白馬三山・白馬鑓温泉
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 2,206m
- 下り
- 2,197m
コースタイム
白馬尻小屋 04:35-04:40
岩室跡 06:40-06:50
白馬岳 08:35-08:50
杓子岳 10:20-10:30
鑓ケ岳 11:35-11:45
鑓温泉 13:30-14:30
小日向山コル15:50
猿倉荘 17:00
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
以前、テレビ東京系で放送された
登山と温泉の番組を見てからずっと行きたいと思っていた
数時間歩かないと辿り着けない秘湯の温泉。
最近では山の雑誌でも特集が組まれており
行きたいという気持ちに拍車がかかりました。
当初、高天原に行こうかと思っていたけど
山小屋の営業の関係と、遠すぎるので断念。
そーいえば白馬には行った事がないなぁ・・・・・
という訳で白馬にある鑓(やり)温泉に行くことにしました。
温泉だけではつまらないので
もちろん、白馬三山セットのガッツリ満喫コース。
前日から、白馬のふもと猿倉に移動して仮眠。
ベリーサを購入してからの初めての車中泊。
何といっても段差が無いので寝返りが出来なかなか快適で熟睡。
3時に起床して星空の下3時30分に出発です。
ライトをつけて林道を登ります。
さすが人気のコース!整備されていて歩きやすかった。
沢渡りもありましたが、木橋がかかっています。
何の問題も無く白馬尻に到着。
猿倉では満天の星空でしたが、薄っすらとガスがかかっているのか
星の数はいまいちでした。
白馬尻小屋の前には、一張りのテントがあるだけで静かです。
この辺りから大雪渓の末端があるはずなのですが
もう、ひと夏を越しているのでだいぶ融けたのでしょう。
普通の登山道を登ります。
夏場は、ずっと雪の下にあった所ですから
道が締まっていなくて崩れやすく歩きにくかった。
暗闇の中に見える目印をたどって登ります。
真っ暗なのですが、沢の方には豊かな水量の音と
白い雪渓らしきものが見えます。
歩ける場所は崩れても雪渓はしっかり下の方まで残っているようです。
沢の音を聴きながら、歩きにくい道を登り高度を稼いでいきます。
5時を過ぎると少し明るくなってきました。
東の空には、朝焼けと雲海が見えます。
山々の紅葉が綺麗でした〜白馬の中腹あたりは今が見ごろですね〜
でも雪渓登りは、まだまだ!
先週まったく同じコースを歩いたyama-chanの情報に
よると、雪渓はかなり上部に残っているのと
ノーアイゼンでOKとの事。
この情報のおかげで、荷物が少し軽くなった。
やっと、雪渓を渡りましたが
上に砂や泥が乗っていて、滑ることもなく十数分ほどで通過です。
そして岩室跡に到着。
この辺りが葱平かな?看板によると落石などがあって危険なようです。
白馬を登ってみて納得したんですが
雪渓上部のあたりは、崩落しやすくなってるんですね。
以前、葱平あたりで大規模な土砂崩れがありましたが
白馬のあたりは、一部が崩れて落石っていうよりも
ごっそり崩れそうな雰囲気があります。
危険そうな場所は、速やかに通過など気をつけないといけないですね。
天狗菱のカールを眺めながらも
あまり休憩を入れず、高度を稼ぎます
やっと、白馬岳頂上宿舎が見えてきました〜
白馬岳頂上宿舎を越え稜線にでると見えましたよ〜剱岳がドーンと!!
剱岳を見ながら、足どりは軽快に。
白馬山荘を越え白馬岳頂上に着きました〜
高曇りではありましたが
北アルプス、八ヶ岳、富士山、南アルプスも見えました。
でも、一番嬉しかったのは日本海が見えた事。
能登半島もなんとか見えました。
なぜか自分の中で山から海を見るというのは感慨深いものがあるんです。
本当に白馬岳の頂上は素敵な場所です。
ここに、居てずっとこの贅沢な景色を眺めたいところですが
自分の中での今日のメインディッシュは温泉なのです。
白馬岳を後にして
今度は、白馬三山の杓子岳、槍ヶ岳を縦走します。
ここから望む稜線に沿った登山道が良い感じ。
贅沢な縦走路を楽しみます。
しかしながら、ここからの登山道は岩屑が堆積した
ザクザクの登山道で足の踏ん張りが効かず歩きにくい。
杓子岳も、鑓ヶ岳もこんな感じです。
鑓ヶ岳の方が、少し歩きやすかったかな?
やがて分岐からあとは下るだけ。
稜線を下ると風が無くなり
暑い・・・・・
大出原という場所を下るとガスが出てきた。
このガスが、日差しをさえぎり
丁度良い環境で下ることが出来た。
この大出原、夏は花が綺麗そうだ。
途中にある、鎖場。
ここは、とにかく足元が滑りやすいので注意が必要!
鎖なんか必要ないと思える場所にも
鎖がかけてあるけど頼って間違いなしです。
下りにも飽きてきて足も痛い。
でも頭の中に、「温泉♪温泉♪」と馬の目の前に
ぶら下がったニンジンかの如く目指すものがある!
すると、ガスの中に
人工物らしき物が・・・・少しの硫黄臭も・・・
鑓温泉だ〜!!
先客は、先に追い抜いていった欧米人2人組。
「温泉最高〜ベリーグット!」みたいな事を私に伝えてくれました。
私も、パパパッと服を脱いで湯船に浸かります。
最高だ〜
ここまで頑張って歩いてきてよかった!!
ここの白馬鑓温泉小屋は9月末までの営業で小屋自体解体してしまうようで。
今は小屋の材料がブルーシートに包んであるだけだった。
シーズン中なら、女湯が内風呂であるけど
シーズンオフは管理されていない野天風呂と足湯だけ。
テント泊まりの女性は水着を持っていくと良いかも。
温泉に浸かりながらカレーを食べ至福のひと時。
ずーっとここに居たかったけど
1時間ほど、入浴して下りました。
温泉で、肩こりと足の痛みが和らいだのか
下りは快調!!!
小日向のコルまでは、ほぼ平行移動で山肌をトラバースしていく道。
紅葉をめいっぱい楽しみながら歩きました。
いたる所に、雪渓が沢山あり
白馬山系の冬の雪の深さを感じる事ができました。
中には、雪と上に乗った土や石の層があり
永久凍土の断面じゃないの?って思わせる場所も。
そして最後の登り返しを登り小日向のコルに到着。
小日向のコルから先は道の性質が変わったかのように
整備されていて非常に歩きやすかった。
適度な下りの傾斜に、自分でもありえんようなスピードで駆け下り
猿倉に到着。
白馬は北アルプスの北側に位置して
海も見え眺望も良く雪渓あり、温泉ありで楽しい山でした。
季節を変えてまた訪れたいと思いました。
「想い出の山」写真&レポートコンテスト 「山行記録部門」 by モリパーク アウトドアヴィレッジ(MOV)
温泉の気持ちよさ、とっても伝わってきました。
うらやましい!いいですねぇ!
●shirokayakさん
山雑誌で紅葉+温泉の特集を組んでいる理由が納得できた。
本当に、山を満喫できます!
暑い夏は入れないし、春山は行くのが難しい!
やっぱり温泉は秋だ〜
白馬三山、サクッと一周、お疲れ様でした。
ロン毛で後姿は山ガールさんですね。
入泉の図、とっても気持ち良さそう。
でも、え?そのまま足湯しながらカレー!
●sakusakuさん
私の身なりは
前見てガッカリなパターンですね。笑
白馬鑓温泉は本当に気持ちよかった。
食べながらは足湯だけじゃなくて
途中寒くなったので食べかけで肩まで浸かったりもしました。
ちょっと女子にはお見せできない様子ですいません。
こんばんは。
良い山歩きと秘湯でしたね。
白馬の雪渓は落石の危険があると聞いていますが・・・実際の所はどうなんでしょうか?
●kenpapaさん
レスが前後してしまいました。すいません。
このコースも20km弱となかなか
歩き応えがありましたが
やはり、途中の温泉があったために
疲労度は低かったです。
白馬は、登ってみて分かったんですが
もろくていつでもどこでも落石が落ちてくるような
感じを受けました。
やはり雪を多く蓄えていて常に地面が湿って
緩んでいるのかもしれません。
こんばんは〜raichouさん♪
温泉 付き山歩き
こういうパターンは,やっぱり男の方の特権ですね
水着着ててもお見せ出来ないわ
内風呂ではこの雄大な自然の中の雰囲気が無くなってしまうので,
こうでなくっちゃ
●kayo-piさん
たしかに、そのあたりは
男は、見られても平気なので特権ですね〜
小屋の営業期間中だと、この露天風呂は
時間制で女子専用になるみたいでした。
ちょっとロングなコースですが
シーズン中に行くことが出来るといいですね。
いつの日か、頑張って行ってみてください。
小屋の営業は終わっている、鑓温泉の硫黄のお湯 を一人占めで最高って感じがずんずん伝わって来ました !
鑓温泉から猿倉まで遠くなかったですか?
●kusmmkさん
温泉に浸かってカレーまで食べて
幸せな時間を過ごせましたよ。
相当、硫黄の成分が濃いのか
まだ、花の奥が硫黄くさいです・・・・・
普通なら、鑓温泉から猿倉は遠く感じるかもしれませんが
温泉で疲労もかなり回復出来たので
足取りも軽く、あっという間に着いたような気がします。
小日向山のコルから猿倉までの下りは
道が整備されていて歩きやすかったです。
白馬お疲れ様です。
良いですね登山プラス温泉。
温泉後の猿倉までの距離を考えると湯冷めしそうですね。
ところで早速しまむらダウンが活躍していますね。
しまらー登山の本領発揮でしょう。
●MATSUさん
私の中では、白馬は遠いイメージが強くて・・・・
(東海北陸甲信越以外の人に怒られる)
紅葉温泉セットでようやく重い腰があがりました。
温泉の湯冷めは仕方ないとしても
疲労の回復はありがたかったですよ。
しまむらのダウンですが
まだ一回の使用で耐久性については未知数ですが
岩の角や木の枝に引っ掛けて破損しても
ロープライスのため精神的ショックは低いのではないでしょうか?
いい天気 で何よりでした。
剱岳や日本海の景色が見えてウラヤマシス
紅葉は、一週間でだいぶ景色は違いますね。
大雪渓、全然短い区間だったでしょ。
猿倉荘、小屋閉めてたんですね。
来年は自分も鑓温泉に入るのを目的に白馬へ、行ってきまーす。
●yama-chan
ノーアイゼンのアドバイスは
本当に役立ちました。
白馬は、良いところですね。
人気のある山という理由がわかったかも。
今度は、是非温泉に入ってみて!
足が軽くなって帰りの道が楽になるよ。
帰りは猿倉荘の小屋じまいと重なってしまい
残念でした。
そこ!行きたいんですよねー、その温泉。
テント場が確か湯船の真下にあるんですよね?
その最高のテント場でのんびりくつろいで、ドップリと温泉に浸かりたい
山で温泉に入れるのはホントに幸せを感じますよね〜
大阪からもっと近かったら・・・
●---masa---さん
私も、八ヶ岳の本沢温泉行きたいです〜
でも、なんとなく遠く感じてしまう。
本沢の方が白馬より近いのかなぁ?
テント場は、おっしゃるとおり
この露天風呂の直下にあります。
最高のテント場かもしれませんね〜
たしかに大阪からは遠い。
移動コストも時間もかかるなぁ〜
温泉超気持ち良さそうですね〜
湯加減はちょうどいいんですかね〜
私だと一度温泉に浸かったらもう歩く気力が
無くなるような気がします。
しかし一度は入ってみたいです。
●namekojiruさん
温泉の温度は、44度くらいと聞きましたが
外気が、樹木が紅葉しているくらいなので
今の時期は、外気とお湯のバランスが
丁度良いかもしれませんね。
温泉に浸かると、歩きたくなくなるって
いうのもよく理解できます。
泉質が濃いので、湯負けする人も居そうです。
raichouさん、こんにちは。
鑓温泉独り占めはいいですねぇ♪
見ててウズウズしてきちゃいました。
横浜の人間としては白馬はやっぱり遠いイメージなので
未だ行けてないんですが、raichouさんのレコ見てたら・・・
タイミング合えば近々行っちゃうかも。。。
レコ参考にさせていただきます!
おつかれさまでした〜
●puyoさん
ブラックベアのpuyoさんこんにちは!
私でも、白馬は遠いイメージでしたが
簡単に行けるようになりました。
長野道の豊科ICから1時間弱ですよ。
是非是非!行ってください。
日は短いですが午後の雷雨に泣かされない
行動時間が長く取れる秋がお勧めですよ〜
レコの注意点ですが
最後の小日向山のコルから猿倉までは
駆け下りています。
raichouさん、こんばんは。
白馬お疲れ様でした。
この三山周回ルート私もお気に入りです
鑓温泉いいですね
日帰りだとなかなか入れませんが。
サクッとカレー付で入浴さすがです
この時期の腐っている雪渓はチョッと注意が必要ですね。
●kankotoさん
白馬三山を今回、初めてまわりました。
本当に素晴らしい山々ですね〜
雪渓ですが、未明に通過したのが良かったのか
しっかり締まっていて歩きやすかったです。
それから、この時期は
温泉、無料なのが嬉しいですね。
少しの時間、汗を流すのにも躊躇しなくても良いです。
そのかわり脱衣所も何もありませんけどね〜
raichouさん、はじめました。
raichouさんの記録を拝見して、
絶対行きたくなり、
このコースにチャレンジしてきました。
道中は、寒さで凍えましたが、
縦走後の鑓温泉は、最高ですね!! 私は、足湯だけでしたが。。。。
有難うございました。
歩行時間も参考にさせて頂きました。
●Jack-chan
お疲れ様です〜
Jack-chanも、結構きついところ登っていますね。
私の山行記録が少しでも役に立ってよかったです。
私も、同日に焼岳に行きましたが
その日の山頂は、めちゃめちゃ寒かった。。。。。。
私が白馬へ行った時は、ライトダウンだけでも充分でしたが
かなり寒い空気が入ってるみたいですね。
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