南アルプス 鋸岳ー甲斐駒縦走
- GPS
- 34:15
- 距離
- 39.8km
- 登り
- 4,508m
- 下り
- 4,752m
コースタイム
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 6:05
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 3:21
- 合計
- 10:45
- 山行
- 6:49
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 8:25
天候 | 12/28はれ 12/29はれ 12/30はれ 夜間ゆき 12/31ゆきのちあめ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
尾白の湯からタクシーで長坂駅 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
個人装備 |
ウエア:長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
中間着
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
ダウン
レイン
ゲイター
バラクラバ
ニット帽
冬靴<br />行動 :ザック
輪カン
アイゼン
ヘルメット
ピッケル
スリング120+60+環付大ビナ1+ビナ2
捨て縄
捨てビナ
スコップ
ストック<br />生活 :行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
燃料OD缶250x2
ガスヘッド
銀マット
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
<br /><br />アバランチ対策:ビーコン
プローブ
|
---|---|
共同装備 |
テントDunlopVS20(よ)
ロープ7.5?60m(mid)
テントライト(mid)
|
備考 | 休憩ごとに残置確認 |
感想
年末の合宿南アルプス鋸-甲斐駒班は12/28-12/31の日程で 釜無川ゲートから入り鋸岳-甲斐駒ヶ岳-黒戸尾根-尾白へ下りる計画だ。
12/28
富士見駅で合流しタクシーを待つ。8:40頃に乗車-ゲートには9:00。若干遅れ気味スタート。林道(工事用道路)を歩き崩壊地を河原から巻いてログハウスに着いたのが13:00。調子が良ければ三角点ピーク幕営が翌日の行程が楽になるのだが今回は横岳峠どまりだろう。この間積雪を予感させるものは何にもない。よって横岳峠では水が取れない。軽く休んだのち夏道をたどってゆく。水源で水をくむ必要があるからだ。2-3回渡渉して踏み跡・テープを参考に尾根の末端に取付いた。富士川水源で二人それぞれ2L〜2.6L汲んだ。晩飯・朝飯・明日の行動用として、明日はのぼりと稜線で日差しに晒されることを考えると妥当だと思えた。横岳峠まで標高差300mほどだが冬装備に加え水2L+の重量が足に応える。15時過ぎに横岳峠に到着。少し休んで設営
食事して日暮れには就寝
12/29
5:30出発。三角点ピークに8時過ぎに到着。少ないが水を作るのに十分な積雪量はあった。少し下って装備を付けた。ここでピッケルを忘れたことに気づく。痛恨のミス。急ぎ横岳峠までくだりピッケルを回収し戻ったのが11時半。約三時間ロスしてしまった。だが中ノ川乗越までならまだ間に合う。気を取り直して第一高点へ向かう。
いくつかの小ピークを越え角兵衛沢の頭に来ると第一高点が見える。12:50鋸岳山頂。ここからが本番で時間をロスしているのでこれから第二高点まで『ノーミスで確実に行かねば!』と気合を入れ直す。ここからは私が先行しまずは小ギャップ。ロープをセットしてロープダウン。コルを走る風でかなり山梨側にロープが流れる。懸垂下降して安全な位置に退避。壁は脆いのでそっと足をあてる。登り返しはルンゼの左側を登る。稜線まであがるとすぐに痩せ尾根になる。突先まで行かずに手前で一段下りてトラバースして向かいの斜面までゆく。雪がついている時はロープで確保した方がいい。そこからちょっと上がると鹿窓。天気がいいので窓から千丈を拝んで上に上がる。そのまま行くと第三高点。その延長線上に懸垂の支点があるはずだが右のほうを見るとケーブルのようなものが見えた。少し下りバンド伝いに近づくと支点があった。周囲は大きなテラスになっており積雪によっては分かりにくいかもしれない。今回はこれで相当時間短縮できる。二人降下後ロープをしまいガレ場をくだる。中アのまだまだ上の方に太陽がある。日没までに設営完了できそうだ、今日は水も作らないといけない。ガレ場から草付きの斜面へとトラバースし樹林帯に入ってから登り返す。踏み跡・テープをたどり稜線にでたら第二高点を目指して登る。第二高点到着15:50分,剣と一緒に写真を幕営地へ向かう。『中ノ川越へ』の看板付近で積雪を確認、今日は水が採れる。設営完了後日が落ちる。雪を集めていると徐々に冷え込んでくる。テントに潜り込んで湯を沸かして温まった。飯を食いながら水を作りはじめた。昨日より担いできた水が夕飯までできたので水づくりは2.6L程度で済んだ。
12/30
6:50スタート。直後から急登だが体力を温存しゆっくり登る。三ツ頭からは気持ちの良い縦走路で快適に進む。9:15六合石室。行動食を水分をとりウェアを整え山頂を目指す。ここからは半分こおった岩場の登行になる。標高が上がるにつれ多少積雪も増えてくる。12時過ぎに甲斐駒山頂。登山者が数名いた。写真撮ったり話したりお天気の山頂を楽しんだ。14時過ぎに七丈小屋のテンバに到着。テンバ代を支払い水とビールを補充しテントにもどり祝杯をあげた。予報通り夜中には降雪があり一面真っ白になった。
12/31
7:13小雪舞うなか下山開始。ふかふかの雪で下の状況が見えないので慎重に下る。黒戸山を越えると雪はまばらになり雨にになる。その後も雨は降ったりやんだり標高1500m付近から下は雪は無く落ち葉の中を歩くことになった。まるで秋の山。長い黒戸尾根を下り尾白川駐車場にたどり着いたのは13:25。更に30分歩いてベルガ尾白の湯。ここで山行は終了。4日間の汗を流して下界の飯を食いタクシーで長坂駅へ移動し帰途に着いた。
計画を4日+1にしたことと想像以上に雪が少なく天候に恵まれたせいでほぼ行程通りの山行だった。
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