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Yamareco

記録ID: 688051
全員に公開
ハイキング
甲斐駒・北岳

甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳

2015年07月30日(木) 〜 2015年07月31日(金)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
17:42
距離
21.9km
登り
2,453m
下り
2,494m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:59
休憩
1:43
合計
9:42
6:57
10
8:05
8:10
30
8:40
8:42
93
10:15
10:16
39
10:55
10:56
56
11:52
12:33
33
13:06
13:23
29
13:52
13:53
32
14:25
14:26
41
15:07
15:09
79
16:28
16:29
10
2日目
山行
7:14
休憩
0:45
合計
7:59
5:30
5:39
65
6:44
6:46
73
7:59
8:05
32
8:37
8:48
41
9:29
9:31
22
9:53
9:57
25
10:22
10:25
75
11:45
ゴール地点
天候 晴れ時々くもり
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
芦安駐車場。朝4時過ぎに着いて、バス停近くの駐車場はまだちょっとアキあり。
広河原行きの始発の乗合タクシーは、10台は出ていたような。

帰り、北沢峠のバス停は、お昼にはすでに人が多く並んで、臨時便が出たよう。
定時13時30分のバスも、2台で乗り切らず、その後臨時便が出たようです。

とにかく、乗れないということがないように、非常に苦心してやりくりしてくれているようです。利用者のほうも、大変な混雑でいらつくこともあるかもしれないけど、紳士的な対応が求められるのでは。
予約できる山小屋
馬の背ヒュッテ
北沢峠 こもれび山荘
朝の乗合タクシー。3台目に乗ったけれど、後ろに延々と続いています。
朝の乗合タクシー。3台目に乗ったけれど、後ろに延々と続いています。
夜叉神ゲートが開くのを待ちます。
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夜叉神ゲートが開くのを待ちます。
こんな感じでタクシーが並んでる。ゲート前にトイレがあるので、時間ぎりぎりになる前に行っとくといいかも。
こんな感じでタクシーが並んでる。ゲート前にトイレがあるので、時間ぎりぎりになる前に行っとくといいかも。
広河原。天気はよさげ。
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広河原。天気はよさげ。
広河原に飾ってある北岳の枕状溶岩。北岳も、昔は海の中だったってことですね。
広河原に飾ってある北岳の枕状溶岩。北岳も、昔は海の中だったってことですね。
北沢長衛小屋のテント場。ぎっしりというほどではなかった。向こうに摩利支天が見えます。
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北沢長衛小屋のテント場。ぎっしりというほどではなかった。向こうに摩利支天が見えます。
テント場から、小仙丈ヶ岳。高いですねえ。。。
テント場から、小仙丈ヶ岳。高いですねえ。。。
仙水峠への沢沿いの道。
仙水峠への沢沿いの道。
上部では、まるで賽の河原のような岩ごろごろの中、峠へ。
2015年08月01日 09:35撮影
8/1 9:35
上部では、まるで賽の河原のような岩ごろごろの中、峠へ。
仙水峠に着いた。
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仙水峠に着いた。
峠から、登ってきた道を振り返って。仙丈ケ岳がちょうど見えます。
峠から、登ってきた道を振り返って。仙丈ケ岳がちょうど見えます。
摩利支天がものすごい迫力。頂上は雲の中。あそこまで登るのかと思うと、ちょっと気が遠くなってきます(^^;
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摩利支天がものすごい迫力。頂上は雲の中。あそこまで登るのかと思うと、ちょっと気が遠くなってきます(^^;
登りはじめてしばらく、栗沢山、アサヨ峰。
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登りはじめてしばらく、栗沢山、アサヨ峰。
途中、ホシガラスがたくさんいました。
2015年07月30日 09:09撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
7/30 9:09
途中、ホシガラスがたくさんいました。
大分登ってきた。
大分登ってきた。
一瞬、頂上の雲が晴れた瞬間。まだまだ高いですねえ。
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一瞬、頂上の雲が晴れた瞬間。まだまだ高いですねえ。
やっと着いた駒津峰。雲が多く、展望はあまりなし。
1
やっと着いた駒津峰。雲が多く、展望はあまりなし。
駒津峰から岩がちな稜線を進む。
駒津峰から岩がちな稜線を進む。
六方石の脇を通って(道標の「六方石」の、「方」の上の棒が消されていて、しばらく「六万石」だと思っていた。消したの誰だw)、
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六方石の脇を通って(道標の「六方石」の、「方」の上の棒が消されていて、しばらく「六万石」だと思っていた。消したの誰だw)、
最後の鞍部で、直登ルートと巻き道に分かれるので、直登します。
最後の鞍部で、直登ルートと巻き道に分かれるので、直登します。
鎖とかロープはないです。難所っていう感じではない。
鎖とかロープはないです。難所っていう感じではない。
赤い矢印がついているので、迷うことはないでしょう。
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赤い矢印がついているので、迷うことはないでしょう。
上部、岩脈の横を登る。
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上部、岩脈の横を登る。
頂上。霧の中。
しばらく待っていたら、何となく雲が切れそう。鋸岳方面。
しばらく待っていたら、何となく雲が切れそう。鋸岳方面。
真っ白な砂。
下り始めた途端、晴れてきました。
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下り始めた途端、晴れてきました。
摩利支天頂上。誰もいない。
2
摩利支天頂上。誰もいない。
摩利支天頂上から甲斐駒。
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摩利支天頂上から甲斐駒。
白い岩と砂と、白い花。
白い岩と砂と、白い花。
石の脈が、岩の中に続いたり、交差したりしてます。どうやって堆積した? クロスラミナみたいなものでしょうか。
石の脈が、岩の中に続いたり、交差したりしてます。どうやって堆積した? クロスラミナみたいなものでしょうか。
巻き道ルートで六方石に戻って。鋸岳が姿をあらわしてた。
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巻き道ルートで六方石に戻って。鋸岳が姿をあらわしてた。
駒津峰近くから、甲斐駒。
2
駒津峰近くから、甲斐駒。
双児山から、駒津峰と甲斐駒。
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双児山から、駒津峰と甲斐駒。
北沢峠に戻ってきました。
北沢峠に戻ってきました。
次の日、4時前に出発。仙丈ヶ岳。テント場そばからの近道ルートです。
次の日、4時前に出発。仙丈ヶ岳。テント場そばからの近道ルートです。
三合目あたりで、夜明け。甲斐駒。
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三合目あたりで、夜明け。甲斐駒。
日の出の赤い木漏れ日。
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日の出の赤い木漏れ日。
今朝は北岳もきれいに見えています。肩の小屋も朝日で光ってる。
2015年07月31日 05:31撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
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7/31 5:31
今朝は北岳もきれいに見えています。肩の小屋も朝日で光ってる。
鳳凰山も。
小仙丈ヶ岳の登り。森林限界を抜けた。もう暑いので、ハイマツや石楠花の朝露で濡らしながら登りました。
小仙丈ヶ岳の登り。森林限界を抜けた。もう暑いので、ハイマツや石楠花の朝露で濡らしながら登りました。
小仙丈ヶ岳。カールがきれいです。
2
小仙丈ヶ岳。カールがきれいです。
北岳、間ノ岳から、塩見岳への展望。
2015年07月31日 06:44撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
1
7/31 6:44
北岳、間ノ岳から、塩見岳への展望。
朝露に濡れたチングルマ。
朝露に濡れたチングルマ。
仙丈ヶ岳への登りも、けっこう大変そう。
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仙丈ヶ岳への登りも、けっこう大変そう。
登りきると、藪沢側のカール、頂上への道が見えました。
2
登りきると、藪沢側のカール、頂上への道が見えました。
藪沢カールと仙丈小屋。
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藪沢カールと仙丈小屋。
イワギキョウかな?
イワギキョウかな?
頂上より。北アルプスは、槍穂高、乗鞍と、3000m以上だけが靄の上に浮かんでいました。
2015年07月31日 08:08撮影 by  iPhone 4S, Apple
3
7/31 8:08
頂上より。北アルプスは、槍穂高、乗鞍と、3000m以上だけが靄の上に浮かんでいました。
仙丈小屋裏手。これは、ここがカールであった証拠の、氷河で削られた岩ではないかと。
仙丈小屋裏手。これは、ここがカールであった証拠の、氷河で削られた岩ではないかと。
仙丈小屋を過ぎて、馬の背方面と鋸岳。
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仙丈小屋を過ぎて、馬の背方面と鋸岳。
地形が手にとるように見えます。
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地形が手にとるように見えます。
馬の背に向かう稜線は、気持ちいいです。
2
馬の背に向かう稜線は、気持ちいいです。
馬の背ヒュッテへの分岐から見る甲斐駒。
馬の背ヒュッテへの分岐から見る甲斐駒。
藪沢を越えて、藪沢の頭に戻ります。大平山荘のほうに行こうかとも思ったのだけど、ちょうどすごい人がそちら方面から登ってきていたので。
藪沢を越えて、藪沢の頭に戻ります。大平山荘のほうに行こうかとも思ったのだけど、ちょうどすごい人がそちら方面から登ってきていたので。
藪沢小屋はやってないんですね。
藪沢小屋はやってないんですね。
トリカブトがきれい。
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トリカブトがきれい。
藪沢のトラバース路は、いくつも沢を乗り越えます。非常に涼しい道なので、夏はおすすめ。
藪沢のトラバース路は、いくつも沢を乗り越えます。非常に涼しい道なので、夏はおすすめ。
テント場に戻ってきた。
テント場に戻ってきた。

感想

アプローチが長く面倒だし、混むようなので、なかなか行く気になれなかったけれど、ここはがんばって甲斐駒と仙丈に行ってきました。北沢峠からの往復。仙丈は子どものころ以来です。40年くらい前か?(^^;

朝4時過ぎに芦安に着いて、トイレそばの駐車場に何とか入れました。乗合タクシー10台以上連なって広河原、いっぱいのバスに乗り換えて北沢峠に到着。天気はいいようです(その後山は雲がちになり、お昼過ぎてまた晴れてきました)。
長衛小屋のテント場にテントを張って、すぐ仙水峠経由で甲斐駒に。峠からの登りは、長く急で、かなりきついです。曇りがちだったのでまだよかったけど、快晴だったら暑さでやられてたかも。仙水峠以降は途中水場がないので、晴れだったら水は持てるだけ持ったほうがいいかも。
甲斐駒は、真っ白な砂と岩が青い空と似合ってとてもきれいでした。摩利支天にも寄ってきました。日帰り組の、最終バスに間に合う時間を過ぎると、急に人が少なくなって山は静かになる感じ。帰りは双児山経由で北沢峠に下りました。

次の日は、仙丈ヶ岳です。4時前にテントを出発、真っ暗な中、二合目への山腹ルートを登り、三合目付近で夜明け。森林限界を越えるころはもうかなり暑く、石楠花やハイマツの朝露で濡らしながら、登りました。
頂上では、大分雲も出てきたけれど、槍穂、乗鞍、御岳、中央アあたりは靄の海に浮かんでいるのが見られました。
仙丈小屋は水場も近いし(この水場最高です)、いいところですね。カールの中ってほんと居心地いい。
馬の背ヒュッテ付近は、シカ避け網が多いです。周辺はマルバダケブキとバイケイソウの群生が目立ちましたが、これはシカの影響かな?(どっちもシカは食べない)馬の背の稜線上に見られた、網に囲われた範囲と、網を倒した範囲の植生の違いを見ると、どうやら実験中なようです。
あと、馬の背ヒュッテから藪沢を渡り、藪沢ノ頭へのトラバースの道、涼しい沢(というかもうずっと滝みたいなもの)をいくつも横切り、まったく暑くなくとても快適でした。夏にはおすすめです。

天気にも恵まれ、とてもよい山行でした。
でも、やっぱりアプローチが大変すぎる。北沢峠に行くだけで1日仕事。さらに7月末とはいえ平日なのに、相当な人出でびっくり。
ちなみに北沢峠付近、ハネカクシという虫が大量発生していて、テント場やバス停でも常にまとわりつかれます。

そういえば、雷鳥もカモシカも見なかったけれど、帰りの芦安の駐車場で、サルを見ました(^^;

【交通】※繁忙期のため、臨時便が繰上げ増発されている可能性あり。

芦安駐車場→広河原
乗合タクシー(9名乗)料金:¥1200、所要時間:45分、始発目安:5:00
雑感:夜叉神ゲート開門時間は5:30。早出のバスもここで待つことになります。ハードな山道ですが熟練ドライバーの腕が唸ります。


広河原→北沢峠(B運行)
マイクロバス(30人超程度) 料金:\760、所要時間:17分、始発時間:6:58
雑感:混雑時は補助席まで満席。荷物は抱えて乗るので小さくまとめるのが吉。

【テント場】
夜〜朝の気温は17度前後といったところ。寒がりの私ですが、快適温度13℃のシュラフで暑からず寒からずでした。
防寒具はモンベルのライトシェルのみでOKでした。

給水は可能ですが、沢へ流れ込むため、洗い物などは不可。
長衛小屋のトイレは綺麗。協力金が必要。
雑感:平日だが、複数の学校の夏合宿と重なったようで大型テントがひしめいていました。混んでいた割には聞こえてくるのは沢音だけで快眠でした。


【甲斐駒ヶ岳】
トイレは峠で済ませておくのが吉。登山道にはありませんでした。
山頂〜駒津峰間は日光を遮るものがなく、日焼けと喉の渇きがありました。
山頂直下の直登ルートは、岩場がよほど苦手ということでなければ平気かと思います。
水は2リットル持って行って全部飲み干しました。
【仙丈ケ岳】
こちらはところどころに小屋があり、水場や沢もあります。山頂の前後しばらくは日光を遮るもの無し。暑くてバテました。

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コメント

はじめまして。
今度職場の人たちとこのコースで歩くので大変参考になりました。
岩場のあたりはコースタイム短縮できるかな?と思ってたんですが、写真を見る限りじゃ難しそうですね。
それとハネカクシ、小屋の方にも電話で聞いていたのですがやはり多いんですね。
2015/8/2 2:41
Re: はじめまして。
岩場に多少慣れていれば、そこまで難しいわけではないので、気分転換になりますね。とにかく仙水峠から急登が続き、最後の登りは精神的にもきついので、自分たちは岩場で助かりました。
時々かまれてちくっとするし、ハネカクシはとにかくうざかったです。白っぽいテントに特にくっついてきます。バス停でおばさんが延々と虫への文句を言い続けていました(^^;
晴れるといいですね!
2015/8/2 9:14
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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