槍沢から槍ヶ岳へ

2015年07月23日(木) 〜 2015年07月26日(日)

• GPS: 20:03
• 距離: 29.8km
• 登り: 1,739m
• 下り: 1,664m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:10
• 休憩: 1:43
• 合計: 7:53

10:06 明神館
10:10 10:10 徳本口(徳本峠分岐)
10:51 11:05 徳澤園
11:17 11:17 新村橋(パノラマ分岐)
11:58 12:18 横尾 (横尾山荘)
13:00 13:00 槍見河原
13:22 13:36 一ノ俣
13:43 13:43 二ノ俣
14:10 14:25 槍沢ロッヂ
14:48 15:28 赤沢岩小屋（ババ平）
17:59 宿泊地

2日目

• 山行: 8:42
• 休憩: 3:14
• 合計: 11:56

4:45 宿泊地
5:09 5:09 槍沢大曲り
5:58 6:04 槍沢・天狗原分岐
7:46 8:06 殺生ヒュッテ
8:37 11:01 槍ヶ岳山荘
12:28 12:46 槍沢・天狗原分岐
13:21 13:21 槍沢大曲り
14:50 14:50 赤沢岩小屋（ババ平）
15:08 15:08 槍沢ロッヂ
15:34 15:39 二ノ俣
15:46 15:47 一ノ俣
15:57 15:57 槍見河原
16:41 横尾 (横尾山荘)

3日目の、横尾から上高地は省略。明神から梓川右岸に渡り、上高地自然探究路を通ってビジターセンターに向かった。

天候

雨のち晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

大阪駅より夜行バスにて上高地へ

コース状況／危険箇所等

よく整備されており、歩行には全く問題なし。

その他周辺情報

ババ平のキャンプ場は、現在工事中。すぐそばの河原に仮テント場あり。水場とトイレは従来通り使用可能。槍沢ロッジで宿泊手続きを済ませること。

写真

7/24 8:50

夜行バス・電車・タクシーを乗り継いで、8：50やっと上高地に到着。雨が降っていて、穂高も見えない。ちょっと、テンション下がり気味。

7/24 9:15

小雨の降る中、ババ平らのテント場をめざす。荷物が重い。

7/24 9:18

いつもは人でごった返している河童橋付近も、雨のせいで人が少ない。

7/24 9:19

観光客を横目に、足早に明神へ

7/24 9:45

明神岳もガスがかかっている。

7/24 9:56

コースタイムより15分以上早く、明神到着。休憩もそこそこに出発。

7/24 10:12

徳本口通過。

7/24 10:43

雲の動きが速い。だんだん雨が小降りになってくる。

7/24 10:49

徳澤ロッジ前。今年は工事中で使用できない。

7/24 11:00

徳澤園前で休憩。ここまでビールが300円。ここから値段が跳ね上がるので、みな、好みの嗜好品を購入。また、荷物が重くなった。(~_~;)

7/24 11:10

徳澤分岐通過。

7/24 11:20

SLが、ここからもパノラマコースに行けると説明してくれた。

7/24 11:20

新村橋通過。

7/24 11:34

長堀沢通過。このあたりから、沢沿いを進む。雨はすっかり上がって、蒸し暑くなってくる。

7/24 11:34

長堀山への分岐。

7/24 11:39

すっかり雨も上がって、表銀座の山々が見えてくる。

7/24 11:43

ホタルブクロ。六甲で見るのより、3倍くらい大きい。

7/24 11:45

立石通過。川沿いの木の橋を何度か渡る。

7/24 11:59

横尾到着。ここで、先発隊が4人先行して、テント場をめざす。

7/24 12:00

横尾大橋からの眺め。だんだん雲が晴れてきたが、まだ穂高連峰は見えない。

7/24 12:07

横尾山荘前でしばらく休憩してから出発。ここまで、コースタイムの三分の二くらいの時間で進んできた。

7/24 12:21

横尾分岐。9月の山行では、ここへ下ってくる予定。

7/24 12:42

ワサビ沢の入り口。このあたりから傾斜がだんだん急になって来る。

7/24 12:48

水場。涼しい〜

7/24 13:02

槍見河原。槍らしきものは、全く見えず。止まらず通過。

7/24 13:24

一ノ俣の橋を渡る。

7/24 13:30

一ノ俣沢分岐。しばし休憩。暑い…

7/24 13:40

崖崩れ場所を通過。

7/24 13:45

二の俣沢分岐を通過。

7/24 13:48

このあたりから、川沿いは「槍沢」と名前が変わる。

7/24 14:21

槍沢ロッジ到着。テント場の使用予約を済ませる。

7/24 15:35

カブト岩通過。

7/24 15:37

クルマユリが咲いていた。

7/24 16:17

やっとババ平の仮テント場に到着。先発隊は、1時間以上前に到着して、場所取りや準備をしてくれていた。

7/24 17:03

今夜の夕食。野菜たっぷりのカレー。

7/24 17:17

いただきま〜す。
長い一日が終わった。明日は槍ヶ岳登頂。がんばるぞ〜！

7/25 3:38

3:00起床で、テント内で朝食。昨日の残りのカレーをそうめんでいただく。

7/25 4:49

薄暗い中、荷物をデポしてテント場を出発。

7/25 5:05

だんだんと明るくなってきたところに、雪渓出現。

7/25 5:24

向こうに、槍沢モレーンも出現。

7/25 5:35

大きくクレバスのあいた危険な雪渓。

7/25 5:35

この後、何度も雪渓を渡る。

7/25 5:47

雪渓を渡るとお花畑が出現。

7/25 5:48

ニッコウキスゲも咲いている。

7/25 6:05

ガレた急斜面のつづら折れを登っていくろ、天狗原分岐。今回は、まっすぐ殺生ヒュッテをめざす。

7/25 6:07

槍沢モレーン帯を通過。氷河の跡。

7/25 6:53

高山植物もあちらこちらに出現。

7/25 6:54

何度めかの雪渓渡歩。

7/25 6:57

ついに、槍の穂先が見えた。

7/25 7:10

穂先をめざして雪渓を渡る。

7/25 7:44

殺生ヒュッテに寄り道して休憩。槍の肩まであともう少し。

7/25 7:49

坊主岩小屋の前。振り向くと、富士山が見えていた。

7/25 8:11

殺生分岐へ。

7/25 8:47

槍ヶ岳山荘まであと110m。ジグザグの登りがきつい。

7/25 8:47

槍ヶ岳山荘が目の前に見えた。

7/25 8:47

槍の穂先に向かう人が見える。風が強くなってきた。

7/25 8:50

やっと、槍ヶ岳山荘に到着。リーダーが、全員の体調をチェックして、穂先に向かうかどうか判断する。

7/25 9:07

山荘に、荷揚げのヘリが到着。すごい音と風。

7/25 9:23

山荘前から、穂高連峰を望む。

7/25 9:23

リーダーとH江氏は残って、他のメンバーは山荘を後にして穂先に向かう。

7/25 9:25

高度のある岩稜を登っていく。今日は、人が少なく登りやすい。

7/25 9:32

梯子、鎖を何度かやり過ごして、槍ヶ岳山頂に到着。360度の大パノラマが我々を迎えてくれた。

7/25 9:32

社の後ろ側に、北鎌尾根と北鎌独標が見える。いつか、登ってみたいけど、本当に登れるのだろうか…

7/25 9:43

三角点タッチ。

7/25 9:43

穂高連峰と、どこまでも続く絶景。遠く、白山まで見える。

7/25 9:44

西鎌尾根と裏銀座の峰々。

7/25 9:50

笠ケ岳もすぐ目の前に。

7/25 9:58

名残惜しいほどの絶景を後にして下山。

7/25 10:58

ババ平めざして下山する頃には、穂先はすっかりガスの中。本当に、待っててくれていたように、運が良かった。

7/25 13:00

めずらしいザゼンソウが…

7/25 14:42

ババ平に到着。テントを撤収して横尾をめざす。荷物がとたんに重くなって、メンバーも疲労気味。

7/25 16:42

やっとのことで横尾到着。お疲れ様でした。

7/26 6:04

4:00起床で6:00出発。いよいよ北アルプスともしばしの別れ。

7/26 6:16

一昨日とはうってかわって、朝から快晴。

7/26 6:43

梓川沿いの景色も美しい。名残惜しい…

7/26 7:16

7/26 7:55

明神到着。ここから、自然散策路を通ることに。

7/26 8:18

明神橋を渡る。

7/26 8:23

穂高神社にお礼参り。最後まで、旅の無事をお祈りする。

7/26 8:59

自然散策路へ。

7/26 9:01

木道と湿原が美しい。

7/26 9:05

子どもの頃から、全く変わらない静かな美しい景色に酔いしれる。

7/26 9:22

焼岳が見えてきた。

7/26 9:35

吊り尾根。

7/26 9:36

岳沢湿原から見える、霞沢岳。

7/26 9:52

涸沢と、ザイテングラートと穂高。いつも、心の片隅にある光景。又来るから、待っててね！

撮影機器：

FinePix J30 富士フイルム

装備

備考

夜は気温が10℃程度まで下降。昼間は20度近くまで上昇。衣服調整を的確に行うこと。

感想

lilyca

2年ぶりの北アルプス。大けがをしてから、1年5か月ぶりのテント泊山行。自分の中で多少の不安はあったが、ずっと続けてきたトレーニングの成果を信じて出発。
バス・電車・タクシーを乗り継いて到着した上高地は予報通り雨。台風の動きも気になるし、絶景を望むのは無理かなと半ばあきらめて、とにかく無事に行程をこなして下山できたらよしとしようと心に誓っての出発だった。だがしかし、予想に反してだんだん天気は良くなって、槍の穂先に着いたときは雲一つない快晴。予想もしなかった絶景が迎えてくれた。メンバーの体調も問題なく、皆で槍の穂先に立ち、思う存分絶景を楽しんだ。帰りも順調に進み、大満足で上高地に到着。ちょっとした手違いで、温泉には入れなかったけど、ビジターセンターでシャワーを浴びてさっぱりして、お土産を手に無事に松本帰着。松本からは、運よく大阪直通の特急に乗ることもできて、楽々で関西まで戻ってこれた。本当に、いろんな運に恵まれたいい山行だった。