毛勝三山テント泊縦走 〜馬場島から大猫経由で片貝へ〜

2023年10月23日(月) 〜 2023年10月24日(火)

• GPS: 14:56
• 距離: 16.7km
• 登り: 2,114m
• 下り: 2,142m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:22
• 休憩: 0:03
• 合計: 5:25

12:12 馬場島荘
12:35 12:35 林道分かれ
12:51 12:53 ブナクラ取水堰堤
15:25 15:25 大猫平
17:02 17:03 大猫山
17:37 宿泊地

2日目

• 山行: 8:22
• 休憩: 1:06
• 合計: 9:28

4:55 宿泊地
6:25 6:31 猫又山
7:50 8:29 釜谷山
9:06 9:07 釜谷山と毛勝山南峰のコル
9:53 9:54 毛勝山南峰
10:00 10:06 ボーサマのコル
10:35 10:47 毛勝山
11:20 11:20 クワガタ池
11:46 11:47 モモアセ山
13:03 13:03 曲谷 三等三角点
14:19 14:19 毛勝登山口
14:23 東又第五発電所登山口

天候

23日　曇りのち晴れ
24日　晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

下山口の東又谷にチャリデポしてから車で馬場島へ

僧ヶ岳片貝東又谷コース登山口駐車場
https://maps.app.goo.gl/d81ksHjM589GLno39
片貝山荘から200mほど先に広場がある、駐車スペースは5台程度だが
周辺道路脇にも停めれそう。トイレ等はない

馬場島荘前公共駐車場　　
https://maps.app.goo.gl/EkmFvWcBQL8TJjSm8


東又出合　→ 馬場島　　自転車移動　
約46k 上り740m 下り686m (Google map調べ)

コース状況／危険箇所等

■馬場島〜大猫山〜猫又山
・猫又平までは急登
・1500m過ぎから徐々に雪、東芦見尾根は完全な雪面歩行で10〜20センチ
・大猫山周辺は藪漕ぎあり、猫又谷下降地点辺りまで断続的に続く

■猫又山〜釜谷山〜毛勝山
・釜谷山までは夏道あるようだが降雪後にて状態は不明
・釜谷山から先は尾根芯が藪なので東側斜面をトラバースしながら歩くことになる
　急斜面もあるので滑落注意
・毛勝山南峰辺りが一番の藪、しかし距離は短い

■毛勝山〜モモアセ山〜東又出合（西北尾根）
・毛勝山直下が急な下り、北斜面にて雪も氷結していた。滑落注意
・クワガタ池から先は一般的な登山道、1500m辺りまで雪面歩行だった

●装備は足元チェーンアイゼンのみ、その代わり手元はウィペット

写真

10/23 12:11

夜勤明けにてお昼からスタート！

10/23 12:45

散々迷った末、大猫経由にしました

10/23 12:44

妻からの誕生日プレゼント、TR-7♪
TR-4から大幅グレードUP

10/23 13:46

ブナの紅葉

10/23 14:22

正面が劔岳なんだけどガッスガス

10/23 14:41

1500mあたりから徐々に雪

10/23 15:32

大猫平

10/23 15:54

尾根から振り返って大猫平

10/23 16:06

劔岳のお出まし
夕方には見られると思っていた

10/23 16:36

展望の良い小ピークに仏様

10/23 16:41

劔岳
これだけ雪が付いたらもう自分は登れないだろう

10/23 16:42

左から赤谷山、白萩山、赤＆白ハゲ、大窓かな

10/23 16:43

大日三山

10/23 16:53

釜谷山と猫又山

10/23 16:56

夕焼けに染まる劔岳

10/23 17:36

大猫山過ぎた辺りで幕営
展望最高！

10/23 18:08

しかし張り終わった頃には真っ暗でした（汗

10/23 18:21

天然冷蔵庫でキンキンに冷えてました♪

10/23 18:39

夕食はもちろん鍋
20時過ぎには横になったがあまり寝れず…

10/24 4:57

〜翌日〜
5時出発、大猫山を過ぎてもトレースあり助かった

10/24 5:43

おはよう、劔

10/24 6:10

残念な御来光

10/24 6:26

辛うじて1文字だけ見えた(笑)

10/24 6:51

釜谷山へ向かう

10/24 7:02

やっとガスが切れだした
正面に白馬三山

10/24 7:14

右奥が毛勝山

10/24 7:35

マイトレース
程よく足が埋まるので丁度良かった

10/24 7:53

釜谷山登頂

10/24 7:55

大明神山

10/24 7:55

白山もクッキリ

10/24 7:59

富山市内と富山湾

10/24 7:59

昨日登った東芦見尾根。
真ん中の小ピークが大猫山だと思うが名前ほど目立たない

10/24 8:00

朝日岳

10/24 8:00

天狗の大下りから不帰嶮、唐松岳、五竜岳

10/24 8:00

鹿島槍、爺ヶ岳

10/24 8:00

手前が猫又山、その奥はもちろん劔

10/24 8:05

後立山の大展望見ながら朝食

10/24 8:29

正面が毛勝山南峰、右奥が本峰

10/24 8:55

嫌らしいトラバース

10/24 9:13

白馬三山

10/24 9:22

振り返って釜谷山

10/24 9:54

藪の中に毛勝山南峰
巻くことも出来るので結構レアかも？

10/24 9:57

毛勝山へ
残雪期にボーサマ谷から正面のルンゼを登ったのが懐かしい

10/24 9:58

振り返って猫又山と釜谷山
毛勝三山はそんなに離れてはいない

10/24 10:30

登頂！
猫又山も毛勝山も足跡は無かった

10/24 10:31

僧ヶ岳と越中駒ヶ岳

10/24 10:31

五竜と鹿島槍

10/24 10:36

記念撮影

10/24 10:38

キングを見納めして下山

10/24 10:46

西北尾根を下降

10/24 10:52

直下は急斜面、しかも北斜面にて雪が固い。
バックステップ＆ウィペット差し込んて慎重に下りる

10/24 10:59

緩くなったところからトレースあり

10/24 11:18

クワガタ池
お見事！

10/24 11:25

振り返って毛勝山
この斜面は雪が付いたら結構ヤバいと思う

10/24 11:46

モモアセ山
ピークを巻いてるので厳密には山頂ではない

10/24 12:17

造花みたいな生花

10/24 12:36

紅葉は1000m近くまで下りてきている

10/24 13:05

ブナ

10/24 14:04

楓

10/24 14:18

ゴール！

10/24 14:23

こんなところに私の自転車があるじゃないですか〜(笑)

10/24 18:23

約3,5時間の残業終了、お疲れ様でした

おしまい

撮影機器：

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

OM SYSTEM Tough TG-7 OMデジタルソリューションズ

感想

きや

今年はソロのテント泊を一度もしていない事に最近気づいた。数年前くらいまでは夏山シーズンに何度も行っていたが、妻が山にハマってくれたので、夫婦でのテント泊メインとなったのが主な原因。それ自体は嬉しい事だけどソロでも楽しみたい。

最近拝見した毛勝三山縦走のレコがとても良かったので、丸パクリでテント泊縦走を計画。初日が夜勤明けにて丁度良い。拝見したレコは日帰りだったけど私は泊まりなので何処を宿泊池にするか迷った。スタートを東又谷側なら毛勝山、馬場島なら猫又山辺りになりそう。しかしどちらも歩いたことが無いしお昼からしか登れないのでピークまで届かない危険もある。しかも数日前に纏まった降雪あり更にハードルは上がった。
前日の日曜日がピーカンで出発前に幾つか記録が確認出来た。その中によく拝見しているchari-zoさんのレコがあり大変参考になった。当初は馬場島スタートならブナクラ乗越経由のつもりだったが大猫山経由に変更。このコースなら例え猫又山届かなくても大猫山辺りでテント泊出来そうだし展望も良さそうだ。

当日は仕事場から下山口の東又谷に直行、チャリデポして馬場島へ向かう。予想通りスタートはお昼過ぎとなった。馬場島は過去何度も来ているが、劔以外に向かうのは初めて。
大猫平までは中々の急登、1組とスライドしたが予報より天気悪く1500m辺りで戻って来たそうだ。
私の方も大猫平辺りではガスガスだったが、東芦見尾根に出ると徐々ガスも抜け出し劔がバッチリ見えた。ここら辺は藪漕ぎもあったが、私は好きなのでさほど苦にならない。しかも足元は雪があるのでトレースバッチリ。
普通藪漕ぎはルーファイを伴うが、トレースがあるので今回は必要無かった。主も分かっているし(笑)。
夕日に染まる劔を眺めながらそろそろ幕営地を探す、やっぱり猫又山までは届かなかった。劔が真正面に見える良い場所に設営したが、張り終わった頃には真っ暗、翌日も夜中に出たので結局は何処に張っても一緒だったと言うオチ。

翌日は猫又山辺りで御来光予定も不発、晴れ予報なのになんで？。たぶん雲海の中だったよう。釜谷山まで行って晴れなければ戻ると決めて向かうと、途中から一気にガスが抜けピーカン。
積雪は10〜20センチ程度でトレース無し、ある程度時間は掛かるが行けそうだ。逆に嫌らしいトラバースも足が埋まるので安心出来た。

釜谷山山頂でカップ麺食べながら大展望を満喫、ほぼ無風で当然貸切。30分ほど休憩したがもっと居たかったくらい。しかし下山後のチャリもあるので後ろ髪引かれながら毛勝へ向かう。
南峰で少し藪漕ぎしたのち毛勝山本峰登頂、こちらも足跡が無かったので日曜日に登頂された方は居なかったようだ。
西北斜面を下りるとこの日初めて登山者とスライド、聞けば2日前の日曜日にここまで登って来たのだが、他の方と同様に山頂手前の急斜面で撤退したとのとこ。
地元の方で冬の毛勝山自体何度も登っておられるようだが、悔しかったのでリベンジに来たのだとか。もう現役引退され毎日が日曜日状態らしいが凄まじいモチベーションだと思った。果たして自分が同じ年頃になった時その馬力はあるだろうか？

あとは紅葉見ながら下山後デポしたチャリで馬場島へ。目標は3時間だったけど、30分ほどオーバー。早月川まで出た後の上りで2時間半くらい掛かった。確かTJARのトップランナーはミラージュランドから3時間くらいで馬場島まで行くんだよね？、ありえん！

積雪期の縦走は先の状況分からずリスクが大きいぶん達成感もある。下山後人力で戻れたのも結構嬉しい♪(お財布的にも！)
10月に2回も雪山楽しめたし、やっと今年初のソロテント泊も出来ました。