剱岳(室堂から往復)33年ぶりのタテバイ、ヨコバイ
- GPS
- 14:01
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,821m
- 下り
- 1,823m
コースタイム
- 山行
- 2:45
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 3:39
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 10:31
天候 | 濃霧のち快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
33年ぶり!
立山黒部アルペンルート... 誰もが憧れる響き。ケーブルカーと高原バスで室堂に降り立つと、そこは爽やかな空気と彩とりどりの紅葉とが織りなす天上の夢の世界。。のはずが、降り立ったのは、冷たい雨と強風が入り混じった視界ゼロの苦行の世界。。風速20mの突風で、勇気ある撤退という言葉が脳裏をかすめ、全キャンで帰ろうか?と思わせる悪条件。明日はよくなる天気予報、それに今年は雨男ではないと信じ出発。
さすがに立山周遊は断念し、剣山荘まで直行の約4時間の道程。ひたすら霧の中を歩きます。
途中の剣御前小屋で休憩し何組かのパーティーと遭遇。
みなさん剣山荘までということで心強く、お互いの安全を祈って出発しますが、休んだ後は寒さがさらに応えます。なんとか山荘に到着。小屋の中は暖かくてホッとしますが、天候は引き続き霧と強風で、時折一瞬霧が晴れる程度。寒い中その一瞬を写真に収める努力。
夜中もビュービューボーボーと、風は暴れまわります。それでも天気予報を信じ、先日のどなたかの山行記録にあった「満点の星空」に淡い期待を抱いて3:00に起きましたが、相変わらず外は霧の中、視界はゼロ。期待が萎みそうになるものの、5:00ごろに、昨日仲良くなった方々と一緒に出発します。
1時間ほど登ったところで、徐々に上空が明るみ始めますが、剣山頂はいまだ見えず、現在地が分かりにくいので、「一服剣(手前のピークの)」てさっきのやつですかね?」「前剣(偽ピークとして有名)ってあれですか?」とウソばっかり言ってる間に、クサリや絶壁の難所に差し掛かります。
先行しておられた何名かは、そこここで登頂を断念されています。子供の頃なら嬉々として挑んだに違いない(それはそれで危険)コースも、恐怖心が先に立ちます。一歩一歩慎重に危険個所を進み、ついに!霧が晴れ、剣山頂が姿を現します。
デカイ!ゴツゴツ!カッコイイ!ライチョウも応援してくれてるよう。
登り最大難所である「カニのタテバイ」を過ぎ、終には頂上に到達!33年ぶりの感動再びです。
人も少なかったのでゆっくり頂上で過ごし、写真(同じようなのばっかり)を大量に撮影し天上世界を堪能しました。雲海上に、有名どころの山頂がポコポコだけがポコポコと島のように顔を出しているのを見るのは極上の喜びです。遠いですが富士山もよく視認できました。
北アルプスは25年ぶりくらいになりますが、「コレだよ、コレ!見たかったのは!」って感じの気分爽快な景色でした。
十分に網膜に焼き付けたあと、下山の途につきました。
帰りの方が気が抜けて危ないので、危険個所に最大の注意を払いながら、終始剣岳の雄姿に何度もため息をつきながら、下りてきました。
前日の悪条件を体感してからの天候回復で感動もひとしお、最高の山行となりました〜。
そして、、、ライチョウ沢、室堂では、昨日とはうって変わった素晴らしい紅葉を堪能しました。
翌日の新聞にもこの日の紅葉が記事で出ていたようで、まさにベストのタイミングで楽しめたようです。何より、ソロで行ったのですが、山小屋でご一緒したお二人と意気投合し、道中さんざん楽しいお話をしながら歩けましたので、非常に思い出深いものとなりました。
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