鋸岳:釜無川から・熊と遭遇!
- GPS
- 13:25
- 距離
- 29.5km
- 登り
- 2,213m
- 下り
- 2,203m
コースタイム
- 山行
- 10:36
- 休憩
- 2:33
- 合計
- 13:09
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
【自転車】林道ゲートから7Km地点まで入れます。その先は崩落箇所が有るため終点まで2.2Kmは徒歩です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■下山時林道終点の造林小屋(ログハウス)付近の河原で熊に遭遇しました(気にしながら歩いていたため30m程手前で発見し待避しました)。 かなり大型の個体で餌を探しているのかしばらく河原をうろうろしてました。 当面造林小屋付近でのキャンプはやめた方が良いと思います。入山者の少ない山域ですので、熊鈴や音をたてる等存在をアピールしながら歩く必要が有ります。 全般に特別危険な場所や分かりにくい所は有りませんが、一般ルートでは有りませんので踏み跡が薄くルートファインディングが必要な場所も有ります。稜線上には落ちたら命に関わる所が随所に有りますので初心者の方はベテランと同行しましょう。 とにかく長いです普通に山道を10時間以上歩ける体力は必須です。 林道7Km地点までは自転車でも入れますが、傾斜がキツいため殆ど押して行く事になりました。 その先2ヶ所林道の崩落箇所が有りケルンやピンテに導かれ河原に下りて迂回します。(詳細は写真で説明) 終点(9.2Km地点)の造林小屋(ログキャビン)から登山道です。最初は左岸に有る道を進みますがすぐに沢におり、荒れた沢筋をルーファイしながら進みます(徒渉も2.3回有ります) 富士川源流の道標からは道がはっきりします。 登りついた横岳峠からは稜線を進みます、三角点ピークまでは急登ですが危険は有りません。 三角点ピークから道は急峻になり数個の小ピークを越え角兵衛沢ノ頭、その先ひと登りで山頂です。三角点ピークから先は足場が悪く絶壁すれすれを歩くため慎重な行動が求められます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
|
---|
感想
鋸岳、若い頃は甲斐駒から縦走したり角兵衛沢を登ったりしてたのですが最近は崩落が酷く角兵衛沢は危険で釜無川の林道を詰めて登るのがメインルートになった様子。
釜無川ルートは危険な場所はなさそうですが林道が10キロ近いとのことで躊躇してました。
ただ私の山荘から鋸岳がよく見えるため見るたびに「登らねば!」と思い続けてました。
今回、林道歩きに最適な紅葉の時期を選び奮発して折りたたみ自転車を購入、満を持して数十年ぶりに鋸岳を訪れました。
この時期は夜明けが遅いため暗い中ヘッドランプを点けて自転車で出発、最初こそ快適に進んだのですがすぐに急坂でギブアップ、結局自転車は殆どの区間押して歩くことになりました。それでも9.2キロの林道の7キロ地点まで自転車で行けたので帰りはずいぶん楽になりました。
林道終点からはやや荒れた沢を登り横岳峠、その先は若干荒れているもののしっかりした道を進み三角点ピーク、その後岩場の稜線を鋸岳と順調に進みました。
コース自体は特に難しいところは無かったのですが、長い林道の後の急登、特に三角点ピークから先は細かなアップダウンが多く予想以上に時間がかかりました。
当初は昼頃に山頂に着いて15時過ぎには下山を目論んでいたのですが山頂に着いたのは13時半過ぎ、出発から8時間もかかってしまいました。
久しぶりの山頂は間近に甲斐駒を眺め北岳間ノ岳から遠く塩見岳まで眺められ、ここまで来た達成感とともに大満足しました。
この時期の日の入りは17時頃のため何とか明るいうちに下ろうと急いで元来た道を下山しました。
何とか日の入り直前の17時前に林道まで戻ってきて一安心して歩いていると、これから向かう河原に熊が居るのを発見しました。朝から全く誰にも会っておらず最近は熊出没のニュースも多いため気にして歩いていたのですがまさかこんな近くで会ってしまうとは、自分の居る林道から熊の居る河原までは30m程しか離れてませんでした。
日は沈んで辺りは薄暗くなってきましたが動くことができず、その場でしゃがんで待機、熊はこちらに来ることは無く河原をうろうろしながら去って行きましたが結局その場で30分程待機することになってしまいました。
暗くなった河原や林道をヘッドランプを点けて歩き自転車のデポしてある7キロ地点に到着、快適に飛ばせるはずの下りの林道も先が見通せない暗闇ではノロノロ下るしか無く熊に怯えて熊鈴をガンガン鳴らしながら下り、結局出発から13時間かけて無事に下山しました。
久々に訪れた鋸岳はなかなか簡単には登れませんでしたが、熊に合うハプニングを含めて、終始楽しみながら登ることができ充実した一日になりました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する