急登に取り付く。
取り付きすぐにアイゼンを装着、柵で囲われた登山路に入り、そこを抜けると、積雪の深い急登が現れる。
駐車場の状況から想像はしていたが、ここからラッセルだと今回も奥白根登頂は無理かなとの思いが早くもよぎる。
ありがたいことに先行者が数名おり、ルートを開いてくれていた。
それでもしばしば腿辺り迄埋まりながら、先行者3名の方と前後しつつ外山鞍部に到着。

ここでアイゼンをスノーシューに交換。3名の方々もスノーシュー装着。
ここから前白根までは開けた尾根沿いを進む。
漸く男体山、中禅寺湖など景色を楽しみながら進めるが、相変わらずラッセルがきつい。

風は弱まり、日が差す天候。
奥白根が見えるとようやく前白根到着。
この時点で予定時間よりも大分遅れており、奥白根は厚い雪に包まれている。
どうやら頂上までラッセルになりそうだと思い、愈々気分が萎える。
同じタイミングで前白根に到着した3名の方々とお話しすると、下山時間を考慮して前白根で引き返すとのこと。

とりあえず行けるところまで行こう!と一人気分を盛り上げて雪が飛んだ土の前白根を早々に降る。
降りた鞍部は適度に雪が締まっていたが、避難小屋への降りは激しいラッセル。
雪に半身以上埋もれた避難小屋に到着。ここで再度食事をとっていると、ソロの方が到着。
時間の関係もありここで折り返すとのこと。

避難小屋発。
昨年と同様自分の前にトレース無しの深いラッセル。
森林限界までスノーシューでも深く潜るしんどいラッセルが続き、樹林の合間を抜けながら斜面をジグザグに進む。
まだまだスノーシューが必要な分厚い積雪状態だが、急傾斜を進むために森林限界時点でピッケルとアイゼンを装着。
つぼ足でラッセルを続ける。

調子よく徐々に高度を上げていくと、脳裏の昨年の景色が目の前の景色に重なる。
男体山を中心に日光の山々を背に、黙々と両手両足を雪に突っ込みながら登ると、昨年の撤退地点を越えた!
下山が日没に間に合わない時間であったが、そのまま進む。
雪質を見て西側に移動すると、登りやすいことがわかり、そこから核心部を突破。

リッジに出ると頂上が目の前。
丸沼高原からの登山者2名が先行している。
下山時間が限られているが、この空間の余韻に浸りたいがために外周沿いに回り込みながら進み、雪に埋もれた奥社を過ぎ、山頂到着。
登頂に成功!
風がなく、過ごしやすい頂上。
ガスが抜けないためそれほど遠くまで見通せないが、山頂からのこの景色が見たかったのだ。
2名の方と写真を撮りあい、お話をしつつ山頂の時間を過ごし、下山に入る。
この時点で日没まで残り約2時間半。

下山も急傾斜は西寄りに取り、避難小屋に到着。
どうやら湯元ルートの奥白根登頂は本日自分一人。
ここで軽く食事をとっていると、2名の方が避難小屋に到着。
自分の奥白根登山を前白根から見ていた、時間を考えて避難小屋に宿泊するとのこと。

前白根に急ぐ。
徐々に影が伸びてきた。
しかし疲労でスピードを上げられず、黙々と進む。さすがに登山者には会わない。
外山鞍部辺りで日が落ち、暗い中をヘッドライトの明かりとトレースを頼りに下山。
昨年も下山しているので、暗い中でも不安感がない。

スキー場や、温泉街の明かりも見えてくる。
スキー場到着。暗闇での月明かりが眩しい。
黙々とスキー場を歩き、温泉観光客の賑わいの中を歩き、駐車場到着。
お疲れ様。

駐車場を出るときには19時を回っており、汗流しは昨年同様やしおの湯(510円)へ。
時間も遅いので食事は佐野SAで煮玉子入り佐野ラーメン(720円)。
渋滞もなく22時過ぎ帰宅。

奥白根再挑戦はラッセルの試練を加えられるも、なんとか登頂を成功することが出来、やり遂げた達成感に浸ってます。

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コメント

おめでとうございます!
あの日、鞍部までの急坂でご一緒していた者です!
無事に下山されたのですね!よかったぁ
下山後、予定のある身としては、前白根で時間切れだった私達。
山の中腹から、奥白根に向かうmfaysalさんの姿を見て、無事の登頂を願っていました。

私も次こそは、その頂きに立つぞー!
本当に、おめでとうございました!
2015/3/2 23:32
Re: おめでとうございます!
tanukimi様
ありがとうございます!
お二人に見守られていたのですね。

しかし雪の深い急坂はきつかったですね。
あの日は最初の急登から山頂まで雪深く、自分一人では奥白根山頂までたどり着けなかったと思います。

奥白根の湯元コースは長く、変化があって、天候が良ければ楽しいですね。
tanukimiさんの奥白根冬季登頂ヤマレコupを楽しみにしています!
2015/3/3 0:48
やりましたね!
登頂おめでとうございます!
昨年3月3連休に、あの急登斜面でお会いし、ともに撤退したことが懐かしく思い出されます

私はmfaysalさんが八つの天狗に登っておられた今年の1月24日に頂上に到達することができ感激しましたが、mfaysalさんも感極まったのではないでしょうか

湯元側からの奥白根登頂はお一人とのこと、前白根より道を切り開いて頂上まで行かれたとは凄いです。まさに雪と時間との戦いでしたね。今回こそはという意地のような強い想いがひしひしと伝わってきました

素晴らしい写真を拝見し、私も自分のことのように嬉しいです。今夜はmfaysalさんに祝杯を捧げたいと思います
2015/3/3 8:31
Re: やりましたね!
Pinball_1957さま
ありがとうございます。
なんと祝杯までしてくださるとは、恐れ多いことです。
当方も今回の登頂はうれしく、翌日に自分へのご褒美としてシャンパーニュを開けてしまいました。

Pinball_1957さんの奥白根を登頂した山行記録を拝見し、次は自分だ!と奥白根に登るチャンスを伺い、天候と自分のスケジュールが合った今回の再挑戦となりました。

登山当日はかなり雪深くて苦心し、結果なんとか登頂できましたが、昨年の途中撤退の経験があったからこそ、登頂の可否や、帰路のタイミング等の判断も不安なく決めることができました。
しかし疲れた頃にかかる急登での、一瞬滑落を意識するあの痺れる感覚は何とも言えません。

あらためてPinball_1957さま、ありがとうございました。
2015/3/3 22:06
私も1度3月に登って、雪が腐っていて避難小屋の登りの急登で敗退しました。
それが悔しくって、次の年の2月に登りに行き、無事登頂しました。
だから気持ちがよく分かります!!
あの急登を這うように登った後の頂上への道は本当にビクトリーロードですよね??

登頂おめでとうございます!!
2015/3/27 8:46
Re: 私も1度3月に登って、雪が腐っていて避難小屋の登りの急...
crystalchildさま
ありがとうございます!
同じ経験をされていたのですね。
湯元は長いのですが、人が少なく、変化に富んでいて、楽しいコースですね。
急登もいい練習になります。
登り切ったあとの山頂への道は、長い道のりの苦労が報われた、まさに登頂勝利への道でした。
2015/3/28 22:41
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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