奥多摩でイタ飯！高水三山。寒山寺駐車場〜岩茸石山〜惣岳山 周回

2016年03月06日(日) [日帰り]

• GPS: 07:12
• 距離: 12.1km
• 登り: 866m
• 下り: 867m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:01
• 休憩: 1:10
• 合計: 7:11

8:23 寒山寺駐車場
8:55 8:57 軍畑駅
9:29 9:29 高源寺
10:47 11:19 常福院
11:28 11:28 高水山
11:57 12:30 岩茸石山
13:15 13:16 馬ぼとけ峠
13:24 13:24 馬仏山
13:50 13:52 惣岳山
15:01 15:01 御嶽駅
15:32 15:32 寒山寺駐車場
15:34 ゴール地点

天候

晴れ、午後からは曇り。
一日を通して暖かい日でした。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

登山口はへの最寄りは御岳駅か軍畑駅です。
駐車場は御岳駅付近に有料駐車場が数件ありますが駐車料金は各駐車場に依って異なります。

御岳駅から一番近い無料駐車場は駅から見て川の対岸にあります。
しかし5〜6台ぐらいしか停められず この日は既に満車でした。

自分達が停めた寒山寺駐車場は40台ぐらい停められる駐車場です。
8時を過ぎた辺りで釣りやボルダリングの人達の車で直ぐにイッパイになりました。

コース状況／危険箇所等

木の根が多い所もありますが、比較的歩き易い登山道です。
水捌けが良いらしく泥濘んだ所もありませんでした。

何ヵ所か登山道に面した斜面に大きな岩があります。
転がってこないとは限らないので落石には注意して下さい。

軍畑駅からのハイキングコースは歩道を歩く為に車道を渡る所もあります。
頻繁に車の往来があったので気を付け下さい。

その他周辺情報

軍畑駅の前にパン屋があります。

御岳駅の近くにセブンイレブンがあります。
沢井駅と御岳駅の間だの青梅街道沿いには食堂や宿泊施設も何軒かありました。

ケーブルカーは３月末まで休行中です。

近くに入浴施設があるみたいですが、今回は利用していません。

写真

3/6 7:41

今日は初めて奥多摩にやって参りました。
デビュー戦は高水三山の周回ルートです。

3/6 7:41

高水三山の登山口は御岳駅と軍畑駅の近くにあります。
車で来られる場合は軍畑駅周辺には駐車場がありません。

3/6 7:42

なので御岳駅付近の駐車場に車を停めて、電車で軍畑駅に行き御岳駅側で下山するのが一般的なルートだそうです。

3/6 7:42

こちらは寒山寺駐車場。
御岳駅と軍畑駅の中間にある無料駐車場です。トイレ完備。

3/6 8:43

駐車場から沢井駅までは徒歩で15分ぐらい、軍畑駅までは30分弱。
当然 電車代を浮かせる為に歩きます。

3/6 8:47

多摩川と青梅街道を渡り、軍畑駅までは長い急坂を登ります。

3/6 8:50

軍畑駅に到着、…既に疲れました。
駅前を右に行き踏み切りを渡ると下り坂になります。

3/6 9:01

下った所です。
この道は右に行きます。

3/6 9:01

指導標の下に小さく案内されています。

3/6 9:09

ここは歩道をそのまま行ってしまわない様に、下の車道の方に行きます。

3/6 9:11

失礼ながらとても国営の施設には思えない奥多摩美術館前を通過。

3/6 9:14

平溝橋を渡る手前を左に、平溝通りを行きます。

3/6 9:23

よくpaechyさんが文句を言わずに歩いてるなぁ…、と感心します。

3/6 9:26

去年の10月にツキノワグマ目撃の通報が2件あったとの事です。

3/6 9:27

分岐を右に行きます。
高水山登山道入口の看板もあります。

3/6 9:28

高源寺に到着。
山門の左に見える茶色い小屋がトイレの様です。

3/6 9:28

古いお寺の様で建立されたのは存じませんが400年以上前には既に在ったとの記録か残っているそうです。

3/6 9:28

また、松尾芭蕉の俳句である事でも有名で山門の左奥にある石の横に句を書いた立札があります。

3/6 9:29

そんな歴史あるお寺も素通りです。
人工物には興味を持ちません。

3/6 9:30

スタートしてから60分経過。
…眈々と舗装路を登っています。

3/6 9:32

本数は少ないですが麓は梅の花が満開です。

3/6 9:32

…眼中にない様です。

3/6 9:33

早くも高水山一合目の石柱。

3/6 9:34

河津桜は五分咲きぐらい。
paechyさんは木の下から写真を撮っています。
何故か桜には喰い付きました。

3/6 9:37

二合目の石柱。
擁壁の上にあるので見過ごす処でした。

3/6 9:40

やっと登山道です。
何とも言えない疲れがありますが山登り開始です。

3/6 9:42

この高い堰堤を右岸の階段で越えて行きます。

3/6 9:46

デカい岩が登山道に転がってきそうです。

3/6 9:46

上の方にもスタンバイしているので落石に注意しましょう。

3/6 9:49

登山道は岩と木の根が地面から出ていますが泥濘もなく比較的歩き易いです。

3/6 9:50

おそらく三合目の石柱。
三合目とは書いてないので暫定です。

3/6 9:51

続いて四合目の石柱。
三合目から距離にして20mぐらい。
…やっぱり見落としたかな。

3/6 9:59

五号目の石柱。
草に埋もれていて見過ごす処でした。

3/6 10:13

またもや合目数の無い石柱。
六号目かな…。

3/6 10:13

左にも道があるので行ってみました。

3/6 10:15

50mぐらい行くと行き止まりです。
錆びた鉄骨が放置されていたので昔の作業道ですかね。

3/6 10:18

そして六号目の石柱。
やはり三合目の石柱は見落とした様です。

3/6 10:22

六号目に来てようやく休憩するベンチがあります。

3/6 10:24

七号目の石柱。

3/6 10:24

七〜八合目までの登りがちょっとキツかったです。
この辺が頑張り処でしょうか。

3/6 10:30

八号目の石柱。

3/6 10:35

休みたいと思うちょっと先にこの様なベンチがあります。
有り難いです。

3/6 10:38

九号目の石柱。

3/6 10:40

先の方に建物が見えてきました。

3/6 10:42

成木バス停方面に行くと駐車場があります。
地図に記されていますが高水山は山頂下の常福院まで車で来れます。

3/6 10:43

何とステンレス製の日の丸国旗です。
裏は日章旗でした。

3/6 10:43

手摺りや外灯もステンレス製。
純和風とメタルのコントラストが斬新です。

3/6 10:44

常福院の山門をくぐります。

3/6 10:45

山門の右には猪に乗った阿修羅観音。

3/6 10:45

左は金剛力士が睨みを効かせています。
無敵の最強タッグです。

3/6 10:46

本尊には浪切白不動明王が祀られています。
不動堂の前にある3本の剣は、荒浪を切り抜け困難を乗り越えると云う意味があるそうです。

3/6 10:48

この鐘は撞いてはいけません。
でも、どうしても撞きたかったら願いを込めて一度だけ撞いて良いと書いてありました。

3/6 10:48

何と心の広い住職さんでしょうか。

3/6 11:16

不動堂の裏手に廻るとトイレがあります。
男女別の水洗トイレです。

3/6 11:23

常福院と高水山々頂の間に広い休憩スペースがあります。

3/6 11:23

東屋もあってここで昼ご飯でも良いと思いましたが見晴らしの良い岩茸石山まで行く事にします。

3/6 11:28

まずは一山目、高水山に到着しました。
山頂はあまり広くはなく眺望もイマイチです。

3/6 11:28

カエルの頭上にあるABCって何か意味があるのでしょうか。

3/6 11:33

岩や木の根が多いので下りが落ち着くまでは注意して下さい。

3/6 11:38

岩茸石山が見えてきました。
コースタイムを見るとそれ以上に遠くにある様に思えます。

3/6 11:44

更に下ります。
岩茸石山は高水山よりも若干 標高が高いので気が重くなります。

3/6 11:45

案の定、急登が待ってます。

3/6 11:45

歩く所に木の根が集中し、ご丁寧に巨岩が鎮座しております。

3/6 11:48

上から見ると中々の急勾配。

3/6 11:51

霞がかっていましたが山が沢山望めて素晴らしい所ですね。
事前に周りにある山も勉強しておけば善かった。

3/6 11:52

二山目の岩茸石山に到着しました。

3/6 11:53

平らなベンチがあったのでここで昼ご飯にします。

3/6 12:09

Paechyさんリクエストのリゾットを作ります。
具はシメジとベーコンです。

3/6 12:11

焼いたバケットに載せて食べました。
チーズとパンの香ばしさが堪らないです。

3/6 12:26

メインは鶏むね肉をオリーブオイルとバジル、
ニンニク、鷹の爪と漬け込んで一晩置いたのをクッカーで焼きました。

3/6 13:11

お腹もイッパイになったので惣岳山に向けて山歩きを再開します。

3/6 13:14

こんなのが落ちてきたら一堪りもありません。

3/6 13:19

同じ日に丹沢で落石に遭い亡くなられた方が居られたと翌日知りました。

3/6 13:24

僕はまだ歩いた事のないルートですが丹沢ではそれほどマイナーなルートではなかったと思います。

3/6 13:27

山行内容を見る限りでは経験ある登山者とお見受け出来ました。

3/6 13:27

そんな方でも今回の様な不慮の事故に遭われてしまう、と云う事を忘れてはいけませんね。

3/6 13:33

整備された登山道でも危険といつも隣り合わせである事を再認識させられました。

3/6 13:34

何気なく歩いている道の横の岩は崩れてこない保障は何処にもありません。

3/6 13:34

登山道に石が落ちていれば、ここは落石がある。
と思うくらいの心掛けがあっても善いと思います。

3/6 13:35

今回お亡くなりになられた方のご冥福を心よりお祈り致します。

3/6 13:45

惣岳山の山頂下です。
捲き道がありますが三山コンプリートするには登る以外に選択肢はありません。

3/6 13:48

惣岳山に到着。
三山目の頂きも無事踏めました。

3/6 13:48

山頂は広々していてベンチも幾つかありました。
木々に囲まれ景色は皆無です。

3/6 13:48

青渭神社。
中にはオオクニヌシノミコトが祀られています。

3/6 13:49

大国主命は因幡の白卯の話でウサギを助けた神として出てきます。

3/6 13:56

惣岳山の山頂から少し下ると青渭の井と云われる霊泉が湧いてます。

3/6 13:56

涸れる事がないと云われる水は少し澱んでいます。
柄杓がありますが僕には飲む勇気が湧きません。

3/6 13:56

説明書きもありましたが使用方法は記されていません。

3/6 14:08

実に美しい道です。
奥多摩の山はどこか気品があります。

3/6 14:10

この辺りには福島と書かれている木が複数ありました。

3/6 14:10

面倒になったのか島が省略された様です。

3/6 14:25

ついにはカタカナになりました。

3/6 14:40

年始めの高尾山から歩く事が増えた関東ふれあいの道。

3/6 14:41

沢井駅に向かう分岐がありますが今回は御岳まで行きます。

3/6 14:54

眼下に麓の街が見えてきました。

3/6 14:58

御岳駅側の登山口に下りて来ました。

3/6 14:59

慈恩寺の左脇が登山口になってます。
お寺を背に青渭通りを右に行くと御岳駅です。

3/6 15:18

寒山寺駐車場までは青梅街道を渡り多摩川沿いに遊歩道を歩きました。

3/6 15:25

御岳渓谷は釣り人とボルダーで賑わっていました。

3/6 15:26

山中にあった福島とは無関係でしょうか。
とても気になります。

3/6 15:28

吊り橋を渡って駐車場がある対岸に向かいます。

3/6 15:29

上に見えるのが寒山寺。
ここから登る坂がまたキツいです。
下山した後の登り坂は精神的に追い込まれます。

3/6 15:44

何とか駐車場に到着してゴールです。

撮影機器：

LUMIX DMC-FT2 パナソニック

AQUOS ZETA SH-01G シャープ

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 靴 ザック 飲料 コンパス ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 タオル ストック

共同装備

昼ご飯 行動食 非常食 地図（地形図） ガイド地図（ブック） カメラ

感想

peachy

takeshimaru、今回も計画からレコまで、そして最高の山ごはんをどうもありがとう(^o^)

今回は天気予報に従って、秩父か奥多摩なら雨マークがなさそうということで、行き先が決まった高水三山。
思ったよりも舗装道路歩きが長く、今日はこのまま道路だけでいいんじゃないの？と思った頃に登山口登場。
奥多摩では人気のコースと聞いてきたのに、他に登山者は見えずちょっと淋しいかも…、と思いながら登っていましたが、常福院あたりから人に会い始めて気持ちも明るくなっていきました。お寺はとても雰囲気が良くて、境内でいつまでも日向ぼっこをしていたいくらい。
長く歩くのが苦手な方は、三山を歩かず常福院を目的地にしてもいいかもしれませんね。
でも、そのあとのコースも稜線歩きがあったり、軽く急登があったりと楽しく歩くことが出来ました。

でも何と言っても今回のメインは、takeshimaruがやってくれた山ごはん♪
とっても美味しくて楽しくて最高だった！
リゾットだけで十分嬉しいのにバケットにのせるなんておしゃれな食べ方をさせてくれて、さらに前日から仕込んできてくれた鶏肉のおいしいこと！ほんとにどうもありがとう♪次も期待しちゃいま〜す(笑)

takeshimaru

今回のルートは登山口まで車道歩きが長く、ほぼ登り坂で辛いものがありました。
ソールの硬い登山靴での舗装路はとても歩きにくいので、個人的にはあまり好きではありません。
この逆ルートで登る場合は軍畑への車道が下りになるので楽だと思いますが、惚岳山と岩茸石山の下りの岩場は注意して下さい。補助の鎖等はありません。

歴史ある寺院を参拝し、美しい杉や檜の森を歩き、山頂から景色も楽しめる。
高水三山は、駅前登山ながら実に贅沢な山行を過ごせる所でした。