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Yamareco

記録ID: 784909
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ハイキング
奥多摩・高尾

まったり南高尾山陵のはずが、レスキュー

2015年12月27日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:12
距離
18.9km
登り
1,302m
下り
1,401m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:35
休憩
2:32
合計
7:07
9:34
9
9:43
9:48
24
10:12
10:13
11
10:24
10:26
18
10:44
10:48
18
11:06
11:38
32
12:10
12:10
25
12:35
12:46
7
12:53
14:04
12
14:16
14:16
4
14:20
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16
14:36
14:36
6
14:42
14:46
5
14:51
14:51
13
15:04
15:07
19
15:26
15:32
6
15:38
15:40
43
16:23
16:34
7
金毘羅山周辺で時間が掛かっているのが、救急対応していた時間になります
倒れてた場所が金毘羅山から西山峠方面へ下って約50mほどのところで、山頂付近へは何度も往復しています
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR中央線高尾駅下車、京王バス小仏行終点下車
コース状況/
危険箇所等
危険個所はなし
今日のスタート地点、小仏BS
好天の今日、ここで下車したハイカーが多かったこと
今日のスタート地点、小仏BS
好天の今日、ここで下車したハイカーが多かったこと
当初の予定では小仏峠〜城山だったのですが、この道標を見ると吸い込まれるように景信方面へ、不思議です
当初の予定では小仏峠〜城山だったのですが、この道標を見ると吸い込まれるように景信方面へ、不思議です
ひと汗かいた後に景信の山小屋が見えてきました
今日は素通りですが、あと1か月後には餅つきに訪れますので、その際にはよろしくお願いいたします
ひと汗かいた後に景信の山小屋が見えてきました
今日は素通りですが、あと1か月後には餅つきに訪れますので、その際にはよろしくお願いいたします
なぜか必ずシャッターを押してしまう、狸さん
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なぜか必ずシャッターを押してしまう、狸さん
軽く汗をかいた後に城山へ、ここで昼食をとります
名物のなめこ汁(@250)
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軽く汗をかいた後に城山へ、ここで昼食をとります
名物のなめこ汁(@250)
持参したゆずを刻んで、なめこ汁へ
大変おいしゅうございました
2
持参したゆずを刻んで、なめこ汁へ
大変おいしゅうございました
ちょっと霞んでいますが、スカイツリーが見えました
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ちょっと霞んでいますが、スカイツリーが見えました
城山を通り過ぎ、南高尾山陵(大垂水方面)へはここで折れます
ここから先は自分にとって初めての山域になります
城山を通り過ぎ、南高尾山陵(大垂水方面)へはここで折れます
ここから先は自分にとって初めての山域になります
いきなりの急坂を下ると、気持ちのいい道を歩くことになります
高尾山系と違い、ここを歩く人はかなり少なかったです
が、トレランは多し(マナーは非常に良かったです)
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いきなりの急坂を下ると、気持ちのいい道を歩くことになります
高尾山系と違い、ここを歩く人はかなり少なかったです
が、トレランは多し(マナーは非常に良かったです)
国道20号を陸橋で渡ります
国道20号を陸橋で渡ります
20号を渡ると道が細くなり、すぐ横が崖、その向こうに20号を見ながら歩くことになり、ここだけは注意して歩きました
2
20号を渡ると道が細くなり、すぐ横が崖、その向こうに20号を見ながら歩くことになり、ここだけは注意して歩きました
人少ない、歩きやすい、木漏れ日の中、大変気持がいいです
3
人少ない、歩きやすい、木漏れ日の中、大変気持がいいです
南高尾の最高点大洞山(おおぼらやま:536m)
ベンチ、テーブルもありますので、お休みにはいいポイントです
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南高尾の最高点大洞山(おおぼらやま:536m)
ベンチ、テーブルもありますので、お休みにはいいポイントです
笹の中を歩きます
笹の中を歩きます
金毘羅山(515m)です
手細工のリュック掛けがありますが、今日のリュックは40Lサイズ
下手に掛けると壊しかねないので、心の中だけで楽しませて頂きます
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金毘羅山(515m)です
手細工のリュック掛けがありますが、今日のリュックは40Lサイズ
下手に掛けると壊しかねないので、心の中だけで楽しませて頂きます
金毘羅山からの下り、笹を何気なくシャッターを切りました
この時には気づいていませんでしたが、この先に大変な出来事に遭遇しました(偶然青いリュックが写っていますが、これです)
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金毘羅山からの下り、笹を何気なくシャッターを切りました
この時には気づいていませんでしたが、この先に大変な出来事に遭遇しました(偶然青いリュックが写っていますが、これです)
ヘリで要救を釣り上げました
5
ヘリで要救を釣り上げました
もう自分らには、何もすることができません
ただひたすら何とか助かってくれと祈るだけです
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もう自分らには、何もすることができません
ただひたすら何とか助かってくれと祈るだけです
消防の方に聴取を受けたあと、山行を再開します
多分、中沢山の観音像?
ここであの方の無事を祈らせて頂きました
消防の方もここで集まれていましたので、思っていたことは同じだと思われます
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消防の方に聴取を受けたあと、山行を再開します
多分、中沢山の観音像?
ここであの方の無事を祈らせて頂きました
消防の方もここで集まれていましたので、思っていたことは同じだと思われます
見晴らし台から津久井湖を望みます
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見晴らし台から津久井湖を望みます
西山峠
あの現場から一緒に歩いてきました方は、駐車場の門限があるため、ここで先に行って頂きます
西山峠
あの現場から一緒に歩いてきました方は、駐車場の門限があるため、ここで先に行って頂きます
泰光寺山(たいこうじさん:475m)
このあたりには巻道が多いのですが、自分はすべて巻かずに歩いています
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泰光寺山(たいこうじさん:475m)
このあたりには巻道が多いのですが、自分はすべて巻かずに歩いています
ここから下ると林道を経由して20号に出られるのですが、まだ時間的に余裕がありそうなので尾根歩きを続けます
ここから下ると林道を経由して20号に出られるのですが、まだ時間的に余裕がありそうなので尾根歩きを続けます
榎窪山(420m)
自分の持参したガイドブックには、この山の情報はありませんでした
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榎窪山(420m)
自分の持参したガイドブックには、この山の情報はありませんでした
草戸山(364m)
この先、地図で見る限り高尾山口まで距離はあまりないように見えたが、細かいアップダウンが続くようになってきました
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草戸山(364m)
この先、地図で見る限り高尾山口まで距離はあまりないように見えたが、細かいアップダウンが続くようになってきました
時間的にも16:00を回り、この先に夕暮れが見えたかと思ったのですが方向が違いました
そろそろエスケープできるところ、ヘッデンを用意しなきゃと、色々と考えながら歩いています
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時間的にも16:00を回り、この先に夕暮れが見えたかと思ったのですが方向が違いました
そろそろエスケープできるところ、ヘッデンを用意しなきゃと、色々と考えながら歩いています
四辻に到着、ここまで来れば一安心、あと300m
チョコを一口、プラティパスの水(約1L)を捨てて身軽になります
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四辻に到着、ここまで来れば一安心、あと300m
チョコを一口、プラティパスの水(約1L)を捨てて身軽になります
日のあるうちに、舗装道まで降りてくることができました
この先には高尾山口駅があり、あとちょっと歩けば今日の山行はお終いです
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日のあるうちに、舗装道まで降りてくることができました
この先には高尾山口駅があり、あとちょっと歩けば今日の山行はお終いです
消防からこのようなカードを頂きました(自宅にて撮影)
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消防からこのようなカードを頂きました(自宅にて撮影)

感想

前日の26日(土)は会社山岳部で定年を迎える方がいて記念山行と称して大塚山、御岳山で猪鍋、酒の大宴会w
半分歩荷要員として参加したので、当日は40Lリュックを持参
今朝起きてからまた山へ行きたくなり、気軽に歩けそうな南高尾山陵をチョイス
高尾山を歩くには大げさすぎるリュックだが、中身を入れ替えるのは面倒なので、水と食料の補給だけで、そのまま家を出る
高尾駅着が9:00頃で十分に遅い時間帯、まぁ歩きなれた道なんでまったりと景信、城山を歩く

その後、南高尾山陵へ入ったのだが、金毘羅山頂上から50mほど下った場所で何やら人だかりができている
覗き込むと倒れている人がいて、心臓マッサージが行われていました
また同時に救急要請(幸い携帯が繋がる場所だったようです)、体温を落とさないようにエマージェンシーシートに巻かれている状態でした
この方は単独のようで、所持品から45歳の男性、ちなみに誰も倒れた瞬間を見ていないこと

倒れていた方の手を触ると、明らかに冷たくなっている
自分も、着ていたダウンを被せて、山靴を脱がせて、声をかけ心臓マッサージを交代(心臓マッサージは体力を使うので、交代しながら行うのは有効な手段)
以前に技能講習(酸欠)での心臓マッサージ講習を受けていたこと、今月頭に山岳保険(jRO)の、大城和恵先生講師による「登山での心臓突然死、起こす人の特徴と対策」の講演を拝聴していたこと、これらの経験が生きたことになります

交代で心臓マッサージを続けていると、遠くからヘリの音が聞こえてきて、大きく手を振って現場位置を伝えます
これとほぼ同じタイミングで山道を登ってきた第一陣の救急隊が入ってきてきました
知識を持っていても医療に関しては我々は素人同然、本職の方の到着で少し安堵した気持ちにはなりましたが、まだ予断が許されない状況は変わりません
我々が心臓マッサージを続けながら、消防の方によるAEDの装着が始まりました
これと同時に組立式のアンビューバッグのセット、周りにいた我々に色々と指示が飛んできます(それも完全な命令口調、命の現場では丁寧語を使う無駄は省かれていることが事の重大性を物語っているようでした)

消防も最初2人だけでしたが、ヘリからの要員降下も行われたようで、いつの間にか10人以上が集まってきています(ヘリの着陸は無理だったようです)
心臓マッサージも変わって頂きました
講習を受けたことだけがある私の心臓マッサージより、本職の方の心臓マッサージは本当に本当に力強かったです

現場ではヘリからロープを使っての収容に決定したらしく、それは専門技術で我々はただ見ていることだけしかできなくなっていますが、消防からは第一発見者、及び通報、救命措置に携わった人には残ってもらうように指示があり、勝手に立ち去ることも出来なくなってしまっています
ヘリへの収容はあっという間に終了、要救を病院へ移送させるために足早に消えていきました
その後、我々を集めて事情聴取、そして通報、救命をお手伝いして頂いたことに対してカードを頂きました

自分は医者ではないので断定はできませんが、心筋梗塞を起こした可能性が高く、体の状態から心臓マッサージが有効な手段だったと思っています
(現実的にも救急隊が到着してからも、我々に対し心臓マッサージを続けろとの指示が出ています)
自分も透析患者なので、病気に対するリスクは十分承知しているつもりなのですが(しているだけ?)、色々と考えさせられる1日であったことは確かです

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